一人暮らし用冷蔵庫の選び方。メーカー3社から100Lクラスおすすめ3機種を厳選ランキング
大学進学や転勤など、一人暮らしをはじめるときに必需品とも言えるのが「冷蔵庫」です。
でも、冷蔵庫なんて今まで選んだことなんてないですし、忙しくて家電量販店に行く時間もないし、自分にピッタリ合ったものを探し出すって、なかなかむずかしいですよね。
たくさんの種類がある中から冷蔵庫を選ぶときに、ここだけを押さえておけば、あなたにぴったり合った1台が見つかります。
一人だけで使う場合に必要な機能や、家電量販店やネット通販サイトなど、いろんな冷蔵庫を調べてみた結果、一人暮らしにおすすめの冷蔵庫を3機種だけ厳選してランキング形式にしましたのでご紹介したいと思います。
一人暮らし用の冷蔵庫選びで大切な3つの基本ポイント
冷蔵庫を上手に選ぶには、4つの大切なポイントがあります。
冷蔵庫の上手な選び方。買った後や買い替え後に後悔しない4つのポイント
サイズはもちろんのこと、部屋の中の設置場所や扉の開き方を確認しておくのは大切ですが、一人暮らしの冷蔵庫を選ぶときはさらに大切な、3つの基本ポイントがあります。
一人暮らしの冷蔵庫 基本ポイント1:霜取り不要な「間冷式」
冷蔵庫の冷却方式には、霜取りが不要な「間冷式(ファン式)」と、霜取りが必要な「直冷式」の2つのタイプがあります。
「直冷式」は価格が比較的安いのですが、使っていくうちに冷凍室のまわりに氷のかたまりである「霜」がついてしまい、定期的な霜取りが欠かせなくなります。
霜取りするときは食材をすべて出して溶かす必要があるなど、めちゃくちゃ重労働なんですよ。
霜取りが不要な「間冷式」の冷蔵庫は150Lサイズ以上が多く、直冷式に比べるとお値段は高めですが、「お手入れする時間なんてない!」という忙しい人には、霜がつかない「間冷式」を強くおすすめします。
冷蔵庫選びで大切な「直冷式」と「間冷(ファン)式」の違いとメリット・デメリット
一人暮らしの冷蔵庫 基本ポイント2:耐熱天板
一人暮らし向けの賃貸物件ですと、台所はとても狭いことが多く、電子レンジを置けるスペースがないことも。
電子レンジの置き場所で活躍するのが冷蔵庫の上です。上に電子レンジを置くためには、耐熱(約100℃)の天板であることが必要です。
一人暮らしの冷蔵庫 基本ポイント3:2ドア
ドアの数としては、冷凍室・冷蔵室がそれぞれ分かれている「2ドア」タイプがおすすめです。氷もつくることができますし、必要な部分だけ開けることができますので、節電効果もあります。
一人暮らしの冷蔵庫のサイズはライススタイルで違う
一人暮らしの冷蔵庫に必要な3つのポイントを抑えたところで、次に大切なのは冷蔵庫の「サイズ」選びです。
冷蔵庫のサイズは家族の人数によってだいたいの目安の容量がありますが、実は一人暮らしのサイズ選びが1番むずかしいです。
3〜4人家族の場合は、家族のために料理をする必要がありますし、400〜500Lを選んでおけばほぼ問題ないですが、一人暮らしの場合はどんなライススタイルかによって、サイズにも差がでてくるからです。
一人暮らしと一般的にくくっていても、大学進学や転勤など、一人ひとりが一人暮らしをはじめる事情が異なってきます。
一人暮らしをはじめてみないとわからないかもしれませんが、自分はどういった生活をしていきたいのか、どんな目的で冷蔵庫を使うようになるのか、あらかじめシミュレーションしておくことが大切です。
サイズ選びは、あなたの食生活から選び出す
冷蔵庫選びにもっとも関係してくるのが、あなたの食生活です。食生活別におすすめの容量はこちらです。
外食派なら100L程度が便利だけれど、忙しい人にはおすすめしない
「家では寝に帰ってくるだけ。食べ物なんて保存する必要ない」という外食派の場合は、冷蔵室だけある50Lでも十分です。
ビールや飲料水、氷やちょっとした冷凍食品も入れておきたいのであれば、冷凍室、冷蔵室が両方ともついているタイプで、容量は100L程度あれば十分でしょう。
ただし、ここで注意点が!
