仕事のストレスを抱えたまま限界まで頑張ってつぶれてしまう人は、自らつぶれる働き方を選んでいる人

「この仕事、明日まできちんとやらなくちゃ。」

「上司に言われたことは、きちんと守ろう。」

もっと仕事を頑張って昇格したい、同僚の誰よりも頑張って上司に認められたい。

どんな仕事にも責任を持って取り組み、他の人に認められたいと思うことはすばらしいことです。

でも、そんな一方で、「自分を甘やかしちゃダメ。」「上司の依頼を断るのが怖い。」と休むことなく深夜まで職場に残って、がむしゃらに頑張るほど、あなたは無理していませんか?

もう生きることがしんどい、何もかもイヤになってしまった・・。

心がつぶれる状態になる前に、ここでほんの少しでもいいので、立ち止まって聞いてください。

仕事を頑張りすぎて過剰なストレスがかかり、心が押しつぶされてしまっているあなたに、ぜひ自分に聞いて欲しいことがあるのです。

仕事に対して手を抜くことに不安になっていませんか?

日中は営業で外回りをし、夕方に帰社して事務作業をこなし、時には社内で打ち合わせが入り、打ち合わせの報告資料作りで深夜遅くに帰宅。

今日は仕事が早めに片付いたけれど、上司や取引先との付き合いでまた遅くなる毎日・・。

自分で好きこのんでこんな生活を送っているわけではないし、早く帰宅して家族とゆっくり過ごしたいのに、そこに仕事があるからやらざるを得ない。

典型的な営業職に就くサラリーマンの日々の実態ですが、仕事を休むと生活がますます苦しくなってしまうため、休まず働かざるを得ません。

「後輩に仕事を取られるのが不安。」

「頑張らないと、クビになるかも。」

お金のことも不安、だから仕事なんて休めない。頭の中ではわかっているけれど、家族より仕事を優先せざるを得ない。

ここで手を抜いて断ったら上司に嫌われてクビになるかもしれないし、後輩に抜かされるなんてイヤで悔しすぎると思い、がむしゃらに頑張っていませんか?

自分に自信が持てず、常に不安を引きずっているからこそ心も身も持たなくなり、ストレスで押しつぶされている状態なのです。

自分は大丈夫という行き過ぎた自信が、危ない状況を招く

私は高校生の時に硬式テニス部に入り、バリバリの体育会系であったため、日々地獄のような特訓に耐えてきたために、体力とメンタル面ではとっても自信があったのです。

「仕事なんて、気合さえあれば何とかなる!」

20代半ばでIT系の会社に転職し、Web系プログラマーとして深夜遅くまでバリバリ働いていて、とにかくがむしゃらに仕事は頑張ればいいと思っていました。

深夜残業してヘトヘトに帰り、また次の日に片道1時間半かけて満員電車に乗って、バリバリ働いてまた深夜まで残業して終電逃してタクシー帰り・・。

「私って、一体何のために生きているんだろう?」

人間の生温かい心は、どこへ行ったのか?頭の中は、無機質で真っ黒な機械に侵されるほどになっていました。

駅のホームに近づいてくるライトを灯した電車にスーッと吸い込まれたくなるほど、ほとんどうつ状態に近くなっていたのです。

心も体もムキムキに鍛え上げてきたから自分は大丈夫と思っていたことが、実は自信過剰な思い込みだったのです。

同僚には負けられないという闘争心。
過剰なほどの頑張りすぎるド根性魂。

負けず嫌いな性格が災いし、過剰なストレスに自分がどんどん押しつぶされてしまい、私は心と体力の限界に耐えることができなかったのです。

仕事でつぶれてしまう人は、モードの切り替えが上手くできない

私はこのように、自分は大丈夫という自信過剰な思い込みにより、仕事で人生をつぶしてしまった人でした。

なぜ、つぶれてしまったのか?

