仕事ができない人は1人で限界までやろうとする。仕事ができる人はできないことは人に頼る
「うーん、どうやってやるんだろう?もうわからない・・。」
仕事をしている時、自分1人ではどうやっても解決できないことに出くわすかと思います。
考えても考えても、どうやってもわからない。でも、何とか1人で頑張ってやってしまうこともあるかと思います。
私が会社員の時にシステム開発の仕事をしていた時があるのですが、誰にも聞かずに1人で悩んでしまうクセがあり、真夜中までずっと悩んでしまうことがありました。
時間ばかりかかってしまい、精神的にも体力的にもかなりしんどかったです。
何でも1人でやるクセがあった私は、最近になってからようやく仕事の上手なやり方が段々とわかるようになっていったのです。
フリーランスになってから、1人で悩んでばかりの毎日だった
会社員時代から1人で時間がかかってでも仕事をしていた私は、会社員を辞めた後でも何でも1人でやる習慣がずっと抜け切れませんでした。
「自分で受けた仕事は、自分1人でやり遂げなければいけない。」
仕事を受けた時に、誰にも頼ることなく1人でやり遂げなければならないという、どこからともない責任感が沸いてきたのです。
私自身が若い時には、システム開発の仕事をしていたはずですが、自分の得意分野ではない所はさっぱりわからないのです!
特に今まで触れたことがないプログラミング言語やデザイン関係など、全くわからない状態で堂々巡りに・・。
システム開発言語の本を買ったり、ネットを見たりしながら何とかこなそうとするのですが、気がつたら午前2時ぐらいになっていたこともあって、頭がボーッとする日々に・・。
睡眠時間を削ってしまったことで、体調までがボロボロになり、ストレスをたくさん抱えていってしまい、ある時突然何もしたくない状態にまで陥ってしまったのです。
組織を離れて1人になったことで、さらに悪循環のスパイラルにハマっていってしまったのです。
このままではダメ人間になると思い、思い切って相談に行くことに
1人で自宅に閉じこもって、孤独な環境下で何でも1人でやらなきゃという重圧感でいっぱいだった私は、この時点で真剣に考え直しました。
「このままでは仕事はおろか、ダメ人間になってしまう・・。」
孤独街道まっしぐらに陥っていた私ですが、そんな状況を察してくれたのか、フリーランスの男性の先輩から連絡をいただいたのです。
「最近、元気なさそうだけれど、大丈夫?」
心配をかけたくないと思った私は、「大丈夫です。」と言いそうになったのですが、出てきた言葉は、
「もう、ダメです・・・。助けて下さい。」
もう全てにおいて限界を超えていた私は、無意識にのどの奥底から悲鳴に近い声を発していました。
先輩とお会いする約束を早速取りつけて、無我夢中になって相談を聞いてもらうことになったのです。
仕事をしていく上で、とっても大切なアドバイスをいただいた
何でも1人で抱え込んでしまい、寝る時間を削ってまで仕事をこなしてしまっている状態を、正直に話すことにしました。
その時にいただいたアドバイス、それは、
「1人で働いている時こそ、どんどん人に頼った方がいい。頼り上手が仕事上手なんだよ。」
頼り上手が仕事上手。
この言葉が、私の考え方にビビッ!と衝撃を走らせたことに間違いありません。
自分自身、文章を書いたりすることに対しては何も苦痛を感じることがないのですが、どうもプログラミングや数値を扱う事が苦手で仕方がないことを、正直に話しました。
そして、この時に発したこと、
「どなたか、システム開発が得意な方を紹介してくださいませんか?」
フリーランスの先輩は交流関係がとっても広く、私にたくさんの人を紹介してくださり、助け舟をいっぱい出してくれたのです。
この時に、自分でできないことは、人に頼ってもいいことがわかったのです。
おかげで自分が苦手で時間がかかってしまう仕事は、どんどん得意な人にお願いすることができていったのです。
悩んでも仕方がないことは、お金を払ってでも頼ることにした
ノイローゼに近い状態まで仕事のやり方で悩んでいた私に、できなことは人に頼ることの大切さを学んだ私は、どんどん人に頼るようになっていきました。
もちろん大前提の話ですが、何も考えもせずに人に頼ることなんて論外です。まずは自分自身でできないことか、しっかりと考える必要があります。
でも、半日も1日も何をどうやってもできないと悩みに悩んだ時は、どんどん人に頼ってしまいましょう。
私自身は最近になってから、本をよく買って勉強したり、有料のスキルアップ講座に通ったりするようになりました。
フリーランスになっても、1人で仕事をこなしていくことなんて無理だとわかった私は、どんどん人に会いに行って、信頼関係を積極的に作るようにしていきました。
何時間かけてもわからないことは、積極的にお金を使って解決するようにしていったのです。
私の代わりにやっていただいたら、必ず多大なる感謝を忘れないようにします。
できないことを人にお金を出してでもやってもらうことで、悩んでいた時間を自分自身のスキルアップや別の仕事時間に充てることができるように。
悩んでも仕方がないことは、お金で解決!それでいいんだと思うようにしたのです。
睡眠時間も作ることができ、体調も心も回復することができていき、熱い人間関係の構築とさらにお金を生みだしていくことができるようになっていったのです。
仕事ができる人は頼り上手な人。人の知恵や力をどんどん借りよう
私自身、仕事に対してずっとどこかで変なプライドが邪魔していたんだと思います。
何年も必死になって社会人をしていたことで、思い込みや固定概念ができてしまっていました。
人に頼ることは自分の力のなさを露呈することで、とっても恥ずかしいことであるとか、人の協力なんて求めずに1人でやることが立派であるとか、そんなことを思い込んでいました。
でも実際に本当に1人になった時、限界を超えて体も心も壊してしまいました。
助けてくれる人がいなかったら、今頃どうなっていたんでしょう?
人に頼ることを教えていただいたことに、多大なる感謝の気持ちでいっぱいです。
確かに1人で最後まで何でもかんでも責任を持ってやり遂げようとする姿勢は立派ですし、メンタル面も強いという証しでしょう。
しかし、1人の力にも限界があります。
自分の体も心も1つしかありません。生きてきた中で培ってきた知識や技術力や経験に関しても、やはり限界というものがあります。
たくさんの時間を費やして、どれだけ集中して頑張っても、1人でやり遂げることに執着しすぎることで納期を延ばしてしまう可能性もあり、返って迷惑になることもあるのです。
変な意地があったばかりに、納期も遅れて信頼も失ってしまうことで仕事がどんどん減っていくことだってあり得るのです。
仕事ができる人こそ、どんどん人に頼っています。
お金を使ってでも、人にどんどん仕事をお願いしていくのです。お金を投資して時間を買うことで、さらなるお金を生み出していけるからです。
1人で限界を感じたら、恥も何もかも捨てて、どんどん人に頼ろう!
あまり頼りすぎると、お金なくなっちゃいますけれどね・・。投資しただけリターンもでっかく得られるようになっていくことでしょう。
私もまだまだ頼り方がわかっていないことが多く、行き詰まって悩んでしまうことが多々ありますが、人の力は偉大です。毎日のように感謝、感謝で生きています。
恥もプライドも捨て去って、一緒に仕事ができる人になっていきたいですね。
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