子供向けプログラミング言語「Scratch(スクラッチ)」を小学生が実際に試してみて果たして動かすことが出来たのか?
子供の習い事や教育って、何を習わせていいやらとほんと悩んでしまいますよね。
保育園や小学校のお友達が次々に習い事をしている中、我が家では何も習い事をしておりません。
水泳やピアノや英語など、色々と「子供にどう?」と聞いてはいるのですが、本人の興味は違うところにあるようです。
やはり子供は親に似るのでしょうか?
絵を書いたりモノを作ったりすることが大好きな長女に、今習い事で話題沸騰中の子供向けプログラミング言語「Scratch(スクラッチ)」を自宅でさせてみることにしました。
「Scratch」はプログラミング言語を知らなくても、簡単に子供でもプログラミングが出来るというので、元プログラマーの両親としては興味津々です。
小2ではまだ難しいかな?と思っていたのですが、実際に一緒にやってみたらこんな結果となりました。
プログラミング言語「Scratch(スクラッチ)」ってなーに?
さて、プログラミング言語って、どんなものがあるかご存知でしょうか?
JAVAとかC言語とかVBとかなら聞いたことがあるかもしれませんが、「Scratch」なんて初めて聞きますよね?
「Scratch (スクラッチ) 」は、「MITメディアラボ」が開発したプログラミング言語で、英語で書かれたような難しい構文なんて一切知らなくてもできちゃうのです。
初めての人でも画面を見ただけで、動きなどをマウスの操作だけでできちゃうから、子供でも簡単に作れちゃうんですよ!
「Scratch」はまさに、目で見ながら作る視覚的プログラミング言語ですね。
キャラクターを動かしたり、ゲームを作れたり。
ワクワクするようなものが簡単に作れるのです。
対象年齢は8歳から16歳の子供向けに作られているそうですが、それ以下の子供でも大丈夫のようです。
今回親子でプログラミングの本を見ながら、早速動かしてみましたよ。
「Scratch」の始め方は、Webブラウザがあればとっても簡単!
はじめるとき、特別なソフトとかインストールする必要があるのかな?と思っていました。
Scratchは、パソコンにインストールして使うものでしたが、今はバージョンがアップされて、Webブラウザがあれば無料で使うことができます。
「Adobe Flash」や「Adobe Air」などがないと動かないようですが、インストールしてあれば「Chrome」、「Internet Explorer」、「Firefox」、「Safari」などは動くようですので試してみましょう。
「Scratch」にアクセスしてみよう!
さてWebブラウザを立ち上げたら、こちらの「Scratch」のサイトからアクセスしてみてください。
なんだかとってもカラフルでかわいいですね!
ネコとよくわからないキャラクターが2つ登場します。
操作に支障がない部分は日本語に翻訳されていますが、ほとんどは英語のままです。
「やってみる」ボタンを押して、早速作ってみましょう。
実際に子供と一緒にプログラミングをしてみよう!
最初に立ち上げると、このような画面が立ち上がります。
紫色の横長のバーの1つが「ブロック」、「ブロック」を置いてある場所が「ブロックパレット」と言います。
ネコを1歩動かすには、小さな点の1個分が必要になります。
10歩動かすには、点が10個必要であることがわかりますね。
「お母さん、こっち側に持っていけばいいの?」
キーボードとマウスはなんとなく操作ができる娘ですので、ブロックの動かし方はわかるようです。
ブロックバーから動かしたいスクリプトを、上から順番につなげていけばいい事を教えてあげます。
「お母さん、ブロックって色んなのがあるよ。」
プログラミングのパレットには「動き」や「音」、「データ」、「イベント」や「制御」など、数種類のパレットが用意されています。
動きを決めたら次は「制御」をドラッグすると、ブロックの口が開いてパクっと動きを囲むようになります。
「あれ?まだ動かない!」
そうです。プログラミングには命令をして「動けー!」と指示してあげなければなりません。
ぐうたらな人間でも「動けー!」って言われるのイヤだから勝手に動きますが、ロボットはそうはいかないことが徐々にわかってきます。
人間が命令してあげないと、動かないのです。
このあと歩いたり回ったり、音などのスクリプトを色々と追加して最後に命令のブロックを上にくっつけます。
最後に「緑の旗マーク」をクリックしてみます。
すると・・、
「見て!動いたよー!」
ネコが音楽に合わせて、ぐるりと動きました。
自分で色々といじって作ったものが動いて、とっても感動しておりました。
自分でコードを並べて動かしたことがとっても楽しかったようでして、このあと夢中で1時間も没頭して取り組んでいました。
キャラクターを変更して色々遊ぶこともできる!
