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お金をただ貯める病にかかってはいけない。人生で必要な貯金額を知ってもっとお金から自由になろう

「お金がもっと欲しい、もっとお金を貯めたい。」

私達の生活の中では、お金がないとどうしても生きることができません。

毎日暮らしている住宅。
毎日生きるための食料。

生まれた時から、お金というものからどうしても切っても切れない関係にあります。

今の暮らしの中で、お金を1円も必要としない生活なんて、実際のところ不可能ではないかと思います。

どうしても生きていく上で必要なのがお金です。誰もがこれから生き抜いていくために、一体どれぐらいのお金が必要なのか、見極めておくことが大切なのです。

ここで、お金が欲しい、もっと欲しい!と心の中がざわついているあなたに、少し考えて欲しいことがあるのです。

お金をただ貯めたい病に、あなたはかかっていませんか?

いまだに日本では、お金 = 貯金という人が多いように思います。「これからは、貯金より投資」って叫ばれていても、全然シフトしていきませんよね。

私も同じです。今でも「貯金」は大好きです(笑)

お金がないと、不安で生きている心地がまったくしません。子供に食べさせる物がなくなることが、1番不安でたまりません。

お金が100万円貯まった。でも不安だから、次は300万円、500万円、1,000万円貯まったぞ!でもやっぱり足りない気が・・。来年までには、2,000万円欲しい・・。

人間って、お金が貯まってくると、際限なくハードルを上げて、「お金をもっと欲しい!」「お金よ、我が家にもっと来い!」というサイクルにハマっていってしまいます。

100万円貯まった時に、そこで満足しましたか?
次に300万貯まったら、そこで満足しましたか?

もっともっとお金が欲しい!「貯金」が欲しい!って、心が叫んでいませんでしたか?

なぜ人は、お金を際限なく求めていってしまうのでしょうか?

ただお金を貯めたい人は、1億円のお金が貯まっても満足できない

なぜ人は、お金が貯まってももっと欲しいと思ってしまうのか?

それは、お金を貯めることだけを目標にしているからです。「なんとなく不安だから、お金がもっと欲しい」と、お金をただ自分の手元に置いておきたいという「貯金病」にかかっているだけなのです。

「貯金病」は、お金というモノを貯めることだけが目的なのです。

私も借金を完済してから、貯金を100万円貯められた瞬間はとてもうれしかったのですが、そのうれしさがクセになり、次々にゲームのようにハマっていってしまいました。

お金は、人にとって魅惑的過ぎます。幸せにもしてくれますが、「切れると怖い」「なくなったら不安」という麻薬のような要素を持っています。

1,000万円の貯金って、貯金したい人にとっては目標のようになっていますが、おそらく次は1,500万円、2,000万円貯まっても満足できません。

私もいまだに経験がないですが、1億円の貯金が貯まっても、同じことが言えるのではないかと思います。1兆円貯まっても、おそらく一生満足できないことでしょう。

「貯金」自体がお金を貯めるための目的になっているからこそ、いつまで経っても心が満足できなくなっているのです。

人間は、将来設計や家族構成でそれぞれ必要な貯金額が違う

「我が家は、これからマイホームを持ちたい!」

「子供をできれば、大学まで進学させたい!」

人間は、自分が将来描いている未来の家庭像や家族構成で、それぞれ必要な貯金額が違ってきます。

例えば、貯金1,000万円にしても、1人暮らしで賃貸暮らしの人と、共働き4人家族でマイホームを所有し、私立小学校に通わせたいと思っている人とでは、貯金額の重みがまったく違うということです。

2人家族と6人家族でも必要額なんてまったく違いますし、住む都市によっても必要な生活費や貯金額って変わってくるかと思います。

雑誌やテレビなどのメディアで、「貯金1,000万円が目標!」なんて文字を見ても、その目標額は人それぞれ違っているということです。

家なんていらないし必要最低限の暮らしが出来ればいいという人と、駅チカのタワーマンションで便利な生活がしたいという人とでは、必要なお金がまったく違います。

親から譲り受けた家に住み、食費は自給自足暮らしの人に、多くのお金なんて必要ないかもしれません。

自分や家族は、人生の中でどんな暮らしを送っていきたいのか。

「貯金!」「お金がもっと欲しい!」という「お金病」から自由になるためには、大まかでもいいので、自分が望む暮らしぶりを把握しておくことが大切なのです。

必要額を知ることで、どれだけ働く必要があるかがわかる

人生の中で自分がどれだけのお金が必要なのか、それを知ることで、一生の中でどれだけ働けばいいかがわかってきます。

私と同じ環境でお金が最大限にかかるなぁ〜と思っているのは、やはり都内の人気エリアに新築マンションで暮らし、私立幼稚園や私立小学校に通わせている世帯でしょうか?

