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お金がなくても幸せな人とお金があっても不幸せな人の違いを、楽しく生きる人生の先輩から学んだこと

「オレさ、独り者だからさびしくてさ。孫1人ぐらい分けてくれよ。」

先日実家の行事の打ち合わせで町内会の会合に出席した時に、子供の頃からよく知っている70代のおじいちゃん達が、こんな会話をしておりました。

1人はずっと結婚せずに、生涯独身。
1人は孫宝に恵まれて、孫が11人!

1人は親ゆずりの豪邸で1人暮らしをしており、今は頼れる身内がいなくて孤独でさびしい生活を送っているようでした。

1人は20代で子宝にも恵まれて、現在は孫が11人もいるほど、いつも家の中は孫でにぎやかで、とっても楽しい老後の人生を送っているようでした。

表情も全然違っていて、こんなにも同じ年齢で生き方が違ってしまうものかと・・。

2人の方の対象的な生き方を見て、私は思わず自分の家族と照らしあわせてしまい、とっても考えさせられてしまったのです。

お金がなくて1人暮らしをしていた母は、死んだような生活だった

私の父が19歳で亡くなってからというものの、父の借金返済のためにずっと人生を捧げてきた母は、返済中は死人のような生き方をしておりました。

私も結婚してからは、実家で1人でさびしそうに暮らしている母を金銭面で支えるために、夫と共に実家で同居していたこともありました。

でも全然笑顔もないし、顔色もまったくよくないし。

「もう生きられないかもしれない・・。」

えぇ!

母は、同居しているのがストレスになっているのかもしれないと、私達はたった半年も経たないうちに同居を解消して、近くの公団に引越しをすることに。

それでもやっぱり母は、今までお金に苦労してきた人生に疲れていたのか、一向にメンタルや体調面がよくなっていかなかったのです。

我が家に孫が生まれてから、生まれ変わったかのようになった母

築30年にもなるボロボロの実家で暮らしていた母でしたし、年金で細々と暮らしていたような母でしたが、とある事件で生き返ったかのようになったのです。

それは、私が30歳の時に子供が出来てからです。

妊娠を母に告げた時のキラキラと輝く表情に変わったことは、今でも忘れられません。

妊娠中から出産・入院、出産後最初の1ヶ月間は、どうしたらそんなに体力があるのかというぐらい動きまわって、孫のお世話をしておりました。

人間が生き返るとは、こういったことを言うのでしょうか?

再び31歳で年子で次女が生まれてからは、2人になって体力がダウンするどころか、孫が2人になってダブルでパワーアップしていったのです。

人からもらうエネルギーが、人への生きるパワーになるのか?

死んだかのような生活をしていた母は、孫に会うのがとっても楽しみらしく、我が家も近くに住んでいることから1ヶ月に2〜3回は行くことに。

「わぁ、お孫さん?とってもかわいらしいお2人ですこと!」

2人の孫を連れて散歩に行く度に、母の近所の方達に言われることが楽しみらしく、娘は見せ物ではないと思いつつも、母が元気になるのでいいかと・・。

孫が生まれるまでは、首が痛かったり、動機や指の震えが止まらなかったりと、病院通いが欠かせなかったのです。

孫から生きるエネルギーを得たのか、病院通いがピタっと止まり、人間って不思議なことがあるものだと、驚くことばかりでした。

母にとって、幸せってこういうことなのかもしれない。

ボロボロの家だし、お金も持ってない。

でもお金ではない何かが幸せだからこそ、あんなにイキイキと心が生まれ変わったのです。

金銭的には満足していないはずなのに、人から得るエネルギーが人の心を元気にし、人を幸せにし、人に生きるパワーを与えることがあるのです。

お金がなくても幸せな人と、お金があっても不幸せな人との違い

町内会のおじいちゃんもそうですが、1人暮らしのおじいちゃんはかなり裕福な家庭に育っているはずです。

裕福な家庭でお金には困らずにずっと生きてきたはずなのに、幸せそうではない人。

貧乏な家庭でお金には恵まれずに生きてきたのに、とっても幸せそうな人。

この違いとは、一体何なのでしょうか?

お金を持っていることが、幸せの基準ではないのです。

お金を持っていれば、好きなものが買えて食べられて、お金を持っていればいるほど幸せだと言われてきました。

確かにお金がないよりは、お金がたくさんある方がいいなと一般的には思うことでしょう。

でもお金持ちはどんなにお金を得ても、「将来が不安で仕方がない。」という人もたくさんいることも事実です。

しかしこれだけモノや情報があふれる中では、いつでもモノが手に入る時代ですし、タダで情報があふれるほど手に入る時代です。

生きていくには、十分過ぎるモノがそろっていて、むしろたくさんのモノや情報が捨てられていっている時代です。

お金を持っていても、心が満たされていなければ幸せとは言えなくなってきているのです。

この1人暮らしのおじいちゃんがいい例でして、どんなにお金やモノで満たされていても、精神的に豊かじゃないと幸せとは言えないのです。

お金に幸せの基準を持っている限りは、どんなに大金のお金を手に入れても幸せにはなれません。

孫の笑顔を見ることが、お金やモノよりも、何よりも幸せの基準となっているのです。

人生の先輩から学ぶ!お金に幸せの基準を持つことはやめよう

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人生を長く生きる人に、色々と学ぶことがたくさんあります。

「1人の方が気楽だから、結婚なんてしないでお金を使っちゃえ!」

「お金がなくて不安だから、結婚なんてしたくないし、子供もいらない。」

お金を基準に物事を判断していると、将来1人暮らしのおじいちゃんのように、気がついたら幸せとは感じない人生を送ることになるかもしれません。

お金がないと何もできないという人は、お金を持っても何もすることはできません。

お金に心の満足度を求める人は、お金に振り回される人生になってしまい、お金がなくなると自由を奪われることになってしまいます。

心が満足していれば、幸せを感じることができるのです。

物質的な豊かさではなく、精神的な豊かさを目指しましょう。

孫にたくさん囲まれていて幸せそうにしているおじいちゃんや私の母を見ていると、「幸せって、お金じゃないんだな。」と、人生の後輩として考えさせられます。

私も昔はお金、お金ばかり求めていましたが、今は子供の手紙や子供の偽りなき笑顔が、私の幸せの基準となっています。

お金も大事ですけれどね(笑)
段々心境は変化してきました。

お金ではなく、心が満たされば幸せとなる

今からでも遅くありません。

自分が今何を基準に生きているのか、しっかりと考えて生きていきましょう。

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