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料理は最初から上手くできないのは当たり前。たくさん間違えて失敗することで諦めない力がついていく

料理なんて、私はいつぐらいから始めたのでしょうか?

誰かに教わったことなんてないのですが、おそらく小学校低学年の時ぐらいに母の台所に立っている姿を眺めながら、徐々に覚えていったのではないかと思います。

今まで何度となく、料理と言えないほどの料理を作ってきたような気がします。しかし最近になって、子供が「お母さん、料理教えて!」と言われるように。

色んなことに興味を持つ多感な時期だからこそ、これは教える絶好のチャンス!

朝ご飯に欠かせない和食の基本、卵焼きをまずはじめに教えようと、長女と一緒に台所に立って教えることにしました。

今まで何度も料理を教えて来たけれど、1人で完全に作れず

今まで子供達には、自分達で料理を作ることを何度か教えていました。

料理の中でも特にカレーライスを作れるようになれば、何とか生きていけるかなと思いましたので、夏休みなどの長期休暇を利用して作るようにしてきました。

夏休みのお昼ご飯は子供が自ら作ってみよう!超簡単・時短カレーライスならすぐにできて食育に

でも、包丁を使うとなるとやっぱりおっかなびっくりで、結局私が手を出してしまったり、料理の工程についてもなんだかんだと口出しをしてきてしまいました。

その度に子供が自信をなくして、がっくりの繰り返し・・。

何度も料理を教えてきたものの、やっぱり私がいないと作れないのでは、これから生きていく上で意味がありません。

長女が「1人で卵焼きを作れるようになりたい!」とやる気満々でしたので、私は何も手も口も出さないようにして、完全に1人で作らせてみることにしました。

卵焼き作りを1人で完全に作れるまで失敗の繰り返しだった

卵焼きは何度も挑戦しているのですが、頑張って作っても味がなかったり、焼きすぎて焦がしてしまったり・・。卵を床に落としてしまったりしていました。

仕方がないですよね・・。「次こそは、もっときれいな卵焼きを作る!」と言って、毎朝のように挑戦を続けていたのです。

諦めずに挑戦し続けてきましたが、今回は何度目でしょう?私が何も助言することなく、ただ見守って見ていることにしました。

 

卵を割るのも何度か練習していたため、だいぶ上手に割れるようになりました。

最初は殻がグシャッとなってしまって、殻まで中に入ってしまっていたのですが、こんなにキレイに割れるようになってビックリです。

何でも練習が大切ですね。

 

私がいつも卵焼きを作る時に入れる材料は、以下の通りです。

  • 卵:3つ
  • 水:大1
  • 本だし:小1弱
  • 砂糖:大1/2

大体の材料は教えていたのですが、割合については自由に入れてもらうことに。今回はしょうゆも少々入れてみたようです。

 

ガスの点火も卵焼き器に油を引くにしてもおっかなびっくりでしたが、いつの間にか菜箸を使うことを覚えたようです。でも、まだまだ菜箸は長すぎて難しそうですけれどね・・。

私の作り方、どことなく見ているのですね。

 

何回かに分けて卵液を流し入れることは知っているらしく、今回も3分の1残した卵液を入れて巻いていくことにしました。

 

卵焼きは、最後に包んでしまえば特に問題なし!フライ返しで上手にクルクルッと巻いていました。

 

寄せて寄せて、ごまかし作戦で完成です!

