新生活応援家電セット購入時の注意点と家電量販店での値引き交渉テクニック
大学進学・転職・転勤・結婚など、これから始まるワクワクドキドキの新しい生活に必要になってくるのが「家電」です。
「新生活でお金がたくさんかかるから、少しでも安く家電を買いそろえたい!」
イチから家電をそろえるとなるとかなりの金額になってしまいますし、選ぶのにも時間がかかってしまいます。
そんなときは、ビックカメラ・ヨドバシカメラ・ノジマ・ケーズデンキといった家電量販店が打ち出している「新生活応援家電セット」を購入するのもひとつの手です。
この記事では、家電アドバイザーの視点から以下の点をお教えしたいと思います。
- 新生活に必要な家電リスト
- 家電をお得に買える時期
- 「新生活応援家電セット」の注意点
- 家電量販店での値引き交渉テクニック
それではさっそく見ていきましょう!
新生活を始めるために必要な家電リストランキング
「新生活って、どんな家電をそろえればいいんだろう?」
初めてひとり暮らしをするなら、いったい何を買ったらいいのかわからないですよね。
必要だと思う家電リストをランキング形式にしてみましたので、ご覧ください。
- 第1位:電子レンジ
- 第2位:冷蔵庫
- 第3位:洗濯機
- 第4位:掃除機
- 第5位:照明
- 第6位:電気ケトルまたは保温ポット
- 第7位:エアコン
- 第8位:炊飯器
- 第9位:空気清浄機
- 第10位:オーブントースター
全部買っていたらお金がいくらあっても足りませんから、どうしても必要だと思われる家電を最初に「リスト化」してみることが大切です。
本当に必要なモノだけ、最低限そろえましょう。
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電子レンジ
新生活を始めるにあたって、もっとも必要なのは「電子レンジ」です。
料理をしない人でも、冷凍食品やお弁当をレンジでチン!すれば、とりあえずご飯は食べられますからね。
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冷蔵庫
ひとり暮らしでワンルーム~1DKぐらいの部屋に住むのであれば、小さい冷蔵庫を選ぶと上部に電子レンジを置けるので使い勝手がよいです。
保存が効く冷凍食品なども入れておくことができますし、気分爽快したい時のビールも冷やしておけます。外での飲み代をグッと減らすことができます。
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洗濯機・掃除機
洗濯機は近くにコインランドリーがあれば必要ないですし、掃除機もクイックルワイパーやほうきがあれば足りるかもしれません。
仕事や生活スタイルに合わせて必要かどうか検討しましょう。
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電気ケトル・保温ポット
すぐにお湯が湧くケトルは非常に便利ですが、友達などがたくさん来るときは保温ポットのほうが便利です。
たまにコーヒーやお茶を飲んだり、カップラーメンを作るぐらいであればコンロでお湯を沸かしたほうが安上がりかもしれません。
照明・エアコン・空気清浄機・トースター・炊飯器
照明やエアコンは部屋に最初から付いていれば買いそろえなくてよいですし、空気清浄機も花粉やハウスダストアレルギーなどに不安がなければ要りません。
トースターもレンジや魚焼きグリルで十分です。自炊するのであれば炊飯器はあったほうがよいでしょう。
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家電が安く買える時期はいつなのか
家電がもっとも売れる時期は12月のボーナス時期から年末です。
でもその時期に売れなくて残っている家電が、春先になるとガクッと下がることがあるのです。
いつも高くて手が届かないと思っている家電があったら、決算時期と売れ残り時期が重なる2〜3月の春先を狙いましょう。進学・就職などの新生活をスタートさせるときはちょうどよいですね。
新生活応援セット購入時の注意点
ちょうど家電が値下がりする2〜3月頃に、「新生活応援セット」が出てきます。
バラバラに買うよりは、この新生活応援セットのほうが安いのは間違いありません。新生活の準備時期はあわただしいですから、選ぶ手間も省けます。
ですが、冷蔵庫も洗濯機も電子レンジも掃除機も全部同じメーカーになってしまったり、必要かどうかわからないもの、ほしくないものを妥協して買うことにもなりかねません。
けっこう安っぽい製品がついてきたりしますね・・。
ほしい商品があるなら、単品でひとつずつ選んで買ったほうが満足度の高い買い物をすることができます。
性能より値段重視で、かつ選んでいる時間がなければ「新生活応援セット」はおすすめですが、こだわりがあるなら「必要なものリスト」を見ながらひとつずつ選びましょう。
