冷蔵庫の上手な選び方。買った後や買い替え後に後悔しない4つのポイント
私たちが生きていく上で欠かせない食べ物を、新鮮に保ってくれる頼もしい存在が「冷蔵庫」です。
大家族で二台持っている方も、少なくないのではないでしょうか?
冷蔵庫は年単位で買い換えるような家電ではなく、長ければ10年以上お世話になる家電です。価格も決して安くないため、買った後や買い替えた後にゼッタイ後悔したくないですよね。
冷蔵庫の上手な選び方のコツを知っておけば、買った後でも後悔することはありません。
一人暮らし、二人暮らし、3〜4人家族、大家族など、自分のライフスタイルに合った冷蔵庫を選ぶために、次の4つのポイントをシッカリ押さえるようにしましょう。
買った後に後悔しない!冷蔵庫を上手に選ぶための4つのポイント
24時間止まることなく、長年の間お世話になる冷蔵庫は、本気で選ぶポイントを押さえたほうがいいです。
「なんでこんなの選んでしまったのだろう」と、買った後に後悔しないために、冷蔵庫を上手に選ぶための4つのポイントはこちらです。
冷蔵庫選びのポイント1:冷蔵庫の容量選び
冷蔵庫の選び方の中で、最初に取り組むべきは、家族構成やライフスタイルから容量を決めることです。
実は、一般的に使える「冷蔵庫の容量目安計算式」というものがあります。
70L × 家族の人数 + 常備品分(100L)+ 予備(70L)
例えばですが、家族が4人の場合、70L×4人+100L+70L=450L、3人の場合、70L×3人+100L+70L=380Lとなります。
あくまで目安の容量なので、週末にペットボトルやビールなどまとめ買いすることが多いようなライフスタイルの場合、もう少し大きい容量が必要かもしれません。計算式+100Lがおすすめです。
計算式で出した値を元に、家族構成やライフスタイル別のおすすめ容量の目安は、以下の通りです。
家族構成(ライススタイル) | おすすめの容量 |
---|---|
1人暮らし(外食派) | 100〜200L |
1人暮らし(自炊派) | 200 〜290L |
2人暮らし | 310〜360L |
3人暮らし | 380〜430L |
4人暮らし | 450〜500L |
5人以上、複数世帯 | 600L〜 |
家電量販店に行くと、天井付近に「2 〜3人:〜400L」とパネルに書いてある場合が多いです。
家電量販店の方が、あなたのライススタイルを知っているわけではありませんので、自分のライススタイルから、必要な容量を自宅で割り出してから行くとブレることがありません。
ただし、容量はあくまでも目安です。
冷蔵庫は長く使うからこそ、今後10年のライフプランから選ぶことも大切です。
新婚さんは将来家族が増えることを考えたり、子供が食べ盛りになって容量が足りなくなる恐れがあります。現在の家族の人数だけではなく、将来を見つめながら選ぶようにしましょう。
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冷蔵庫選びのポイント2:買う前に設置場所や使う人の身長を確認
冷蔵庫を買う前に、冷蔵庫そのものの大きさだけではなく、設置場所をしっかり確認しておくことが大切です。
冷蔵庫を置いても周りにすき間がないとうまく放熱できず、冷蔵庫の機能が落ちて冷えにくくなってしまいます。設置場所に放熱スペースを確保する必要があります。
設置スペースの他にも、「あら、1番上の段に手が届かないわ!」と買った後にならないために、使う人の身長を考えることも大切です。
設置スペースのコンセントが左右上下どこについているのか、冷蔵庫を買った後に「入らなかった!」とならないためにも、コンセントの位置や搬入経路なども事前に確認しておきましょう。
冷蔵庫選びのポイント3:扉の開き方を確認
容量やカタチやサイズなども選ぶときに大切ですが、扉の開け方もとても大切です。扉のタイプには大きく分けて3種類あります。
1.片開き(左開き/右開き)
冷蔵庫でいうと、このタイプを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
「右開き」は、左から右に向かって開くドアで、「左開き」は、右から左に向かって開くドアのことを指します。家電量販店では「右開き」が圧倒的に多いです。