 

「お母さん、焦げずにできたよ!」

何度も何度も練習し続けた結果、ようやく完全に1人で上手に巻けるようになり、切った瞬間パッと笑顔になっていました。

もうちょっと甘めが良かったらしく、少しずつレシピの改良を重ねて、日々研究を続けていくそうです。

 

具だくさんの味噌汁はまだまだ1人で作れませんが、なめこやフリーズドライのわかめを入れたりする味噌汁は1人で作ることができます。

ふわっふわの卵焼きと味噌汁とごはんと梅干しや佃煮があれば、立派な朝ご飯になりますね。

母も温かい味噌汁のように、心がポカポカに温まったのでした。

オリジナル料理ノートは失敗を積み上げた宝物ノート

基本の料理本は、世の中にたくさんでています。

私も料理が全然できない時は、まずは基本の料理本が大切であると思い、まずは基本の料理の作成手順から忠実に覚えていきました。

華やかなレシピを見ると、どうしても最初ってアレンジしてみたくなってしまいますが、料理を作り続けてわかったことは、シンプルなレシピを覚えることがとっても大切であるということです。

肉じゃがや生姜焼き、ハンバーグやカレーライスなども、まずは基本的な料理工程を覚えることが、アレンジ料理をより多く作れるポイントになってきます。

 

今回1人で上手にできた卵焼きのレシピを、自分の手で書き留めておいたようです。

卵焼きの他にも、味噌汁や目玉焼き、生姜焼きやサンドイッチなど1週間に1〜2レシピずつ書き込んでいるようです。

なかなか上手くできなかったり、味付けが甘すぎたり濃すぎたりするなど、色んな失敗を重ねた結果にできたレシピです。

失敗を重ねながらできたオリジナルレシピは、最高にうれしくておいしいことでしょう。

 

自分の手で丁寧に書き上げたノートは、世界中のどこを探しも決して売っていない「世界に一つだけのオリジナル料理ノート」です。

自分だけの宝物ですね。

不安になった時に開くことで、安心して楽しみながら作ることができます。

子供のたくましい成長を見守りつつ、少しずつ母の味を伝授していき、オリジナルな宝物ノートを完成して欲しいと願っています。

楽しみながら褒められながら作ること、これが1番料理が上達するコツなのかもしれません。

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最初から上手くいかないのは当たり前。諦めない力をつけたい

大人になってから料理を覚えた私としては、料理を失敗するたびに相当落ち込む日々が続いていました。作っても食べてくれないと、相当凹みます。

何でもそうですが、子供の頃にたくさん失敗しておくことが大切であることがわかります。

なぜ、子供の頃から失敗しておくことが大切か?

失敗に対する精神的な免疫力をつけていくだけでなく、何事も初めから上手く行かないことを知っておくためです。

生きているうちに様々な人生の転機が訪れますが、初めから上手くいくことの方が珍しく、ほとんどの場合は失敗や挫折を経験したのち、小さな成功があります。

小さな成功を少しずつ積み重ねていくことで、大きな成功につながっていきます。

どうしても失敗すると、「もうダメだ・・。」と諦めたくなってしまいます。でも「最初から上手くなんていかないわ」と知っておくことが、諦めない力をつけていきます。

1回の失敗ですぐに諦めることなく、2回でも3回でも失敗を繰り返し、何度でもやり続ける意識を子供のうちから身につけさせていくと、将来起こる失敗にも柔軟に対応できるようになります。

これからどんどん大きく成長したら、将来は仕事に就くと、新人時代は仕事内容がよくわからず、上司に頭ごなしに怒られることもいっぱいあることでしょう。

上司に怒鳴られたから、もう仕事がイヤだとすぐに考えるのではなく、「最初は誰もがわからないのが当たり前。初めから上手くなんていかない。」と思えてきます。

「私ってダメ人間なんだ。」と思わなくなり、自分で自分を責めなくなっていきます。

1度や2度の失敗ぐらいどうってことない!現実から逃げる癖がつく前に「諦めない力」を今のうちからつけて、グングン成長していって欲しいです。

あきらめるな。
一度あきらめたら、それが習慣となる。

斎藤茂太(日本の精神科医)

諦めるって、今までの「努力」や「つらいこと」から開放されますので、心が開放されます。諦めた時の開放感が忘れられず、どうしても習慣化しやすいです。

まだまだ人生長いですから、諦めないトレーニングを続けていきたいですね。

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