2017年5月6日 -PR-

夫婦関係がうまくいかない時の対処法。日々の生活の中で心の溝を作っている原因とは?

「あぁ、旦那にイライラ〜!もう全然わかってくれない!」

毎日、毎日、夫の態度にイライラ!!

家事もやってくれない。
子育てもしてくれない。

私だって仕事を持っていて忙しいのに、なんで私ばっかりやらなきゃいけないの?

結婚したばかりの頃はラブラブだったはずなのに、結婚生活が長くなってくると段々夫婦関係が上手くいかなくなってくる場合があります。

我が家も数え切れないぐらい大ゲンカして家出を繰り返し、何度となく離婚を本気で考えたことでしょう・・。

そんな時に「人の話を聴く」という講座に参加してきた私は、「あぁ、これ、忘れているなぁ。」と考えさせられることがあったのです。

人の話を聴く時の態度を2パターンに分けて聴く実習をしてみた

授業の中では「話し手」と「聴き手」に分かれて2人1組になって、どんな話でもいいので人の話を聴くという内容でした。

最初の5分間は、聴き手はきちんと相手の目を見て、姿勢も話し手の方に向けて、「うんうん」「ええ」などの相づちも打ちながら、相手の話にきちんと関心を持って聴き取ります。

後半の5分間は話し手に視線も合わせず、姿勢もそっぽを向いて、相手の話を聴かないようなしぐさや態度を取ります。

今回私が話す題材として選んだことは、スポンジケーキ作りの失敗談です(笑)

材料3つ!ホットケーキミックスでふわっふわの簡単スポンジケーキレシピ。ケーキはカタチが大事じゃないんだよ!

私が話し手をしている時に、歴然とした心境の変化を感じ取ったのです。

最初の5分間は相手が真剣に目線を向けて、微笑みかけてくれて、「へぇ」「うんうん」なんて言ってくれるもんですから、心の底から楽しく話すことができたのです。

しかし!5分経ってから、いきなり聴き手役の人がスマホをいじりだして目線も合わせず、腕組や頭に手を置いた態度で聴き出しました。

(なんか、私の話、まったく聴いてくれない・・)

心の中でこう思うと、何とか人に話を聴いて欲しくて、おもしろおかしい話に変えてしまったり、段々話を聴いてもらえないことで、とてつもなくイライラしてきたのです。

「あぁ〜〜、イライラ〜〜!!」

実習とわかっていても、後半の5分間は苦痛以外の何ものでもなかったのです。

たった10分間の実習でしたが、真剣に聴いてくれる時と聴いてくれない時とでは、こんなにも人間の気持ちってイライラするものかと、改めて感じてしまったのです。

実は日々の生活の中で、同じようなことをしていませんか?

何気ない日々の生活の中で、実はついつい同じように人の話を聴くということをおざなりにしていることってありませんか?

確かに人の話を真剣に聴くことって、ものすごい疲れます。

私もたった15分間ですが、人の話を真剣に聴くことができずに、すっかり自信をなくなってしまったことがありました。

例えばですが、結婚生活が長くなってくると、こんなシーンがよく見られるかと思います。

妻がテレビでサッカーを観ている夫に話しかけようとして、夫がテレビから目を離さずに返事をする。応援しているチームがゴールすると、「ヨッシャー!」と歓喜のつぶやきをする。

当然ですが「私の話、聴いてないでしょ!」と、妻がカンカンに激怒します。

 

夫だけでなく、妻がLINEなどのSNSに夢中で家の中のどこに行ってもスマホを離さず見ています。

「今日の仕事、大変だったんだよなぁ。」と話しかけても、妻はスマホに夢中で「ふーん」と言うだけ・・。

目線は夫に合わさず、指だけはカタカタ動かすのに夢中です。

夫は当然激怒です!

スマホに夢中になっている妻に話しかけるのをやめていってしまい、夫婦の会話は段々なくなっていき・・。

こういったことって、今のあなたの生活の中で見覚えありませんか?

私も今回の講座を受けてみて、「あ、ある!!マズイ、やってる!」って、首の骨が折れるかと思うぐらい「うんうん」とうなづいて聴いていました(汗)

こうやって夫婦ゲンカが勃発し、ケンカさえもしなくなって夫婦の会話は根絶・・、最悪の場合は家庭内別居、そして離婚に至るケースも出てきてしまうのです。

夫婦の間に心の溝ができてしまう時はお互いの無理解から生まれる

なぜ妻がテレビを観ながら聴く夫に対して激怒したり、スマホをいじりながら聴く妻に対して、夫は幻滅していってしまったのでしょうか?