片開きの場合、冷蔵庫の前に扉をあける十分なスペースが必要になります。
右側に壁が来る場合には「右開き」、左側に壁が来る場合には「左開き」のタイプがおすすめですが、とてもわかりづらいので、事前に設置場所の壁を確認し、店員さんに聞くのが確実です。
2.両開き
家電メーカー「SHARP(シャープ)」だけが販売している『どっちもドア』という、どちらからでも開くことのできる冷蔵庫のことです。
「どっちでも開けられるって便利じゃん!」と思いますが、気分によって開く向きを変える人はほとんどいないため、あまり人気はありません。
冷蔵庫の両側から開けられるスペースがある場合や、転勤や引越しが多く設置場所が頻繁に変わる方におすすめです。
キッチンの広さや冷蔵庫を置く場所によって選ぶ扉の種類も変わってきます。どれが自分にとって使いやすい扉なのか、よく考えてみましょう。
3.観音開き(フレンチドア)
片開きや両開きタイプよりも、開けるスペースが狭くて済みます。半分開けるだけで冷蔵庫内の食材がとれるので、省エネにつながります。
ただし、真ん中に置いてあるものを取り出すときは、両方のドアを開けなければならないことも。
最近のオシャレで人気のある高級冷蔵庫は、観音開きが主流となっていますが、どちらの扉も開けるため、設置スペースの確認が必要です。
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冷蔵庫選びのポイント4:統一省エネルギーラベルを確認
冷蔵庫は家庭内の消費電力がもっとも高いです。24時間つけっぱなしで消すわけにはいきませんので、省エネ性能はとても大切です。
家電量販店に行くと、冷蔵庫のドアに緑色と星が描かれたラベルを見たことありませんか?そのラベルが「統一省エネルギーラベル」というものです。
政府が定めた省エネルギーの目標基準をその家電がどれだけ達成しているか表示しているもので、省エネ評価が高い順に、星が1~5までつけられます。
「省エネ基準達成率」は、省エネ法に基づいて決めた“省エネ基準(目標値)”をどれくらいクリアしているかを%で示しています。数値が高いほど省エネ性能が高いです。
1年間に消費する電力量である「年間消費電力量(kWh/年)」は、値が小さいほど省エネ性能に優れています。
一般的に、容量が大きいと消費電力量も大きくなりますが、最近は逆転している場合もありますので、よく確認するようにしましょう。
5つ星の冷蔵庫は非常に省エネ性能が高く、おすすめです!4人家族で使うような冷蔵庫でも、年間の電気代が7,000円程度のものもあり、10年前の製品を買い替えるとすれば、電気代の節約が大幅に期待できます。
購入するときは、このラベルは必ず確認したほうがいいですよ。何も考えなくても勝手に節電してくれますから、買うときぐらいは真剣に考えるようにしてみましょう。
冷蔵庫は大切な家族。長年お世話になるからこそしっかり選ぼう
冷蔵庫の選び方で大切な4つのポイントをまとめると、「容量」「設置場所」「扉の開き方」「省エネ性能」です。
4つのポイントのうち、容量、設置場所、扉の開き方は自宅でメモをしたり、今ある冷蔵庫や設置スペースをスマホでパシャリと写真におさめてから出かけると、スムーズに選ぶことができます。
省エネ性能は環境によっても変わってきますが、最後に迷ったときに選ぶときのポイントとして残しておきましょう。
冷蔵庫は買う方も大変ですが、冷蔵庫を搬入する方も一生懸命運んできてくださいます。
汗水垂らしながら大切に運んできてくれたのに、「ごめんなさい、入りませんでした。」と返品するようでは、いろんな方にご迷惑をかけることになります。
その分、選ぶ方が真剣になって自分にあった冷蔵庫を選ぶことによって、双方にとってハッピーでぴったりな1台を見つけることができるでしょう。
長く使うからこそ、カラーやデザインが気に入った!という、インスピレーションも大切ですね。好きなもの、気に入ったものこそ大切に使うからです。
「家族の一員」を迎えるような温かい気持ちで、冷蔵庫は真剣に、そして楽しく選ぶようにしましょう。
冷蔵庫選びの参考に
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