2017年5月3日 -PR-

メンタルヘルス・マネジメント検定試験Ⅲ種に合格した勉強法。誰もがなり得る心の病に休む勇気を持とう

自分のキライな仕事をしなければいけない。

全然わかってくれない上司に、イヤな仕事を押し付けられてばかり。

こんなに頑張っているのに、全然評価をしてくれない!

もう、ハッキリ言ってうんざりです。

仕事だから、生活のためだからとガマンガマンの連続で、メチャクチャにストレスフルな毎日なのに、リストラされたりしたらどうしようという将来の不安で、仕事しなければならない。

私も同じように悩んでいる人をたくさん見てきて、大切な命を失う人もいたり・・。会社員時代にずっとメンタル面について強い関心を抱いていました。

会社員時代に子育てに翻ろうされてしまい、なかなか勉強時間が取れなかったのですが、会社を辞めてから思い切ってチャレンジ!

ようやくメンタルに関する資格である「メンタルヘルス・マネジメント検定試験」を受けてみることにしたのです。

メンタルヘルス・マネジメント検定試験のコンセプト

メンタルヘルス・マネジメント検定試験とは、一体どんな試験かご存知でしょうか?

ひと言でいうと、働く人たちの心の不調を未然に防ぎ、イキイキとした職場づくりを目指して、職場内での役割に応じて必要なメンタルヘルスケアに関する知識や対処法を習得するものです。

仕事や職業生活に強い不安や悩み、ストレスを抱える人は年々増えてきており、心の不調による休職や離職もまた増加しています。

心の病である「うつ病」になる人も年々増加傾向で、もはやうつ病は珍しい病気でもなんでもなくなっているとっても身近な病なのです。

我が家の夫も何度もなって休職していますし、実は私は支えきれずになりかけました・・。

うつ病にかかった家族への接し方はどうすればいい?身近な人の心の不調に寄り添う時に大切なこと

とっても身近な病気だからこそ、多くの働く人達がメンタルヘルスについて知っておこう!というのが、検定試験のコンセプトです。

検定に取り組むことで、それぞれの立場に必要な知識を体系的に習得することができ、日本の職場のメンタルヘルスの向上につなげることが必要不可欠となっているのです。

メンタルヘルス・マネジメント検定試験の内容と合格率

メンタルヘルス・マネジメント検定試験は、大阪商工会議所が主催している民間資格です。

試験は、以下の3種類に分かれています。

  • Ⅰ種(マスターコース):社内のメンタルヘルスの推進
  • Ⅱ種(ラインケアコース):部下のメンタルヘルスの推進
  • Ⅲ種(セルフケアコース):自らのメンタルヘルスの推進

当然ですが、Ⅰ種が1番難しい試験となっており、マークシート方式の選択問題(2時間)の他に論述問題(1時間)があります。

毎年のだいたいの合格率ですが、Ⅲ種が約80%、Ⅱ種が約50%、Ⅰ種が約15%ぐらいです。でもⅠ種は約10%という時もあり、難易度にかなりバラツキがあると言えるでしょう。

Ⅰ種は選択及び論述問題の得点の合計が105点以上(ただし論述問題の得点が25点以上)、Ⅱ種とⅢ種は70点以上の得点で合格となります。

7割解ければ合格するわけで、全問正解を目指す必要はなく、効率よく勉強する必要があります。

Ⅱ種とⅢ種は選択問題(2時間)だけですが、Ⅱ種とⅢ種は問題が被ることもあり、両方併願して受験する人も多いです。

私は小心者なので(汗)、まずは1つずつクリアしていこうと思い、Ⅲ種だけを受験することにしました。

メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅲ種の勉強法

私がメンタルヘルス・マネジメント検定Ⅲ種を受験するために勉強した期間は、なんと試験1ヶ月前のギリギリスタート!

合格することが目的ではないのであれば、本当は3ヶ月ぐらいかけてじっくりと学んでいきたかったのですが、やっぱり勉強時間って意識的にやらないとやらなくなってきて放置状態・・。

何とか朝と夜時間を30分ぐらいずつ取って、公式テキストと過去問を中心に解いていくことにしました。

自分自身が職場の人間関係で悩んでいたり、職場や身近にうつ病になった人が多くいたことで、どれも関心があることばかり!読みながら考えさせられてしまったことも・・。

テキストの内容と自分自身の経験と照らし合わせながら、公式テキストを5回は繰り返し読み返しました。

試験直前の2週間前になったら、過去問を4〜5回解いて頭の中にインプットです。

って、言いながらも、頭の中にほとんど入っていかずに泣きそうになって、現実から逃げ出してしまったことも・・。でも、何とか毎日続けていくことができました。

人生つらいことから逃げてばかりで「逃げ癖」がついていた自分がようやく現実に立ち向かえた話

出来なかった所をしっかりと何度もチェックし、ようやく試験本番に挑むことになったのです。

試験問題のひっかけ問題に苦戦してしまった

受験会場は大学の講堂内で行われて、久しぶりに入った大学キャンパスに、青春時代の甘酸っぱさに、胸だけキュンキュンしてしまった私(笑)