もしネコに飽きてしまったら、「スプラウト」という他のキャラクターも選ぶことができます。
こんなかわいらしいちょうちょを、左から飛んでいるように動かすことができます。
なんとボールまで動かすことができます。
これはいいなぁ。
見ていてほんと飽きないです。
他の人が作った作品を見ることもできる!
自分で作ることもできますが、「例を見る」で他の人が作った作品を見ることもできます。
カニ?ザリガニ?
かわいらしくDJの音と合わせて、おもしろく動くアニメーションがありました。
キャラクターに洋服を着させてあげるような、ゲームもあります。
「お母さんが大好きなスター・ウォーズがあるよ!」
作った人って、すごいなぁ。
上映しちゃいたいぐらい!
世界中で愛されている「スター・ウォーズ」のアニメーションなどもあって、大人でも見ていてワクワクするものがあったりしますよ!
会員登録をすれば、自分が作って保存した作品も公開することができます。
「みんなに見てもらいたい!」という一心で、どんどんプログラミングが上達していくような仕掛けが、随所にたくさんあることがわかりました。
「Scratch」は色や視覚的に覚えられる点がすばらしい!
プログラミングというと、1度もやったことがない方にはものすごい難しく感じてしまうかもしれません。
でも今は世界中で若い人たちは、デジタルな世界に溶け込んで生活をしています。
私が子供の頃に、パソコンでプログラミングをするなんてまったく考えられませんでしたが、今の子供たちは色んな媒体を使いこなす時代になりました。
おもちゃやゲーム機、携帯電話など、目にも手にも触れない方が不思議なくらいですよね。
子供がデジタルメディアの世界に触れて、自分の頭で想像しながら創造力を身につけるには、プログラミングはとっても有効な手段となることでしょう。
子供たちにパソコンやスマホやタブレットを触らせることに抵抗があるかもしれませんが、それはお金と一緒の発想です。
大人になってから知らずに触れて、ネットセキュリティに無知でいるほど恐ろしいことはありません。
小さいうちから少しずつ悪いことに対する免疫をつけさせることも、とっても大切です。
心からワクワクすることに触れさせながら、ネットの知識や怖さ、そして楽しさを親子で学ぶことも必要になってくると感じます。
プログラミングってソースコードを見ていて目が血走って発狂しそうになりますが、「Scratch」は色や視覚的に覚えられる点がとってもすばらしいと思いました。
「Scratch」の子供向けプログラミング教室もたくさんありますが、家でやればお金はかかりません。
まずは親子で一緒に作ってみてくださいね。
論理的に考えながら、作る力と伝える力が楽しく身につくかもしれませんよ?
実際に我が家の娘2人が、プログラミングスクールに行って試してきたよ
学研のマインクラフトプログラミング講座に行ってきた様子はこちら!
Minecraft(マインクラフト)でプログラミングをやってみよう
D-SCHOOLオンラインの口コミ・評判を徹底解説
大人になってからもプログラミングを学びたいあなたへ。転職・就職保証付きプログラミングスクールに通ってみよう!
中学生の子供に学習タブレットを試してみた。
この記事が気に入ったら
いいね ! しよう