バルミューダの炊飯器を買って使ってみた辛口レビュー。忙しい共働き4人家族に果たして合う商品なのか?

バルミューダと聞けば、高級トースター「BALMUDA The Toaster(バルミューダ ザ・トースター)」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?

水分で焼くことでモッチモチでカリッと焼けると、トースターの中では大人気商品となっています。

バルミューダの超高級トースターを実際に買って色々試してわかった良い点と改善して欲しい点

主食と言えばパン、そして日本人には忘れてはならないのが「ご飯」です!

高級トースターが発売されてから2年経った今、ついに極上のご飯が炊ける「BALMUDA The Gohan(バルミューダ ザ・ゴハン)」が登場しました。

最大の特徴としては、圧力ではなく「蒸気で炊く」という炊飯方式です。

『蒸気のちから、それだけ』

こんなキャッチコピーを見ると、もう自信だけしか感じられないじゃないですか!

もう寝られないほど気になって仕方がなかった家電マニアの2児の母は、早速購入して炊いて試してみましたよ。

開けてびっくり!びっくりするほど機能もデザインもシンプル

箱から開けて取り出したのが、こちらです。いや〜、超カッコイイです!

炊飯容量は3合、本体サイズは幅275×奥行251×高さ194mm、質量は約4kgと非常にコンパクトで軽いです。

 

形も昔、かまどで炊いていたような形をイメージさせ、シンプルでシックなデザインが非常にステキで、トースターと同じくバルミューダらしさが感じられます。

 

見た目もシンプルですが、炊飯器にしては機能がすっごいシンプルです。

ボタンで選べるのは、炊飯モードの「白米」「白米早炊」「玄米」「炊込」「おかゆ」のほか、基本的には予約機能だけしかありません。

 

後ろの電源コードも、クルクル〜ッて自動で巻くような古さを感じるタイプではなく、手で溝にクルクル巻くタイプです。

普段見えない部分まで、デザインにこだわって作っています。

 

こちらは我が家で使っているパナソニックの「Wおどり炊き」ですが、食感や銘柄炊き分け機能、長時間でも可能な保温機能がついています。

パナソニックの炊飯器「Wおどり炊き」はメチャうまい!銘柄炊き分けができてふっくら甘みたっぷり

最新の炊飯器には当たり前のようについている機能が一切ついていないのが、バルミューダの炊飯器です。

保温機能がついていない点が、バルミューダ炊飯器の特徴です。

保温機能がついていない理由として、「保温機能はご飯のおいしさを損ねてしまう」からだそうです。

圧力IH方式の方が基本的においしく炊けそうですが、短時間で一気に温度が100℃以上に達すると、加熱ムラがでてお米に傷ができてしまうということです。

土鍋と羽釜と同じようにお米が踊らないことで、自然に近い形で加熱して蒸気で炊いた方が、お米の粒を傷つけずに炊けるというのです。

 

こんなにシンプルな機能のためか、実売価格も4万4,820円と意外にもお手頃価格です。

最近の高級炊飯器なんて8〜10万円はかかることを考えると、こんなステキなデザインとブランド力でこの価格を考えると、4万円台は安いと感じてしまいます。

と言っても、炊飯器でもっとも大切なことはデザイン以上に「おいしく炊ける」ことです。

早速基本の白米から炊いてみることにしましょう。

バルミューダの炊飯器で白米を炊いてみた

中を開けてびっくり!外釜と内釜が「2つ」ついているのです。

「私、もしかしてお得にいただいちゃった?」ってウハウハしていたのですが、外釜は水を入れて蒸気を出すために必要な部品だったんですね・・。はぁ、勘違い(笑)

さらに升の形をしたお米用計量カップと、コロンとしたかわいい蒸気用の計量カップが入っています。

 

外釜に入れる水の量は、お米の量にかかわらず200ccです。200ccにしてはカップが大きすぎると思うのは、私だけでしょうか・・?

 

なんかこれ、トースターの時と同じ方式だなぁと思ってしまったり・・。

気をつけないと外釜に水を入れ忘れたり、ヘトヘトに疲れている時はこの中にお米を入れて炊いてしまいそうです。(それはないか・・。)

 

付属の計量カップで、すりきりにお米を入れます。0.5合が炊けるように、中段に線がついています。

 

水を入れた外釜の中に、洗ったお米と水を入れた内釜をセットします。

 

あとは「炊き方」ボタンを押してモードを設定し、「炊飯」を押せば炊飯が始まります。

「水に浸さないで大丈夫なの?」と思いますが、自動で浸水をしてくれますので、洗ったらすぐに炊いて大丈夫です。

圧力IH炊飯器では、高速モードで約30分で炊き上がってしまいますが、バルミューダはその2倍の60分間の炊飯時間がかかります。

待っているとすごい長く感じてしまいます。圧力ではなく自然に加熱して炊き上げるためですから、致し方ないですね。

 

炊飯から約25分経った時に、1mを超えるほどの蒸気が一気に立ち上り始めました。

と言っても、音はそれほどうるさくないです。圧力IH炊飯器の方がうるさいです・・。

収納の関係から蒸気レスタイプなどが増えてきているのに、蒸気がプシュ~ッて出ることにびっくりするかもしれません。

 

台に乗せていたら、天井まで蒸気でモクモクになってしまいました。

「蒸気で炊く」のですから「蒸気できちんと炊いてるわ」と、見た目からしてバルミューダのコンセプトをしっかりと実感することができました。

炊きたての白米ご飯を、早速お試し!

