アイリスオーヤマ「ふとんクリーナー(IC-FAC2)」レビュー。ダニ対策には布団乾燥機と併用がより効果的
ふわふわの軽いふとんで寝ると、とても気持ちがいいですよね。
しかし、毎日使うふとんは、目に見えないダニの温床に。ダニの死骸やフンは、咳や鼻水、湿疹など様々なアレルギー症状を引き起こす原因となることも。
ふとんのダニ対策として色々と検討した結果、アイリスオーヤマの「ふとんクリーナー(IC-FAC2)」を購入することにしました。
実際に使ってみた結果、「えっ、こんなにダニやホコリが取れるの?!」と、びっくりしてしまったのです。
アイリスオーヤマの「ふとんクリーナー」はコードつきタイプ
ふとんクリーナーには、「コードあり」タイプと「コードなし」タイプがあります。今ではコードレス掃除機にふとん用ノズルをつけられるタイプもあります。
アイリスオーヤマのふとんクリーナー(IC-FAC2)は、「コードあり」タイプ。約4mのコードつきであることで、以下のようなメリットがあります。
- 長い時間掃除が可能
- バッテリーの充電忘れなし
- 掃除途中でバッテリー切れの心配なし
- 多くの枚数のふとん掃除が可能
- 念入りに掃除が可能
コードレスの方が、見た目はスタイリッシュですけれどね(汗)
電源コードをコンセントに差し込んだり、部屋を移動するときに抜き差しする手間はありますが、バッテリー切れを心配することなく長時間使える点がメリット。
ふとんを念入りに掃除したい、敷布団・掛け布団・毛布も1度に掃除したいのであれば、コードつきの方が便利なのです。
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ふとんクリーナーって重たくないの?
ふとんクリーナーのなかでは、レイコップが有名です。
レイコップのふとんクリーナーを実際に持ってみるとわかりますが、本体サイズが約30cm、重さが約2kgあり、女性の手で動かすとなるとかなりの重労働に(泣)
レイコップを持ったとき「これは動かせないわ」と諦めていたのですが、アイリスオーヤマのふとんクリーナーは約1.6kgと軽い!
ヘッドの可動範囲は75度と広く、形状が筒型で持ち手部分は上にあるため、持ち手部分も上にあることで、とても持ちやすいのが特徴です。
本体が自立するため、収納するときも場所を問わずしまっておくことができます。
ふとんクリーナーの使い方はとても簡単!
「ふとんクリーナーの使い方って、むずかしくないの?」と考えてしまいますが、実はとても簡単です。
運転モードは以下の3種類。電源ボタンを1回押すごとにモードが切り替わります。
- ターボ(たたきあり)
- 標準(たたきあり)
- 弱(たたきなし)
クリーナーのヘッド部分には、とてもワイドなたたきパッドがついており、ターボと標準モードでは、毎分6,000個の高速たたきで繊維内に入り込んだダニも浮かせて強力に吸引してくれます。
電源ボタンを押したら、1往復10秒を目安にゆっくり前後に動かすだけ!
ふとんにピタッと張りつき、引っ張られるかのようにグングン吸い取ってくれます。本体がとても軽いため、前後に何度も動かしても手が疲れることはありません。
運転中に「ダニちりセンサー」が働き、ハウスダストの量をダストカップ内のランプの色で知らせてくれます。
赤色はゴミが多いサイン。赤色になるたびに「こんなところに多くいるのか!」と、掃除していて楽しくなるほど!
何度も往復していると、キレイな状態のサインである緑色に変わるため、センサーがしっかりと働いていることがわかります。
色んなモードでセンサーを確認しながら掃除できることで、思わず掃除が楽しくなってしまうほどでした。
気になる運転音はこんな感じ
超パワフルに吸引するからこそ、運転音が気になりますよね。
騒音計で計測してみたところ、約85dbという結果に。地下鉄の車内ぐらいの極めてうるさい音です。
動画を撮りましたので、実際にその音をご確認ください↓
キーン!というイヤな音ではなく、長時間使うわけではありませんので、音に関しては許容範囲ではないかと思います。
集じんフィルターを開けてみたら、びっくりするほど取れていた
今回は、3枚の敷ふとんにふとんクリーナーを使ってみました。「たった3枚ぐらいなら、フィルターは汚れてないかな?」と軽く考えていたのです。
集じんフィルターはダストカップの中にセットされており、レバーを引くと簡単に取ることができます。
おそるおそるダストカップを開けてみたところ、
ひえぇぇ〜〜!ホコリがびっしり!
