最新ロボット掃除機7社徹底比較。特徴・性能別のおすすめの選び方
「毎日の掃除がしんどい。掃除機なんてかけたくない!」
毎日ヘトヘトに疲れている私の心の中の叫び声です(泣)
仕事に家事に育児にやることがいっぱいの毎日で、さらに重労働な掃除機をかけるなんてしんどいですよね。
でも掃除しないとどんどん部屋が汚れていくし、誰かに頼んで毎日掃除して欲しい!
そんな時にとても役立つのが、自分で勝手に掃除をしてくれる「ロボット掃除機」です。
ロボット掃除機と言えば、シェア率No.1の「ルンバ」が有名ですが、今はたくさんのロボット掃除機が続々と発売されています。
「一体、どれを選んだらいいのかしら?」
ロボット掃除機を日常の掃除でフル活用している私が、おすすめモデルを比較しながらご紹介しちゃいますよ!
ロボット掃除機メーカー7社の最新人気モデルを比較
ロボット掃除機は、10万円以上もする高機能モデルから1〜2万円台で買える安価なモデルまで、ラインナップが豊富にそろっています。
一体どれを選んだらいいのか迷ってしまいますよね。
ロボット掃除機の上手な選び方。高い機種と安い機種の違いを知って最適な1台を選ぼう
ロボット掃除機がたくさんある中で、今回比較してみたのは、以下の7社のメーカーです。
- アイロボット社
- パナソニック
- シャープ
- 日立
- ダイソン
- Anker(アンカー)
- Shark(シャーク)
それでは、早速見てみることにしましょう。
1.ロボット掃除機の定番!アイロボット社「ルンバ」
『ロボット掃除機 = ルンバ』と言ってもいいぐらい、ロボット掃除機の中では知名度No.1であることに間違いありません。
「アイロボット社」は世界トップのロボット専業メーカーであり、ルンバは日本のロボット掃除機の中ではシェア数が約8割にも達しています。
ルンバは全モデルがWi-Fi対応。スマホアプリから掃除時間の日時を指定することができ、外出先でも操作できる点が、忙しい人にはポイントが高いですね。
最高峰のモデル「ルンバ980」の後継機種として、自動ゴミ収集機能がついたモデル「ルンバi7+」が登場しました。
ゴミが空中に舞い散ることなく、毎日の家事を一段とラクにしてくれる画期的なロボット掃除機です。スマホから操作可能で、掃除したい部屋のみの掃除も可能です。
掃除機に掃除のすべてを任せたい!部屋中を的確に自分の思い通りに掃除したい!という方は、「ルンバi7+」を検討してみましょう。
ロボット掃除機「ルンバ i7+」レビュー。最高峰モデル「980」と比較してわかったメリット・デメリット
「ルンバi7+」同様に、ダスト容器が洗えるお手頃価格の「ルンバ e5(イーファイブ)」は、ルンバの中では1番の売れ筋モデルとなっています。
店員さんの話によると、大部屋を掃除せずにスマホで遠隔操作なんてしない人は、お手頃価格の「e5」でも十分だということでした。
ルンバの特長は「バーチャルウォール」という赤外線で見えない壁を作り出し、清掃エリアを制限することができる点です。
火を使っているキッチンや赤ちゃんのいる部屋にルンバを侵入させたくないと思ったら、この機能があればひと安心ですね。
2.なんと形状が三角形!パナソニック「RULO(ルーロ)」
パナソニックからは、丸型ではなく三角形のカタチをした「RULO(ルーロ)」というロボット掃除機があります。
3種類の障害物検知センサーとカメラセンサーによる「SLAM技術」で、かしこく丁寧にお掃除。スマホアプリ「RULOナビ」で外出先などからの操作が可能です。
三角形だからこそ、壁ぎわや部屋の隅々までしっかりと届いて、狭い場所でもスムーズに方向転換。2本のサイドブラシで集めたごみを、吸引口中央にかき入れてくれるのです。
「ルーロ」は、ダニの死がいやフン、ハウスダストを見つけるが得意!点灯するランプを見て、キレイになったかをチェックできます。
目に見えない約20μmのハウスダストまで検知する「クリーンセンサー」がついており、ゴミが多いところでは自動でパワーアップするなど、ゴミの量に応じて動作を制御してくれます。
ブラシやダストボックスを水洗いできるので、清潔に使うことができます。また、ダストボックスは本体からワンタッチでカンタンに取り外せます。
キレイになるまで同じ場所を往復し、しっかり掃除してくれるのが素晴らしいですね。
小回りが利いて隅に強く、キレイ好きなのが「ルーロ」の特徴です。
ルンバと同じぐらいの価格がする高性能モデルですが、「部屋の隅っこのごみをもっと取りたい!」と思われている方には最適なモデルと言えるでしょう。
最大稼働面積約20畳、連続使用時間約80分。通常のルーロの本体幅が約33.3cmに対して約24.9cmと、約40%も本体サイズをコンパクトにした「ルーロミニ」もあります。
小さいボディで小回りが利くから、狭い場所もしっかりお掃除が可能!1DKなど、1人〜2人暮らしの家庭にはぴったりなサイズですね。
3.おしゃべりができてかわいい!シャープ「COCOROBO(ココロボ)」
国内メーカーのシャープは、「COCOROBO(ココロボ)」というかわいいカタチのロボット掃除機が発売されています。
部屋の隅を検知すると吸引力が自動でアップして、「エアーすみブラシ」で部屋の隅々まで強力にくまなく掃除することが可能です。
「ココロボ」のハイグレードモデルの特徴は、なんと言ってもロボット掃除機とおしゃべりができてしまうという点です。
朝に「おはよう」と声をかけると、「おはよう!」と元気よく返事を返してくれるのです。「掃除するよ!」「は〜い」など、おしゃべり機能がついています。
「メッチャいい気分!」など、関西弁にも切り替えることができて、愛嬌たっぷりの会話を楽しむことができます。
掃除をするだけで、めっちゃ元気になれちゃいます!