♪ピピピーン、ピピーン、ピピーン♪

出来上がりの音は、トースターにそっくりです。60分が経過し、ようやくご飯が炊きあがりました!

ワクワクドキドキしながらフタを開けてみると、ギュッと引き締まった粒が炊き上がっていました。

 

しゃもじでかき混ぜてみても、しっかりとした粒感が感じられます。

 

お茶碗によそっても、1粒1粒がしっかりと立っているのがわかります。

 

シャッキリです!ん?しかし、1粒1粒がかためです。

おいしいことには、おいしいです。噛めば噛むほど甘みが感じられてきます。

しかし、いつも炊いている圧力IHでは感じられるもっちり感はなく、どことなくお米の香りがいまいちで、さっぱりとした味わいです。

「お母さん、硬い!いつもの方がおいしい。」

えぇぇ〜〜!

いつも以上に小学校低学年の2人の子供達は食べるのが遅く、あまりおいしそうに食べていなかったことは確かです。

子供の舌は、すっごい正直です!

この辛口コメントを、あなたはどう捉えるか・・。

もっちもちのみずみずしい甘~い炊きあがりが好みの人にとっては、この炊きあがりの食感は物足りないことは確かでしょう。

 

そして保温機能がないので、食べきれなかった場合はすぐに小分けにし、ラップをしてジップロックで冷凍庫に直行です。

このひと手間がとってもめんどくさいなぁ〜と感じつつ、子供達に酷評をいただいてしまったバルミューダ・・。

一体どうしたらいいもんだと、母は頭を抱えて悩んでしまったのでした・・。

玄米モードで雑穀米を炊いてみた

「きっと雑穀米なら、普通に炊けるに違いない!」

白米がさっぱり過ぎたので、もっちもちに炊き上がる雑穀米に挑戦です。

高機能な圧力IH炊飯器にはある「雑穀米」モードがないので、「玄米」モードか「炊込」モードか迷ったのですが、「炊込」モードで炊いてみることに。

 

約60分後に、きちんと雑穀米を炊くことができました。

 

でも、やっぱりいつもよりはさっぱり目です。うーん、甘みがあまり感じられません・・。

1粒1粒の粒感はとってもすばらしいのですが、もちもち度が足りないのは白米と同レベルといった感じでした。

シャッキリ雑穀米が好きな人には、ぴったりの仕上がりでしょう。って、シャッキリ雑穀米なんて好きな人はいないかもしれません(汗)

 

ハイ!白米と同様に、すぐにジップロックです。うーん、これ、メッチャクチャにめんどくさい!

保温機能がないって、こんなにもめんどくさいの?

圧力IH炊飯器「Wおどり炊き」の場合は、27時間保温しっぱなしでも、ほとんど黄ばまずに温かくみずみずしく保ってくれました。

この長時間保温機能が、忙しい時にメチャクチャにありがたい機能なのです。

「保温していないと、どれぐらいで温度が下がっちゃうのだろう?」

好奇心がムクムクと沸いていた私は、保温温度を計測してみることにしたのです。

保温温度がどれぐらいで下がっていくのか実験してみた

こちらは炊いてすぐに開けて温度を計ってみた状態です。中央部分の温度は約96度と、炊き立てはアッツアツの状態であることがわかります。

 

まったくかき混ぜも何もせず、計測だけにフタをあけて60分後に再度計測です。

約24度下がって、約72度になっていました。

食べやすい温かさではありますが、やはり保温機能がないことでどんどん温度が下がっているのがわかります。

 

約2時間後は約52度です。そして約3時間後は約41度に・・。

メーカーや釜の構造等によっても違う可能性がありますが、保温の温度は70℃前後で保たれており、60℃以下は腐りやすい温度だそうです。

保温できても約1時間という仕様であることが実験によりわかり、炊けたらせめて30分〜1時間以内に食べられる炊きあがり時間のタイミングが必要です。

ご飯のおいしさを極めるって、本当に大変ですね。私、おかずとご飯を同時刻に作るなんて無理です(泣)

熱々が食べたければ電子レンジで温めればよいのでしょうが、湿気の多い時期や真夏は特に注意して使った方がいいでしょう。

卵がけご飯やおにぎりにすると、とってもおいしい!

