2015年6月12日 -PR-

会社員からフリーランスになって、ノマドvs社畜という夫婦間の構図にケンカ勃発!価値観のズレの対処法

「僕は会社に行かなくちゃいけないから!」

夫は梅雨のジメジメした日は、典型的な低気圧病にかかります。

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6月のこの時期は寝られず起きられず、死にそうな顔をして会社に行っています。

つらそうな顔をしながら、このように社畜マインドで行かれると、非常に心苦しいものを感じます。

私が会社員を退職してノマド(自営業)となってから、夫婦間の価値観のズレを感じてくるようになりました。

社畜の利点がノマドの欠点になることは、痛すぎるほど痛感

会社に雇われて酷使されている「社畜」と、個人事業主である「ノマド」は、常に比較されることがとても多いです。

「社畜」って一体何でしょうか?

会社に言われたことを何でも愚直に言うことを聞く、奴隷のような会社の歯車と化している人を指したりします。

あまりこの言葉時代は好きではありませんが、イヤイヤ仕方なく行っている時点で「社畜」になってしまうのでしょう。

社畜である利点としては、1番は有給休暇や傷病休暇があることでしょうし、会社に申請すれば経費も出してくれますし、交通費も厚生年金もあります。

日本の企業では、よっぽど変なことをしない限りいきなりリストラになるような評価はくださないのが、日本企業の優しい点です。

相反する「ノマド」だと、全てが逆です。

実質「社長」という屋台を経営していますから、すべての経費は自己負担になります。

どこかで買ったレシートも、自分で経費をつける必要があります。

お店を構えていたら、病気になったらその日から営業停止ですし、収入がその日からゼロになってしまう危険性があるのです。

有給休暇もないですし、勤務中にケガをしても全部が自己責任になってしまい、常に病気やケガの時の治療費を心配しなくてはなりません。

今頃になって、フリーランスの大変さが痛すぎるぐらい痛感してきました。

我が家では1人私がノマドになったことで、夫婦の価値観がかなり変わってきているのを感じます。

会社に行けばとりあえずお金が入るじゃない?とイライラする私

夫は会社に行くのがつらいと言いながらも、とりあえず会社に行って帰ってくれば固定給がいただけます。

社畜でも行けばとりあえず「お金」が入りますし、決められた時間働けば、あとは休んでいてもいいのです。

反対に「ノマド」の私は、つねに収入が不安定ですし、明日収入がゼロになるかもしれない不安と戦っています。

お金の価値観も、夫婦で違ってきています。

買い物も常にこれは事業用?個人用?と、頭を悩ませながら経費をつけています。

水道、電気、ガス代の領収書。
コンビニやスーパーのレシート。

私にはすべてが宝物であるのに対し、夫はまったく無頓着ですぐにレシートを捨ててしまうのを見ると、それだけで発狂しそうになってしまいます。

固定的に守られている夫と、流動的に漂っている私。

夫婦でこんなにも価値観が違っているのか?と、改めて感じるようになってきました。

ここ2ヶ月ぐらいは価値観が合わずに夫婦ゲンカが勃発!

会社員を辞めてから、色んな固い殻で包まれている夫がとてもうらやましくなっていました。

「会社に行けば、お金が入るからいいじゃない!」

「私は24時間仕事のこと考えているのに、帰ってから休めるんだからいいじゃない!」

自分自身が何も守られていないむき出しの状態に、自分自身がイライラしてしまいました。

夫もそんな私の発言を聞いて、イライラが勃発です。

「いつでもそっちは休めるからいいじゃないか。」

休んだ覚えなんて1度もないですし、働いていなかったことなんてありません。

寝る時間を惜しんで、1日中考えてしまったこともあります。

自分は社畜で休めないから大変なんだ、私は全部自分でしなければならないから大変なんだ。

夫婦で会社員同士の時は、こんな会話なんてしたことなかっただけに、この2ヶ月間は毎日のように夫婦ゲンカが勃発しておりました。

でも最近は落ち着いて考えを改めたことで、自分のイライラが収まってきたのです。

夫が社畜でいてくれるからこそ私はノマドでいられるのだ

この2ヶ月間、本当に収入がゼロ円になったらどうしようか?と、不安でいっぱいでした。

でもどこかで心の土台が崩壊しなかったのは、夫が会社員でいるからです。

イヤイヤしながら行く社畜リーマンでも、毎月一定額の収入が我が家に入ってくるのはこの上ない精神安定剤です。

自分がもし独身でいたらと思うと、本当にゾッとします。

夫が社畜でいるからこそ、私が反対の立場でもいられる。
自分の収入がたとえ0円になっても、夫の収入がある。

こう考えると、夫のありがたさが身にしみてわかるようになってきました。

自分の立場を過大評価するから相手を過小評価したがる

人間はついつい自分の立場は過大評価しやすく、相手の立場を過小評価しやすくなる傾向があります。

自分の気持ちに余裕がなくて、忙しいほどこの傾向はどんどん強くなってきます。

「自分はこんなに頑張っているのに、相手はわかってくれない。」

こういう時は、自分の努力は認めて欲しいのに、周りが見えなくなっている状態です。

こんな気持ちでいるからこそ、相手と溝が深まってケンカに発展してしまいますし、ストレスが爆発してイライラして相手に暴言を吐いてしまうのです。

「自分のほうが大変なのよ。あなたのほうが楽じゃない。」

こういう時は、価値観が常に自分よりです。

でも、やはり相手も大変なのですよね。

イヤでも行かなければいけない。
上司に怒られなければいけない。
部下の面倒も見なければならない。

肉体的にも精神的にも大変な状態です。

家族を守るために上司の命令の言うことなんて聞きたくなくても、その気持ちを抑えて働いてくれているのです。

そんな相手の価値観を、もっと相手の立場になって考えることが大切です。

どっちが大変なのかを比べることではない。どっちも大変と感謝

ついつい自分に余裕がなくなって、反対の立場の人が自分のことをわかってくれないと思ってしまいます。

でも実は働き方が違うだけで、働いていることに変わりはありません。

夫も外で頑張って働いている。
私も中で頑張って働いている。

どっちが大変なのかを比べることなんて、決してしてはいけません。

「どっちも仕事で大変だよね。」

お互いの立場の価値観を認めてあげて、感謝の気持ちを持つことって大切だなと、最近思えるようになってきました。

そのためには、お互いの心に余裕を持つこと、ムリをしないこと。

人間どうにかなるんだぞー!って、ちょっといい加減になることが大切かなと。

14年以上夫婦をしていると、ついつい甘えて非難してストレートに気持ちをぶつけてしまいます。

夫婦の仲が悪くなるきっかけは、慣れから始まるといいます。

夫が毎日仕事をして、生活費を稼いでくれることに「ありがとう」ときちんと向き合って言おうと思います。

とっても恥ずかしいけれど、今日から言おうと思います。

言葉にして感謝の気持ちを伝えることで、感謝されると「また頑張ろう」と思います。

言葉には、言霊(ことだま)というパワーが宿っているのです。

「いつも、ありがとう。」

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