売却した家を何度も見学に行ってしまう罪悪感。人によって幸せの価値観は違うと思うこと
私には、どうしても消せない過去の汚点があります。
それは、我が家が衝動買いしてしまった新築一戸建てです。
その買った家を、わずか1ヶ月で売ってしまったのです。
我が家が新築一戸建て購入を失敗し、借金500万円を作った理由
過去を消し去りたくても、マジックで消せるわけではないですし、売却から8年も経っていますから、とっくに忘れてもいいはずです。
しかし、家に対して強い思い入れがありましたので、どうしても気になってしまい、気がついたら見に行ってしまうことがあるのです。
徹夜するほどハマったこだわりの家造り
子供のころから、家族との団らんを1度も過ごしたことがない私にとって、家への憧れは相当なものでした。
しかし、新築一戸建てを買うときに注文住宅を建てられるほどのお金があったわけでありませんでした。
「どうしても自分仕様に家を建てたい。」
建売住宅と間を取ってなのか、建築条件付きの家を購入することにしました。
建築条件付きの家とは、建売住宅とは違って建築メーカーは変更出来ませんが、自分の自由なプランで家を建てられるのです。
建築条件付きは色々と問題がありますが、私には夢の様な家造りでした。
お風呂やトイレの仕様や色選び。
子供部屋にはかわいらしい壁紙。
特にこだわったのが、屋根と外壁と壁紙です。
外壁と壁紙選びに至っては、2日ほど寝ないぐらい没頭していました。
分厚い壁紙がたくさん載っている本を見ているだけで、自分の夢が実現出来るのではと、もう夢中になって読んでいました。
ボッコボコの外壁のサンプル集に、たくさんの付箋を貼って迷っている時間が、至福のひとときでした。
外壁も重厚な作りにこだわり、下の方に暗い外壁を持ってくるなど、何度も図面を引き直しておりました。
思い入れがあったからこそ、売った後の落ち込みも激しいものでした。
あんなに寝ず食わずで選びに選んだ仕様の家。
引っ越し当日の日に、夫と抱き合って喜んだ家。
自分たちの至らなさで、わずか1ヶ月で売った家。
思い入れが相当強かったからこそ、我が子を手放すような思いでお別れしました。
自分の行いに罪悪感を相当引きずってしまい、自信喪失と自律神経がおかしくなりました。
思い入れの家を何度も見に行ってしまう罪悪感
それほど思い入れが強かったからこそ、ふと週末に近くを車で通ろうとするたびに、
「ちょっと家の前を通ってから帰る?」
夫も考えていることが同じで、どうしても何度も何度も通ってしまう旧我が家です。
置いてきぼりにしてしまった家を、買われた方は気に入って住んでもらっているだろうか?
困ることなく快適に過ごしているのだろうか?
外から見ただけではまったくわからないけれど、芝生があって、買った時にはなかったウッドデッキが置いてありました。
三輪車にかわいいピンクの自転車が2つありました。
私が作った花壇にキレイなお花が咲いていて、あれほどこだわって選んだ外壁も、どことなく自信たっぷりに構えた顔をしています。
外から見ても、とても幸せそうな家をしていました。
通るたびにドキドキしながら見る旧我が家を見て、
「なんだか来るたびにグレードアップしているね。」
そう夫婦で顔を合わせて、実はホッと肩の力をなでおろしているのでした。
幸せの価値観は人によって違う
我が家では今でも爆音が聞こえるたびに、走馬灯のようによみがえってくる悪夢です。
でも我が家を買っていただいた家族にとっては、なんにも気にならないただの生活音です。
同じ人間なのに、こうも価値観って違うのかと・・・。
いつも通るたびに今頃になって色んな対処法があったことに気がついて、非常に罪悪感を感じています。
新築一戸建て購入失敗。新築ノイローゼになるような家を買ってしまった時の3つの対処法
1番大切なこととは、自分が何に価値を見出すかではないかと思います。
20代の頃はわからなかった「自分の価値観」と言うものについて、30代後半になってようやくわかってきました。
その家族は騒音云々の問題ではなく、3人の子供達が十分に快適に暮らせる広い家が欲しいということでした。
一般的には狭くても、駅近を選ぶというのが不動産の上では選択すべきことです。
旧家は130平米もあるような広大な家でして、しかし最寄り駅から30分は歩く覚悟が必要です。
それでもその人の優先順位は駅近ではなく、子供達が十分に遊べるという空間です。
自分は車通勤だからと、自分より子供のことを優先した家選びをしたのでした。
周りが決めた価値観ではなく、自分が決めた価値観を大切にしたのです。
周りの意見に振り回されず、自分が素晴らしい価値があると思えるものを見つけることが大事です。
それが本当に「価値あるもの」です。
価値あるものだけを選んでいけば、それだけでシンプルな暮らしが出来て、持つものは減るけれど心は豊かな暮らしが出来ます。
「売った家に住んでいる家族の価値観、もっと見習わないとな。」
幸せの価値観は本当にひとそれぞれだなと罪悪感を感じつつも、旧家を通るたびに心地よい暮らしの風を感じていたのでした。
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