せっかく買ったのだからと、何かおいしく食べられる方法はないかと思い、さっぱり目だったら卵をかけたらおいしいのではと思い立ち、卵がけご飯にしてみることに。

 

これはおいしい!!

粒がしっかりしているのでほぐれやすく、1粒1粒に卵が絡まってくれます。

 

カレーライスにもしてみましたが、さっぱりしているからこそルーとよく絡まっておいしい!かけるものには最適なごはんであることに間違いありません。

ご飯がもっちりと甘く主張し過ぎないことで、かけるものをプラスすると、ぴったりな炊き上がりであることがわかりました。

 

ちなみにバルミューダで炊いたご飯は、冷めてもおいしいそうです。

早速、朝の時間に作ってお昼ご飯に食べてみました。

確かにさっぱりしていて粒感があるために、ベチョベチョ感がなく風味を感じながらおいしくいただくことができました。

冷めてもおいしいことで、お弁当にはぴったりなご飯と言えるでしょう。

カラーは2色。でも黒は汚れが目立つので要注意!

バルミューダの炊飯器は、「ブラック」と「ホワイト」の2色があります。

どちらの色もとってもステキですが、家電量販店や通販サイトの売れ筋状況を見てみるとブラックの方が人気が高いようです。

やっぱりブラック、土鍋を彷彿させてステキですよね。私もブラックを買ってよかったです。

しかし、水アカ汚れがすごい目立ちます!

お手入れは水拭きや水洗いするだけでとっても簡単にできてしまうのですが、やはり水を扱う家電だからこそブラックのお手入れの方が大変です。

見た目を重視するのであれば、お手入れは頻繁にする覚悟で買った方がいいでしょう。

バルミューダらしい斬新な炊飯器。ただ我が家には向かなかった

デザインは土鍋みたいで斬新でオシャレだし、インテリアとして置くには申し分ないのがバルミューダ製品です。

トースターやポット、そして炊飯器もバルミューダで全部そろえたら、うっとりするような個性的な部屋に仕上がること間違いありません。

3合炊きですが、5合炊きも同様にMAXで炊くとベチョベチョになってしまいます。5号は3号まで、3号炊きは2号ぐらい炊くことを目安に買うといいでしょう。

炊飯器おすすめメーカー5社5.5合炊き上位モデル比較。選び方のチェックポイントを聞いてきた

蒸気で炊くというユニークで斬新なアイデアはすばらしいのですが、我が家が感じた5つのデメリットは以下の通りです。

  • 釜が2つあることで、お手入れがめんどくさい。
  • 外釜に水を入れるのが、めんどくさい。
  • 蒸気がものすごいので、置く場所に気を使う。
  • さっぱり目に炊き上がり、子供が酷評(汗)
  • 保温機能がないことで、冷凍処理がめんどくさい。

どんだけ、私、めんどくさがり屋なんや〜!!

以上の理由から、共働き4人家族で毎日バタバタしている我が家には、まったく合いませんでした。(バルミューダさん、ほんとごめんなさい。)

バルミューダの炊飯器はめんどくさがり屋の方、もっちり甘めのご飯が好きな方、忙しい方にはまったく向かない炊飯器であると言えます。

おいしさの感じ方は人それぞれですので、バルミューダの方がおいしい!と感じる人もいっぱいいることでしょう。

ただ、圧力IH炊飯器に慣れている我が家としては、戸惑いがとっても多い炊飯器であることは確かです。何か料理などご飯以外の方法で活用できないか、考えてみたいと思います!

もちもちが好きか、さっぱりが好きかで選ぶ炊飯器を考えてみてください。

もちもちで甘さ引き立つ粒が好きな方、3〜4人家族の方は、パナソニックの5.5合炊き「Wおどり炊き」がおすすめです。

釜もとっても軽くてお手入れしやすいですから、忙しい人の毎日使いには最適な炊飯器でしょう。

でも、バルミューダらしいなぁ・・・。話題性をさらっていくあまのじゃく度たっぷりな炊飯器ですね。(褒めてます)

1〜2人暮らしの方で、家電はインテリアの一部、水分がたっぷりめの甘いご飯が苦手という方は、バルミューダの炊飯器は最適です。

オシャレでデザイン性があり、まさに「蒸気のちからだけ」で炊けるバルミューダの炊飯器を、ぜひ試してみて下さいね。

ABOUTこの記事をかいた人

橘 桃音(たちばな ももね)

東京都多摩地域在住小学校2人の娘を持つ母。機械メーカーで10年間勤務した後に独立。
このブログでは、生きていく上では欠かせないお金や家のこと、自分らしい生き方や働き方など、1度きりの人生を前向きにシンプルに変えていける方法をお届けします。

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