家電量販店でお得な商品を見つける方法と値引き交渉テクニック
家電をひとつずつ選ぶときにできるだけ安価におさえる方法と、家電量販店での値引き交渉テクニックをご紹介したいと思います。
こちらの記事も合わせてご覧ください。
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1個ずつではなく、まとめて一気に買ったほうがお得
家電は狙い目の商品を1個だけ買うのではなく、まとめて買ったほうがとってもお得です。
過去に何度かまとめ買いをしたことがあるのですが、そのときは1人の店員さんをつかまえて、お互い電卓を持ちながら店中を歩きまわって万単位で値引きしてもらいました。
トータルすると、ネットでバラバラに買うより安くなったほどです。
ビックカメラやヨドバシカメラにはまとめ買いの相談サービスがあり、家電全般に豊富な知識をもつ店員さんが買い物に付き合ってくれます。
店舗によっては予約が必要ですが、予算内に収めたいときはその範囲内でベストな家電をチョイスしてくれるので利用しない手はありません。
大型家電と一緒に買って配送枠をキープする
大型家電は、1日の配送枠が決まっています。また「5万円以上で送料無料」というような条件がついている場合があります。
2月下旬〜3月は新生活を始める人であふれかえるため、配送が激混みになって予約が取れなくなることもあるんです。
まとめ買いするなら、まずは冷蔵庫や洗濯機など大型家電の配送枠をキープしておきましょう。
大型家電を買えば、小物類もまとめて届けてもらえます。新生活スタートまでに時間がなければ、早めに希望の配送日を押さえておきましょう。
エスカレーター前にはお得商品がたくさん!
家電量販店では商品陳列に工夫をこらしていて、エスカレーター付近エリアに一番気を使っています。
最も人の目がつきやすい場所に、最新機種や格安の目玉商品が並んでいることが多いのです。
「一体どれを買ったらお得なんだろう?」と迷ったときは、ぜひエスカレーター付近の特設コーナーをのぞいてみてくださいね。
と言っても人気が出ずに売れ残ってしまった商品もあるので、「安物買いの銭失い」にならないように気をつけましょう。
最初から値引き交渉しない!まずは店員さんと仲良くなろう
「この電子レンジ、価格ドットコムより高いから、1万円値引きしてください。」
なんて、店員さんを呼んですぐに値引きの話をしてもまったく相手にされず、交渉失敗に終わることのほうが多いです。不審がられてイヤイヤながら対応されると思います・・。
店員さんに話しかけたあと、どんな商品を探しているのかをきちんと伝え、その商品の説明をじっくりと聞いてみましょう。
私が家電量販店で買い物をするときは、パンフレットとメモ帳を片手に、店員さんの話を聞きながらメモを取っています。ものすごい買う気満々で熱心なお客さんであると見せることが大切なんです。
カネカネ〜!っていう客より、本当にこの商品を気に入って買ってくれたほうが店員さんだって気持ちいいはずですから。
店員さんも、生身の人間です。
たくさん質問してコミュニケーションを取りながら、最後にさり気なく値引き交渉をしてみてください。
以前はネット通販の価格と比べても、「うちは店舗なのでネット価格とは比べられません。」と突っぱねられたことが多かったのですが、最近はネットも意識して価格を出してくれることが多くなりました。
商品価格だけ見ればどうしてもネットのほうが安く感じてしまいますが、長期保証・配送料・設置サービス・使わなくなった家電のリサイクル料金・引き取り料などを含めると、リアル店舗のほうが安く買えることが多かったです。
スマホで価格.comやAmazonの値段を調べて、店員さんに画面を見せながら交渉してみましょう。
仲良くなっていると「それじゃ、頑張ってこのぐらいで・・。」なんて、すっごい値引き額を引き出すことだってできたりするのです。
時間の許す限り近くの競合店舗を回る
これ以上は無理というぐらいまで限界まで値引きしてみたら、時間の許す限り、近くの競合家電量販店にも足を運びましょう。
私がスチームオーブンレンジを買ったときのことですが、最初はヤマダ電機に行って値引き交渉してみました。
「ビックカメラにも行ってきますが、むこうで値引きできなかったらまた戻ってきますね。」
店員さんも他店と競合することは十分わかっており、まったくイヤな顔はされません。
ヤマダ電機の見積額をビックカメラの店員さんに伝え、同じく値引き交渉してきました。
ビックカメラではさらに安い値段で提示されたのですが、「もうちょっと考えさせてください」と、再びヤマダ電機に戻って交渉。最初の交渉時からさらに安くしてもらいました。
名刺をいただいておき、再度交渉するときは同じ店員さんと話すことがポイントです。
家電量販店が密集しているエリアで使えるテクニックですが、ぜひ数店舗を2〜3往復して他店より安い価格を引き出し、1円でも安くゲットしてください!
