2017年3月20日 -PR-

人生つらいことから逃げてばかりで「逃げ癖」がついていた自分がようやく現実に立ち向かえた話

今は生きているだけでも、何だかとてもつらい世の中です。

勉強や仕事などつらい現実が目の前にあると、さらに逃げたくなってしまいます。

私も10代の頃からずっと逃げてばかりいて、逃げて、逃げて・・、「逃げ癖」がついてしまっていました。

頑張らなくていい、無理しなくていいことが最近叫ばれるのが今の世の中です。

しかし、逃げてばかりいた自分ですが、逃げないで立ち向かうことも大切ではないかと思った事があるのです。

大学受験の重圧で自暴自棄になって、現役合格出来なかった

「大学なんて、東大以外行くもんじゃない。」

優秀な成績で有名国立大学を出て、超がつくほどの大企業に入った父親に、高校生の時はずっとこう言われ続けられました。

東大以外受けるなんて、無茶言うなよ・・。

ずっと父親の考え方に反発して生きてきました。

トップクラスの進学校に入ったはずなのに、高校時代はずっとテニス漬けで過ごしてきた私。もはや底辺レベルの学力にまで下がっていました。

「もうイヤだ。センター試験なんてどうなってもいい。」

厳格すぎる父親の「重圧」に心がグシャグシャに負けて、何もかもがイヤになるほど自暴自棄になってしまい、センター試験の勉強なんてロクにせず、試験当日もボロボロ状態に・・。

センター試験会場に着くまで不安で押しつぶされた珍事件。下見は大事!プレッシャーに打ち勝つために大事なこと

結局ここでメンタルが総崩れしてしまった私は、雪解けどころか雪崩(なだれ)のようにドドドドーッと受けた大学への切符が全て流される結末に。

「もう、自分は何をやってもダメなんだ・・。」

桜の花びらが散ったどころか、桜の木がボキッとなぎ倒されたぐらい、ショックで、ショックで、この後の人生に多大なる影響を及ぼすことになっていったのです。

イヤなことがあるとすぐに会社を辞める癖がつく

私、ありえないほど転職回数が多くて、履歴書を書く時ほど悲しくなることはありません。

それでも働かないと生きてはいけないですから、転職活動をして何とか合格した会社に行って働いてはみるのです。

でもそこで女性の先輩に嫌味を言われたり、仕事を無理やり押し付けられたり、ランチの誘いを断ったらグループから外されたり・・。

「この会社は私には合わない。転職しよう。」

人間関係の重圧ややりたくない仕事を押し付けられるだけで、もう我慢が出来なくてすぐに転職活動を始める癖がついていました。

ひどい時は、たった1日で会社を辞めてしまったことだってあります。

転職して1日で辞めてうつになるほど悩んだ失敗談。失敗してもすぐに行動したことで救われたこと

意気地なし、根性なしのメンタルで、自分に全く自信が持てないまま、自分の「居場所探し」に翻弄されっぱなしの仕事人生になってしまったのです。

資格を取ろうとしても、直前になってやめる

今まで色んな資格を取ろうと思ったことがあります。いわゆる「士業」という資格を取って、自分が名乗れたらカッコイイなという不純な動機からです(汗)

通学する時間が取れなかったため、独学でチャレンジしようと思い、「絶対に受かる参考書」などを「Amazon」でポチッと買ってはみるのです。

でも、家に届いてそれで満足。資格の本だけが山積み状態に・・。

勉強をしようと思っても、仕事が忙しい、子供がいてまったく勉強出来ないと何だかんだ言い訳をして、3日ぐらいで勉強をやめてしまったことも・・。

「もう、私なんて受かりっこない。」

受験のお知らせのハガキが届いても、受験地さえ見ることなくゴミ箱にポイッと捨ててしまったり、何度となく膨大な受験料を無駄にしてきたことか・・。

でも、このままで終わっていいのか?

人生に悔いが残らないか?

大学受験も、仕事も、資格試験も何もかも逃げ出していた自分がイヤでイヤで、この状況から何とかして変わりたいと強く思うようになっていったのです。

自分に興味がある比較的優しい資格試験を受けてみることに

「このまま逃げる自分で終わりたくない。何でもいいからチャレンジしてみよう。」

このまま逃げ癖がついたままの自分で終わりたくないと思った私は、まずは自分がやってみて楽しかったり、興味があることからチャレンジしようと思ったのです。

合格率が5〜10%とか、いきなり難しい資格から取ろうとするから挫折するのであるなら、合格率80%ぐらいの取れそうな資格からまずはチャレンジしてみよう。

勉強することが心の底からワクワクと楽しくて、比較的難易度がやさしい資格を受けてみることにしたのです。

メンタルがボロボロだった私にピッタリだと思った資格が、「メンタルヘルス・マネジメント検定」という「大阪商工会議所」が主催している資格です。

私自身が家族のうつ病にも悩み、リストラなどの雇用の不安定化、長時間労働でメンタルが病んでいる人が増えているからこそ、メンタルのセルフチェックのためにも受けてみようかなと。

