【2023】加湿空気清浄機おすすめランキング-人気メーカー「シャープ」「パナソニック」「ダイキン」3社比較
「花粉がすごい!鼻がムズムズしてかゆい!」
「部屋中乾燥していて、喉が痛くて風邪引きそう。」
春は花粉・PM2.5・黄砂に悩まされ、冬は浮遊ウィルスで風邪やインフルエンザにかからないかと心配になってきます。
ペットを飼っている方やタバコを吸われる方は、部屋のニオイも気になりますよね。
そんなときに用意しておきたいのが「空気清浄機」や「加湿機」です。でも狭い部屋に2台も置いたら、部屋中が家電だらけになり電気代もかかります。
空気をキレイにして加湿もしてほしい! そこで活躍するのが2台で1役の「加湿空気清浄機」です。
家電量販店を巡って店員さんにいろいろ教えていただき、加湿空気清浄機を選ぶポイントをまとめてみました。後半ではメーカー3社を比較したランキングをご紹介しています!
加湿空気清浄機を選ぶポイント4つ
最も大切なポイントは「空気をきれいにできるか」
加湿空気清浄機の機能は年々進化しており、ただ空気をキレイにして加湿してくれるだけではありません。
消臭・除菌・除電・消臭・フェイスケア・イオン発生など、メーカー・機種によって様々な機能が加わっています。
そうした付加機能で商品を選んでしまいたくなるかもしれませんが、加湿機能付きの空気清浄機を選ぶ上で大切なポイントはたった1つ。
部屋の中の汚れた空気を、いかにすばやくキレイにできるか。
この1点がとっても大切なのです。
どんなに最新型の機種でも、この基本を忘れずに選んでください。そうしないと、まったく使わない機能にお金を払うだけになってしまいます。
加湿適用床面積をチェックする
すばやく空気をキレイにできるかを判断するときに必ずチェックしてほしいのは、「適用床面積」です。
カタログや陳列棚のポップを見ると、「空気清浄適用床面積(目安)〜23畳(38m²)」など書かれていると思います。
この数値は以下のとおり規定されています。
規定の粉塵濃度の汚れを30分で清浄できるお部屋(※)の広さを表しています。
適用床面積が23畳であれば、「23畳の部屋を約30分でキレイにできる」という意味ですね。
加湿空気清浄機の場合、「空気清浄適用床面積」よりも「加湿適用床面積」を目安に選ぶことがポイントです。
空気がキレイになる所要時間を8畳の部屋で比較してみましょう。
適用床面積が8畳の機種だと規定のとおり約30分かかるのに対し、適用床面積が31畳の機種だと約9分でキレイになります。
適用床面積を基準に判断するときは、加湿空気清浄機を設置する部屋の畳数の1.5〜2倍程度がおすすめです。10畳の部屋だったら、適応床面積15〜20畳となっている機種ですね。
部屋の大小に関わらず、予算が許す限り「適用床面積が大きい製品」を選ぶのが、賢い選び方と言えるでしょう。
おすすめの加湿器の選び方。ハイブリッド式、気化式、超音波式、スチーム式の違いを知って最適な1台を選ぼう
フィルターは寿命近くになると性能が半分になる
加湿空気清浄機は、本体の性能以外に「フィルターの寿命年数」もチェックポイントです。
この寿命年数は以下のように規定されています。
集塵能力としては、空気を清浄する時間が初期の2倍以上になるまで。
脱臭能力としては、においの除去率が半分になるまでを目安としています。
実際に日々フィルターに溜まっていく空気の汚れとして、室内で1日にタバコ5本を吸った場合が想定されています。
脱臭フィルター交換の目安が10年となっている製品ですと、使い始めた時は適用床面積が20畳でも、10年後には半分の10畳になっていると考えるとよいですね。
10畳の部屋で使うとき、フィルターが寿命を迎えるまでの10年間使いたいと思ったら、適用床面積が20畳の製品を購入しましょう。
実際には住んでいる環境によって寿命が違ってくるので、あくまで目安として覚えておいてください。
空気の流れはメーカーによって違う
加湿空気清浄機は、どうやって空気を吸って吐き出すかメーカーによって違います。
空気清浄機で売れ筋メーカーの、「シャープ」「パナソニック」「ダイキン」の3社を比較してみましょう。
シャープ製品は「背面吸引」です。
スピード循環器流で、遠くのホコリも引き寄せる機能があります。壁から約3cm以上離せば、集じん能力を保つことができます。
パナソニックとダイキンは「前面吸引」です。
パナソニック製品は床にある近くのホコリを吸い取ることができるため、赤ちゃんがいる家庭に向いています。壁から約1cm離せば集じん能力を保つことができます。
どちらも部屋の中の空気をキレイにしてくれますが、メーカーによって特徴があることを知っておきましょう。
加湿空気清浄機の除菌機能を比較してみよう!