シャープならではですが、「プラズマクラスターシャワーモード」を搭載しており、タバコの付着臭をスポット脱臭してくれます。
掃除する曜日や時刻も設定できる予約運転モードや、夜間充電モードなど、忙しい人にもぴったりな仕様になっているのです。
コロンとしていて、かわいすぎる!
家の中で主人の帰りを待っている、ペットのような癒し系のロボット掃除機ですね。
4.小さくて狭い所もOK!日立「minimaru(ミニマル)」
日立のロボット掃除機であるロボットクリーナー「minimaru(ミニマル)」は、本体幅が約25cmと、とにかく小さいことが最大の売りです。
ルンバと比べても、その小ささは一目瞭然!
イスの脚などのせまい間もスイスイと入ってごみを吸い取り、本体の高さがわずか9.2cmのため、ソファの下でもスイスイと入り込むことができます。
「小型ハイパワーファンモーターR」が搭載されており、カーペット、畳、フローリングなど床の質に分けてパワーを調節してくれます。
小さいけれど、サイドブラシを使ってキビキビと動いてくれますので、部屋の隅から中央にかけてキレイにしてくれる機能があります。
ルンバは大きすぎてちょっと、、という方には、日立の「ミニマル」が非常におすすめです。
日立のロボット掃除機「ミニマル」は「ルンバ」と比較して超ちっちゃくて軽い!狭い所も低い所もOKな時短家電
5.吸引力は他メーカーの4倍!ダイソン「Dyson 360 Heurist」
ダイソンというとコードレススティック掃除機が有名ですが、「Dyson 360 Heurist」というロボット掃除機もあります。
ダイソン独自の「ダイソン デジタルモーター V2」によって、他メーカーの4倍の吸引力という、吸引力を売りにしているダイソンらしい特徴をもっています。
360度回るカメラで室内を撮影しながら、家具などの障害物の状況を把握。すみずみまで効率的に掃除をすることができます。
掃除しながら部屋のマップを記録し、最新情報に更新していくことで室内環境を学習し、部屋に適応していきます。
掃除の開始時に現在位置を認識し、メモリー内の該当するマップを選択することにより、最適な掃除方法を判断してくれます。
ほとんどのロボット掃除機にブラシがついていますが、ダイソンはブラシに頼りません。一度通過するだけで隅々までゴミをかき集めてくれます。
同じ場所を繰り返し掃除する必要がないのです。
強モードにすると、運転音はかなり大きいのですが、平面の吸引力ではダントツと言えるでしょう。
ルンバの高さが約9.2cmに対し、ダイソンは約12cmとかなりの高さがあるため、ベッドやソファーの下に入り込むのは難しいです。
カーペットの多い家や長い毛のペットがいるご家庭など、吸引力で選ぶのであればダイソンがおすすめと言えるでしょう。
6.ボディのデザインが素敵なのに静音設計!Anker「Eufy RoboVac 30C」
「Anker(アンカー)」と聞くと、モバイルバッテリーのイメージが強いですが、実はロボット掃除機も販売しています。
アンカーはデザインやシルエットがとても美しく、インテリア性がとても高いのが特長です。高さは約7cmととてもスリムで、ベッドの下もラクに掃除することができます。
「30C」からWi-Fiを搭載しており、スマホアプリから操作が可能となりました。
ルンバのように高性能なバーチャルウォールではありませんが、床にテープを貼ることで、侵入してほしくない部屋に入るのを防ぐことができます。
ひたすらがむしゃらに走りまくる「ランダム型」ですが、アンカーの最大の特長はとても静かに走ることです。
ルンバの運転音レベルが約86〜88dbと地下鉄レベルの音だとしたら、アンカーは約70〜75dbと、少しガヤガヤしているオフィスレベルです。
今までいろんなロボット掃除機の運転音を聞いてきましたが、アンカーほど静かに走行するのはないのではないでしょうか?