あれ?もうちょっと緊張しなさいってば・・。

試験時間は2時間あり、問題は4択の選択問題の中から選びます。

「それでは、試験を始めて下さい。」

午前中にⅡ種を受けて、午後にⅢ種を併願して受ける人が多く、試験開始から約40分ほどで退出する人が続出!

おいおい、そんなに早く解けるなんてスゴイじゃないか〜!って、心の中では焦っていたものの、自分の頭の中の知識をフル回転して問題を解いていきます。

 

消去法で選択肢を選択しながらも、最後の2択で頭を抱えて悩んでしまったり・・。

ひっかけだろうと思われるような問題に、結構苦戦してしまいました。

それでも1時間10分が経過したぐらいで、もういいや〜と途中退出!(こら、諦めるな!)

「絶対大丈夫〜!」という強い確信は得られなかったのですが、大学の門で配られていたⅡ種のスクールのパンフレットをなぜか受け取って、軽い足取りで家路についたのでした。

約1ヶ月半後に、受験結果が封書で送られてきた

受験してから約1週間後に、ネット上で解答速報がでたのでそれで自己採点です。

自己採点をした結果、ギリギリ7割解けている感じで、うーんいまいち・・。もうどうしよう〜!

そして、待ちに待った約1ヶ月半後、

 

メンタルヘルス・マネジメント検定試験結果が封書で送られてきました。

おそるおそるドキドキしながらですが、封筒の中身を開けてみたら、

 

なんと、なんと、「合格」の2文字が〜!

合格率も80%と平均的で、私は100点満点中、得点は78点

うーん、やっぱりギリギリ(汗)

まぁ、どんな点数でも合格であれば、結果オーライです!

 

合格した証として、合格証も一緒についていました。久しぶりにうれしい感動〜!

失くしそうですのでカードフォルダーに収納し、私の頑張った心の支えにしていくことにしたのです。

誰もがなり得る心の病には、自分自身で気づいていこう

今回、メンタルヘルス・マネジメント検定試験のⅢ種という1番取り組みやすい試験に挑戦してみましたが、どれも身近な問題すぎて、今回勉強してとってもよかったです。

会社や仕事に疲れ果て、こんなことを毎日やって一生終わるのか?

ヘトヘトに疲れてしまったけれど、誰にもこんな悩みなんて言えないし、自分が頑張らないといけない・・。

そう思い込んで、自分の心がズタズタに壊れてしまっていませんか?

あなたの生きている中で、本当に大切なことに気づいていくためにも、自分の心の状態をチェックして、もし「助けてサイン」が出ていたら、どんどん人を頼るようにしていきましょう。

「ヘトヘトなんです。誰か助けて下さい。」

SOSを周りにもっと出していいのです。

誰もがなり得る病ですから、自分自身で決して抱え込まないで下さい。多くの心で支えていくことが大切です。

メンタルヘルス・マネジメントは、SOSが出せない人が出せるようになることがいっぱい学べるようになっています。働いている人にとって、必要不可欠の知識であると言えるでしょう。

働きすぎているな?と感じたら、自分の心に従って「休む勇気」を持ちましょう。1年ぐらい休んだところで、死にやしません。

「僕も、Ⅲ種持っているよ〜!」

えぇ、なぜ夫が持っているの〜?Ⅲ種に合格して喜んでいた私って、一体・・。

夫に負けるのは悔しすぎるので、次はⅡ種の取得にチャレンジしたいと思っています!

メンタルヘルス・マネジメント検定試験は会社で一斉に受験している所も増えていて、いい傾向が出てきていますね。

もし会社に団体受験制度がなくても、私みたいに一般受験をしてぜひセルフケア対策に役立ててみましょう。

心の見えづらい病に、自分自身で気づいていくことが大切。

「休んでも大丈夫なんだ」ということにあなたが気づいていくことで、それだけでずっと人生が楽しくなって、イヤなストレスをスーッと減らしていくことができるのです。

重要ポイントを抑えるのに役立った本はこちら!


何回も解きまくって役立った過去問題集がこちら!


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