空気清浄機の選び方をおさえたところで、最近の加湿空気清浄機のモデルに使われている除菌機能を比較してみたいと思います。
シャープ:「プラズマクラスターイオン」
「シャープといえばプラズマクラスター」と認知されるほど有名ですが、+(プラス)と-(マイナス)のイオンをプラズマ放電により作り出して放出しています。
浮遊ウイルスの作用を抑制し、アレル物質やカビ菌の除去、付着カビ菌の増殖を抑制、付着臭の分解除去を行います。
プラズマクラスター25000と7000がありますが、25000のほうは付着カビ菌やウイルスにも強いのが特徴です。洋服にこびりついた花粉は、25000の方が断然吸い取ってくれます。
タバコを吸う人や静電気を抑えたい人には、断然25000の方をおすすめします。
パナソニック:「ナノイー」「ナノイーX」
パナソニックの除菌技術「ナノイー」は、空気中の水分から集めてできた水に包まれた微粒子イオンが、菌・ウイルス・花粉・アレル物質を抑制し、付着臭を脱臭します。
最近は「ナノイーX」という、「ナノイー」より菌・アレル物質を抑制する「OHラジカル量」が10倍になったイオンが導入されて、さらにパワーアップしました。
より強力な花粉・ハウスダスト対策には「ナノイーX」がおすすめです。
ダイキン:「光速ストリーマ」
ダイキンの「光速ストリーマ」はプラズマ放電の一種で、ストリーマ放電をぶつけることによって空気清浄機内に吸い込んだウイルスや花粉、ニオイ等を酸化分解します。
また加湿フィルターの除菌効果もあります。
3社ともに除菌効果はすばらしいのですが、1番おすすめなのはシャープです。プラズマクラスターありとなしを比べると、一目瞭然です。
プラズマクラスターには静電気をはがす効果があるため、ホコリを壁からはがして吸い取ってくれます。
病院に設置してあるのがほとんどシャープ製で、菌に強いということで選ばれているのでしょう。
除菌効果を1番大切にしたいという方には、シャープがもっともおすすめです。
メーカー3社比較したおすすめランキングベスト3はこれ!
メーカー3社を比較して、どんな機種がおすすめなのかランキングにしてみました。
第3位:内部に吸い込んで有害物質を分解できる!「ダイキン MCK55V」
ダイキンの優れているところは、飛び出す「アクティブイオン」と、吸い込んで分解する「ストリーマ」のダブル方式で有害物質をやっつけられることです。
さすがエアコンメーカーの技術力ですよね。
ダイキンの製品のなかでは、スリムでムダを省いたシンプルなデザインになっている加湿ストリーマ空気清浄機「MCK55V」(加湿~14畳/空気清浄~25畳)がもっとも人気です。
スクエアフォルムでオシャレなデザインですから、さりげなく部屋の中にとけ込んでくれます。
加湿しても清浄能力が低下せず、約25畳というより広い範囲をしっかりと潤しながら、ホコリをぐんぐん吸引してくれる頼もしいアイテム!
