エアコンはつけっぱなしが最強の電気代節約術?省エネで快適な冷房運用術で猛暑の夏を乗り切ろう!
「もう暑すぎる!脳みそが溶けて死んじゃいそう!」
連続35度以上の猛暑日が続く中で、室内でも熱中症になってしまいそうです。
こんな猛暑日が続いて1番困るのは、エアコンによる電気代の高騰ではないでしょうか?
電力会社は年々電気代を値上げしていますので、家計の電気代もますます大打撃を受けてしまいます(泣)
少しでもエアコン代を節約したい! でも、エアコンをつけっぱなしにした方がいいのか、こまめに消した方がいいのか、どれが最も電気代を抑えられるのか悩んでしまいますよね。
実は「つけっぱなしの時間」に、電気代の明暗を分ける分岐点があるんですよ!
「エアコンは起動時が1番電気代がかかる」のは過去の話
エアコンを起動するときは通常運転時に比べて約10倍も電気代がかかってしまう、とどこかで聞いたことがありませんか?
こまめにつけたり消したりして何度も起動を繰り返すと、そのぶん電気代が多くかかってしまうと思いますよね。
しかし、これは昔の話!
最近のエアコンは性能がとても上がってきており、起動時でも通常運転時とほとんど変わらないぐらいの消費電力になっているのです。
とは言うものの、「ほとんど変わらない」だけで、やはり起動時のほうが多くの電気を消費します。設定温度まで冷やしたあと、その温度を維持しているときのほうが少ない電気ですむことは事実です。
では、こまめにON・OFFを繰り返すのと、つけっぱなしにしておくのではどちらがお得なのでしょうか。
エアコンメーカーが実際に検証した結果、実はつけっぱなしがお得になる時間の分岐点があることがわかりました!
エアコンのつけっぱなしでいい時間の分岐点とは?
エアコンメーカー ダイキンが、「つけっぱなし」と「30分ごとに入り切り」で運転したときの消費電力を計測・比較したデータを公開しています。
この検証をもとに、“ 何分までの外出であれば「つけっぱなし」の方が安いのか ” を計算したところ、日中(9時~18時)は「35分」が分岐点になるようです。
日中、30分程度の外出であればつけっぱなしにしておき、仕事などで長時間不在であれば消してから外出したほうがお得、ということですね。
では、夜間(18時~23時)も見てみましょう。
夜間は「18分」が分岐点になるようです。
電気代だけでなく、帰宅時の快適性も考慮し、状況に応じて「つけっぱなし」と「こまめに入り切り」を上手に使い分けるようにしましょう。
スマートリモコンを使って、帰宅する30分前ぐらいからエアコンをつけておくのもよいかもしれませんね。
エアコン起動時は、弱運転ではなく自動運転で一気に冷やす!
エアコン起動時は、短時間で一気に設定温度まで下げたほうが電気代を安く抑えることができます。
今のほとんどのタイプは自動運転機能がついていますよね?
自動運転機能のよいところは、室温が設定温度になるまでは強風運転、その後は微風運転と、最も効率のよい運転をしてくれる点です。
節約になるだろうと最初から弱運転モードでスタートしてしまうと、室内温度が設定温度に下がるまでに非常に時間がかかってしまいます。
起動時の時間が長いと、それだけ電気代が高くなってしまうのです。
外に長時間出かける時は、タイマーで自動運転設定にしておくのがベストです。
一気に設定温度まで室内を冷やしてしまいましょう。
設定温度を1度高く設定すると、13%も電気代が節約できる
やはりエアコンって、設定温度によってだいぶ電気代が違ってきます。
夏場のエアコン設定、あなたは何度にしていますか?
「環境庁」によると、夏の冷房時の温度設定を1℃高くすると約13%(約70W)の消費電力の削減につながるそうです。
設定温度は28℃設定を推奨していますが、こんな猛暑だと28℃なんて結構暑いですよね・・。
人間は、やはり体が資本です。
そして、自然環境も大切です。
無理は禁物ということで温度は26〜27℃設定にしておりますが、それでも外出時は28℃に上げるなどして、1〜2℃は上げるようにしています。
家にいない時に無理なく13%の節電をするテクニックで、ストレスなく節約をすることができています。
コンセントを抜いて節約はNG!待機電力なんて本当にわずか
主婦向けの節約特集でよく流行っている節約ワザなのですが、使わない時はエアコンのコンセントを抜くワザを使って節約している方をたまに見かけます。
エアコンはリモコンで受信しているため、電源オフの状態でも待機電力は確かに使っています。
でも今のエアコンは省エネ性能がかなり高くなっており、コンセントを挿しっぱなしでも年間10円程度しか変わりません。
むしろ抜き差しする手間の方が大変ですし、室外機をいためる原因にもなりますから、コンセントは差しっぱなしにするようにしましょう。
フィルターの掃除をすることによって、節電効果がさらにアップ!
