家計簿は手書きでつけ続けることで貯金力がつく。日々の暮らしを記録し続けることでつくモノとは
お金のプロの人達が、「家計簿なんてつけなくても、お金は貯められる。」なんて、聞くとものすごい自信なくしませんか?
お金を貯めるために家計簿をつけた方がいいか、つけなくてもいいか、貯めたい人はとっても気になる所です。
私はどっち派かというと、お金が貯められない人は家計簿はつけた方がいい派です。家計簿ってめんどくさいってイメージですが、やっぱりつけた方が貯まることを実感しています。
お金を貯められない人が、なぜ家計簿をつけた方がいいのか?
結婚してから14年間つけ続けている私からすると、つけた方がいい理由としてこんなことが言えるからです。
家計簿をつけた方がいい理由として、つけるとつくものがあるから
お金を貯められない原因の1つとして、お金を貯めるための「貯め筋肉」が足りないことが多いです。心がイライラしたりストレスを感じていると、やはり貯め続けられません。
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貯める心に何も手段を利用せずに変えることって、実はとっても大変です。
この貯める心に変身するためのツールとして、私は家計簿を利用することをおすすめします。なぜなら、家計簿をつけ続けたことによってつくもの、それが、
続けられたという「自信」がつくからです。
家計簿だけじゃなくて体重計に乗ったり、マラソンに行ったり、資格の勉強だったり、続けられたことに対する自信って、達成感や成功体験からつくと思っています。
「私なんて、お金が貯まらないわ。」なんて言い続ける自信があるのですから、「私は、お金を貯められる人だわ。」と言い続ける自信も続けられるはずです(笑)
1ヶ月でもいいから、「貯金1万円貯めることができた!」という喜ぶ成功体験を重ね続けていくとことで、続ける喜びを知り、家計管理が楽しくなっていくのです。
色々ある家計簿の種類の中で、最初はどれが1番おすすめなのか?
世の中には、たっくさんの家計簿があります。
定番では本屋さんにたくさん売られている本やノート型の家計簿、スケジュール帳の大きさの家計簿や、最近はスマホで簡単につけられる家計簿アプリまであります。
家計簿アプリを使って自動でラクラクなんていうのが最近の主流ですが、私は家計簿アプリが何が何でも1番おすすめとは感じていません。
自分自身が1番続いたのが自作のExcel家計簿で、今でも14年以上使っているぐらいです。
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しかし、お金が貯められなかった頃に1番使っていたのが、市販の家計簿です。
なぜ、手書きの市販の家計簿がいいのか?
手書きで書くことで、お金を使っているという自覚がしっかりと持てるからです。それに家計簿をつけることがめんどくさいので、お金を使わなくなってきます。
書くという「レコーディング効果」は本当にすごくて、「つけたくない!」って思うから、モノを買わなくなります。結果的に無駄な支出が減っていく効果は本当にありました。
人間の手で実際に書くことで、自分の買い物グセに気がついてくることがあるからです。自動でつけると、どうしてもこの流れに気づきにくくなってしまいます。
貯金がゼロ円や100万円も貯められないという人は、まずは手書きでつけるタイプの家計簿からはじめることを、私は強くおすすめいたします。
手書き家計簿の中で、続けられると思うものを選ぶことがポイント
家計簿って新しいのを買うと、最初って気合を入れてつけ始めるじゃないですか?1月なんてしっかりとつけていたのに、お正月が終わって、2月ぐらいにはめんどくさくなったり・・。
完璧に1円単位でつけていると、使途不明金がいっぱいあって最後に収支が合わなくて、最後にイライラして挫折する原因になります。はい、私です(汗)
あと費目がいっぱいに分かれているものや、ビシッと書く項目が決まっているものを選ぶと、自分が書きたいことが書けなくてイライラすることも。
市販の家計簿の中から選ぶとしたら、私は日付と線だけが書かれているシンプルなタイプの家計簿をおすすめします。
本屋で売られている家計簿の中を色々見てみた中で、私が「これはいい!」と思った家計簿が「暮らし上手の家計簿」です。
実にシンプル!
ギラギラするフルカラーではなく、節約ママさんのため!という感じでもなく、落ち着いた配色で見ているだけで落ち着きます。
費目もきっちりと書かれているわけではなく、食費と他みたいに本当に自由に自分らしく作っていくことができます。
何がおすすめポイントかって、メモ欄がとっても大きく1番上に取られていることです。家計簿って金額だけをつけるイメージですが、実はメモ力の効果はバツグン!