おしゃれなロボット掃除機が欲しい、しかも静かに走るのがいい、という方にはアンカーのロボット掃除機がおすすめです。
7.高性能なのに4万円以下とお得!シャーク「EVOROBOT R72」
「Shark(シャーク)」は「ダイソンキラー」とも言われているほど、今は国内でどんどんシェア数を伸ばしている人気の海外メーカーです。
シャークのロボット掃除「EVOROBOT(エヴォロボット) R72」はランダム型ですが、スマートセンサーが周囲の状況を把握し、テーブルやソファーの足の部分など、障害物を自動で感知しながら効率よく掃除してくれます。
ハイエンドモデルのルンバのように、センサーでフロア全体を把握できるわけではありませんが、ブラシロールと2つのサイド&エッジブラシによって髪の毛やホコリ、アレルゲンを吸い込み、1つのフロアを効率的に掃除してくれます。
しかも、ダストボックスは、本体サイドから簡単に取り出すことができます。
ダストボックスがなかなか取り外しにくいモデルもありますので、この機能はポイントが高いです。
シャークのスゴいところは、本体価格の安さです。
公式ストアの価格では、保証期間が3年(メーカー保証2年+公式オンラインストア保証1年)ついて39,420円(税込)と、なんと4万円を切る価格です。Amazonのほうがもっと安く購入できます。
ルンバ「e5」とほとんど性能が変わらないのに、この価格は本気で見逃せません。ルンバとシャークと迷ったら、あとはデザインで決めてもいいかもしれませんね(笑)
購入前に知っておきたいロボット掃除機の特徴と性能
掃除性能:部屋の隅々まで掃除をしてくれるかがポイント
やはり「掃除機」ですから、部屋の隅々までピカピカに掃除をしてくれないと困ってしまいますよね。
パナソニックの「ルーロ」の三角形は、一見すると使いづらそうに思えてしまいますが、部屋の隅までブラシが入り込み、本体を左右に振りながら、しっかりとゴミをかき出すことができます。
「部屋のすみずみまで掃除をしたい!」というキレイ好きな方には、「ルーロ」がおすすめです。
メンテンス性能:パーツの水洗いが可能かどうかがポイント
ロボット掃除機で1番めんどくさいのが、ロボット掃除機本体のメンテナンスです。洗ったりフィルターの掃除をしたり、掃除機を清潔に保つことはとても大変ですよね。
ローラブラシなんて、髪の毛とかビニールとかが絡まるともうグチャグチャで、手で取るのも大変です!
このめんどくさいメンテナンスをラクにできるかどうかが、ロボット掃除機選びの重要ポイントです。
ダストボックス、フィルター、ローラーブラシなどが水洗い出来れば、カビが発生した時に清潔に保つことができます。
ダストボックスに関しては、自動ゴミ収集機能がついた「i7+」が水洗いが可能です。
充電器(クリーンベース)には、ルンバ本体のゴミを集めるための紙パックがセッティングされており、掃除が終わったら自動でルンバが集めてきてくれたゴミを収集してくれます。
こんもりとしたゴミに一切触れずに、お手入れが可能なのです。
お手入れのラクさで決めるのであれば、ルンバ「i7+」が最強におすすめです。
コスト:消耗する交換部品の交換頻度がポイント
交換部品を確かめないで買う人がとても多いのですが、家と同じく家電選びで大切なのは維持費です。
買った時の価格はそれほど変わらなくても、使い続けていくと交換部品のランニングコストで差がついてきます。
回転ブラシやサイドブラシなども交換が必要ですが、交換すべき7機種のバッテリーのメーカー希望小売価格を比べてみました。
製品名 | バッテリー | フィルター |
---|---|---|
ルンバ | 10,000円(税込11,000円) | 1種類で3,000円(税込3,300円) |
ルーロ | 13,000円(税込14,300円) | 1種類で100円(税込110円)(ダストボックス内) |
ココロボ | 15,000円(税込16,500円) | 1種類で2,500円(税込2,750円) |
ミニマル | 12,000円(税込13,200円) | 1種類で1,000円(税込1,110円) |
Dyson 360 Heurist | 9,720円 (税込10,692円) | 前側:1,620円(税込1,782円)、後側:2,700円(税込2,970円) |
Anker Eufy RoboVac 30C | 保証期間内(18ヶ月)に無償で本体ごと交換 | 2個で699円(税込768円) |
Shark EVOROBOT(エヴォロボット) R72 | 販売価格未定 | 販売価格未定 |
バッテリーの交換目安は、7機種ともに3年程度で交換する必要がありますので、価格差ではフィルターの交換の有無で違ってきます。
「ルンバ」のフィルターを例に取ると、1年で3回変えるとしたら9,000円、9,000円 × 7年間 = 63,000円も差が出て来ます。なんと7年間でお手頃価格のルンバが買えてしまう計算に!