ふとんって、こんなにも汚れているのかとびっくり。中にはダニの死骸やダニのフンなどがウジャウジャ入っているに違いありません。
生きているのも入っているのかしら(汗)
新品の集じんフィルターと比較したらこの通り。真っ黒だったはずなのに、モコモコの灰色に変わり果てていました。
空中ではずしてみたら、ゴホゴホッとむせてしまいました(汗)ハウスダストが飛び散るのを防ぐため、洗面器やバケツの中で取り出すようにしてくださいね。
フィルターは風通しのよい日陰でよく乾燥させれば、約1日で乾きます。
たった1回でもモッサリと取ることができますので、毎回お手入れすることをおすすめします。
ココ重要!ダニ対策は掃除機やふとんクリーナーだけでは不十分
ダニ対策は「掃除機やふとんクリーナーを丁寧にかければ、十分」と考えてしまうことが多いです。
しかし、ダニは暗いところを好む習性があり、ふとんの表面に比べて、内部に1,000倍以上のダニが潜んでいると言われています。
完全に吸い取らないとダニは繁殖を繰り返すため、掃除機やふとんクリーナーでふとんの表面だけをかけても不十分なのです。(参照:日革研究所)
掃除機やふとんクリーナーによる吸引では、すべてのダニを死滅させるほどの効果は期待できません。
ダニは高い温度や乾燥が大嫌いな生き物!もっとも効果的なのが、高温による乾燥です。
ふとん乾燥機で100分間、高温風(約65℃)で乾燥させることで、熱や乾燥に弱いダニは死滅します。
死滅させても、内部に死がいやフンが残っていますので、最後に洗濯をして流すか掃除機で死がいを吸い取ればOK!
アイリスオーヤマには、マットなしタイプの布団乾燥機があります。ノズルをふとんに入れてボタンを押すだけで、ふっくらと乾燥してくれます。
ふとん乾燥機でダニを死滅させ、強力な吸引力を持つふとんクリーナーで死がいやフンを吸い取るという、ダブル使いがもっともダニ対策として効果的なのです。
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ダニ駆除機能が搭載された洗濯機ならプレ乾燥でダニが死滅
洗濯機がどんどん進化して大型してきたことで、家庭でも薄手のふとんや毛布を洗濯できるようになりました。
ダニは水にも強いことから、毛布の中に潜むダニを死滅させることは不可能と言われていましたが、今は「ダニ駆除モード」を搭載している洗濯機もあります。
パナソニックのドラム式洗濯機「NA-VX8900」は、ダニバスターコースを搭載。洗濯前に約65℃の温風でプレ乾燥を行うことで、通常の洗濯では落ちにくいダニを繊維から引きはがし、洗濯で洗い流してくれます。
ダニが死滅するラインは「60度以上で60~90分」と言われています。洗剤も自動投入でラクラクですし、洗濯の前にダニを死滅させてから死がいを洗い流すという行程は、とても理想的です。
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布団乾燥機と併用がおすすめ。快適な睡眠生活を
ふとんクリーナーなんて使わず、掃除機にノズルをつけて使うだけでもいいかな?と思っていたのですが、フィルターの色が変わるほどホコリやチリが取れるとは思いもしませんでした。
ふとん掃除の大切さがよくわかります。
ただ、ふとんクリーナー単体では、表面上のホコリしか取れません。布団乾燥機とセットで使うことで、ふとんクリーナー単体に比べて約3倍多く取れる結果もでてきます。(アイリスオーヤマ公式サイト参照)
ふかふかの布団で寝るのはとても気持ちがいいです。
人生で大切な睡眠。アイリスオオヤマのふとんクリーナーと布団乾燥機のダブル使いで、あなたも快適な睡眠を手に入れてくださいね。
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