それは、人に話を聴いてもらいたい時、もっと自分を大切にして欲しい、もっと自分をわかって欲しいという気持ちを理解してもらえなかったからです。

夫がテレビに夢中で、話しかけても返事は上の空・・。

自分に関心を向けてくれないことにショックで傷ついている時に、夫がテレビに向かって「ヨッシャー!」なんて声をかけていたら、さらに傷がつきます。

反対に妻に怒られた夫は、一瞬「あぁ、しまった」と反省はします。

しかし、妻のあまりの剣幕に「仕事で疲れているんだから、テレビを観るぐらいいいじゃん!」と、開き直って不機嫌になってしまいます。

妻も大事にして欲しいと思っているのと同時に、夫ももっと自分を大切にして欲しいと思っているのです。逆もしかりです。

夫婦ゲンカが勃発して心の溝ができてしまう原因は、どちらも相手が自分ことをわかってくれないと感じるからこそ心が傷ついてしまい、イライラしてお互い攻撃的になってしまうからなのです。

何かをしながらでは、人の話を聴いたことにはならない

講座を通して痛いほど感じ取れたことですが、何かをしながらでは、話し手は「話を聴いてもらった」と実感することはできないということです。

それどころか、「自分に対して無関心である」という心がズキズキ痛む傷つくメッセージを受け取ってしまいます。

何かをしながらでは、人の話を聴いたことにはならないのです。

シカゴ大学の山口教授の「妻の夫婦家計満足度と夫への信頼度」で、平日の夫婦の会話が1日16分間増えるだけで、夫の月収が10万円減っても満足度は減少しないという調査結果があります。

残業代10万円減ってでも、夫婦の会話が増える方が多くの妻はうれしいと思っているのです!

いや、実際に家庭に入るお金が減っては困りますし、ワークライフバランスを優先すると仕事が犠牲になり、お金が減るのは仕方がないことです。

多くの家庭では、この調査結果は当てはまらないかもしれません。

しかし、多くの夫婦の間ではいかに人の話を聴かないことで、夫婦関係がギクシャクしていることがよくわかります。

テレビもスマホも見ることなく、きちんと相手の目を見て、姿勢も相手に向けて「うんうん」とただ聴いてもらえるだけで、相手は自分を大切にしていると感じ、心の満足度は格段にアップするのです。

妻も夫の話をきちんと向き合って聴いてあげることで、仕事へのやる気が格段にアップし、10万円減るどころか反対に月収もアップして、夫婦関係もさらに円満になれるかもしれないのです。

「聞く」と「聴く」の違いを知って夫婦円満に!

私自身も、今回の講座を通して「そういえば、スマホをいじりながら夫の話を聴いていたな」と気づかされ、人を大切にしていなかったことに反省することばかりでした。

人の話を聴くって、本当に大切ですね・・。

ところで、私が先程から「聞く」じゃなくて「聴く」という表現を使っているのがわかりましたか?

毎日色んな人と会話をしているし、人の話なんて聴いているよ!と思っていても、人の話を「聞く」と「聴く」は違います。

「今日は雨ですね」と言って「そうですね」というやり取りは、単なる「聞く」です。これ以上、何も生み出すものはありません。

しかし、「今日は雨ですね・・」と表情がおっくうそうに言った時、その本質は「雨だから、行きたくない」という事を伝えたかったのかもしれません。

「今日は雨ですね!」とにこやかな表情で言った時、その本質は買ったばかりの傘をルンルンな気分で使えるからうれしいということを伝えたかったのかもしれません。

ただ耳で「聞く」ことなく、心のやりとりをするのが「聴く」です。

「聞く」は声を耳だけで聞くけれど、「聴く」は漢字の中に「心」が入っています。心があるかないかは、人間関係に大きく影響してきます。

人から信頼される人は、心のやりとりができる「聴き上手」です。会話の中で本当に伝えたいことは、事実より気持ちなのです。

「聞く」と「聴く」の違いをしり、「心を聴く」ようにしよう!

心を傾けて話を聴くことで、人との仲が近くなり、夫婦関係も良好になっていくのです。

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