本体価格も大切ですが、ランニングコストはやはり無視できませんね。
稼働時間:効率的に掃除をしてくれることがポイント!
掃除機ですから、長い時間掃除をきちんとして欲しいですよね。各メーカー最上位7モデルの中で、最大連続稼動時間を比べてみました。
- アイロボット社(ルンバi7+):約75分
- パナソニック(RULO):約100分
- シャープ(ココロボ):約120分
- 日立(ミニマル):約60分
- ダイソン(Dyson 360 Heurist):約75分
- Anker:約100分
- Shark:約60分
最大連続稼動時間で比べてみると、シャープの「ココロボ」に軍配が上がりました。
しかし、部屋の形状を記憶し、1つの部屋から掃除が可能で、無駄なく掃除できるのが「ルンバ」と「ダイソン」です。無駄に走り回る必要がないので、掃除時間が大幅に短縮できます。
稼働時間が長ければいいというわけではなく、稼働時間と作業効率面と両方のバランスから考えることが大切です。
最大可動面積:どれぐらいの部屋の面積を掃除できるかがポイント
稼働時間も大切ですが、どれぐらいの部屋の広さを掃除してくれるかも重要です。各メーカー最上位7モデルの中で、最大稼働面積は以下の通りです。
- アイロボット社(ルンバi7+):部屋の状況で判断
- パナソニック(RULO):約120畳
- シャープ(ココロボ):約40畳
- 日立(ミニマル):約32畳
- ダイソン(Dyson 360 Heurist):部屋の状況で判断
- Anker:部屋の状況で判断
- Shark:部屋の状況で判断
ルンバ、ダイソン、Anker、Sharkに関してサポートセンターに問い合わせてみたところ、特に稼働面積という概念はなく、稼働時間内であればめいいっぱい動くということでした。
稼働面積だけで比べると「RULO」が数字上もっとも長く稼働してくれるように見えますが、ダイソンやルンバは、充電がなくなると充電台に戻り、満たされると再び掃除をはじめます。
「部屋の状況で判断」してくれるモデルを選ぶことで、必要最低限の稼働時間で掃除ができるでしょう。
【結論】ロボット掃除機は「ルンバ」が総合力でダントツにおすすめ!
いろんなモデルがありますので、本当に迷ってしまいますよね(汗)
7モデルの中から1つを選ぶとすると、アイロボット社の「ルンバ」が、ロボット掃除機の中では総合的に最も優れていると言えるでしょう。
リビングやキッチン、寝室など入り組んだ廊下や家具の下まで、すべての部屋を隅々までキレイにし、メンテナンス性もよく、部屋中を効率よくキレイに掃除してくれることが選んだポイントです。
あくまでも個人的に評価した結果ですが、吸引力かランニングコストかお手入れか、譲れない条件は何かを考え、自分の用途にぴったり合ったモデルを選ぶようにしてくださいね。
ロボット掃除機で大切なこと、それはロボット掃除機だけで掃除は十分だと思わないことです。
階段なんて無理ですし、部屋全体の80〜90%ぐらいのごみが吸えればいいやぐらいの気持ちで、スティック型など他の掃除機と併用して使いましょう。
フローリングが多めとかカーペットがたくさんあるとか、自分の家の状態によって必要な用途が変わってくるはずです。
コードレススティック掃除機おすすめ人気ランキング2020&国内・海外主要メーカー6社比較
店員さんによると、フローリングだけだったら、こちらの床拭きロボット掃除機であるアイロボット「ブラーバ380j」がおすすめということでした。
私、実際に購入して試してみました!
全然音が静かで髪の毛がからまる心配もないですし、フローリングがびっくりするほどピカピカになりますよ。
全自動床拭きロボットiRobot「ブラーバ 380j」を購入して試してみた。ラクラク時短家電の実力はいかに?!
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