それは、仕事と生活の「モードの切り替え」がうまくできなかったからです。

仕事では常に上下の人間関係による「タテモード」の支配下にあり、誰かの服従の階層構造の中にいます。上に立つ人は下の人に対して「抑圧」を加えています。

下で働く人達は、「こんなことではダメだ。もっと頑張らないといけない!」とプレッシャーを自分にかけています。

自分を否定している状態であるため、厳しい指揮命令系統の中でストレスいっぱいの状態になり、顔は暗くなって無表情になってイライラと苛立ってきてしまいます。

「タテモード」では個人ではなく、企業や組織のタテマエが優先されるため、メチャクチャ疲れ果ててしまうのです。

「タテモード」とは反対に、お互いに気を許している家族や恋人、親しい友人などの互いにストレスを感じないリラックスした関係は「ヨコモード」です。

仕事と違って、成果をあげる必要はありません。

「そうそう〜!」「まぁ、いっか〜!」って、結構いい加減に過ごせますよね(笑)

「ヨコモード」が強いほど、心が癒されるのです。

今の自分を否定せずに受け止めることができる状態であるため、自尊感情や自己肯定感が高く、喜怒哀楽の感情を豊かに表現できます。

この2つのモードのうち「タテモード」のまま切り替わっていないと、緊張状態のままで人間はどんどんつぶれていってしまうのです。

仕事でつぶれないために考えたいモードのバランス

仕事をバリバリこなすような人は「タテモード」の割合が多く、仕事以外のプライベートを重視する人は「ヨコモード」の割合が多くなります。

色んな環境や周囲の状況によって、割合は常に変化します。

人間にとって居心地がいいのは間違いなく「ヨコモード」です。しかし、「タテモード」がストレスフルな環境だからダメかというと、そうではないですよね。

やはりこの社会の中で「タテモード」がないと、社会はまったく発展していきません。誰も働かなければ、日本経済は衰退していってしまいます。

でも「24時間戦うぞ〜!」と言ってバリバリ「タテモード」の中にいたら、間違いなくつぶれます。

仕事でつぶれていってしまう人は、「タテの仕事モード」から「ヨコの解放モード」に切り替えがうまくできない人たちです。

みんなができることではありませんが、仕事をどんなにバリバリこなしてもつぶれない人は、タテからヨコへシフトすることに長けている人です。

なかなか、この2つのバランスを取ることってむずかしいですが、ヨコが多ければいいというわけではありません。

タテが少なすぎても、仕事がないことで自己実現欲求が満たされず、退屈な日々が待っているだけです。退屈って、とっても苦痛じゃないですか・・?

ストレスは人生のスパイスです。まったくないと、生きがいも感じられなくなってしまいます。

大事なことは、自分自身のタテとヨコのちょうどいい割合を知り、どうしたら程よいストレスになるかを知ることなのです。

自分の心に聞いて、自分の中で居心地良いバランスを作るのです。

切り替え力をつけていくことで、少しずつ仕事につぶされないようになっていくのです。

つぶれない働き方を選んで大切なものを見失わないように

仕事のストレスを抱えたまま限界まで頑張ってつぶれてしまう人は、自らつぶれる働き方を選んでいる人です。

実はどんなに人生を捨てさるほどがむしゃらに働いても、会社は何もしてくれません。

今のあなたは、心の底から幸せですか?
その仕事、本当にやりたいことですか?

1つしかない体、1つしかない心を犠牲にしてまで、限界まで頑張るほど大切なことですか?

しょせん、仕事。たかが、仕事。

悲しいことに、あなたが倒れても会社は何事もなかったかのように回っていきます。

でも、あなたの人生は「あなた」しかいません。

タテ社会で生きていくことは大切ですが、無理は積もりに積もると後で大爆発します。

自分は大丈夫と思っていても、心と体は、あなたが思っている以上にとっても繊細です。私自身も痛感したため、体のサインを無視しないことが大切です。

「もう少し頑張らなきゃ」と無理して限界ラインを超えて心と体が悲鳴をあげてしまう前に、少し休んで1度リセットし、タテヨコのバランスを考えてみましょう。

仕事は、自分で選択していくことができます。

その仕事を選んでいるのは、あなた自身であることを忘れないことです。タテとヨコのバランスは、いつでも自分自身で選んで変えていくことができます。

かけがえのない人生、決して無駄にしないようにして下さい。

社会で生きて行く中でできることは最大限やりつつも、断る勇気、やめる勇気、帰る勇気、そして、あなた自身を守る勇気を持ちましょう。

人生を幸せに、責任を持てるのは「あなた」しかいません。

あなたがつぶれてしまう前に、心のノートに書き留めておいてください。

あなたが断っても、休んでも、やめても、あなたの本来の価値は何も変わらないということを。

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