たった1ヶ月ほどの勉強期間でしたが、毎朝早く起きて、1日30分ほど何とか勉強を続けてきました。

そして、試験の3日前。

「うーん、落ちたらどうしよう?受けるのやっぱりやめようかな?」

昔の受験のトラウマから受験恐怖症の私は、今のつらい現実から逃げ出したくて仕方がなくて、ほとんど勉強に手がつかないまま受験当日を迎えてしまったのです。

受けなきゃ始まらないからと、家を追い出されて受けてきた

「受験しなきゃ何も始まらないじゃないか。まずは行け!玄関を出て行くんだ!」

受験当日になってウジウジしていた私に夫が見かねて、取りあえず受験票を握りしめて行って来い!と、私、家を追い出されました(汗)

落ちる恐怖症、逃げ癖に打ち勝つには、もう行くしかありません。

「わかった、もう、行ってくる〜(泣)」

電車に乗って1時間かけて、受験する大学に何とか到着し、もう頭の中が真っ白な状態で受けてきました。

迷いながら勉強したせいか、あまり手応えを感じなかったのですが、終わった後に爽快感と達成感がありました。

「合格してなくてもいいや、それが大事なんじゃない。」

合否なんて、どうでもよかったのです。

1点を集中して自分の力をすべて出しきる「達成感」を得ることの大切さに、ようやく気づくことが出来たのです。

 

行きはカッチカチの硬いアスファルトの道路を見ながら向かいましたが、帰りは春の花がふんわりと芽生える道沿いを通り、透き通った青空を見ながら帰りました。

緊張状態でつらくて嫌なことにチャレンジ出来たこと、いつも逃げていた自分が今回は逃げずに何とか立ち向かえたこと。

夫の荒治療が少々つらいものがありましたが・・、受けてきたことで自分の中で何か熱く変わったものがあったことは間違いありませんでした。

1流を最初から目指さない。3流から始めてみる

東大に行くことだけが全てだと、ずっと言われて育った私は、何でも1流を最初から目指さなければいけないのかと、プレッシャーと恐怖の中で生きてきました。

でも、違いました。

3流でもいいから、まずは1つでも成功体験を積むことが、人生において大切なことなんじゃないかと、今回の件で思ったのです。

他の人から見たら、そんな底辺大学、そんな知らない会社、そんな役立たない資格と言う人がいるかもしれません。

でも、そんな他人の価値基準なんてどうでもよくて、自分の価値基準で動けばいいのです。

ゼロからまずは小さな、小さなステップを積み、小さくても自分がいいと思う成功ステップを積み上げていけばいいのではないかと。0から0.1ずつでいいので、まずは何でも積み上げてみるのです。

1流と比べられる不安や批判なんて恐れていたら、怖くて前に進むことなんて出来ません。

5流からでもいいから、まずは目の前にあることにチャレンジして1歩1歩進めることがこんなにも大切なことなんだと、今頃になってから気がついてきたのです。

つらいから逃げるのではない。逃げるからつらくなるのだ

死にせまるほどつらい状況の場合は、逃げることがいいこともあります。まずは周りに心の声を叫んで伝えて、自分には出来ないことをサポートしてもらうことが大切です。

でも、受験がつらい、仕事がつらい、資格の勉強がつらいと「嫌なことから逃げたい!」と思って逃げることはまた別です。

つらいことから逃げてばかりいると、本当に逃げたい時に逃げ道がなくなってしまいます。

あまりにも逃げ癖がついている時は、逃げ道をふさいでしまうことも1つの手です。

自分で出来なければ、私のように他の人から逃げる状況をなくしてもらうことも有効な方法かもしれません。

逃げ道がなければ、もう前に進むしか方法はないですから・・。

逃げ道をふさぐことは、立派な勇気です。

つらい現実があると「もうこんな人生嫌だ、逃げたい。」と現実逃避したくなります。

でも、本当は違うのです。

勉強がつらいから逃げたいことが、余計に勉強をつらくさせます。

仕事がつらいから逃げたいことが、余計に仕事をつらくさせます。

「逃げたい」と思うこと自体が、現実をどんどん消極的なものにしてつらい方向に向かい、余計に現実がつらく感じてしまうのです。

今回なんて合格するかもまったくわかりませんが、自分の中でベストを尽くして立ち向かったことだけで十分に素晴らしいし、自分をたくさん褒めてあげたいと思いました。

小さな1歩を踏み出すことは、とっても恐怖です。しかし、必要以上に怖がらずにもっと肩の力をだらんと抜いて、気軽に前進していってみてください。

最初から才能なんてある人なんて1人もいないし、可能性なんてやらないとわからないものです。

やれるところまでやってみれば、少なくとも恐怖は少しずつ減ってきて、つらい現実はよくなっていきます。

行動は恐怖を消してくれる。
行動に移ろう。待っていてはいけない。

100%準備ができているなんてことなんてないのだから。

ドミニク・グロシュー(アメリカの作家)

現実がつらい、逃げたいと思ったら、逃げるより立ち向かう方が、人生はうまくいくことだっていっぱいあるのです。

メンタルヘルス・マネジメント検定試験Ⅲ種に合格した勉強法。誰もがなり得る心の病に休む勇気を持とう

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう