家計簿がどうしても続かない人はダメ人間なのか?お金を貯めたいけれど続かない時は思い切って諦める
30数年間生きてきた中で、「節約術」と聞いたり見たりしたら、どんなことでも試してきた私です。
でもやっぱり無理に頑張る節約術は続かないからと、色々やめてきた節約術も数え切れないほどありました。
貯金1,000万円以上貯めた我が家がやめた節約術6選。無理なくできる「マイ節約術」を作ろう
頑張ってやめてしまった節約術や貯金術の中で、私は長年つけてきた手書きによる家計簿をやめることにしました。
家計簿をつけなくなって、どうなったのか?
家計簿をつけていなくても、結果的にお金はどんどん貯まっていきました。
今、家計簿をつけようと思ってもどうしても続かないと悩んでいる方に、ぜひ考えて欲しいことがあるのです。
家計簿を買って、気合を入れて書こうとするけれど・・
「お金を貯めたい!」
「家計のピンチを救いたい!」
こんな時にとっさに頭の中に思い浮かぶことって、家計簿ですよね?
家計簿って聞くだけでワクワクしてしまい、本屋にステキなデザインの家計簿やおすすめの家計簿アプリなんて聞いてダウンロードする、という方がほとんどだと思います。
スーパーで食材を買って、異様に長いレシートを見ながら、家計簿につけていきます。
最初の1週間ぐらいはとっても楽しいですよね。食費が6,428円、日用品が1,532円とか、電卓でカタカタと叩きながら仕分けしていきます。
でも、いつも順調にいくとは限りません。
子供に駄々こねられて買ったジュースやゲーム機とか、喉がカラカラに乾いて思わず買ってしまった自販機のペットボトルとか・・。
予定外の出費に襲われてしまい、現金で買ってレシートなんてもらったかどうかなんて忘れてしまうような支出があったりしませんか?
「108円分、袋分けした残高が合わない。」
「325円合わないんだけれど、何買ったっけ?」
最初の1週間ぐらいは楽しく書いているのに、段々支出が合わなくなってきてイライラ、もう家計簿なんてつけるのイヤ〜〜!
2週間後、テーブルの上にほったらかし。(チーン・・)
「私って、家計簿なんてつけられないダメ人間なんだわ。」
最初の貯めたいワクワクする気持ちは、一体どこいった〜?
イライラがやがて面倒くさい病につながり、家計簿はそのまま放置され、やる気と自信まで失うことにつながってしまうのです。
家計簿は金額が合うか合わないかをチェックするツールではない
家計簿が続けられない自分に、あなたは今どんよりと落ち込んでいませんか?
落ち込んでいる中で水を差すようで大変申し訳ございませんが、家計簿は「1円単位で合うか合わないかチェック」するためのツールではありません。
1円を大切にする気持ちは、とっても素晴らしいです。1円をバカにする人は、決してお金持ちにはなれません。
お金がない人の特徴はお金に嫌われる行動をする人。1円の重みも大切にしない人はお金に嫌われていく
でもハッキリ言って、1円合うか合わないかなんてものすごい無駄なエネルギーです。
家計簿をつけている時の気持ちって、1円を大切にしようと思ってつけていますか?恐らく1円合わなくてイライラしているエネルギーの方が大きいはずです。
家計簿の本来の目的は、収入と支出を管理して、なぜこの支出額が多いのかという問題点を検証し、改善するための「行動」を起こして、初めて意味あるものになります。
家計簿をつけることが目的となってつけていると、合わなかった時点でやる気を失い、家計簿への情熱がどんどん失われていってしまうのです。
家計簿が続かないのは性格や体質だから諦めてもいい
家計簿が続く人と続かない人との差って、一体何のか、私もこの「続かない問題」についてずっと研究を続けていました。
でも1つだけわかったこと、それは、
家計簿をつけることでお金を貯められるのではなく、お金を貯めて管理できるような人が家計簿も続けていくことができるのです。
ダイエットも、長続きする人と続かない人がいるじゃないですか?
