2016年3月5日 -PR-

子育ては毎日がお金の不安の連続。子供1人分の費用を保育園卒園までにかかったトータル額を出してみた

「子供を産みたいけれど、お金っていくらかかるのかしら?」

結婚して子供を産んで育ててみたいけれど、お金がないから育てられないと不安でいっぱいになって悩んでしまいます。

私も結婚当時は本当にお金がなくて困っていましたので、結婚してから子供を産もうと決心するまでに5年の月日が流れてしまいました。

共働きで働きながら、2人の年子の娘を育ててきましたが、もうどうやって育ててきたのか覚えてないぐらい壮絶に大変でした。

しかし私は家計簿だけは結婚してから欠かさず付けていまして、今まで子育てに使ったお金だけはつけ続けています。

今回子供1人を妊娠・出産して保育園卒園するまでにかかったお金がどれぐらいかかったのか知りたくて、家計簿から大体の額を計算して出してみることにしました。

果たして一体いくらの子育て費用が、我が家ではかかったのでしょうか?

妊娠・出産にかかったお金

「あれ、妊娠している!」

長女を初めて妊娠した時は、ほんとびっくりしましたが、ずっと欲しかっただけに心の底からとってもうれしかったものです。

妊娠はうれしかったものの、妊娠・出産にかかるお金は、原則的に健康保険が効きません。

さて、妊娠・出産にかかった費用は、一体いくらぐらいかかったのでしょうか?

項目費用
妊婦健診・検査費用70,000円
出産準備費80,000円
新生児準備費90,000円
入院・分娩費380,000円
通院・里帰り費20,000円
内祝い、行事費150,000円
合計790,000円

産婦人科への妊婦健診には、1回5,000円〜1万円かかる所がほとんどだと思います。

私も1回5,000円の妊婦健診に、入院・分娩に約38万円かかり、これだけでも約45万円です。

マタニティ用品や、ベビー服、オムツ、ベビーベッドやベビーカーなど色々買って、約8万円のお金がかかりました。

この額は、安いほうかもしれませんね。

我が家は洋服は西松屋メインで、ベビーカーやベビーベッドなどレンタルして、結構安く済ませていました。

出産後は出産祝いのお返しやお宮参りなどでもお金がかかって、その費用で約15万円かかりました。

妊娠・出産の際に必要なお金としては、約70万〜80万円は用意しておいた方がいいでしょう。

妊娠・出産費用のほとんどは、さまざまな制度が支援!

子供を産むのを戸惑ってしまうかもしれませんが、実はもらえるお金もあります。

加入している健康保険から、加入期間に関わらず「出産育児一時金」として42万円が支給されます。

出産育児一時金の申請はいつ?金額はいくら?直接支払制度を利用する時はお得ワザで節約

妊婦健診の助成額は自治体ごとに違いますが、助成してくれる所は全額助成してくれる自治体もあります。

仕事を続けるママは、健康保険から「出産手当金」が出ます。

出産手当金はいつからいくらもらえる?計算方法と出産予定日が前後した子供2人の支給金額はこんなにも違う

また育児休業中は、雇用保険から「育児休業給付金」が出ますので、実はお得な制度がたくさんあるのです。

育児休業給付金はいつ支給されていつもらえる?給付金の計算方法と実際に私がもらえた金額とスケジュール

私も妊婦健診受診券や出産育児一時金に関しては、約40万円もらうことが出来ました。

私の出産手当金は約49万円、育児休業給付金が1ヶ月分で約13万円、今はもうありませんが「職場復帰給付金」というのがありまして、その額が約87万円です。

他にも子供が生まれたら「児童手当」が支給されます。

児童手当の毎月の金額と支給日は?いつもらえる?教育費の救世主だからこそ貯金して大学費用に備えよ

1歳までの間にはもらえる児童手当の額は、1万5,000円 × 11ヶ月 = 16万5,000円です。

私の妊娠・出産に伴う実際の自己負担額を算出しますと、

約79万円 − 約57万円 − 約49万円 − 約13万円 − 約87万円  − 16万5,000円 = 約−143万5,000円です。

要するに、妊娠・出産時にかかったお金は、トータルで考えるとプラスという結果になりました。

子供が小さいうちは公的な助成金のおかげで、ほとんどお金がかかっていないことがわかりました。

衣類・食事・レジャーなど、生活面で子育てにかかったお金

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赤ちゃんを出産するまでにも色んな費用がかかりますが、助成で何とか乗り切ってきました。

でも出産後には、育児に関する費用がかかってきます。

0歳児ってベビー用品やおむつ代がバカ高いですから、赤ちゃん時代の中では1番お金がかかるのではないでしょうか?

