省エネエアコンの適切なサイズの選び方。広さやランキングだけで選ばない!1番価格が安くなる時期とは
暑い、暑いよ!暑すぎるよ〜!
とうとう夏本番が近づいてきて、エアコンにお世話になる季節がやって参りました。
リモコンに手が自然と伸びて、すぐにひんやり気分に浸りたい!
でも電気代が気になる主婦としては、エアコンの使いすぎがどうしても気になってしまいますよね。
「エアコンを買い換えると、電気代が安くなるって聞いたよな。」
「あれ?久しぶりに運転したら壊れちゃっているじゃん!」
長年使っているエアコンの電気代が気になってしまい、家電量販店にエアコンを見に行かれる方も多いと思います。
「なんでこんなに種類が多いの・・、一体どれを選んだらいいのかしら?」
いざ家電量販店に行ってみたら、エアコンが白い壁のようにズラっと並んでいて、一体どれを選んだらいいのかさっぱりわからない!
そこで今回省エネタイプのエアコンについて、家電量販店の方に本気で突っ込みながら、エアコンの正しい選び方を聞いてきましたよ。
木造一戸建てと鉄筋のマンションは、対応畳数はここを見る!
「15畳のリビングと5畳のたたみと1つで使いたいから、20畳用のエアコンかな。」
家電量販店のエアコン売り場って、「6畳用」や「20畳用」など、畳数によって売り場が分かれていますよね?
エアコンの店頭表示に「冷暖房時おもに○畳」と書かれた表示が目につくと思いますが、これだけでエアコンのサイズを選んではいけません。
これはあくまでも、エアコン業界が決めた目安の畳数なのです。
下の部分を見ると、「畳数の目安」というのが書かれているかと思います。
- 冷房:17〜26畳
- 暖房:16〜20畳
この機種は冷房のときは17〜26畳まで使えるんだ・・、ではありません。
この表の正しい見方は、以下のようになります。
- 木造の時に、冷房17畳、暖房16畳
- 鉄筋の時に、冷房26畳、暖房20畳
木造の一戸建てや、アパートなどの場合は、左側の小さい数字
鉄筋コンクリートのマンションや団地などの場合は、右側の大きい数字
例えば、鉄筋の団地から木造の一戸建てに引っ越すときに、同じ10畳用でも8畳しか効き目がなくなってしまうということなのです。
しかももう1つ細かいことを言うと、鉄筋の畳数は中層階(上と下に挟まれている部屋)が目安となっているそうです。
太陽に近くて暑い最上階などは、1〜2サイズ上げた方がいいとか!
「えぇ、知らなかった!この範囲内なら効くのかと思ってました。」
店員さんに教えていただいて初めて知りましたが、一般人にはものすごいわかりづらい表記ですよね・・。
対応畳数は部屋の大きさではなく、「木造」か「鉄筋」かという住む家の造りによって畳数を見ることがポイントなのです。
ただし暑い地域と寒い地域によっても違うみたいですので、その地域の気温の特色によってサイズを1つあげるかどうかは、よく検討した方がいいそうですよ。
エアコンは夏に使うだけじゃない!冬に暖房を使うかも考える
どうしてもエアコンって、夏場の暑い時だけを考えて畳数を選んでしまいがちです。
店員さんいわく、「暖房も考えると、1サイズ上げないと効きませんよ。」ということでした。
エアコンの目安の畳数を見ても、暖房の方の目安の畳数の方が少ないです。
冷房は10畳効くのに、暖房は8畳ってなっている機種がほとんどです。
冷房が効くギリギリのサイズで購入すると、余計にハイパワーで運転をしなくてはいけなくなって、返って電気代が上がってしまうそうです。
そして冬場はまったく暖房が効かずに、ブルブル震えながら後悔することも・・。
最近はエアコンだけで済まそうという方が増えているそうですが、「暖房も!」って思って強力なタイプを買うと、逆に夏場は効きすぎてしまうそうです。
1サイズ大きいのを買うと値段が跳ね上がるし、本体代をケチると電気代が上がって冬場はエアコンが使い物にならないし。
うん、選び方ってむずかしい〜!
冷房だけと割り切るか、暖房は補助的な使い方をするか、きちんと用途を決めてから選びに行かないと、余計なお金を使うハメになってしまうのです。
星マークが多い機種は高いのは当たり前!部屋で分ければ節約に
エアコンの省エネ性能を示す基準の中で、「統一省エネルギーラベル」の星マークの数に目がいくと思います。
「星マークが多い方が、省エネになっていいエアコンって事で間違いないですか?」
5点満点中★マークが多くついているほど、省エネ性能が高くて暖房効率がよく、より快適性能も高いということです。
でも同時に、本体代も星の数に比例して高くなります。
省エネ性能とお財布の残高は、反比例します!
「本体代を節約したければ、部屋の用途によって機種を分けるのも手ですよ。」
なんと省エネ性能には星の数によって、ランクが分けられているそうです。
- 上ランク(超省エネ型):★4つ以上
- 中ランク(準省エネ型):★2つか3つ
- 下ランク(非省エネ型):★2つ
★1つはないそうで、下ランクでギリギリ販売可能な範囲だそうですよ。
リビングなど1番広くて1番長くいる場所で、暖房も使うと決めてあるのであれば、省エネ性能が高い「上ランク」を買うようにします。
寝室もお掃除フィルターや暖房を使うのなら「上ランク」、寝るだけだからいいやって方は「中ランク」がおすすめとのこと。
「子供部屋って、何でもいいですよね。」
店員さんもお子さんがいるらしく、自分の部屋に閉じこもってしまったら大変だからと、冷房が効くだけの安い「下ランク」のものを使っているそうです。
快適にしてあげたいと思ったことが、返って不便なことに!
