昭和記念公園 桜の開花状況を調べてきた。お花見に最適なスポットと見頃時期はいつ頃?
3月下旬から4月上旬にかけて、美しくピンク色に咲き誇る桜。
開花情報を聞くだけで「どこにお花見に行こう?」とワクワクしてきますが、上野公園や目黒川など東京の有名お花見スポットは、どこも大混雑していて、行くのもイヤになってしまいます。
「どこか、ゆっくりお花見できる穴場スポットってないかしら?」
あります!
JR新宿駅から特快で約30分でたどり着くJR立川駅に、たくさんの花が咲き誇る「国営昭和記念公園」があります。
実は、あまり人には教えたくない、東京の花見穴場スポットです!
今回は、桜の開花状況やお花見に最適なスポットや役立つ情報を、2018年3月27日(火)に行って調査してきましたので、早速ご紹介したいと思います。
国営昭和記念公園が、都内の穴場スポットである理由
国営昭和記念公園が、なぜ花見の穴場スポットなのか?
上野公園や目黒川、千鳥ヶ淵などは多数のメディアで取り上げられており、無料で観賞できることから大混雑しています。都心に近いため、多くの人が押し寄せてしまいます。
しかし、昭和記念公園は都心から離れているため比較的人混みも少なく、大人1人につき400円の入場料がかかります。
有料スポットであるため、心理的に入るハードルが高いのです。「花見になんてお金払いたくない!」って方はまず来ません。開園時間も限られており、場所取りもすることができません。
東京ドームの約39倍の敷地面積という、場所取りなんてする必要がないぐらい広大な敷地のため、大混雑がキライな人におすすめしたい穴場スポットと言えるでしょう。
国営昭和記念公園のお花見スポットは2箇所あり!
園内に入ったら、最初にパンフレットをもらいましょう。園内の様子がよくわかります。
園内の移動に便利な有料のパークトレインもあるのですが、花見を存分に楽しむなら、乗らずに歩くことをおすすめします。
それでは昭和記念公園のお花見おすすめスポット2箇所を、歩いて行ってみることにしましょう。
スポット1.数種類の桜と樹木のグラデーション!残堀川沿い
国営昭和記念公園は、JR中央線立川駅より徒歩10分ぐらいの地にあります。お花見を堪能するのであれば、「あけぼの口」か「立川口」から入るようにしましょう。
あけぼの口から入ると、「みどり橋」の上からは、ソメイヨシノと黄色い花が咲くレンギョウとのコラボが見られます。
チケットを購入して中に入ると、ふれあい広場が見えてきます。球根を冷凍保存し、冬季に花を咲かせる「アイスチューリップ」が見頃を迎えています。
ふれあい広場を抜けると、「ふれあい橋」に着きます。橋の上から見える景色は、まさに絶景です!
JRの線路側は、カンヒザクラやシュゼンジカンザクラなど、キレイな紅色の桜が咲き誇っています。
さくら橋の方はソメイヨシノが咲き誇り、ピンクと黄色のコラボレーションを楽しむことができます。
橋の下に降りてから見ると、濃いピンクから淡いピンク、黄色と真っ白いユキヤナギとのグラデーション写真を間近で撮ることができます。
残堀川沿いは、公園内でも比較的気温が高いため、他の場所より早く咲き、3月下旬でも七分咲きで「ほぼ満開に近い桜」を楽しめます。
自転車を借りてサイクリングロードを走ると、とっても気持ちがいいことでしょう。
3月30日(金)より、期間限定でライトアップも行われます。夜桜もまた違った風情を楽しむことができそうです。
お花見スポット1の場所はココ!
スポット2.菜の花とコラボレーション!「みんなの原っぱ」
最も多くのソメイヨシノが咲き誇るスポットは、「みんなの原っぱ」です。
原っぱ東花畑では菜の花が満開を迎えており、モンシロチョウが飛ぶ黄色いじゅうたんの間を歩くことができます。
1番の見どころスポットは、黄色い菜の花と淡いピンクのソメイヨシノとのコラボレーションです。満開時の時期は、メチャクチャキレイなことでしょう。
菜の花畑の前に、地面に向かって生えている枝があり、目の前で桜の花びらと菜の花のコラボ写真を撮ることができます。おすすめ撮影スポット間違いなし!
「みんなの原っぱ」は比較的温度が低いため、3月下旬時点で5分咲きぐらいでした。4月上旬ぐらいが満開となって、もっとも見頃を迎えるでしょう。
お花見スポット2の場所はココ!
レジャーシートを広げてお花見を楽しむならココ!
