自分で簡単にできるエアコン掃除の仕方。月2回の頻度でフィルターをキレイに保つ方法とは?
「エアコンを使いたいけれど、ホコリが舞ってきたらどうしよう?」
寒くなってきたり暑くなってきたり。日本の四季は人間と同じく忙しいです。
冬や夏本番前のエアコンを本格的に動かす前に、エアコンの掃除をせずにいきなる動かすと、大量のホコリが部屋中に撒き散らされる可能性が高いです。
エアコンって、本当に汚いのです!
フィルターにホコリがたまっているとエアコンの効きも悪くなり、電気代も上がってしまいます。
業者に頼む事も大切ですが、自分で簡単にできるエアコン掃除の仕方を教えしちゃいますよ。
エアコンの4箇所を月2回の頻度で自分で掃除する
エアコンの掃除というと「むずかしそう!」と考えてしまいますが、実は自分で簡単に掃除をすることができます。
エアコンの掃除をはじめる時期として、夏は5〜6月、冬は10〜11月がベストです。シーズン中は月に2度の頻度で、正しく掃除を行うことが大切です。
自分で掃除をする箇所は、以下の4箇所がポイント!
- フィルター
- ルーバー
- 送風口
- エアコンの上側
フィルターを取り外して、掃除機でホコリや汚れを吸い取るだけではなく、フィルターの特性を理解した上で掃除をすることで、効果的に汚れを落とすことができます。
エアコンのフィルターをはずす前に!掃除機でホコリを吸い取ろう
エアコン掃除を始める前に、必ずコンセントを抜いてからはじめましょう。内部でファンが高速回転していますので、ケガの原因になることがあります。
今回私は、フィルターのお掃除機能付きのエアコンで掃除をしていきますが、手順は一緒です。
1年前に自分でフィルターを掃除したはずのお掃除機能付きのエアコンでも、こんなにホコリがついています!何年間もほったらかしにしておくと、フィルターがモコモコ雲状態に!
お掃除機能付きだからって、お手入れ不要と思っていたら大間違いです。
5年も10年もフィルターを掃除しなくてラクだぁ〜ってほったらかしにしておいたら、ホコリとカビの温床に・・。お掃除機能を過信しないようにしましょう。
すぐにフィルターをはずして掃除したくなってしまいますが、フィルター周りやパネル部分についたホコリを掃除機で吸っておくことで、フィルターをはずした時にホコリが降ってくるのを防ぐことができます。
エアコン掃除にはコードレス掃除機でハンディタイプになるタイプが便利です。ダイソンのコードレス掃除機ならアタッチメントも豊富についており、吸引力も抜群です。
ダイソンコードレス掃除機V10とV8の違いを徹底比較レビュー。最長60分間動く掃除機はどう進化を遂げたのか?
エアコンのフィルターはゆっくりはずし、月に1度は水洗い
エアコンのフィルターは、とっても薄くて柔らかいプラスチック樹脂でできています。
無理やりフィルターを引っ張ると、破れたりするおそれがありますので、はずす時はゆっくり丁寧にはずしましょう。
ホコリはフィルターの外側についていますので、外側から掃除機をかけるようにします。
フィルターを内側から吸い取ると、ホコリが逆にフィルターの目に詰まってしまいますので、注意しましょう。
掃除機で吸うだけでは、フィルターの目に詰まった細かいホコリは完全には取れません。
月に2回は掃除機で吸った後、お風呂場でシャワーをかけて水洗いします。
ポイントは、掃除機とは逆に裏側からシャワーをあてることです。
外側から水圧をかけると逆に目詰まりしてしまいますので、気をつけましょう。
洗剤を使う場合はキッチン用の中性洗剤を薄めて使い、柔らかいブラシで優しく洗うようにすれば、フィルターを傷める心配はありません。
日の当たらない場所で、フィルターを干します。お掃除機能付きのダストボックスのホコリを収納する部分のスポンジが湿っている状態ですと、カビの原因になります。
カラカラに乾くまでしっかり干すようにしましょう。
エアコンの上側、送風口、ルーバーの掃除方法
エアコンの上側はハンディータイプのモップが便利!
