冬の函館旅行1泊2日おすすめモデルコース。北海道に実際に行って満喫できた定番スポット巡り
北海道を代表する国際的な観光都市・函館。美しい夜景、異国文化あふれる街並み、新鮮な海の幸やラーメンなどのグルメまで、魅力たっぷりの街です。
特に冬の函館は街全体が真っ白い雪景色に覆われて、一面銀世界の中で観光を楽しむことができます。
「函館に行きたいけれど、たった1泊2日でも十分に満喫できるかしら?」
大丈夫です!
函館は主要観光スポットがコンパクトにまとまっており、市電(路面電車)やバス、レンタカーなどを利用すれば、1泊2日でも十分に満喫できます。
1泊2日の旅行にぴったりの交通手段や、函館観光おすすめモデルコースをご紹介したいと思います。
函館市内のみの観光なら公共交通機関が便利
函館の観光スポットは、主に市電の停留所から徒歩圏内にあり、市電が通っていない場所には路線バスが走っています。
市電はおおむね6〜10分に1本程度運行しており、料金は距離に応じて決まります。1日3回以上利用するなら、1日中乗り放題になる「1日乗車券(600円)」がお得です。
バスも利用するなら、市電・函館バスが乗り放題になる「市電・函館バス共通乗車券(1日1,000円、2日1,700円)」もあります。
とてもお得な乗車券は、市電の車内のほか、ホテルのフロントや観光案内所、コンビニエンスストアなどでも購入できます。
市電やバスを1日何回も利用するなら、お得な乗車券を活用することをおすすめします。
冬の函館観光1泊2日おすすめモデルコースはこちら
冬の函館観光を1泊2日で思う存分楽しむために、実際に行って調査してきたおすすめモデルコースを作成してみました。
【1日目】
【2日目】
函館への交通手段は、北海道新幹線で行くと東京から新函館北斗駅まで約4〜4時間30分、函館駅までは約18kmあり、快速列車ですと最速15分で着きます。
羽田から飛行機で行くと約1時間20分、羽田空港から1日8便と本数は少なめですが、2便までに乗れば午前中に函館に到着します。
移動手段によって1日目の午前中にも予定が入れられますので、移動手段もよく検討しておいたほうがいいでしょう。
【1日目・お昼】函館駅近くで塩ラーメン
函館と言えば塩ラーメン。函館にはおいしくて有名なラーメン店が多数あります。
中でも函館駅前にある老舗のラーメン店「かもめ」の塩ラーメンは、グルメ雑誌にはあまり載っていない知る人ぞ知る名店。
スープは豚骨と鶏ガラがベースでさっぱりしているのに、海鮮のうまみがしっかりと感じられるおいしさ!
GLAYのTERUさんが行きつけのお店で、店内には有名人のサインが多数展示されており、こじんまりとした店内では優しそうな店主さんとのコミュニケーションも楽しめます。
知らない土地に行くと楽しさと同時に不安にもなってしまいますが、「かもめ」に行けばおいしいラーメンと共に心の中までポカポカに温まることでしょう。
GLAYファンの聖地!函館ラーメン「かもめ」で塩ラーメンを食べてきた。温かい店主さんに心がほっこり
【1日目・午後】元町協会&洋館めぐり
ランチの後は、坂の街で異国文化漂う元町エリアをまわってみましょう。
「カトリック元町教会」「函館聖ヨハネ教会」「函館ハリストス正教会」の3大教会群や旧函館区公会堂をはじめとする洋館など、見ておきたいスポットが集中しています。
3大教会や洋館めぐりをしたら、歴史を感じる古民家カフェでゆっくりくつろぎ、雑貨店でお土産を楽しむのがおすすめです。
【1日目・夕方】函館山ロープウェイ&元町ライトアップ
函館に来たら、函館山から見える美しい夜景ははずせないですよね。
冬の函館山の山頂に行く交通手段は、ロープウェイに乗って向かう方法しかありません。ロープウェイに乗るために大混雑しますので、日没前に到着するのがベストです。
山頂はとても寒いですので、防寒対策もしっかりするようにしましょう。
函館山からの夜景を楽しんだあとは、ライトアップされた美しい歴史的建造物を見てまわるのもおすすめです。
冬の函館山夜景を満喫できる最適な時間帯はいつ?駐車場やロープウェイの混雑状況やスマホで撮影するコツ
【1日目・夜】湯の川エリアの温泉宿の宿泊
寒さで凍えそうになっている体を温めるために、夜は温泉宿でゆっくり温まりましょう。
窓から津軽海峡が望める温泉宿の中でも、温泉露天風呂付き客室数日本有数の宿「湯の川プリンスホテル渚亭」
がおすすめです。
津軽海峡が見える海側と函館の街並みを望む函館山側の部屋があり、ホテルからは函館山夜景鑑賞の観光バスも運行しています。
海を眺められる夕食バイキング会場はとても広く、メニュー数も豊富にあり、オーダーメニューも楽しめちゃいますよ。