1歳からはやや落ち着きましたが、成長するにしたがって費用はどんどん増えていきます。

我が家でも衣類や子供のおもちゃ代、離乳食やレジャー関係費など家計簿を見ると、毎月平均2万円はかかっています。

毎月2万円 + レジャー費約10万円 + 予備費20万円 = 約54万円

2歳時から毎年10万円ずつアップしたと考えて、10万円 × 5年間 = 50万円が成長費です。

約54万円 × 6年間 + 50万円 = 約374万円

約350〜400万円は、6年間の子育て費用としてかかることがわかりました。

高いですねぇ〜。

子供服はブランドにこだわったり海外旅行なんかに行ったら、プラス100万円は必要かもしれませんね。

子供が生まれたら「児童手当」がもらえますので、もし家計がピンチである場合は活用してみるといいですね。

児童手当の金額と支給日は誰がいつもらえるの?子供の教育費の救世主だからこそ貯金して大学費用に備えよ

子供にかかった医療費

子供ってママからもらった免疫物質の効果が切れた生後6ヶ月頃から、赤ちゃんは途端に風邪を引きやすくなります。

水疱瘡とかおたふくかぜとか、手足口病とかアデノやノロウイルスとか、ウイルス博士なんじゃないかと思うぐらい、やたらとウイルスの名前にくわしくなったりします・・・。

幼稚園や保育園などの集団生活がはじまってくると、なおさら感染症になるリスクが高くなってくるのではないでしょうか?

子供はとっても病気になりやすいですが、自治体の医療費助成によって自己負担額は大幅に安くなります。

小学生未満の医療費助成ですが、我が家の自治体では病院でのクスリの容器代がかかった所以外は、医療費ゼロでした。

医療費に関しては、厚労省の調査結果でも年間約1万〜2万5,000円という調査結果が出ていますが、これは地域差がとっても激しいですね。

我が家もケガなどでバンソコウや市販薬など、病院以外で何だかんだとかかったお金を年間約1万円だとすると、

年間約1万円 × 6年間 = 6万円と単純に出してみました(汗)

医療費は、子供はあまりかかった覚えがないんですが、私自身の医療費は育児疲れでメチャクチャかかったことを覚えています。

子供の医療費に関してはそれほど心配はいらないですが、病気はやっぱり心配ですね。

施設数はとっても少ないのですが、もし働くママは困った時は病児保育などを活用するといいですよ。

病児保育・病後児保育は共働きが急な子供の病気による保育園呼び出しの救世主なのに施設が少なすぎ!

子供1人分の保育園代

我が家の長女は、生後2ヶ月からゼロ歳児クラスの保育園に預けていました。

0歳児から卒園するまでの保育園代は、こんな感じでした。

  • 0歳児:約36,000円
  • 1歳児:約37,000円
  • 2歳児:約24,000円
  • 3歳児:約17,900円
  • 4歳児:約17,900円
  • 5歳児:約17,900円

3歳児からは保育料の負担がとっても安くなりましたが、2歳児からは次女が保育園に入園しましたので、負担内容は変わりませんでしたけれどね。

このほかに、保育園の延長代が毎月5,000円かかりましたから、

5,000円 × 12ヶ月 × 6年間 = 36万円です。

全部を足してみると、

43万2,000円(0歳)+ 44万4,000円(1歳)+ 28万8,000円(2歳)+ 64万4,400円(3歳児以降)=216万8,400円です。

毎月平均すると約3万円ですから安いほうかもしれませんが、約200万〜300万円は保育園代は覚悟をするようですね。

働いている時に何のために働いているかわからなくなる時がありますが、必要経費と割りきっていた方が心がラクになることでしょう。

塾・習い事・通信教育にかかったお金

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我が家では、子供が生まれた時から塾や習い事には通っていません。

