家計簿作りは時間の無駄。忙しい人がお金の管理をシンプルにするためのマネーテクニック
「共働きで世帯年収1,000万円以上あるのに、全然貯金ができません。」
「毎日寝る前に家計簿をつけようと思うのですが、ヘトヘトでやる気がでません。」
私の所によく共働きの方から、家計簿のつけ方や貯金の仕方についてのお悩み相談をいただくことがあります。
家計簿がどうしても続かない時は、諦める必要性もお話しました。
家計簿がどうしても続かない人はダメ人間なのか?お金を貯めたいけれど続かない時は思い切って諦める
年収1,000万円もあれば簡単にお金が貯まりそうですが、なかなか思うように貯められない現実、ものすごいよくわかります・・。
私もフルタイムの時、貯まるどころか超赤字家計でした。(トホホ)
家や子育てにお金がどんどん出ていくからこそ、家計簿をつけてお金を貯めていきたいけれど、なかなか続かない・・。
でも、お金を貯めたい!!
やる気だけはあるのに、忙しすぎて家計簿をつける余裕がない時、一体どうしたらいいのでしょうか?
なぜ家計簿をつけ続けることができないのか?
毎日忙しい人は、どうやったら家計簿をつけ続けていくことができるでしょうか?
まずその前に、なぜ家計簿が続かないのかを考えてみましょう。
家計簿をつけようと思った時、「金額が合わなくて苦痛だ。」「レシートがグチャグチャで見る気もしない。」って苦痛を感じませんか?
それは、お金の管理に対して心がワクワクしないからです。家計簿自体が「苦痛な作業」と思ってしまっている状態です。
もし仕事から帰ってきてヘトヘトになっていたとしても、本当に読みたい本やマンガ、大好きな俳優さんが出ているドラマだけは絶対に見ますよね?
好きだと思うことって、どんなに疲れていても苦痛と感じません。
本当に好きなことって、結果なんてたとえ出なくても、周りになんて目もくれずにやりたいと思うことだったりします。
もし「私は、家計簿がメッチャクチャ大好きなんだ〜!」って思ったのなら、どんなに疲れていても家計簿はつけるはずです。
家計簿はつけることが好きじゃない。
仕事やダイエットなど、どんなことにも共通しますが、好きと思うことじゃないと続かないのが人間というものなのです。困った生き物ですよね・・。
忙しくて家計簿が好きじゃない人がつけ続けることは時間の無駄
毎日ヘトヘトに疲れるほど忙しいのに、単調な事務作業のような家計簿作り。まったく心がワクワクしないので、苦痛で仕方がない・・。
そんな人にとって、家計簿をつけ続けることは時間の無駄以外何でもありません。
家計簿をつける時間なんてあったら、仕事に役立つような本を読んだりスキルアップをしたりした方がよっぽど収入アップにつながり、節約するよりもいい効果をもたらします。
ヘトヘトに疲れているからこそ、体と目を休めていい香りのアロマでも焚いて、早めに寝た方がもっとも効率のよい時間の使い方です。
自分は家計簿が続けられないダメな人なんだ・・、じゃなくて、家計簿をつけられない方が私は普通だと思っています。
「家計簿をつけ続けている人なんてほとんどいませんよ。」
現実問題、以前ファイナンシャル・プランナーの方が自宅に来てお話を聞いた時に、お金のプロの方が「家計簿が続いている人は1〜2割」とおっしゃっていました。
私自身も家計簿はつけ続けていましたが、ほとんど家計管理に活かせたことはありません。マネー日記としては役立ちましたけれどね(汗)
家計簿を作るってこと自体が、とってもハードルが高いです。
ただでさえハードルが高いのに、疲れていて好きでもないのですから、時間を浪費しないためにも「やらない勇気」を持つことも大切なのです。
忙しい人は家計簿を自分でつけるのではなく、つけてもらう
私はすでに家計簿歴が14年以上になるのですが、家計簿をつけない方がいいとすすめているわけではありません。
やっぱり家計簿をつけて、収支から現状分析して、1年、3年、10年後にどうお金を貯めて、貯めたお金を何に使っていくかを知るためには、やっぱり家計簿は最強のツールとなります。
「でも続かないんだもん。自分でつけられないんだもん。」
そういうあなたには、家計簿をつけるのではなく、家計簿をつけてもらいましょう。
つけてもらう?
一体誰に?
答えは「機械」にです(笑)なぜか大幅に赤字・・。
今は本当にたくさんの種類のスマホの家計簿アプリがあります。もうどれにしたらいいのか、まったくわからないぐらい、たくさんの種類が出ています。
私自身の経験から、今まで色んな家計簿アプリを使ってきましたが、唯一続いているのが「マネーフォワード」です。
無料のおすすめ家計簿アプリ「マネーフォワード」でノンストレス家計管理。我が家の夫婦で共有する方法はこれ!