【2日目・朝】函館駅前朝市で海鮮丼&摩周丸
函館駅からすぐの場所に鮮魚店を中心に約250軒が集結した「函館朝市」があります。
朝市周辺は多くの方たちでにぎわっており、店頭で「食べてって〜!」と威勢よく声をかけられると、思わず引き込まれてしまいます。
いくら、うに、かになど、新鮮な魚介を使った海鮮丼を味わうなら、ここで食べるのがいちばん。
お土産探しはもちろんのこと、イカ釣りやカニの蒸し焼きやホタテのバター焼きなど、ほとんどのお店で試食ができます。どんどん試してとっておきの逸品を見つけましょう。
買った魚介を食堂に持ち込んで調理してもらったり、自分で焼いて味わう屋上バーベキューなども。
早朝5時から営業していますので、早めに行くのがベター。遅くともお昼までには行かないと売り切れてしまうこと必至です。
朝市を訪れたら「函館市青函連絡船記念館 摩周丸」もおすすめです。
船の中に入って歴史や仕組みを学べるほか、実際にハンドルやギアに触れることのできる操舵室や客室も見学することができ、船員気分を味わえる人気のスポットです。
デッキからの眺望と、青と白の船体全体の外観はフォトジェニックなので、ぜひ記念撮影してみてください。
函館駅前定番スポットおすすめモデルコース。朝市の海鮮丼・塩ラーメン・お土産など上手に散策するコツ
【2日目・午前】五稜郭タワー&公園散策
幕末から明治維新にかけて箱館戦争と呼ばれる最後の国内戦の舞台となったのが、星の形が印象的な「五稜郭公園」です。
「五稜郭タワー」は、五稜郭公園に隣接する高さ107mの白いタワー。360度ガラス張りで、五稜郭公園を含めた市内の真っ白い景色を一望できます。
眺望はもちろん、施設内には土方歳三像やミニチュアフィギュアなどの展示物など見どころがいっぱい!特に展望2階にある像は人気の撮影スポットです。
五稜郭公園内は一般開放されており、橋から見える風情あふれる景色や「箱館奉行所」など伝統のワザが光る建物などを見学できます。
園内にはお休み処があり、コーヒーやスイーツ、ソフトクリームも販売しています。寒さで凍えてしまった体を温めるのにはうれしいスポットです。
2日目の午前中は、のんびりと公園内を散策するのも気持ちいいでしょう。
冬の五稜郭タワーに登ってきた。真っ白に雪化粧した五稜郭公園の見どころスポットとモデルコース
【2日目・お昼】ご当地バーガーまたは塩ラーメン
2日目のお昼は、函館発のご当地ハンバーガーレストラン「ラッキーピエロ」がおすすめです。
函館エリアに17店舗ありますが、どこのお店も多くの観光客や地元市民でいつもにぎわてっています。
特に人気なのが甘辛の鶏の唐揚げをふっくらバンズで挟んだ「チャイニーズチキンバーガー」。
作り置きは一切しないため、商品ができるまで少々時間がかかりますが、ここでしか食べられない限定品だけに、並んででも食べたい一品です。
「長蛇の列は勘弁!」という方は、まだまだおいしい塩ラーメンが各地にあります。
津軽海峡に面した眺望のよい人気ラーメン店「函館麺や 一文字」では、塩・味噌・醤油ラーメンとバランスよくおいしくておすすめです。
「函館麺や 一文字」函館本店に行ってきた。窓から海が見える景色を眺めながらのラーメンは後を引くおいしさ
【2日目・午後】ベイエリア散策&赤レンガ倉庫付近で買い物
お腹をいっぱい満たした後は、港町ムード漂うベイエリアの付近を散策してみましょう。
レンガ造りの建物や映画の撮影スポットにも使われる「七財橋(しちざいばし)」など、潮風と歴史を感じることができます。
観光のメインは「金森赤レンガ倉庫」を中心としたショッピング。地元作家のハンドメイドグッズや海産物、スイーツなどがなんでも揃っています。
お土産を買うのに最適なエリアで、最後に立ち寄るのにはおすすめなスポットです。
函館は1泊2日でも十分楽しめる!目的に合わせてじっくり検討しよう
今回は、函館市内をメインにまわるルートをご紹介しました。
市電やバスなどの交通網が整備されていますし、函館空港近くでレンタカーを借りて行くこともできます。
日数に余裕があるなら、大自然に囲まれた大沼国定公園や、クッキーやスイーツのお土産でも有名な「灯台の聖母 トラピスチヌ修道院」、「天使の聖母 トラピスト修道院」などもおすすめです。
冬の函館は真っ白い銀世界で、心の中まですがすがしくなります。特に函館山の夜景は、一生忘れられないぐらい心の中に刻み込まれるでしょう。
函館観光を考えたら、ぜひこちらのルートを参考にしてみてくださいね。
楽しい思い出がいっぱいできますように。
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