体の傷跡を消したいと思っても一生残る。でも心の傷跡はいつか癒える時が来る

子供の頃は、2つ離れた兄と木登りや川で飛び込みをして遊んだりと、まるで男の子みたいだった私は、全身生キズが絶えない子でした。

やがて体の傷跡なんて作るヒマもなくなり、10代、20代とひたすら勉強と仕事に追われて、いつの間にか30代に。

ところが、30歳になってから私の人生は一変!

30代になるまで1度も手術なんてしたことがなかった私が、なんと立て続けに3度も体中に傷跡を作ることになってしまったのです。

妊娠中のほくろ除去の失敗により、顔に傷跡が2つできる

妊娠して育児休業中に少しでもキレイになろうと思った私は、顔のほくろ除去摘出手術をすることに。

「縫った方がキレイになります」と、田舎のヤブ医者をすっかり信じてしまったばかりに、顔にメスを2箇所も入れられてしまい、かなりひどい傷跡が残ってしまいました。

キレイになろうと思ってやったことが、さらにヒドイ傷跡になってしまったことで、まだ歩けない子供を残してまで、「もう死にたい」と思う衝動に駆られてしまったのです。

再度信頼できる形成外科の先生の所に行って再度キレイに縫ってもらったことで、10年近く経った今では、誰にも指摘されたことがないほど、ほとんど跡がわからなくなりました。

今ではシミやシワの方が多いですが(汗)、ジーッとよく見ると跡が残っていることで、憂うつな気分になることがあります。やっぱり手術跡って消えないんだなぁと。

医者選びには本気で気をつけないといけないなと、この時は自分の行いを大いに反省したのでした。

顔のホクロ除去を皮膚科で切除失敗した体験談。再手術で2cmの傷跡が2つも残った私の後悔ヒストリー

妊娠・出産してから便秘体質に。いぼ痔の手術を受ける

30歳で1人目、31歳で2人目と立て続けに出産した私です。

妊娠と出産を繰り返していくうちに、トイレに行くのが怖くなってしまい、いつの間にか便秘体質になってしまいました。

ふと気がついたら、巨大ないぼ痔が出来ていて、痛すぎて歩行不能に・・。

痛さに耐えながら慌てて肛門科に向かい、レーザーで日帰り摘出手術を受けることになったのです。

顔の形成手術から4年後に、なんとおケツの穴を手術するとは!

歩けないぐらい巨大な「おケツの実」を育ててしまった私としては、手術以外の選択肢がなく、これで人生2度目の痛すぎる手術事件となってしまいました。

いぼ痔の日帰りレーザー手術でかかった驚きの費用。歩けないほどお尻が痛くて病院に駆け込んだ体験記

過度のストレスからか、甲状腺の手術を経験する

年子で子供を産んで、少しずつ成長が違う子育てに不安でいっぱいだった私。

保育園に着くまでずっと暴れまわる子供2人を違う保育園に預けて仕事に行って、3人乗り自転車でヘトヘトになって帰る毎日・・。

今までの人生の中で、最強に忙しかった時期です。

疲れ果てて風邪を引いてしまい、ふと内科を受診した時に喉元が膨れていることを指摘され、甲状腺専門病院に1年間通院した結果、約7cmという巨大腫瘍にまで発展!

「7cmは手術を考えた方がいい大きさですね。どうしますか?」

主治医の診断結果を受けて、色々検討してみた結果、小さな子供達を夫にゆだねて、会社の年休を利用して手術を受けることに・・・。

術後すぐに職場に復帰した時は、スカーフを巻いて隠しているのに、「喉元がパックリと割れている〜!」って色んな人にからかわれたものです・・。冗談でも言って欲しくなかったです。

原因はまったくハッキリしていませんが、甲状腺の病気は過度なストレスからでもなるそうです。

顔に始まり、次にお尻の穴、そして喉元の手術と、なんとわずか5年という短い期間で3回も体中にメスを入れることになるなんて、全く予想もしない「手術人生」となってしまいました。

