おすすめの加湿器の選び方。ハイブリッド式、気化式、超音波式、スチーム式の違いを知って最適な1台を選ぼう
さむい、寒すぎるこの冬!朝起きるのがとてもツライ時期です。
なんだか、お肌も白く粉ふいてカッサカサ!
インフルエンザも、猛威を奮っています。
部屋の中も外も乾燥しているけれど、エアコンをつけたらさらに空気が乾燥してきてしまい、加湿器で部屋の中を潤してあげる必要があります。
「でも、加湿器って色んな種類があって、どれを選んだらいいのかわからない!」
種類もいっぱいあるし、家電量販店では白くモクモクしていて何だか近寄りがたいし、もっともわかりにくい家電のひとつではないでしょうか?
たくさんの種類がある加湿器ですが、加湿方法の違いや電気代など、おすすめの加湿器の選び方のポイントをご紹介したいと思います。
加湿器は大きく分けて4種類!それぞれの違いを知っておこう
加湿器には大きく分けると、気化式・スチーム式・超音波式・ハイブリッド式の4つの種類があります。それぞれにメリット・デメリットがあります。
1.気化式:電気代の安さはNo.1。送風口が熱くならないので安全!
気化式は、水を含ませたフィルターに室内空気を通過させ、内蔵されているファンの空気で加湿する方式です。
メリット
本体代も他の製品より安く、電気代が4つの種類の中でダントツに安いです。送風口が熱くならないため、小さいお子さんがいても安心です。
送風口が熱くならず、消費電力が小さいのが気化式のメリットです。
デメリット
加湿能力は他方式と比べると低め。放出空気が冷たいため、部屋の温度を下げてしまいます。
ヒーターがないので電気代が安く済みますが、風を送るためのファンの動作音が発生します。
フィルターは常に水を含んでいますので、雑菌やカビが繁殖しやすく、臭いの発生源にもなります。
電気代目安(洋室8畳)
1日8時間、1ヶ月使用した時の目安は約24〜124円です。
何よりもコスパば大切!本体代・電気代を節約したい人には「気化式」がおすすめです。
気化式でおすすめの製品はこちら
2.超音波式:電気代も安くて、音も静か!
超音波式は、水に振動を与えて水蒸気に変えて、霧状にして加湿する方式です。
価格もとても安く、家電量販店に行くとLEDを使用したカラフルな物や、デザインがよくインテリアに馴染みやすいものが数多く発売されています。
メリット
ヒーターレスで消費する電力は小さく、ファンも不要なので騒音も小さいのが特長。温度や湿度に関係なく、大量の加湿をすることができます。
デメリット
水中に含まれているカルシウムやマグネシウムなどのミネラル分がそのまま室内に放出されるため、窓ガラスやテレビに白粉となって付着し、白い曇りを生じさせてしまいます。
除菌機能がないモデルは、水中の雑菌を空気中に放出してしまいます。雑菌が繁殖しないように、給水タンクのこまめな掃除が必要です。
電気代目安(洋室8畳)
1日8時間、1ヶ月使用した時の目安は約156〜249円です。
白粉など多少お手入れすることも気にしない人は、ハイブリッド式より電気代が安い「超音波式」がおすすめです。音もハイブリッド式と比べると静かです。
超音波式でおすすめの製品はこちら
3.ハイブリッド式:温風/送風の切り替えで効率よく運転
ハイブリッド式は、気化式とスチーム式の両方の機能を合わせ持つ方式です。
湿度をあまり必要としない時は電気代の安い気化式を使い、加湿が多く必要な時はスチーム式で一気に加湿します。
必要に応じて温風と送風の2パターンで加熱し、省エネ運転に切り替わります。
メリット
気化式よりも加湿する力にすぐれ、効率よく運転してくれます。水が蒸発しにくい低温下での加湿も期待できます。
デメリット
本体価格も電気代も、他よりも高め。水蒸気の粒が大きいので、部屋が濡れることもあります。多少運転音もします。
電気代目安(洋室8畳)
1日8時間、1ヶ月使用した時の目安は約374〜561円です。
ハイブリッドは効率よく加湿してくれますが、多少運転音がするため、寝室よりリビングや子供部屋に置きたい人におすすめです。
ハイブリッド式でおすすめの製品はこちら
4.スチーム式:加湿量ではNo.1!
