2015年6月2日 -PR-

失業保険の受給資格の有無を聞いてきた。会社員で開業届を出して個人事業主になった人はもらえるのか?

個人事業主となって、早くも2ヶ月が経過しました。

20年近く雇用されて働いておりましたので、実は全然実感が湧きません。

国民年金や国保への切り替えや支払いなどは、なんとかクリアしてきました。

しかし、モヤモヤとずっと放置していたものがありました。それがいわゆる「失業保険」という雇用保険のことです。

だってさ、私って受給資格ないでしょ?
開業届を出している時点でね・・・。

それでも真相を確かめるべく、意を決してハローワークに行って来ました。

私がもらえる予定である雇用保険の手当総額はこちら

私は以前の会社を「自己都合」退職扱いで辞めています。

自己都合退職の場合の給付日数は、以下のとおりです。

雇用保険の加入期間10年未満10年以上20年未満20年以上
所定給付日数90日120日150日

私の場合、ぎりぎり10年に達していないため、給付日数は90日間です。

基本手当日額は、総務からいただいた資料によると5,000円です。

す、少ない・・・。

よって手当総額は、90日間 × 5,000円 = 450,000円となります。

離職票を提出して求職の申込をしてから、7日間の失業をしている日(待機)+ 3ヶ月の給付制限の後に支給開始されます。

受給資格期間は、退職した翌日から1年間です。

よって退職してから半年経つと、満額もらえなくなってしまう可能性があるのです。

でも45万円も出たらうれしいじゃないですか。

早速担当の方に、受給資格があるのかどうかを聞いてみましたよ。

ハローワークの担当の方に聞いた内容はこうだった

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担当していただいた方は、40代ぐらいのベテランに見える女性の方です。

離職票と同時に開業届の用紙も出して、経緯を正直に説明しました。

「確認してきますので、少々お待ちください。」

会社員時代に開業届を出して、ネットビジネスをしている人というのが珍しかったみたいです。

こんな前例はなかったみたいでして、裏に上司に聞きに行ってしまいました。

そんなにブロガーとかって、めずらしいのか・・・。

自分がやはり認知されていない職業であることを、改めて思い知ったのでした。

戻ってきた女性職員の方から聞いたひと言は、

「残念ながら、手続きしても出ませんね。」

そうですよね、はい、もう予想通りの回答が返ってきました。

要するに、開業届を出した時点で「社長」になるわけです。金額もその事業から1円でも報酬が発生している限り、出ないそうです。

受給資格期間があるうちに、再就職すれば伸ばせるみたいですけれどね。

「わかりました。申し訳ございませんでした。」

戦いの幕は、あっけなく不戦勝で終わったのでした。

個人事業主になってお金が出るパターンはこういう場合

「私はもう何もお金は出ないのでしょうか?」

お金大好き人間、最後まで諦めきれません。

個人事業主になってから、お金が出るパターンはあります。

それは最初から「無職」の場合です。

無職の人がハローワークに来て、離職票を出して受給資格を取得します。

早期に自ら個人事業主などのフリーランスや起業をした場合は、再就職手当が付くそうです。

私の場合は会社員でしたから、条件からは残念ながらはずれています。

何もお金が出ないことを知って、がっかり、いや、来て良かったなと、正直スッキリした思いがしました。

ブロガーって仕事はいつになったら認知されるのか?

「しかし、ブロガーってお仕事辞典に載ってないですよね。」

ハローワークの女性担当の方に、ブツブツ悩み相談までしちゃいました。

「でもソムリエやWEBデザイナーなどは、今までなかったんですよ。そのうち載るかもしれません。」

ハローワークの中で職種の改定が5年ぐらいであるそうなのですが、今まで載っていなかった職種もどんどん載せてきているようです。

次の改訂で職種辞典に載る可能性は大きいですよ、とおっしゃっておりました。

ほんとかなぁ?

反対にこれからは「電話交換」などの仕事は、職種辞典からなくなっていくのでは?と。

まあ半分慰めのような言葉をかけられたような気もしましたけれどね。

辞典に載ったら何だかおもしろいですね。
どなたがモデル事例になるのでしょうか。

 

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お兄さんかっこいい!自衛隊でもなろうかな・・・。
突撃自衛隊ブロガー、なんちゃって。もう年齢的に無理

たしかに時代に合わせて仕事って変化していくのかなと、妙に納得してハローワークを後にしたのでした。

会社員で開業届を出そうと思っている方は、本気でよく考えよう

このように会社員時代に開業届を出したことで、失業保険は残念ながら出ませんでした。

1円でも収益が出ていたら、それは立派な「仕事」なのです。

失業保険の本来の意味は、自ら退職、解雇や倒産、定年などで職を失ったとき、新しい仕事が見つかるまでの間に支払われるありがたい「給付金」であることを忘れてはいけません。

これはよく知っておいた方がいいでしょう。

開業届を見せなければ出るかもしれませんが、後で必ずバレます。

バレたら支給額の全てが没収です。
さらに追加徴収されるかもしれません。

手当欲しさに、ウソをつくことだけは絶対に止めましょう。

出なかった45万円よ、さようなら。

こうなったら未練を残さずに、頑張って稼ぐしかないですね・・・。

もし現在副業をされている会社員の方で開業届を出そうか迷われてる方は、どっちがお得かどうかを本気で考えるようにしましょう。

また地域によっては出る所もあるかもしれません。

100%出ないとは言い切れませんので、私みたいに無駄足と思ってもぜひお近くのハローワークに確かめに行かれてみてくださいね。

フリーランスになる時に、私がとても役に立った本はこちらです。



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