これも真面目にコツコツ体重計に毎朝乗って、3食の栄養管理もきちんと行えるような、まさに優等生タイプの人が続いていたりします。
でも「ダイエットドリンク、もう3日で飽きちゃった〜!」なんて言って、すぐに飽きてしまう人は、家計簿も同じように続かないわけです。
ダイエットも家計簿をつけ続ける事もまったく苦痛と思わずに、むしろ続けることがこの上なくワクワク至福のひとときという天性の持ち主じゃないと、最初から順調に続いていかないのですよ・・。
これは性格というか、もうその人の体質なので仕方がありません。
人は「1人1人違って当たり前」です。
あの人が続いているのに、私は続かないなんてダメだわ、なんて思うのではなく、続かないという体質であることがわかったら、つけなくてもいい方法をしていけばいいのです。
無理やり体質改善と言って、つらい筋トレで筋肉ムッキムキになったり、家計簿を無理やりつけている人もいますが、やっぱり無理しているので、どこかで挫折する可能性が高くなってしまいます。
だから、合わないと思った時点で諦める!
続けることがつらかったり、ガマンばかりでストレスになるぐらいだったら、諦めるという選択肢が家計管理にはとっても大切な要素になってくるのです。
楽しく続けることで「貯金肉」がついていき、家計簿が続けられるようになっていくから、人間って不思議です。
めんどくさがり屋におすすめの家計簿アプリと手書き家計簿を厳選!家計簿を続けられる「貯金肉」をつけよう
続かない人でも体質は変えられる。自分らしい方法を見つけよう
お金の管理ができる人は、家計簿も楽しく続けていくことができるでしょうし、家計簿がなくても自分流でどんどん貯めていくことができてしまいます。
でも、生まれた時からお金の管理なんてできる人間なんて、どっこにもいません!
いたら、出てきてください。(特に何もしません・・)
私もお小遣い帳、市販の分厚い家計簿、金銭出納帳、有料の家計簿ソフト、オンライン家計簿、Excel家計簿、スマホの家計簿アプリ・・、数え出したらキリがないぐらい試してきました。
試行錯誤した結果、現在は月1回の「自分で作ったExcel家計簿」&日々の支出は「家計簿アプリ」による家計管理方法が、自分には1番合っています。
自分ではつけていないのですが、正確には自動的につけてもらっているという感じですね・・。
共働き夫婦の貯まる家計簿開発。研究期間はなんと10年!自分流のExcel家計簿でつける目的とは
他の人が合っていることが、自分に合うとは限らない。それでいいのです。
だから、私も実は「貯められないダメ体質」でしたが、自分らしい家計管理術を身につけていったことで、少しずつ貯められる体質に変えていくことができました。
生まれた時から「貯められる才能」の持ち主がいることは事実ですが、後から「貯め体質」に変えることは十分に可能なのです。
続かないと思ったら諦めること。
お金を貯めるポイントの1つとして、自分に合わない頑張りを続けることは必要ないということです。
家計簿が楽しい、ワクワクする〜って人は続けていくことでモチベーションが上がりますから、そのまま続けていった方がいいです。
しかし「もうダメ〜、合わない〜!」って人は、違う方法を見つけてみましょう。
家計簿以外にも自分の目的に合わない無理な頑張りは、心にも体にも色んな弊害をもたらします。
家計簿が続かないのは、あなたがダメ人間なのではなく、その家計管理方法が合っていないだけです。
頑張らないで無理なく続けるスタイルを見つけることが、お金が貯まるコツ
私、50冊ぐらい家計簿を本屋さんで買って、1ヶ月後にはムダにしているような・・。
いえいえ、「経験」という価値あるものに変えられましたので、無駄ではないと思っていますよ〜(笑)←言い訳
家計簿が続かない人は思い切って諦める。思い切って諦めた先に、心から楽しく貯められる方法が見つかったりするのです。
でも、やっぱり、無理なく家計簿を続けられる方法が知りたいという方は、こちらをどうぞ。
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