ネット上から銀行やクレジットカードなどの明細を取り込み、自動的に家計簿をつけてくれる点がすばらしいです。公共料金やスマホ料金、貯金額のシミュレーションまでしてくれちゃいます。
銀行口座の動き、クレジットカードや電子マネーの使用状況、Amazonなどのネット通販、共通ポイントまで、いつ何を買ったのかまですべてがお見通しです。
もう私の中では、家計簿とさえ思っていません。
アプリをインストールして初期設定さえしておけば、後は何もしなくても勝手につけていってくれます。続けることが苦痛と思っている人でさえ、簡単に続けていくことができちゃうのです。
忙しいからこそつけてもらう。
続かない人こそ、助けてくれる「機械」にどんどんお任せちしゃえばいいのです。
家計簿を自動化するためには、極力クレジットカード払いへ
忙しい人が家計簿をつけずにつけてもらうようにするためには、極力支払いをクレジットカード払いにすることが大切です。
公共料金はクレジットカード払いにしてしまう他、スーパーやドラッグストア、外食やレジャーに行っても、クレジットカード払いができるお店に入ることがコツです。
我が家なんて外食の選ぶ基準は、クレジットカードが使えるかどうかです。現金払いしか受けつけないお店は、どうしても食べたいラーメン以外は使いません(笑)
最近は牛丼チェーン店でさえクレカ払いに対応し始めましたから、サラリーマンでさえお得に管理しやすくなりました。(私はうな牛が好きです)
1番便利で利用回数が多いと言えるのが「モバイルSuica」です。改札もスマホをピッとするだけで、とっても楽チンです。
マネーフォワード上でも、どこから乗って、どこで降りたかまでキチンと明細が出てくるので、2つのアプリの連帯ほど便利なものはありません。
めんどくさいからこそ、めんどくさくならない「仕組み」を作る。
現金払いは極力無くしてクレジットカード払いに変えていくことが、家計簿の存在を忘れてしまうぐらい、めんどくさい家計簿作りから開放される1つの大きなポイントなのです。
今さら聞けない電子マネーのお得な活用術。電子マネーと相性の良いおすすめクレジットカード5選
細かい費目なんて気にするな!食費と雑費なんて一緒でいい
家計簿をつけることが大好きで几帳面な人にはとっても怒られてしまいそうですが、細かい費目なんてまったく気にしなくていいです。
時々他の人の家計簿を見てびっくりすることがあるのですが、
食費で5項目?
日用品で2項目?
主菜、副菜、調味料、保存品、お菓子…、どうしたら、そんなに細かくつけられるのだろう?と、ただただスゴすぎて、胸がキュン!とときめいてしまいます…。(なぜ?)
家計簿アプリを使っていくのであれば、支出の分類なんて大雑把でも大丈夫です。可能な限り細かくつけた方がいいと思ってしまいますが、経験上増やしても、意味があまりなかったです。
家賃や住宅ローン、保険料、光熱費や通信費、保育園や幼稚園代、お小遣いに塾や習い事など、毎月でていくお金はほとんど決まっているはずです。
毎月の収入から毎月出ていくお金を引いてみて、余ったお金の中から出ていくお金は、全部1つにまとめてしまってもいいぐらいです。
今は総合スーパーが増えてきて、食料品や日用品や色んなものを一度に買うことが多いと思います。
面倒くさい管理を避けるために、食費と雑費は1つにまとめちゃう!
自動でつけてくれるのですから、毎日の食料品の中にご褒美スイーツが混ざっていても気にしないことです。
いいじゃないですか、1つぐらい・・。自分にご褒美あげて、ストレスを溜めない方がよっぽど大切です。
家計簿を自動化していくために、支出項目もシンプルに管理してみる。
実は細かいことが苦手で、めんどくさがり屋でズボラな人ほど、家計簿アプリが向いていると言えるでしょう。
時間を無駄にしない!シンプル家計が続けられるコツ
人生、本当に有限です。
私自身、今から振り返ってみると、決して無駄な人生なんて何もなかったとは思うのですが、年を重ねていくと、「あと残り、どれぐらい生きられるのだろう?」と考えてしまう時もあります。
今まで、よく覚えていないものにお金を散々使ってきてしまった私ですが、最近は「お金」よりも「時間」についてものすごい意識するようになりました。
時は金なりです。
遊んだり、ダラダラしたり、無駄だ〜って思うような時間も、人生にはとても大切なのですけれどね・・。
時間って決して増えないからこそ、限られた中でイヤだと思うことはどんどん排除していくことも、後悔しない人生を送っていくためにも大切な戦略です。
自分が好きじゃない、心がワクワクしないと感じたなら、それはあなたがダメなんじゃなくて、あなたの個性であり、あなたらしさの1つです。
家計簿をつけることが苦手で続かないなら、専門の「機械」や得意な「人」にやってもらえばいいだけです。
そのためにはクレジットカードを活用し、支出項目も神経質にならずに金額を把握するぐらいのシンプル家計に仕組みを変えていくことが大切です。
時間を無駄にしないために、シンプル家計を目指そう!
余った時間、もっと楽しいことに使って、心身ともにイキイキと送っていきたいですね。
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