いや、子供がいると、同じ考えを持っているものですね(笑)
寝室におすすめのエアコンの選び方で大切なポイント。6畳用で快眠できるタイプを比較して選んだ1台
メーカーの特製を知って買わないと、ストレスになることも
エアコンってどうしても、畳数や省エネ性能ばかりを気にしてしまいがちです。
有名な国内メーカーだから安心だわ、だけではなく、各メーカーの特徴を抑えて買うことがとっても大切です。
エアコンと言えば、ダイキン、富士通ゼネラル、三菱電機、パナソニック、日立などが有名ですよね?
実はメーカーごとに、エアコンに対するコンセプトが違うそうです。
ダイキンと富士通は、部屋の中に空気のムラがない空間を作るために、部屋中の温度を調節して、人に直接風向が当たらないような作りを目指しています。
三菱とパナソニックと日立は、その場だけ冷えたり温まったりすれば節電になるという考えで、人感センサーによってスポット的に当たるような作りを目指しています。
このスポット的な風が当たることが、ストレスになる方もとっても多いそうです。
ダイキンと富士通も性能的には変わりはないのですが、富士通の方が風量のパワーが強いということで、同じコンセプトでもまったく違う作りになっているそうです。
これは個人の考え方でまったく意見が分かれる所ですが、各メーカーがどういったエアコンを目指しているのか知ることで、選ぶポイントも違ってくることでしょう。
ネットの売れ筋ランキングなんて、エアコンの良し悪しに関係ない
よくネットを見ると、家電の売れ筋ランキングなど載っていますよね?
1位:パナソニック、2位:富士通、3位:ダイキンとなっていると、「パナソニック製がいいのか。」と思い込んでしまうことが多いです。
確かにパナソニックや富士通のエアコンもすばらしいモノがあると思いますが、実はパナソニックは値崩れが激しいために、台数が多く売れているだけなのです。
その時に安い機種が、1位にランクインされていることが多いのですね。
ダイキンは大手家電量販店である「ヤマダ電機」には色んな事情があって、実は販売されていません。
日本で1番エアコンに力を入れているダイキンですが、値段が落ちにくいために上位に入っていないことが多いそうです。
ランキングは色んな意味で操作をされていることが多いために、参考にする程度にした方がいいですよ。
ランキングが上位だからと言って、エアコンの良し悪しにはまったく関係はないということだけは覚えておきましょう。
エアコンが1番安い時期っていつ?夏本番中に買うと高くない?
「エアコンって、夏本番に買うと1番高いんじゃないですか?」
エアコンの選び方はだいたいわかったけれど、いつ買った方がいいのか迷うじゃないですか?
みんなが買いたい!って思っている真夏が、エアコンって1番高いかもって思っていました。
実は違うのです。
「エアコンは年始が1番高いです。それは1月に新機種が発売されるからです。」
なんと!夏ではなくお正月が1番高いとは!
早い機種だと11月、そして年明けの1月にエアコンの新機種が発表されて、3月末までには店頭に出そろうそうです。
旧型を残しておきたくないことから、3月末までには在庫処分セールを行ってしまうそうです。
「こちらの機種もお正月は40万円したのですが、35万円まで下がりました。」
1月に出るので、夏場にはだいたい値段が落ち着いてきて、ボーナス商戦で安くなることが多いとか。
奥さん、エアコンを1番安く買えるのは年末ですよ!
夏本番前にボーナスで買ってしまうこともアリですが、あと半年ほどグッと我慢すれば、お安く買えることは間違いありません。
省エネエアコンの選び方は、用途をしっかりと決めることが大事
壊れない限り15年上使っている方も多いようですが、2005年以前のエアコンは消費電力ワースト家電です。
今はオートオフ、人感センサー、遠隔操作機能などもあり、快適に過ごしながら節電できます。古い機種はぜひ買い替えた方がおトクでしょう。
エアコンの表示性能の説明書きを正しく読んで、どういった所につけるのか、きちんと「目的」を決めてから選ぶことが大切であることがわかりました。
あとはネットの口コミやランキングだけを見て、決めないことですね。
住む地域、住む家の構造や部屋の形状など、エアコンの設置している環境によってまったく口コミも違ってきます。
このエアコンの機種はダメ!こっちの機種はいい!ってすぐに決めつけずに、自分の用途や部屋の特色、家族の気持ちから選んでいきたいですね。
知らないと買ってから後悔することが、いっぱいあるのも家電ですが、口コミを知りすぎると、期待はずれで不満も多くなるのが家電です。
買う前にきちんと予算を決めて、目的をしっかりと決めてから家電量販店に足を運ぶと、店員さんにもきちんと思いが伝わります。
結果的にムダな家電を買わずに済んで、お金も心も快適に過ごすことができます。
でもですね、
多少暑かったり寒かったりするくらいでは、むしろエアコンをつけないほうが健康的ですよ!
あ、言ってしまった、究極の回答を・・。(部屋の中の熱中症には要注意)
色んな情報であふれかえっていますが、自分だけの家にピッタリ合った快適に過ごせるエアコンを、ぜひおうちの中に取り入れてみて下さいね。
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