退職による恐怖や不安と戦う私。慣れた環境を離れ、自分で選んだ道なら間違いないという確信を持つ
会社員を辞める事について書いたのはつい最近です。でも実は、会社員の退職を決めたのはもう半年以上も前です。
会社員を辞める準備を、私は着々と進めてきました。自分の本能の赴くままに、兼業生活を続けてきました。
今年の3月に吹っ切れて、開業届を出すまでになりました。
もう悩みに悩んで出した結論です。
もうキレイさっぱり悩みも不安もないと思いますか?
いやいや、そんなことはまったくないです。むしろ反対に恐怖と不安で戦う毎日です。
安定収入が途切れるというお金の心配
会社員のメリットは、決まった定期収入です。仕事に行ってその時間を過ごせば、決められた収入が入ります。
半年頑張れば、ボーナスという臨時収入もあります。辞めたらボーナス時期に楽しみがなくなってしまいます。
これから下手したら収入がゼロ円になるかもしれない。住宅ローンが払えなくなってしまうかもしれない。
それ以上にかわいい子供達に、無理を強いることになるかもしれない。
お金の不安は、人生への不安につながります。自由を得る事は不自由の始まりであると実感させられます。
毎日行くところ、会う人がいなくなるという不安
毎日の満員電車、知らない人とのぶつかり合いで、毎日通勤することはとてもストレスだらけです。
イヤな人とも仕事をしなければならない、精神的なつらさもありますが、良いところは毎日行くところがある安心感です。
「毎日自分自身を、空気のように受け入れてくれる所がある。」
これは組織に属しているメリットと言えるでしょう。
すごいイヤな人もいれば良い人もいます。良き人と関われば良き影響をもたらします。
これらの良きメリットがなくなる不安は、とっても大きいです。
自由に行ける楽しさもあり、不安もある。関係の煩わしさがなくなるけれど、寂しい面もある。
いわゆるないものねだりですね。
子供みたいな心境になります。
不安な本日、嬉しく元気になることもあった
でも本日、とってもうれしい電話をいただきました。
アメリカ赴任中の先輩からです。
「MIKIさんは、ほんと色々と会社に貢献してくれたからね。」
「落ち着いたら本気で戻ってきなよ。冗談じゃなくてさ。」
こんな風に真剣に言われたことが、私はとっても嬉しかったです。
先輩は海外赴任が決まった時、奥さんが仕事を辞めてついてきてくれたそうです。
やはりこの決断は、本気で良かったとおっしゃっていました。奥さんがいなかったら、自分がダメになっていたそうです。
子育ては時間ではないと思いますが、やはり接するに比例して愛情も深まるとは感じています。
「決断してその道を信じて、ひたすら歩むことも大切なことだな。」
エピソードを聞いて、心の中がポカポカした日となりました。
失うものもあるけれど、得られるものもある
慣れた職場環境。
慣れた人間関係。
10年間居た場所を失う不安は、非常に計り知れないですが、不安と引き換えに得られるものもあると思います。
学校行事に参加出来る時間。
家事や買い物に行ける時間。
家の中を片付ける時間。
今まで作ることが出来なかった時間を、たくさん作ることが出来るようになります。
サッカー大会、調理実習、保育や授業参観など、有給休暇が足りなくて泣く泣く行くことが出来ませんでした。
これからは子供の行事に参加したりすることが、実はとても楽しみで仕方がありません。
料理もワンパターン化していました。買いっぱなしの料理本をひっくり返して、色んな料理に挑戦していきたいです。
後は家の中のゴミ山を整理して、オフハウスで売ってきたいです。家の中のムダなものを排除して、すっきりした家にしたいです。
色んなやりきれてないものが、たくさん見つかってきました。これからの事考えたら、実はとてもワクワクしてきました。
自分で選んだ道なら間違いないと確信を持つ
先人の方達は、一体どうやって不安を払拭していったのでしょうか?このような恐怖や不安は、やはり同じようにあったのでしょうか?
きっと色んな葛藤を乗り越えて、自分の道を手探り状態で進んでいったのかもしれません。
誰に何を言われようとも、自分で決めた道ですし、この先失敗してもすべての責任は自分にあります。
でもいつまでも不安になっていては、まったく前に進めません。
「やっていけるだろうか?」ではないです。「やっていけるぜ!」に変えていくべきですね。
言葉の最後を変えるだけで、こんなにもポジティブになれます。言葉の力って、本当に威力があるなと考えさせれます。
自分で選んだ道だから間違いない。
もっと自信を持って歩いていこう。
これが一家の大黒柱だったら、もっと不安かもしれません。
数年前までは夫を支える立場だったのに、もう私が大黒柱じゃなくても良くなったのでしょうか・・?
がむしゃらに働き過ぎた人生でしたので、ちょっとだけでいいからゆっくりしたいです。
これが本音です。
この状況を作ってくれた夫に、大変感謝したいです。夫が心の病から回復してくれたことに感謝したいです。
そしてお世話になった会社にも、心から感謝したいです。
人生にムダなことなんてないと思います。色んな道を歩いてきた事が、今につながっていると感じています。
ほんと心から書くことが大好きなのですね。
書いているとあっと言う間に時間が過ぎます。
会社では「あと3時間もある!」とか言っているんですけれどね。
24時間寝なくて良かったら、ずっと書いていそうです、私・・・。
書いていたら、不安や恐怖がどんどん和らいできました。自分の心の中を見えるようにすることって大事ですね。
あまり深く考え過ぎないところが、私の良さかもしれません(笑)
この人生には解決法なんてないんだ。あるのはただ、前進していく力だけだ。その力を創造しなければならない。そうすれば解決策などひとりでに生まれてくる。
サン・テグジュペリ 「夜間飛行 (新潮文庫)」
やるべきことが見つかったのだから、前を向いていくだけでいいかな?
不安になって、後ろを振り向いている場合ではないはずです。
前を向いて進んで行ったら、解決策が見つかってくるはずです。自分自身がイキイキとしていたら、それが見つかった答えなのです
幸せなんて目に見えないじゃないか。
幸せなんて目に見えないからいいのだ。
不安や恐怖を感じている時間がもったいないです。
もっと自分に自信を持って、私はひたすら前に突き進んでいこう。
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