貯める力は心と連動します。貯める意志と日々の暮らしをメモすることで、家計簿をつけ続ける習慣に変えていくことができるのです。
家計簿を1ヶ月間つけ続けた後には「自信」がつき、最後に毎月の振り返りができるページが用意されています。「今月を振り返って」というメモまでついています。
私がおすすめというものが、あなたに合うとは限りません。たくさん家計簿がありますので、色々と比較して自分に合う1冊を選んでみることが大切です。
家計簿を続ける秘訣は、記録の仕方をシンプルにすること
お気に入りの手書き家計簿を見つけたら、あとは簡単につけていくだけです。家計簿をつけ続けていくポイントは、細かく分けて書かないことです。
食費や日用品の項目別にこれっと書かずに、イオンで食料品3,000円、ユニクロで洋服4,000円、美容院でカット代5,000円とか、大雑把でいいのでわかるようにつけることです。
電卓が必要になるから、大変になるでしょ?だから1円を100円単位ぐらいにざっくりとつける形でいいのでつけてみましょう。
ざっくりとシンプルにつけることの他に、もっとも大切なのは、メモ欄です。
「どうしても欲しかった。」「イライラして買っちゃった。」など、メモ欄に買った時の感情を書いておきましょう。素直な感情を書いておくことが、続くポイントです。
金額よりもメモ欄をつけ続けることで、貯めよう!頑張ろう!と、家計簿をつけ続けるモチベーションアップにつなげていくことができます。
1ヶ月間つけ続けたら、1時間でも時間を取ってじっくりと振り返る
「やったー!私でも1ヶ月間家計簿つけ続けられた〜!」
いや、お疲れ様でした。1ヶ月間つけ続けられると、すごい達成感ってありませんか?
続けられた自分を、まずはいっぱい褒めてあげることが大切です。ただし、ここで終わったら家計簿はただの記録だけになってしまいます。
ここで、家計簿をしっかりと振り返って、改善ポイントを見つけていきましょう。
私の場合、「あちゃー、これ買わなくてもいいやつだった〜!」ってものにグリグリと赤ペンで印をつけるようにしていました。これで買い物グセがわかるようになります。
添削で赤ペンで直されると、イヤ〜な気分になるじゃないですか?
あのイヤ〜な気分を次の月も減らしていきたいと思うがゆえに、だんだんイヤなものに使うことが減っていきます。
イヤなことだけつけても本当にイヤになるので、「これは買って大正解だった!」というものに、花丸などのマークをつけていきます。意識付けすることで、買ったものを大切にしていくと思えてくるから不思議です。
つけ方は、何でもいいです。
1番大切なことは、本当に欲しいものだけを買ったかどうか知ることです。来月への改善ポイント、さらに年単位での改善につなげていくことなのです。
手書きの家計簿でクセがわかったら、アプリで時短がおすすめ
手書きの方がモチベーションがアップする人は、そのまま続けていけばいいかと思います。
でもね、やっぱり人間って、ラクしたい生き物です。
手書きである程度買い物グセがわかってきたら、自動で集計してくれる便利な家計簿アプリを使ってみましょう。レシートを撮影するだけですから、とっても便利です。
家計簿アプリのポイントは、お金を使ったらすぐに家計簿アプリに入れてしまうこと。
スマホだったら常に身につけていますから、使ったらすぐつけるという習慣をつけることで、後から面倒でつけないということがなくなっていきます。
毎月の集計する時間も不要ですし、面倒な集計も全部してくれます。私も手書き家計簿である程度流れがわかってからは、家計簿アプリに移行しました。
目標貯金額が毎年貯められるようになってきたら、ぜひ家計簿アプリを活用して、多角的に集計していくと、より応用力がついていくことでしょう。
無料の家計簿アプリでおすすめ度No.1はこれ!レシートを撮影するだけなのに自動仕分けでラクラク管理
家計簿は貯め力をつけるおすすめ手段。自分の使い方を知ろう
家計簿をつけ続けることで、つけ続けられたという自信がついていきます。そしてつけ続けることによって、自分の買い物グセがわかるようになってきます。
私なんて14年分の家計簿データがありますから、貯金できなかった時代の家計簿を分析して、今でも振り返って、過去から現在への改善ポイントを見つけているぐらいです。
つけたからって、すぐにお金は貯まりませんよ?つけてお金の流れを知って、無駄な部分を改善するツールとして役立てるだけです。
お金の流れを記録しておくことで、気づかなかったこと、自分の性格や習慣が見えるようになってくるのです。
私は夫婦ケンカをした次の日は、チーズケーキをコンビニで買うクセが家計簿から見つかったぐらい(笑)家計簿って、面白いでしょ?マネー日記のように使えます。
家計簿をつけ続けることって、本当に大変です。でも「あの時、子供が入院して大変だったな。」など振り返ると、これからの未来を力強く歩いていけるから不思議です。
手書きでだいたいの流れを把握できるようになって、Excel家計簿や家計簿アプリに移動しましたが、手書き家計簿は、今でも日々のマネー日記代わりに使っていますよ!
どの家計簿を使うにしても、お金を貯めたい目的は変わっていません。
自分の使いグセの志向を探っていき、分析していくことで貯め力をつけていくことができます。
この方法はあくまでも私の家計管理のやり方なので、ほんの少しの部分でも何か役立てることがあれば幸いです。注意点は、家計簿マニアにならないように、ですね・・。
自分が続けられる家計簿を見つけ、自分の心が1番心地よいと思える家計管理方法を見つけて、楽しくお金を貯められる人に変わっていきましょう。
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