私も憧れますよ。やっぱりお金持ちっていいなぁ〜!と、うらやましくなる時がたくさんあります。どうしてあんなに、子供にたくさんのお金をかけられるのだろう?と。

でも、こういう便利でスマートな生活を維持したいと思っている人は、それなりに多く稼ぐ必要が出てきます。

旦那の稼ぎだけで十分という、セレブでうらやましい方もいますが、片働きで維持することは難しいですから、現在は共働きが必須になってくることでしょう。

長時間働くことに重点を置き、それなりのキャリアや仕事の質も求められることでしょう。収入も多くなりますが、支出も多くなることは覚悟しなければなりません。

反対に、あくまでも例ですが、地方都市でボロボロなアパートで必要最低限の暮らしをしていければいいと思っている人は、月10万円のアルバイト収入だけでもいいという方もいます。

どんな暮らしぶりを送りたいか、自分の心が将来必要な額を決めていくのです。

他の人の生き方レベルではなく、自分の将来像がどれぐらいのマネーレベルを必要としているかで、必要なお金が1人1人、家族単位で変わってくるのです。

お金をただ稼ぐだけの生活ばかりでは、人生自滅すると思った

私も都内に住んでいますから、日本の平均的な生活レベルの中では、住居費も教育費も結構高い水準を要求されています。家計が苦しくなる時も、多々あります・・。

土地代も高いですし、周りの子は塾や習い事が当たり前の世界ですから、当然のごとく落第生にならない程度に、それなりの教育費が求められていきます。

夫婦で色々話し合っていますが、やはり都内で暮らしていきたいです。

都内の暮らしは非常に便利ですし、労働環境や教育インフラにはある程度満足しています。都内に住み続けたいという希望は、夫婦共にずっと変わっていません。

希望のレベルを維持するために、それなりのお金が必要なことはわかっています。

だからこそお金をもっと稼がなきゃ!貯金しなきゃ!と思って、お金を稼ぐことに一心不乱になった時がありました。しかし、お金だけを目的とした生き方は自滅と実感しています。

人生のバランスがお金にあり過ぎると、大切なものを失っていくのです。

お金はどんどん貯まりましたが、周りの人間はどんどん減っていきました。

大切な人と会うこと、家族と一緒に笑顔で過ごすこと、人間は1人では生きていけないからこそ、人と人とのつながりが人間に生きる喜びを与えてくれます。

一時期お金を稼ぐだけに走ってしまい、大事な友だちをどんどん失った時期がありました。でも失ってみてはじめて、「人」が資産であることに気がついたのです。

「お金をただ稼ぐだけって、何が幸せなんだろう?」

その高い生活レベルを維持することが、本当に必要なのか?生活レベルをもっとシンプルにしていけば必要額も減り、労働時間も多く必要ないことがわかりました。

必要なお金が増えていく度に、必要な労働時間をさらに増やしても幸せは比例していかないのです。反比例していくことの方が、実際には多いのかもしれません。

大切なものを失う前に、生活の中で何を中心に置いておくべきか。

これから生きていく中で、しっかりと必要な額を見直していくことも必要なのです。

お金からもっと自由になるために、人生で必要な額を知ろう

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冒頭でも言った通り、貯金することはとっても大切です。

生きていく中で、お金は切っても切れない関係だからです。お金があることで、精神安定につながると思っています。

でも貯金ゼロから貯金1,000万円貯められても、果たして貯めることだけが目標になっていないか気づいていくことが大切です。

人が本当に裕福になれるのは、「お金」ではなく、心から幸せだと感じられることにあります。私の場合は、夫や子供が健康的に生きていることですね。

お金が貯まっても、さらにお金をもっと欲しいと叫び続けていたら、24時間お金に追われたままの人生になってしまいます。

そのために、他人が必要としている貯金額と自分が必要としている貯金額が違うことを認識することが、お金の呪縛から開放していける第一歩と言えるでしょう。

日本人はどうしても「貯金」が大好きなところがありますが、あくまでも「手段」であり、「目的」ではないことに気がついていきましょう。

高い給料をもらって、それだけで幸せだ〜って思う人もいるかもしれません。でも仕事にすべてを費やすことで、何か大切な「モノ」も失っていることも事実です。

目的もなく、ただ機械的に働くだけの人生なんて、働く本質からズレています。幸せになるために働くのに、働いて不幸せになったら本末転倒です。

お金を考えているだけの人生なんて、本当に幸せでしょうか?

お金からもっと自由になるために、あなたが人生で必要だと思う額を出していってみましょう。

老後はもっとお金が必要だと思っていたら、案外少ない額で生きていけるかもしれません。少ない額で生きていけるなら、無理してまで働かなくてもいいかもしれません。

お金の呪縛から自由になれる人は、自分自身の物差しがある人です。

お金に縛られない人生を送るためには、心の持ち方ひとつで幸せにも不幸せにも変えていけるのです。

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