エアコンのフィルター掃除は、2週間に1度はお手入れをしましょう。
上の画像は1年ぶりにエアコンのふたを開けたところです。こんなにフィルターが汚れていました・・・!
フィルターは、掃除機でウィーン!てホコリを取ってしまうだけですから、お手入れはとっても簡単です。
ただ、取り外すのがとてもめんどくさいのですけれどね・・・。
汚れがひどいときは水拭きをしたり、季節始めには水洗いしましょう。
エアコン掃除用のスプレーが売っていますが、ホコリが中に入り込んでしまったり故障の原因になりますから使わない方がいいですよ。
自分で簡単にできるエアコン掃除の仕方。月2回の頻度でフィルターをキレイに保つ方法とは?
お掃除ロボットつきの掃除機が最近たくさんではじめていますが、あくまでもお手入れをラクにするだけの補助機能でしかありません。
「お掃除ロボットがついているからお掃除しなくてもいいわ!」ではなく、フィルターやエアコン回りは自分でお手入れをする必要があります。
お掃除機能付きエアコンのクリーニングを業者に依頼。正しいお手入れ方法を知らないと大変なことに!
その他、室外機の周りに物を置かない、室外機のホースに泥などが詰まっていないかチェックする、といったことにも気をつけましょう。
ベランダに出た時に、少しずつ拭いておくとキレイに保つことができますよ。
この手間がほんとに必要ですので、ぜひ子供にお手伝いをさせましょう。これが1番大変?!
エアコンを選ぶときは、「統一省エネラベル」をチェック!
省エネ性能の目安となる数値に「APF(通年エネルギー消費効率)」があります。この数値が大きいほど消費電力量が少なくなります。
最近の省エネ性能が高いエアコンだと、APF値は6.9と高くなっていますね。
7〜8年前は4.8ぐらいの数値だったので、現在の機種と比べると年間で1〜2万円も高かった計算です。
他にも「COP(エネルギー消費効率)」なども、省エネの目安になります。COPの数値が大きいほど、エネルギー効率がよく省エネ型の機種といえます。
エアコン買い替え時は、「統一省エネラベル」を特にチェックするようにしましょう!
省エネエアコンの適切なサイズの選び方。広さやランキングだけで選ばない!1番価格が安くなる時期とは
最強のエアコン代節約術は、エアコン本体の買い替え!
今回ご紹介た節約方法は、古い機種では実現できないことばかりかもしれません。
エアコンはいろんな節約術がありますが、1番オススメの節約術はズバリ最新機種に買い換えることです。
10年前のエアコンと今の最新型のエアコンを比べると、省エネ性能は雲泥の差です。
お掃除フィルターにしても、自動で掃除をしてくれる機能がついているエアコンが当たり前のように出てきています。掃除しないでいいなんて、とてもうれしいじゃないですか。
しかし、実はお掃除機能付きでもきちんと掃除する必要がありますし、お掃除機能付きエアコンにもデメリットがたくさんあります。
本当にお掃除機能付きが必要かどうかも、しっかりと考えてから購入しましょう。
お掃除機能付き上位機種は必要?買ってから後悔しないエアコンの選び方
他にもエアコン単体だけではなく、扇風機やサーキュレーターを併用するなどして、室内の風を循環させることも効果的です。
扇風機おすすめ人気ランキング2020。電気代を含めトータルで安く抑えたいならこのメーカーが狙い目
ちょっとした工夫が、大きな節約効果を生み出します。
電気代の節約も大事ですが、暑さを我慢するほうが体にも心にも良くないですから、ほどほどの節約対策で済ませたいですね。
今年の猛暑は、様々な工夫をしながら楽しく乗り切りましょう!
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