せっかくお花見に来たら、のんびりとレジャーシートを広げて楽しみたいですよね。レジャーシートを広げて楽しむのに最適な場所はこちらです。
1.無料で楽しめる!あけぼの口付近
JR立川駅から向かって最初の入口である「あけぼの口」付近は、なんと無料スポットです。
この付近でも桜がたくさん咲いており、多くの方がレジャーシートを広げて楽しんでいました。
2.隣にレストランあり!ふれあい広場
園内に入ってすぐの場所にあるふれあい広場は、アイスチューリップと桜並木を同時に楽しむことができます。
窯焼きピッツァやパスタ、スイーツも楽しめるレストランが隣にあり、お弁当を持って来ない方でもお腹をいっぱい満たすことができます。
3.大きな木の木陰がおすすめ!みんなの原っぱ
レジャーシートを敷いて楽しむなら、広大な地である「みんなの原っぱ」がおすすめです。ソメイヨシノが咲き誇る付近も風情があってステキなのですが、
めちゃくちゃ暑いです!!
天気予報で気温21度と出ていたので、薄めのコートと長袖で出かけたのですが、半袖で行かなかったことを大後悔・・。
まだ3月なのに真夏のように暑かったので、もち米入りのさくら餅ソフトクリームを買ってしまったほど・・。これ、めちゃくちゃおいしかったです!
大きな木が2箇所ぐらいありますので、その下にレジャーシートを敷いた方が、日焼けの心配もないですし、涼しく快適に過ごせます。
ただ、暑さなんて関係なく、樹上の風情ある桜を楽しみたい方は、桜の下が1番おすすめです!ベンチが多数ありますので、レジャーシートがなくてもゆったりと楽しむことができます。
「みんなの原っぱ」でお弁当をおいしく食べた後に、フリスビーやシャボン玉、バドミントンやキャッチボールなどで遊ぶと楽しいです。ただ、お酒を飲まれている方は、運動は控えて下さいね・・。
花見には施設も大切!売店やトイレなどが充実していて快適
花見に来たはずなのに、トイレが大行列で待ち時間のほうが長かったら、イヤになってしまいますよね。
花見を快適に楽しむためにも、売店やトイレなどの施設が充実している事も大切です。
昭和記念公園内には、公園で管理しているトイレが多数あり、仮設トイレの行列でイヤな思いをすることがありません。
近くの売店では、遊具や食べ物や飲み物を販売しており、自販機も多数あります。
店内にはビールなどのアルコール類も販売していて、園内で飲むこともできます。
テーブルもありますので、レジャーシートを持ってきてなくても、座って食事をすることができます。
かき氷やホットフードなど、メニューが充実していますので、遠くから手ぶらで来ても大丈夫です。園内に手ぶらで楽しめるバーベキュー会場もありますよ。
昭和記念公園のBBQは手ぶらで持ち込みOKの駅近バーベキューガーデン。GWや週末は大混雑で予約必須!
「みんなの原っぱ」には子供が楽しめる遊具も多数あり、子供が遊んでいるのを見ながら楽しんでいる親子連れもいました。
開花状況の調査結果、東京の開花宣言より2週間後がベスト
東京が開花宣言すると、都内が一斉に咲いたような気分になってしまいますが、昭和記念公園は都心から離れているため、開花はかなり遅めになります。
天候や気温で変わってくることもありますが、例年の開花状況を見ていると、東京で開花宣言をしてから約2週間後が、昭和記念公園で1番見頃を迎える時期と言えるでしょう。
3月下旬に行くなら「残堀川」付近が、4月上旬に行くなら「みんなの原っぱ」付近が最も見頃を迎えます。
大変な場所取りでイライラすることなく、狭い場所で酒臭い人に絡まれる心配もありません。
親子連れや友達や恋人同士で、桜を見ながら園内で運動したり、散歩したりしたい人に、昭和記念公園はおすすめです。
ただ、気温が上がるととっても暑いですので、脱ぎやすい洋服で調整し、お弁当は保冷剤で傷み対策を忘れずにして下さいね。
広大な敷地内で、いっぱい咲き誇る花の数々を、ぜひあなたも楽しんできてくださいね。
国営昭和記念公園のくわしい情報はこちら
- 住所:東京都立川市緑町3173
- 電話:042-528-1751
- 交通:JR立川駅 北口から徒歩約11分
- 開園時間:9:30~17:00(3/1〜10/31)、9:30〜18:00(4/1〜9/30の土・日・祝)
- 休日:年末年始(12月31日・1月1日)2月の第4月曜日とその翌日
- 入園料:大人(15歳以上)450円、小人(6歳以上15歳未満)無料
- 昭和記念公園の公式サイトはこちら
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