人生にリセットボタンがあったらやり直したい年齢。後悔と苦しみを受け入れる大切さ

「あの年齢に戻れたら、どんなに幸せなんだろう?」

あの時にあんなことをしなければ、今頃違う人生になっていたのにと、ふと思ってしまうことってありませんか?

私だけでしょうか?

ドラえもんがもしそばにいたら、「人生のリセットボタン」という道具があったら、喉から手が出るほど欲しいと思っていたぐらいです。

今すぐにリセットしたい、あの頃に戻りたい。

人生のリセットボタンがあったら、私はこの歳まで戻りたいなと、ふと考えてしまっていることがあるのです。

人生のリセットボタンで、タイムスリップしたいと思う歳とは

私は、もう間もなく40歳になろうとしています。

小学校に入った時から家庭内が荒れていましたので、もし戻りたいと思ったら5歳ぐらいまでさかのぼってしまいます。

それでも何とか親のお金で平和に無事に健康に暮らしてくることができましたので、そこまで戻りたいとは思っていません。

やはり1番戻りたいと思っている年齢は、18歳の時です。

高校受験をするまではガリ勉派で、1分足りとも無駄にせずに猛勉強を続けていた私ですが、第一志望の進学校に受かった時に崩れ去ってしまいました。

周りは部活に励んでいて、いかにも勉強してなさそうに見えていたのですが、影ではしっかりと大学の推薦に向けて勉強をしていたり、受験勉強をコツコツと高1からしていたのです。

私はそんなことも知らずに部活や文化祭に励んで、顔中真っ黒焦げになるまで夢中になっていて、気がついたら部活の子達の半分は推薦入学を決めていました。

友達の合格を聞いた時は、山積みになったままの参考書の机の上で、どんよりと落ち込みまくりました。

結局現役でどこにも大学に受からず一浪して、誰も知り合いがいない予備校で高校4年生を過ごしたわけです。

「なぜ、あの時もっと勉強しなかったんだろう?」

警察官や防衛省に入りたくて、防衛大学校も受けたのですがサクラ散り・・。

貴重な受験料を使いに使って全滅し、予備校代でさらに親に迷惑をかける結果となってしまいました。

「リセットボタンを押して、18歳に戻りたい。」

18歳というたった1年間だけでも、もっと自分自身の人生と向き合って勉強に集中していたら、今頃違った人生になっていたのかなと。

何度も何度も何度も何度も・・。

戻れるものならリセットして戻りたいと、ずっと後悔しながら生きてきてしまいました。

人生で無駄なことばかりだったけれど、気持ちに変化が

18歳からは、もうろくな事が続かない人生の連続でした。

父は自ら火だるまになって死ぬわ、大学を卒業しても就職できないわで、自分の人生って呪われているのかと思ったぐらいです。

スーツやブラウスはクリーニングで染み抜きはできるけれど、人生の染み抜きは決してできないのですね。

真っ白いブラウスに黒いシミを何個もつけてきて、もうそれを見られるだけで恥ずかしくて、自分なんてゴミ箱に入っていた方がマシなんじゃないかと。

自分の行いが情けない、シミだらけのブラウスなんて着ているのが恥ずかしい。

でも本当に最近でしょうか?

18歳から20年以上、呪われた人生をひたすら後悔しながら生きてきましたが、今頃になってからでしょうか?

「人生のリセットボタンなんて、なくてよかった。」

このように気持ちの変化が起きてきたのですから、とっても不思議でならないのです。

無駄な経験、無駄な努力、無駄な道なんてどこにもなかった

もう、本当に最近になってからです。

失われた20年間、リセットしたい20年間ってずっと心の中で叫んでいたのですが、失敗したことが自分の中で不安のリセットボタンになっているのですね。

例えば、お金がなくて極貧生活だったけれど、あの時生きられたんだから、今その状態になっても不安にはならないなとか。

26歳の時に、派遣社員から正社員に全然なれなくて、嫉妬と妬みの渦の中で働いてきたけれど、嫉妬と恨みって何もいい事って生み出さなかったなと。

お金の失敗。
仕事の失敗。
感情の失敗。

回り道ばかりして無駄なことばかりしていたけれど、もし同じ状況になった時には、歩む道はこっちだって選択して生きていけるようになりました。

無駄な努力、無駄な経験、無駄な道。

遠回りになる選択肢ばかり選んできて、泥水ばっかりダイブをしてきたけれど、若いうちに泥水に浸かってきたことで、泥水に対する免疫がついてきました。

「いいじゃないか、泥水に浸かったら洗い流せばいい。」

絶対失敗なんてしたくないと思っていたら、恐らくどちらかの道に行く前に立ちすくんでしまうのではないでしょうか?

選んだ道がフワフワの雲のようなマットでも、ドロドロの泥水だったとしても、正解なんてない、どっちでもいい経験になって成長できる。

どっちに行ったとしても、その道にいい人も悪い人もいて、たくさんの人から色んなことを聞いて、自分の財産にしていける。

最近になって、無駄が心の成長の肥やしになり、その肥やしを元に芽を出せることが、徐々にわかってきたのです。

人生リセットするのではなく受け入れる。後悔も人生の1部

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すでに人生で起こってきた出来事は、どんなに大金を払っても、現代の最高技術を使っても、やっぱりリセットすることはできません。

リセットしたいと強く思っていた時は、死にたいほど生きづらかったです。

リセットボタンがあれば何億円借金してでも買いたいとずっと思っていましたが、最近になってからやっと起きてきたことを納得するようになってきました。

やっぱりいいことばっかりの人生なんて、ないですよ。
いいことばっかりの人生も、全然生きていてつまらない。

いいことも悪いことも、全部が自分の人生と受けれる訓練を積んでいたら、とっても生きるのがラクになってきました。

今の年齢になっても、この先だって死にたくなるような大失敗をして、人生の中で後悔することだってあると思います。

今のやっている仕事や考えていることだって、無駄なことかもしれません。

でも無駄もすべて、人生。

無駄なことばっかりしてきたから、いざ困ったことがあっても失敗から立ち直る対処方法を知ることができたのです。

生きている間に、「無駄」なことが人生の毒を中和する作用があるとは思いもしませんでした。

過去よりも、これからもっと失敗して後悔して、取り返しがつかない事態が起きるかもしれません。

でも人生は山と谷の連続。
谷があったら次は山です。

すでに起きたしくじった人生を悔いるのは、もうやめませんか?

どんどん後悔して反省を繰り返していくことで、後悔が人生の1部であると受け入れることができるようになってきます。

「私の人生、18歳までリセットしなくてよかったな。」

まだまだ訓練中ですが、私は20年経ってようやくこう思えてきましたよ。

その当時は、心が鋭いナイフで切り裂かれたかのようにズダズダだったけれど、時間が苦しみを癒やしてくれるようになります。

後悔も失敗も人生の1部と自分自身が少しずつ受け入れることで、人生の後悔と苦しみはどんどん薄れていくのです。