スチーム式は水を電気ヒーターで加熱して沸騰させ、水蒸気を発生させて加湿する方法です。やかんでお湯を沸かすというイメージが最も近いでしょう。
熱くなるので子供のいる家庭には向いていなかったのですが、液体そのものを沸騰させない機構を搭載し、今では熱くならない製品も登場しています。
メリット
加湿量では4種類の中でNo.1に多く、スピーディーに加湿ができます。温かい加湿ができるため冬場に最適。お手入れもほとんど不要で清潔度が高いです。
デメリット
電気ヒーターを使うために、電気代がメチャクチャ高いです。すぐに部屋の中を潤ってくれる分、窓ガラスの結露に要注意です。
電気代目安(洋室8畳)
1日8時間、1ヶ月使用した時の目安は約811〜1,622円です。
4種類の電気代比較とおすすめポイントをまとめる
4種類の電気代を比較してみて、電気代の高い順に並べてみると、
スチーム式 > ハイブリッド式 > 超音波式 > 気化式
という順番になりました。スチーム式と気化式と比べると、なんと10倍以上も電気代が違いますので、スチーム式は節約派には向かないと言えるでしょう。
それぞれのおすすめポイントをまとめてみました。(電気代は1日8時間/1ヶ月使用)
種類 | 特徴 | 電気代 |
---|---|---|
気化式 | 吹き出し口が熱くならず、安全性が高いので、小さなお子さんがいるご家庭におすすめ | 約24〜124円 |
超音波式 | 省エネで、音も静か!消費電力も少なく、電気代が安いのが魅力! | 約156〜249円 |
ハイブリッド式 | 部屋の湿度に合わせて、温風とヒーターレスを使い分ける理想的な加湿器 | 約374〜561円 |
スチーム式 | 加湿パワーが高く、すぐに加湿したい時に最適!音も静か。寝室におすすめ! | 約811〜1,622円 |
節電対策なら、気化式か超音波式!
雪が降っている方が暖かさを感じるように、湿度が高い方が人間は暖かさを感じます。その特性を考えると、加湿器とエアコンを一緒に使う方が、節電につながります。
エアコンによる室内の乾燥を加湿器によって防ぐことで体感温度が増します。設定温度を2℃下げるだけで、数百円以上の節電効果が期待できます。
エアコンと加湿器のダブル使いで節電を目指すなら、圧倒的に省エネ率が高い、気化式か超音波式を選びましょう。
省エネエアコンの適切なサイズの選び方。広さやランキングだけで選ばない!1番価格が安くなる時期とは
超音波方式の代表的存在といえば、ダイソンの加湿器です。
羽根のない扇風機や独自の方式の掃除機などを展開して話題性のあるダイソンです。私もダイソンの扇風機を愛用しています。
ダイソン空気清浄機能付き扇風機ピュアクールリンク タワーファンを購入。電気代やフィルター代はこんなにかかる!
超音波方式の弱点でもある雑菌が繁殖しやすいというデメリットを克服したモデルです。
扇風機やサーキュレーターとしても使用できますので、オールシーズン使える点もうれしいですね。
お手入れ優先なら、ダントツでスチーム式!
スチーム式以外は、水だめトレイに水が残っていると、雑菌やカビが飛散することがありますので、常に新しい水に入れ替えて清潔に保つことが大切です。
買った時は良くても、使っているうちに見えない部分がどんどん汚れていくのが加湿器・・。加湿器 = お手入れというぐらい大切です。
水タンク一体型で、広口なので給水がしやすく、お手入れが面倒くさいフィルター無しタイプでおすすめなのが、象印のスチーム式加湿器です。
まるで、電気ポット?!というかわいらしさ!ポットの中にクエン酸を入れて洗浄すれば、ニオイや水アカなどをきれいに落とすことができます。
日々忙しくてお手入れなんて無理!という方には、ぴったりの製品と言えるでしょう。
4種類の特徴をよく知り、電気代や部屋の用途をしっかりと考えてから選ぶことが大切です。
私が比較して選んだのはシャープのハイブリッド式加湿器
今回4種類の特徴を知った上で、私が加湿器選びで重要視したこと、それは、
- ある程度電気代を安くしたい
- 効率よく加湿したい
- お手入れはある程度ラクしたい
5畳の部屋に置くタイプが欲しく、シンプルな小型の加湿器を購入することに。
結露はイヤなのでスチーム式は除外、効率よく加湿してくれて、1番の売れ筋である「ハイブリッド式」を購入することにしました。
そして今回購入したのが、こちら、
シャープのハイブリッド式加湿器です!
温度と湿度のWセンサーという省エネ設計ですし、うるおい自動運転、おやすみ自動運転がついていますので、寝室にも使えそうです。
浮遊カビ菌を除菌し、消臭もしてくれる「プラズマクラスター」を搭載していますので、安心して使える点がうれしいですね。
しかも、タンクを出さなくても上から給水できる点がポイント!日々欠かせない給水だからこそ、使いやすいタンクと上から給水できる機能は非常にうれしいですよね。
加湿器選びは迷うからこそ、予算や用途をしっかり決めよう
今回はシンプルな加湿器を購入しましたが、今の加湿器は空気清浄機能がついていたり、自動でフィルターをお掃除してくれる機能もあります。
加湿器って冬場しか使えませんから、オールシーズン使いたい方は一体型を買った方がスペースまで節約することができるでしょう。
加湿空気清浄機おすすめランキング2019。シャープ、パナソニック、ダイキン3社比較した中でどれがいい?
最後に、加湿器選び方でまとめると、
- 節電にどれだけこだわるのか
- 使いたい部屋はどこなのか
- どこまで加湿機能を求めるのか
- デザイン重視か実用性重視か
加湿器選びほど、頭がグルグルして、どれを買ったらいいか迷ってしまう製品はありません。
無駄遣いしないためにも、しっかりと予算や用途を決めて、あなたにとって最適な1台を選ぶようにして下さいね。
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