甲状腺良性腫瘍の摘出手術から丸2年が経過した術後の傷跡公開。症状で悩んでいたら伊藤病院へ行こう

人に見られる傷跡で悩みすぎて、心に傷跡ができてしまった

手術跡ができてもまだ隠せればいいのですが、他人に見られる部分に傷跡が残るほど、心が落ち込んで辛くなるものはありません。

「傷跡を見て、他の人にどう思われているんだろう?」

「傷跡がある人だから、人より私は劣っているんだ。」

顔と喉元に傷跡が出来てしまったことで、自信があまりなかった自分に、さらに自信を失くしていってしまい、「もう私なんて、生きている価値さえない」と思うように。

仕事に行くにもマスクをして顔をしっかりと隠し、外気温が30度だろうと、首元が隠れる洋服ばかりを着て、何とかしのいでいました。

私を暗くしていた事実、それは、

体にメスを入れた傷跡は、一生残るということ。

何百万円というお金をたとえ出したとしても、傷跡は一生消すことはできません。

お金で解決することができない、努力したところで何も変えられないという事実に、私はひどく落ち込み、体よりも心の奥底まで達するような深い傷跡が出来てしまったのです。

消えないんだ。
消せないんだ。

消えないなら、自分が消えてなくなってしまいたい。もう、生まれ変わりたい。

でも、ここで転機が訪れました。

心のタンクの水がカラカラになっていた時に、なんと救世主が現れたのです。

信頼できる救世主の出現によって、傷跡を受け入れることに

私が職場内で誰とも会話をせず、ウジウジと暗い表情で仕事をしていた時のことです。

会社の部署の先輩に「マスクとスカーフ取ってみ〜!」って、突然言われたのです。(大阪出身の方です)

ずっと仲がよくて何でも相談ができる先輩には、顔と痔と喉の手術のことは全部話してあったのです。

えぇ、もうなんてことを言うのさ?セクハラ、パワハラでしょ〜!って訴えようかと思っていたのですが、もう心が壊れかけていたので、顔と喉元の手術跡を見せてみることに。

そしたら、「全然大したことないやないか〜!隠している方がもったいないで。」と。

信頼できる人に見てもらったことで、これまで絶対受け入れられなかった傷跡が、この出来事をきっかけに少しずつ受け入れられるように。

傷跡を「意味のある自分の一部」として受け入れることができたのです。

これまで傷跡を自分の体の一部と認めていなかったことで、取り外したくて仕方がありませんでした。

でも、「傷跡も自分の一部」と受け入れたこと、たったこれだけで、心の傷跡がスーッと消えていったのです。

人の言葉は時には「毒薬」にもなりますが、時には「良薬」にもなるのです。

自分を否定してばかりいましたが、傷跡の存在を受け入れたことで、また生きるためのエネルギーがどんどん沸いていったのです。

体の傷跡は一生残るけれど、心の傷跡はいつか消えることもある

30歳から短い期間で、3度も体中に傷跡を作ってしまった私は、心の傷跡ができてしまったことで、自分自身を深く閉ざしてしまうことになってしまいました。

一生、他人の目線を気にして、傷跡を隠して気にして生きていくんだと思っていました。

しかし、受け入れがたくて否定してしまいたくなるような経験を「受け入れる」ことで、こんなにも心が軽くなるのかと。

傷跡があるなんて誰にも言いたくも見られたくもありませんが、こんな風に語れる自分になれたことに、正直びっくりしてしまいました。

どんなにすばらしい薬を使ったとしても、体の傷跡は一生消えないかもしれません。

人からの言葉もすばらしい薬になりますが、唯一誰もが平等に持っている中で、傷跡を消してくれるものがあります。

それは「時間」です。

時間は、どんな心の傷跡も癒やすことができますし、誰でも無料で手に入れることができます。

私も一生苦しんで生きていくようかもと思っていたのですが、今は堂々と人前に出られるようになりましたし、対面業務を始めようとしているぐらい心が回復しました。

時間って、本当にすばらしいですね。

ところで、私はなんでこんな過去の傷跡の話を書いたのか?

実はまた数ヶ月後に、アゴの手術予定があるからなのです。

とっても信頼できる主治医ですので、手術自体はほとんど心配していないのですが、また体に傷跡を1つ刻み込むことになります。

顎変形症の治療計画を見て入院手術までの期間が決定。歯列矯正が始まっても何とか乗り切っていきたい

でも、体にできた傷跡は一生消えないという事実をしっかりと受け入れることで、時間が経てば心の傷なんて恐れることなんてありません。

完全になくならないかもしれませんが、いつまでも同じ苦しさが続くわけではありません。

人生の中で、体も心の傷跡も恐れず生きていきたい。

かなり不安な気持ちはありますが、きっと大丈夫!

私の周りには、とってもステキな方たちがいます。きっとその人達に助けていただけると信じて、そのお礼として私も同じように助けて生きていきたい。

勇気を持って、私は「人生の大手術」に臨んできたいと思います。

ABOUTこの記事をかいた人

橘 桃音(たちばな ももね)

東京都多摩地域在住小学校2人の娘を持つ母。機械メーカーで10年間勤務した後に独立。
このブログでは、生きていく上では欠かせないお金や家のこと、自分らしい生き方や働き方など、1度きりの人生を前向きにシンプルに変えていける方法をお届けします。

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