その代わりに、生後6ヶ月からベネッセの「こどもちゃれんじ」を受講していました。

おもちゃも余計なものを買わずに、ほとんどしまじろうにお世話になりっぱなしでした。

「こどもちゃれんじ」自体は、毎月約1,600円ですが、その他本やこども向け雑誌、知育教材など合わせたら、おそらく毎月約5,000円はかかっています。

毎月5,000円 × 12ヶ月 × 6年間 = 約36万円は、教育費としてかかっていたことになります。

年長からは進研ゼミの「チャレンジタッチ」をやったり「スマイルゼミ」を受講していました。

スマイルゼミとチャレンジタッチを実際に使ってわかったメリット・デメリット-小学生タブレット通信教育比較

塾や習い事に行かなかったので、通信教育1本で育ってきた我が家は、かなり教育費に関しては安上がりかもしれませんね。

教育費に関しては、英語教材だけで100万円とか使ってしまう方もたくさんいらっしゃいますので、「教育費は聖域」と言われている部分なのでしょう。

当然最初にお金をかけ過ぎると、どんどんエスカレートしていくのが教育費というものです。

これはご夫婦の子育て方針にもよりますから、しっかりと家計と相談して決めていってくださいね。

保育園卒園までにかかったトータル費用はこちら!

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ここまで色々計算しましたが、一体トータルでいくらのお金がかかったのでしょうか?

育児に関するお金を混ぜるとわかりづらくなるため、公費でいただいたお金は除外して考えることにします。

費目金額
妊娠・出産時に費用790,000円
子育て生活費用3,740,000円
子育て医療費60,000円
保育園代(延長代含む)2,168,400円
塾・習い事・通信教育費360,000円
合計7,118,400円

子供を妊娠してから保育園卒園までに、なんと約711万円もかかっていたことがわかりました。

おそらく拾いきれていないお金もあるでしょうから、約700〜800万円はかかっていることでしょう。

我が家は娘2人いますが、女の子2人の年子ですから完全に2倍かかっているとは言えず、約1.8倍ぐらいはかかっていますね。

2人分を計算してみると、約710万円 × 約1.8倍 = 約1,278万円です。

2人の子育てに1,200万円以上って、やっぱり子育てってお金がかかります。

しかし、子供が増えた分お金はかかりましたが、笑顔は2倍以上増えたことは事実です。

子育てってイライラするし不安でいっぱいになることもありますが、子育てって楽しさも幸せも増えるということは、この6年間実感してきたことでした。

年子育児はイライラとストレスで記憶がないほど壮絶だったけれど、下の娘が5歳になって楽になったこと

不安な子供のお金は、公費助成を上手に使って乗り切ろう!

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改めて計算してみると、すごい金額です。

気が付かずに出て切ったお金も、実はたくさんあるに違いありません。

子供を産む前からもお金が足りるのか不安でいっぱいでしたが、子供を持ってからも、毎日がお金への不安と戦っています。

おそらく子供とこの世でお別れするまで、一生子供のことを心配しているのが親というものなのでしょうね。

子供が親に頼らずに自活して自分でお金を稼げるようになるまでは、子供へのお金は毎日が不安の連続になることでしょう。

でもこのように見てみると、子育てへの公費助成制度が実はたくさんあるのです。

子育てするのってすごいお金がかかるイメージがありますが、それはブランドものを買いあさったり、見栄を貼り過ぎて高いものを買いすぎるからです。

兄弟やママ友からのお下がりやフリマを利用したりして、うまく節約しながら乗り切れば、幼稚園・保育園までは何とか乗り切れます。

かわいい子供のためだったら「何とかやりくりしなきゃ!」と思うから、何とかなるんでしょうね(笑)

実は「教育費の山」は、まだ麓(ふもと)に立ったばかりです。

小学生になると、食費も生活費も学習代もどんどん上がっていきますので、お金がかからない「貯めどき」を逃さないようにしてお金を貯めることが大切です。

共働き4人家族の未来家計簿公開。我が家にいよいよやってきた子供の学費の貯めどきを逃さず今すぐに見直し!

得する制度はたくさんありますが、誰もお得だなんて教えてくれません。

損をしないためにも自ら情報収集をして手続きをして、もらえるものはもらうようにしてみてくださいね。

お金の不安もありますが、子供が毎日成長していく過程も楽しみです。

子供の未来は、あなたの笑顔で変わってきます。

育児ってヘトヘトに疲れ果てることもありますが、子供の笑顔のためにも一緒に笑顔になって、子育て家計管理を頑張っていきましょう。

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