金額交渉が終わったらポイント還元も狙う
金額交渉で粘りにねばって、「もうこれで限界です。赤字になっちゃいます!」と店員さんに言われたら、値引き交渉は終了です。
でも、実はまだ粘れる余地があります。
「あと1%だけ、ポイント還元率を増やすことってできませんか?またポイントで買いに来ますので!」
ポイント還元があるお店ですと、現金値引きだけにすると損する場合が多いのです。しかし、ポイント還元率は増やしてもらうことができたりします。
やっぱりお店側としても、再びお店にポイントを使いに来てほしいんですよねぇ。そこが狙い目です。
「また買いに来ます〜!」と、熱意を込めて伝えてください。
若い店員さんだったら、「確認してきます、もう少々お待ち下さい。」と、さらに頑張ってくれる場合もあります。ベテランの店員さんであれば、その場で対応してくれることも多いです。
現金値引きのあとは、ポイント還元率まで交渉してみてください。
まとめ買いをしたら食料品や日用品まで交渉してみる
大型家電から小物家電まで、家電リストをもとに買いそろえてひと安心〜!ってしたくなりますが、新生活は家電以外にも、お米・食器・洗剤・シャンプーなどいっぱい必要な物があります。
今はビックカメラやヤマダ電機などでも、「ここはスーパーかよ!」と思うぐらい食料品や日用品を多数取り扱っています。
そんな店舗で買い物したら、「これ、どれか1つサービスしてもらえませんかね?」と交渉してみてください。
まとめ買い中の談話ですでに熱い信頼関係が築けているなら、「新生活の応援も込めて・・。」と値引きに応じてくれたり、1つぐらいサービスでとプレゼントしてくれるかもしれません。
こればっかりは、お店のご厚意や店員さんの人情によるところも大きいのですが、
言わない手はありません!
私はこのテクニックを使って、けっこうたくさんの日用品をゲットしています。
お金がない新生活の時期に、1つでも食用品や日用品を安く手に入れるようにしてみてくださいね。
値引きテクニックのコツは店員さんを味方にすること
新生活ってものすごいお金がかかりますし、時期的に気持ちもとっても焦っている時期です。
時間もお金もない!
焦っているときは「つべこべ言わないで、値引きしろ!」と言ってしまいたくなる気持ちもすっごいよくわかります。
私も時間に追われる引越しをするたびに泣きながらすっごい焦っていましたもん・・。
でも、やっぱりどうせ買い物をするなら、気持ちよくお金を使いたいじゃないですか?
だから機械的に値引きをするのではなく、店員さんにプラスでポジティブな気持ちでお話してください。
こちら側の熱い買いたい意思を見せながら、気持ちよくコミュニケーションしてみましょう。
「新生活って言っても、急な辞令が出て単身赴任で大変なんだよ〜!」
「もう、悲惨な話、店員さん聞いてよ〜!」
世間話に行く感じで、全然いいんですよ(笑)そんな会話のやり取りから、自分にぴったりの家電が見つかる場合もありますからね。
最も有効な値引きテクニックは、店員さんを味方につけること
新生活、緊張でドキドキして、ぐったり疲れ果ててしまう時期ですが、これからの未来のために使うお金も大切です。
いい店員さんを見つけて、自分のワクワクでドキドキの未来の話をしながら楽しく買い物できるといいですね。
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