20代と30代の仕事の選択肢はお金を稼ぐことだけだった。人生の折り返し地点でふと生き方について考えたこと

仕事選びの基準って、あなたは何ですか?

私自身、大学を卒業してから仕事をすることによく考えもせずに、毎朝ギューギュー詰めの満員電車に乗って、イライラしながら通勤していたと思います。

いつの間にか結婚して子供が2人生まれて、もう息をスーハーッて吸うだけで精一杯になりながら生きてきた40年弱の時間。

今頃になって振り返ってみると、ただがむしゃらにその時に応じて突っ走ってきただけでした。

私は一体、何のために働いてきたのだろう?

最近色んな人に会って話す度に、ふと考えさせられてしまいます。

仕事を選ぶ時の基準について、私自身生きている中で段々変わってきたなと感じていることがあるのです。

現役大学生に聞いた、今も昔も就職活動で変わってないこと

最近の私は、自己啓発のために専門学校に通って色々と勉強をしているのですが、休憩時間などに同じクラスの大学生と話す機会があります。

「就職活動って、今どんな感じなの?」

「企業選びって、どうやって選んでいるの?」

私なんて就職活動からすでに15年以上も経っているわけで、今の就職活動のリアルな情勢がさっぱりわからないのですが、やっぱり大変みたいです。

内定の二極化がものすごい進んでいて、内定をもらえる学生は何十社ともらえるのに対し、何十社、何百社受けても1社も内定が取れなかったり・・。

履歴書も今は手書きなんて皆無で、パソコンでいかに企業に目を向けてもらえるかのようにオリジナリティ溢れる作り方の研究に勤しんでいるそうです。

「企業名」とか「企業規模」とか「年収」とか、みんなにスゴイと思われるような企業選びをしている友達が本当に多いそうです。

とにかく内定を取りたい、有名企業に入りたい。そして、お金を稼ぎたい。

自分のやりたいことから選ぶなんて考えられる人なんて実は少数派で、活動中はそんな余裕なんてないのかもしれません。

やりたい事がやれる会社に入りなさいなんて大人は言うけれど、当事者は必死なんですよ。

「社会に出る前からやりた事がわかっていたら、僕、苦労しないですよ・・。」

ため息まじりの就職活動真っ最中の現役大学生の話を聞いて、ところ天のように強く押し出されながらひたむきに頑張っている姿に、今も昔も同じ思いなんだなと感じてしまったのです。

20代から30代の頃は、仕事なんてお金しか考えてなかった

20代の頃なんて、私、お金しか考えていませんでした。

これは、もう私の価値観ですよ?とにかく貧乏すぎて、お金がなかったんですから・・。お金に余裕がある人は、やりがいを考えられたのかもしりません。

とにかくお金が入ればいいや、お金さえ稼げればいい。

お金が稼げる仕事って何?その頃はITバブル期でしたので、SEやプログラマーなどIT系のエンジニアの収入の高いこと、高いこと!

文系のくせにお金のニオイに誘われて、未経験でもチャレンジができるプログラマーになって、深夜まで残業の毎日を送っていました。

20代と同じく30代も、とにかく金、金、金・・。

正社員になっても、やりたくもない仕事をずっとしていました。女性だからとお茶出し、コピー取り、会議資料のホッチキス止め。

でも、子供のためにお金が稼げればいいやという思考だけで働いていたと思います。

完全に成長なんて考えていない、思考停止状態です。

「仕事の選択肢は、お金を稼ぐこと。」

私の頭の中はただのマネー狩りだけに、脳みそが完全に溺れていってしまったのです。

40代手前で、お金を稼ぐだけの人生でいいか悩んできた

30代後半になってから会社を辞めざるを得ない状況になってから、フリーランスという働き方で働くことになってしまった私・・。

そんな私でも、ただお金、お金だけの脳みそは変わらず、毎日お金だけが入ればそれでいいやという思考のまま、あっという間に2年が過ぎてしまいました。

でも、どこからともなくこんな声が私の中から聞こえてくるのです。

「お金だけ稼いでいるだけで、いいのかな?」

40代って、例えば80歳まで生きるとしたら、人生の折り返し地点じゃないですか?