「小さいほうが価格も安いし、場所を取らなくていいかも!」と思ってしまいますが、小型の冷蔵庫は「直冷式」ばかりのため、めんどくさい霜取りが必要になり、忙しい人にはおすすめできません。
お手入れをこまめにする外食派は100L程度でOKですが、外食派でこまめに掃除をする時間がある人がいるとは思えません。
ぎっしりついた霜取りのお手入れがめんどくさければ、少し予算を上げて「間冷式」を選ぶようにしましょう。
中食派は100~150L程度がちょうどよい
自宅近くにスーパーやコンビニがあり、お惣菜や調理済み食品を食べる割合が多く、「時間があるときは自炊もするわ!」という中食派には、買ってきた食材を保存しておくための空間が必要です。
飲料水のほかに、食材や調味料も入る100〜150L程度のサイズがおすすめです。
ただしこのクラスでは冷やしておくことはできますが、長期間鮮度をキープ機能は期待できないため、基本的にまとめ買いせず、1〜2日で食べきる食生活派におすすめです。
100Lサイズだとあまり機種選びができませんが、130Lサイズ以上になると、多くの機種を選ぶことができるようになります。
自炊派なら150~200Lがたっぷり入る
一人暮らしをはじめても「食費は節約!外食も中食もほとんどしないわ」という自炊派は、買ってきた食材をまとめ買いし、冷凍保存することも考えると100〜200Lサイズがおすすめです。
ただし、一人分の量を作るつもりでも、たくさんの量ができてしまい、結局冷凍保存しておく機会が増えていきます。
一度調理すると食べきれないことが多いため、冷蔵・冷凍を活用する機会が増えていきます。
300Lなど大きなサイズを買っても、反対にたっぷり入るからと食材をためこみすぎて、消費期限切れの食材の置き場所になってしまったり。
ある程度冷蔵・冷凍保存ができて、食材の廃棄をできるかぎり抑えるサイズを選ぶとすれば、150〜200Lサイズが自炊派にはおすすめです。
一人暮らしにおすすめの冷蔵庫3機種厳選ランキング
どんなライフスタイルにおいても「霜取り不要」、「電子レンジが置ける耐熱天板」、「冷凍・冷蔵が分かれている2ドアタイプ」の3つは、一人暮らしの冷蔵庫には欠かせません。
外食派でも中食派でも、いつ自炊をはじめるかわかりません。設置スペースがあるのであれば、小さいサイズよりも大きいサイズのほうが、節電効果が期待できます。
どのライススタイルにおいても、食料品から飲料水までたっぷり保存ができて、お手入れがラクで使い勝手がよい最適なサイズは130〜150L台です。
たくさんのメーカーから出ている中から、厳選して3機種選んでみました。
第3位:お手入れ簡単! 138L「パナソニック NR-B14AW」
「パナソニック」の冷蔵庫「NR-B14AW」は、冷蔵室94L+冷凍室44L = 138Lサイズです。
「カテキン抗菌・脱臭フィルター」がついており、抗菌フィルターがキャッチした菌の活動をカテキンのパワーで抑制。気になる庫内のニオイを抑えてくれます。
庫内はLED照明でさらに見やすく、ガラストレイですので、調味料などがこぼれてベトベトになっても、ササッと拭くことができます。
冷凍室もたくさん入りますね。
お手入れする時間が取れない、忙しい単身者におすすめの機種です。
第2位:転居後も安心!つけかえどっちもドア搭載 137L「シャープ SJ-D14D」
「シャープ」の冷蔵庫「SJ-D14D」は、冷蔵室91L+冷凍室46L = 137Lサイズです。
ドアの開閉方向を自由に付け換えられる「つけかえどっちもドア」を採用していますので、引越し予定の転居先の設置場所を気にする必要がありません。
「耐熱100℃のトップテーブル」ですので、冷蔵庫の上に電子レンジをのせて使えます。
自炊派のまとめ買いにも対応できる137Lで、46Lとたっぷり入る冷凍室が下側についており、浅い引き出しもついていますので、冷凍保存もきれいに収納することができます。
冷凍重視派で、転勤などでよく引越しをする人にはおすすめのタイプです。
第1位:見た目以上にたっぷり入る! 150L「ハイセンス HR-D15」
「ハイセンス」の冷蔵庫「HR-D15」は、冷蔵室104L+冷凍室46L = 150Lサイズです。
冷蔵室は奥行きたっぷり収納ができ、整理しやすい低温ケースとなっています。LED照明で奥まで明るく、棚の高さも自由に変えることができる点もポイントが高いです。
たまごケース(6個×2)、小物入れが付いており、中がごちゃごちゃにならずきれいに収納ができます。
見た目以上にたっぷり入る冷蔵庫は、一人暮らしでも料理はしっかり、お友達を呼んでワイワイ楽しみたいあなたにピッタリの機種です。
一人暮らしの冷蔵庫選びは基本ポイントと食生活を大切に
一人で暮らし始めると、冷蔵庫のほかにも色々とお金がかかります。冷蔵庫は必要ですが、自分のライススタイルに合ったサイズを見極めることで、無駄なお金を使わずに済みます。
1万円でも2万円も貴重なお金ですが、安ければいいだろうと小さすぎるタイプを買うと、霜取り作業で後から苦労することにもなります。
「霜取り不要」、「電子レンジが置ける耐熱天板」、「冷凍・冷蔵が分かれている2ドアタイプ」の3点の基本ポイントは忘れずに、食生活から、ある程度余裕がある130Lサイズか、ほぼ自炊派は150Lサイズを検討することをおすすめします。
あなたの食生活は、自分に合った冷蔵庫選びで変わります。
これから先の暮らしを見つめながら、楽しく冷蔵庫選びをしてみてくださいね。
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