人が感じる運転音を低減させているため、赤ちゃんがそばで寝ていても大丈夫。寝室や子供部屋などに置くにはぴったりのモデルです。
第2位:ナノイーXに進化してパワーアップ!「パナソニック F-VXR90」
パナソニックは「ナノイー」が「ナノイーX」に進化して、空気をキレイにする能力が10倍にアップされました。
空気清浄機は空気をキレイにすることが1番の目的ですから、花粉対策も脱臭もより効果がパワーアップした「ナノイーX」搭載製品がおすすめです。
デザインもオシャレでとってもステキですよね。特に上位製品は木目調なのでインテリアにも馴染みそうです。
前面下からの吸い込みで、床上30cmの大きい重い汚れをパワフルに吸引できます。ハイハイするような赤ちゃんがいるご家庭では、パナソニックがおすすめです。
手強い花粉をパワフルに吸引してくれる「ナノイーX」が搭載された「F-VXR90」は、約40畳まで対応した広いリビング向きです。
第1位:高性能でスリムボディ!「シャープ KI-JS50」
前述のとおり、プラズマクラスターの技術力がピカイチで光るシャープが1位です。
「KI-JS50」(〜約13畳)はプラズマクラスター25000と高性能なのに、置き場所を選ばないスリムなボディが特徴です。従来機より、約10%も設置面積が削減されました。
フィルターはパネルを開けずに掃除ができる点がポイントです。
3枚あるうちの1番手前のフィルターは、キッチンの油汚れでベトベトになっても、水洗いして使い続けることができます。
給水タンクの取り外しもラクになっており、いい空気を吸って排出し続けられるポイントになります。
店員さんに伺ったところ、リビングから小さい部屋まで置くことができるこの機種がシャープ製品の中でも1番売れているということでした。
付加機能で見たシーン別おすすめ機種
懐に余裕があるなら、付加機能にも着目してみましょう。
フィルターを自動で掃除してくれる「シャープ KI-JX75」
加湿空気清浄機を買った「後」に忘れてはならないのが、日々のお手入れです。
どんなに高機能で高価な製品を買っても、フィルターやタンクが汚れていたらその機能は半減してしまいます。
フィルターの掃除は面倒ですが、自動でフィルターを掃除してくれる製品もありますよ。
それが、シャープの「KI-JX75」(〜約21畳)です。
キャスターがついていて、部屋の中を自在に動かすのも楽々です。
自動掃除パワーユニットが手前のプレフィルターをキレイに保ってくれるため、1年間で集じん性能が約99%持続します。
1年間もパワーが落ちないなんて、すごくないですか!
タンクにゴミがたまったら、そのゴミを捨てるだけ。毎日使ったとしても約3ヶ月に1度の手入れでOKだそうですよ!
自動掃除機能だけではなく、高温・高湿、乾燥・低温時に声でお知らせしてくれる「ココロエンジン」というおしゃべり機能もあります。
どんな機能より、フィルターのクリーンさがもっとも大切だからこそ、掃除がキライでめんどくさがり屋の人はこの機種を選ぶことをおすすめします。
除湿も加湿も空気清浄もできちゃう「シャープ KC-HD70」
1台2役の加湿空気清浄機はとても便利ですが、梅雨の時期に欲しい「除湿」機能が加わって1台3役になった「除加湿空気清浄機」なるものもあります。
それがシャープの「KC-HD70」で、部屋の空気の汚れやニオイ・湿度・温度・明るさに応じてセンサーが自動で最適な状態にコントロールしてくれます。
プラズマクラスターで生乾き臭をおさえてくれるので、部屋干しも快適ですね。約90分で洋服を乾かすことができます。
除湿器を出したり仕舞ったりするのが面倒!1年中リビングに置いておきたい!部屋干しをしたい!という方には、「除加湿空気清浄機」がもっとも省スペースで効率のよい製品となるでしょう。
加湿空気清浄機は、手入れの手間にもお金を投資してみよう!
加湿空気清浄機を比較するために3つの家電量販店に行って調査をしてきましたが、どの担当の方も「シャープが1番おすすめです。」と意見が一致しておりました。
多数の医療機関・ホテル・幼稚園・公共機関で採用されている実績も、技術力が認められている証と言えるでしょう。
どの店員さんもおっしゃっていたのが、買ったお客さんは買ってからの手入れに悩まされているということでした。
私もフィルターやタンクのお手入れのわずらわしさで、加湿空気清浄機を使うのがイヤになったことがあります。自動掃除機能付の機種は、そうしためんどくさがり屋の人には画期的な便利アイテムと言えますね。
もちろんその分価格に反映されていますが、フィルターを掃除する手間にお金を投資するのも1つの手段です。
時間の節約も、お金の節約以上に大切なことです。
空気のキレイさに投資をすることで、健康的な毎日を送ることができます。
花粉やダニ、カビなどのハウスダストやウイルスで病気になってお金を膨大に使うリスクがあるのであれば、加湿空気清浄機代にお金を投資した方がお得です。
ただ本体代が高いから対象外!という判断で決めるのではなく、時間の節約、医療費の節約の観点からも、製品選びをしてみることをおすすめいたします。
私も色々比較した結果、シャープが買いかな?と思って購入しました。(やっぱり、目の付け所がシャープでしょ?!)
自動掃除パワーユニットがついている「プラズマクラスター25000搭載 プレミアムモデル 〜26畳 ゴールド(KI-GX100-N)」を購入しました。
大きなリビングに置きたい&お手入れがめんどくさい人には、ぴったりのタイプです!
部屋の大きさ、ライフスタイルなどで選び方が違ってきますが、あなたにぴったりあったうるおいあふれる1台をぜひ見つけてみてくださいね。
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