お金を稼げる人は人の心をつかむことができる人。ありがとうの気持ちを集めればお金に変わる
「お金をもっと稼ぎたいけれど、どうしたら稼げるようになるのかしら?」
お金が欲しい!と思っても、お金は空から降ってきません。
地面を掘っても、1円玉ぐらいは出てくるかもしれません。
たくさんのお金が欲しいなら、たくさんのお金を稼がなければならないのです。
お金を稼ぐために、人にモノを作ってお金を得る必要があります。
世の中に売れるモノって?
今の世の中はたくさんのモノで溢れかえっていますが、お金を稼げるような人になるために大切なことって、一体どんなことでしょうか?
モノづくりで品質の高いモノを作っても売れない!
モノと言っても、色んな種類があります。
家や車などの大きなモノから、食料品や日用品、インテリアグッズにお花や絵や本、モノだけではなく映画や演劇やお笑いライブ、Webシステムなど、あらゆるモノが世の中に売られています。
私も機械メーカーの設計部に10年近くいて、ずっとモノづくりの現場にいたのですが、品質を重視していることがとっても多いです。
世の中的に質のいいモノを作って審査がOKになると、国のお墨付きマークをもらえるのです。
お墨付きマークをもらうために、モノの規格や素材、安全面などを考えて、すごいコストをかけて厳しく規格通りに作るのです。
でも、どうしたことでしょう?
設計書はものすごい綿密に考えられて、何度もテストを繰り返して計画通りに作ったのに、まったく売れないことがあるのです。
質の高いモノを作っても、なぜ売れないのか?
質が高いモノを作ることは、とっても大切なことです。
品質も安全面もキチンと保証されたモノは、まったくどこで作ったのかわからないモノよりは売れるでしょう。
しかし、今は次々に新しい商品が出てきますので、売れる期間って本当に短いです。爆発的にヒットしても、たった1ヶ月で売れなくなってしまう商品も多々あります。
でも、世の中を見渡してみると、売れる商品ってずっと愛され続けています。
本でも映画でも音楽でも、SNSとか雑誌とか大々的に宣伝しなくても、年間を通してずっと売れ続けているような商品があります。
お菓子で言うと、かっぱえびせんは50年以上、ポテトチップスは40年以上、じゃがりこは20年以上に渡って売れ続けています。じゃがりこなんて、発売当時のCMまで覚えていますよ。
他にも音楽の世界では、私が大ファンであるサザンオールスターズや今は亡きZARDも、今でもロングヒットして売れ続けていますよね?
確かに質はものすごい高くて素晴らしいのですが、なぜ長年ずっと売れ続けているのでしょうか?
それは質が高い商品というだけでなく、人の心をギュッとつかんでいるからです。
質のいい商品は、今の時代当たり前です。しかしそこに、人の心が魅了されるモノがあるからこそ、ずっと愛され続けていくことができるのです。
仕事をしていく上で本当に相手にしていくのは「人」である
仕事をしていく上で、実際に相手にしなければならないのは「モノ」ではありません。
本当に見なくてはならない部分は、「人」なのです。
どんなに素晴らしいモノを作ったとしても、それを使う人が「すばらしい!」「感動!」と思えるモノを作らないと、いつまでも売れ続けることはありません。
サービス面でも人が一体何を求めているか、何を欲しがっているのか、どんなモノを手に入れたら人は感動するのか。
「私にピッタリ、素晴らしい!」
「メチャクチャおいしかった!」
「涙が出まくるほど感動した。」
いかに人の心を多くつかめるかどうかが、売れ行き具合に左右されると言ってもおかしくないでしょう。
人の感情がグラグラと揺さぶられるぐらいのモノやサービスを追求することが、多くの人に愛されて、長く売れ続けていくことができるのです。
仕事ができる人は「人」の心をつかむことが上手い人
モノやサービスだけではありません。
仕事ができる人は、何よりも「人」を大切にします。
上司に仕事内容を理解して承認してもらうためには、上司の心を動かす必要があります。
サービス業や営業の仕事をしていたら、相手の心を魅了する話術を身につける必要があります。
秋元康さんや桑田佳祐さんは、自分が好きだと思うモノは売れないと言っています。それは、世の中が求めているモノとは違うということを知っているからです。
大事なことは、人の思考も好みも変わるということです。
1度作ったモノを人に合わせてどんどん進化させていくことが、ロングヒットにつながっていくのです。
すごいリサーチ力ですよね。人の洞察力や観察力、時代の変化を読み解く力、そして人から愛される力も半端なく持っているからでしょう。
人の心が感動する歌詞や音楽が、どういったものかを知っているのです。だからあれだけ爆発的なロングヒット商品が次々と出てきて、長年売れ続けているのです。
仕事ができてお金を稼げる人は、「人の心」をつかむことがとっても上手な人なのです。
音楽や文章、イラストやデザインなどを人に売りたいと思ったのであれば、人の心をギュッとつかんで離さない要素を含めていく必要があるのです。
お金を稼げる人は、お金を「ありがとう」と交換できる人
私もずっとメーカーにいた時は、コストをいかに削って、いかに品質のいいモノを作ればいいと思っていた時期がありました。
今も同じく文章を書いたり、創作活動に携わる仕事をしていますが、ただモノを作るだけでは売れないということがわかりました。
ところで、お金って何でしょう?
私が思うのは、お金は「価値」と交換するものだと思っています。
お金を使おうと思った時、人は価値のないモノにお金を使おうとは思いません。価値あるモノに対する対価として支払われる交換ツールだと思います。
「価値」とは一体何かというと、「ありがとう」という喜びや感謝の感情です。
人は心が揺さぶられて感動したことには「価値」を感じますが、つまらない、イヤだと思うことには「価値」を感じません。
あなたもせっかくお金を払うのであれば、イヤだと思うモノにお金を払いたいとは思わないはずです。
「ありがとう」「うれしい」という見えないモノを、ギュッと固めて結晶化したものがお金という交換ツールであるといえるでしょう。
私もただモノを作ればいい、ただ書けばいいと思うだけではなく、「読んで感動しました。」「とっても助けられました。ありがとうございます。」って言われる人になっていきたいですね。
しかも一過性で爆発的にヒットするモノではなく、穏やかな波の中で末永く人に愛されるモノを作っていきたいです。
やっぱり人から感謝されると、メチャクチャ涙が出るほどうれしいです。
「ありがとう」は目にはまったく見えませんが、目に見えないモノをたくさん稼げば稼ぐほど、目に見えるモノがどんどん増えてきます。
「ありがとう」を集めてお金に変えられる人が、お金を稼げる人です。
人にワクワクする感動と喜びをたくさん与えて、人からたくさん感謝の気持ちをもらえる人になっていきたいですね。
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