ホントは転勤拒否して解雇だった?!会社を辞めずに残っていたら、イバラの道が待っていた!
「来季から、東北の事業所に転勤してもらいます。」
マイホームを持ち。
かわいい子供を持ち。
幸せな家族との生活を得て、今の場所で働こうと思っていたのになぜ転勤なんだ?
やっと落ち着いた幸せな生活ができると思ったのに、いきなり上から遠い地への転勤命令が出たら、あなたはどうしますか?
同じ会社の違う勤務地に配置転換されるという「転勤」は、サラリーマンにとっては恐ろしすぎる命令です。
私はちょうど1年前ぐらいに、正社員で10年勤めていた会社を退職しました。
10年勤めた会社を退職しました。たくさんの退職の贈り物に感謝でいっぱいに。今後の私の働き方とは
最近この辞めた会社の仲のよい先輩から、メールで連絡をいただきました。
そしたらびっくり仰天するような、とんでもないことが起きていたのです。
会社の人からの連絡でびっくりしてしまったこと
「MIKIさん、お元気ですか?実は最近色々なことが起きまして。」
私が10年間もずっとお世話になっていた部署の先輩から、メールをいただきました。
読んでみたら、なんと私がずっと所属していた部署ごと他県の事業所に異動するとのことでした。
「え?部署ごと異動するってどういうことですか?」
私がいた会社は、かなり老舗の会社で創業してから何十年もずっと同じ場所でした。
しかし上層部の組織が変わってから、いきなり部署ごと転勤命令が出てきたとのことでした。
私がいた部署は会社のメイン開発事業をしていましたので、まさかそこが異動するとは会社中が衝撃を受けたに間違いありません。
部長など当然のごとく会社の命令ですので行くようですが、問題は小さな子供を抱えている人、マイホームを買ってしまった人達のことです。
転勤なんて、家族一同巻き込むような問題だからです。
その人達の出した結論は、一体どうしたのでしょうか?
転勤命令を出された人たちが出した結論とは
部署内で家族持ちの方たちは、相当悩まれたことでしょう。
まだ生まれたばかりの赤ちゃん、新築一戸建てのマイホーム。
そして奥さんがフルタイムで働かれている方もいました。
以前海外に転勤の命令を受けて付いて諸事情で行くことが出来ずに、泣く泣く自主的に辞めてしまった人も何人かいました。
部署内は15人程度いたはずですが、今回も家族がいる人達で4人退職することになったそうです。
くわしい事情はわかりませんが、やはりご家族や生活を重要視したのかもしれません。
家族持ちだけではなく、独身の人たちも付いていかずに何人か退職するとのことでした。
あぁ、私がずっとかわいがっていた後輩君も!
よっぽど他に行きたくなかったのでしょうか?
これにはさすがにびっくりしましたけれどね。
若い人たちも色々と考えた結果なのでしょう。
「この問題って、なんか他人事ではなかったような・・。」
もし私が今でも会社に残っていたら、どうしていたでしょうか?
自分が転勤命令を出されていたら、どうしていたか?
私の会社は総合職とか一般職とかそういった分け方はありましたが、一般職でも普通に転勤があります。
女性でも何人か他部署に異動したり、他事業所に転勤することが頻ぱんにある会社でした。
そして自分もそこにいたのですから、当然のごとく今頃は転勤の打診をされて、戸惑っていたことでしょう。
もし自分がその場で言われてたら、間違いなく退職の道を選んでいると思います。
サラリーマンの夫と保育園児と小学生の子供を置いて母1人で転勤だなんて、私には考えられません。
自ら退職して結局他の会社に転職か、もしくはフリーランスへの道になっていたということですね。
でも転職なんて、ほんと難しいですね。
女性が育児と仕事と両立可能な会社なんて、世の中にまだまだ少ないのが現実です。
パートかアルバイトかが現実的でしょう。
派遣社員から正社員になりたくて必死になって入った会社でしたが、結局は長く続けられなかったのです。
女性が仕事と家庭を両立して働き続けることの大変さと難しさが、こんなカタチで襲ってくるとは思いもしませんでした。
転勤がイヤで断るときは、それ相応の理由が必要
もし自分がまだ会社に残っていて、「家族がいるから転勤なんてお断りします!」なんて言って居残りたいと言ったら、私はどうなったのでしょうか?
おそらく理由がわがままな理由と思われて、リストラに追い込まれていたことでしょう。
転勤なんてパワハラとか嫌がらせとか、そういった不当な理由がない限り、就業規則に従うことは当然ですから、本来は断ることができません。
プライベートな理由なんて、通らないのが普通です。
それ相応の正当な理由が、断るには必要なのです。
正当な理由付けをするために必要な書面とか色々とそろえて、とってもめんどくさい問題になります。
現実問題、今まで他部署に異動になった人なんていなくて、転勤がイヤな人は全員自主的に辞めています。
もうこの人は宝物だから辞めさせたら会社が潰れるぐらいの「人財」じゃないと、人事の心は動かないでしょうね。
結局私なんて男性のサポート職だったので、転勤なんてイヤなんて言ったら、速攻クビだったことでしょう。
「おまえなんていらない!クビ!」
あぁ、考えただけで胸が痛くて切ない・・。
退職金上乗せされて、更にイヤみを言われて辞めていたのかもしれません。
だったら自主的に気持ちよく辞めた方が、よっぽど後々の人生で良かったのではないか?
でも転職を考えている人だったら、転勤がイヤで辞めたなんて、退職理由がネガティブになりますから、転職する上で大きなキズになります。
イヤだから断ることが、どれだけ後々の人生のリスクになるのか。
転勤って非常に難しい人生の問題であると、今になって感じたのでした。
生きていく道は突然分かれる。いざという時のために考えておこう
突然の先輩からのメールに、かなり動揺してしまった私でした。
あんなに楽しそうにしていた部署が分裂してしまって、今後どうなってしまうのでしょう?
モヤモヤとして、すごい悲しくなってしまいました。
蚊帳の外になってしまった身としてはまったく関係ないことですが、居続けていたら自分も同じ立場になっていたことは事実です。
今の仕事がずっと安定して続いていくと思っていると、突如として道が2つにも3つにも分かれることがあります。
突然道が分かれる手前で、きちんと考えておく必要がありますね。
感情に任せて走ると、ロクな結果になりません。
転勤命令が出た時に慌てないためにも、1人でもじっくりと事前に考え、家族がいたら一緒に対策を考えておくことが必要かもしれません。
そしておすすめはやはり、収入を分散化しておくことですね。
給料収入以外の収入源があると、突然慌てたりはしませんよ?
「こんなこと言う会社なんて、こっちから辞めてやる!」
こんな風に言えるなんて、かっこいいじゃないですか。
私はこれで会社を辞めましたよ・・・。(正直者)
でもほんと今でもあの会社にいるのは大好きでしたので、少しは後悔は残っています。
これから転職しようか。
今のままでいいのか。
私は今を絶賛謳歌しているように見えるかもしれませんが、まだまだ色々と悩みながら働き方を模索中なんですよ!
私の人生、なるように任せています・・。
人生歩んでいく道は、時としてイバラ道になります。
どんな状況でもトゲが刺さらない人を目指しましょう。
イバラ道をバラ色に変えていけるのは、自分自身でしかないのです。
さて、あなたらどの道を歩いて行きますか?
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