エアコン上部の掃除は、イスやテーブルに乗ってすると危険です。
長く伸びるハンディータイプのモップがあると、無理な体勢で掃除をする必要がなく、ラクに掃除をすることができます。
ルーバーの掃除は見える範囲で拭いていく
エアコンの吹き出し口のルーバーは手で回して開けます。
「手で動かしたら戻らなくなっちゃった!」と心配になってしまいますが、電源を入れれば再び元の位置に戻るので大丈夫です。
注:強く動かさないと回らない機種は、無理やり回さなようにしてください。
タオルに中性洗剤を染み込ませ、指に巻いてエアコン内部を拭いていきます。泡タイプのスプレーなら、洗剤が垂れる心配もなくササッと掃除ができます。
奥の方の汚れまで取りたいと思い、無理やり掃除をすると故障の原因になります。自分でやる場合は、見える範囲で掃除するようにしましょう。
送風口もモップやスポンジで汚れを拭き取る
送風口もホコリでいっぱいになります。モップやスポンジなどで汚れを拭き取るようにしましょう。
結構汚れが出てきますので、最後はハンディタイプの掃除機で吸い取ると便利です。
エアコンの電気代は室外機がカギ!カーテンも洗って電気代を意識
エアコンを掃除して効き目をよくし、電気代を節約しようと思うなら、室外機の存在も忘れてはいけません。
エアコンの電気代を握っているのは、室外機と言っても過言ではありません。
室外機が熱くなると、エアコン内部の熱い空気の逃げ場がなくなってしまいます。対流をよくするために、室外機は熱い場所に置くのは避けましょう。
室外機の汚れがひどくなっている場合は取り除くようにし、よしずなどで日陰を作り、室外機の温度を下げるようにします。
室外だけではなく、カーテンがホコリなどで汚れていることでホコリが舞い、フィルターに付着する原因にもなります。
エアコンの掃除シーズンである5〜6月や10〜11月の年に2度は、カーテンを洗うなど掃除するようにしましょう。
シーズン前にはじめて電源を入れる場合は試運転を!
エアコン内部がキレイになったらコンセントを差し込み、電源を入れて試運転をします。
試運転のポイントは、最低温度(16〜18℃)で40分間運転することです。
冷たい水温で試運転することで、水滴がエアコン内部をキレイに掃除してくれます。
「あれ?リモコンが動かないよ!久しぶりで壊れちゃったかな?」
リモコンが動かないと思ったときは、リモコンの電池を交換してみてください。メーカーへのリモコン不具合の問い合わせの約8割が、実は電池切れなんだとか!
試運転するときも慌てず、新しい電池で気持ちよく動かしてあげましょう。
自分で掃除は限界がある。内部の汚れはプロの業者に依頼しよう!
月に2度のお手入れでもめんどくさいですが、これだけピカピカにキレイになると、運転するのが楽しくなっちゃいますね。
見た目もキレイになったことだし、めでだしめでだしと、これでエアコン掃除を終わりにしてはいけません。
エアコンも人間と同じく、「外見」より「中身」が大事です。
エアコン周りやフィルターの汚れは自分でも掃除が可能ですが、それ以上に汚れが気になる部分が「フィン」や「ファン」という部分です。
「フィン」とはエアコンのフィルターの奥にあり、空気の温度を変える部分で金属の板が並んでいます。
「ファン」は、エアコンの内部でクルクルと回転して風を起こしてくれる部分です。吹き出し口からエアコン内部をのぞき込むと見えます。
フィンやファンはエアコン内部にあるので普段は目に入らない分、いつの間にか汚れがたまってしまうのです。
私もお掃除機能付きのエアコンだからと「掃除しなくていいや〜!」とほったらかしにしていたら、とんでもない汚れが。
エアコン掃除の最安値プランが見つかる「ハウスクリーニング 一括見積もり比較サイト」で自分にぴったりな業者を探し、分解クリーニングをお願いすることに。
こんなにも真っ黒い液がでてきてびっくりしました。
ものすごいカビがたまっています!!
このカビを吸って生活をするかと思うと、恐ろしくなりますよね・・。
エアコンの電気が詰まっている大事な部分を自分で無理やり掃除しようとすると、故障の原因にもなりかねません。さらに痛い出費が待っていることも(汗)
できない部分は、プロにおまかせし、自分でできる部分は月に2度掃除するようにして、快適なエアコンライフを送るようにしてみてくださいね。
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