マラソン選手がクル〜ッてポールを苦しそうに折り曲がる時でも、その眼差しは次の半分を走るための強い眼差しに切り替わっています。

自分自身、ただお金を稼いでいるだけでもいいかもしれない。

でも何かが物足りない。

お金を稼ぐことも大切だけれど、もっと大切なことに気がついていったのです。

仕事を選択していくことは、生き方の選択をしていくこと

20代、30代と、仕事の選択肢として「お金」が大半でした。

でも最近になって、働くことに対してお金の比重より、やっぱり「やりがい」「生きがい」を求めるようになってきたのです。

私は最近、よくお問い合わせから人生相談を受けることがあるのですが、どうにかして気持ちだけでも救ってあげたいと思っています。

医者のように治療ができるわけでもない、実際に顔を合わせて癒せるわけでもない。

ただ言葉だけのやり取りですが、「ありがとうございました。心が救われました。」という言葉をいただけることが、こんなにもうれしいことなのかなと。

人と人とのキャッチボールの中に、充足感や満足感の比率がどんどん増えていったのです。

仕事の選択肢とは、生き方を選択していくこと。

人生の中で大半を占めるのが「仕事」だからこそ、仕事の選び方で「生き方」も変わっていくのだなぁと。

すべて満足のいく仕事なんてありえないですし、時にはキツイ批判をいただいたり、罵倒されたり、つらいこともたくさんあります。激しく落ち込んで、心がしんどい時もたくさんあります。

でも、そんな時でも「ありがとう。」という言葉もあるのです。言葉の中に温かさと幸せを感じるから、仕事を続けられるのだなと思ったのです。

「もっと生きがいを感じられる仕事に、私は就いていきたいな。」

40代手前にして、どんな人生にしていきたいか。やっとわかってきた気がします。

一度しかない人生だからこそ、自分にふさわしい仕事の選択肢を

仕事の選択肢って、ほんと悩みますよね。

イヤでキツイ仕事でも、とにかくお金が多く稼げればいいか。

お金なんてギリギリの生活費でいいから、やりたい事をやり遂げるか。

生きている間なんて、常に一定のことなんてないですから、「お金」か「やりがい」かの比重なんて、常に変わり続けるものかもしれません。

でも明らかに今までの私は、お金だけに比重が多すぎました・・。この比重を40代はもっと、もっと「やりがい」重視の人生に柔らかくシフトしていきたいです。

人生が何度もあるなら悩まないことかもしれません。「次があるからいいや。」と、今の人生がダメだったら、そこで諦めてしまうかもしれません。

でも、人生一回限りです。

もう過去には2度と戻れないし、意外と人生ってあっという間に過ぎ去ってしまうかもしれません。

こればっかりはわかりません。死なんて意識して生きていたくありません。

20代、30代を振り返っても、時間の経過の速さにびっくりしてしまいます。気がついたらもう40歳かと言っていたと思ったら、もう50代になっているんでしょうね。

でも、まだ諦めない。まだ若い、私はまだ若いんだ!

どうしても「老い」と「死」は避けられないからこそ、行動を起こすなら今すぐにやろうと思います。

そして、思ったので、今すぐにやっています(笑)

もうやり直す道なんてないかと思っていました。実は、何度も諦めました。

多分、お金なんて稼げないかもしれません。
多分、人間関係で苦労するかもしれません。

でも今の自分は、新しい事にチャレンジしたい!
生きがいややりがいを重視して働いていきたい!

心を充実させて、ニッコリと笑顔でいたい。

草がボーボーに生えてなかなか取り切れないような雑草でいっぱいの道を、一歩一歩汗水垂らして這いつくばりながらでも、進む勇気を持ってみようかな。

一度しかない人生だからこそ、心がポカポカと温まるような人生で生きていきたいです。

強い思いを抱いて、モヤでいっぱいでまったく見えない道を、勇気を持って開拓していこうじゃないか。

人間は、最終的にとことんのところ何を欲しているのか。

それは、世に理解されることであり世に認められることである。

理解され認められれば、その心ゆかたな自覚を梃子(てこ)として、誰もが勇躍(ゆうやく)して励む。それによって社会の活力が増進し誰もがその恵にあずかる。

この場合、世間とは具体的に自分に指示を与える人であり働きをともにする同僚である。この人たちから黙殺または軽悔されるのは死ぬより辛い。

逆に自分が周囲から認められているという手応えを得たときの喜びは何事にも替え難い。

人間は息をひきとるまで生涯をかけて、私を認めてくれ、私を認めてくれと、声なき声で叫びつづける可憐な生き物なのだと思われる。

谷沢永一(著):「人間通」より

あなたは、本当にやりたい事をやっていますか?

後からやっておけばよかった〜ってなる前に、今一度、働き方の選択肢で何が大切かをじっくりと立ち止まって考えてみてください。

自分に一番ふさわしいと思う選択肢を選んで、人生を楽しんでいきましょう。

新しい道を開拓できるかは、あなたが今すぐに作り出そうと思うことなのです。

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