2017年10月9日 -PR-

顎変形症の手術から1ヶ月経過。日常生活で困った事とカツ丼は果たして食べられたのか?

子供の頃の矯正治療に失敗し、アゴが左右非対称の「顎変形症(がくへんけいしょう)」と診断されたのがちょうど2年前の10月です。

矯正治療を始めて2年が経過して、無事に大手術を終えることができました。

顎変形症手術入院体験記。顔の腫れがおかめ納豆状態に!食べられることがこの上なく幸せだと思ったこと

術後の入院生活でずっとカツ丼を食べたいと思いながら、退院してからちょうど1ヶ月が経ちました。

日常生活に戻りましたが、色々な不都合があることがわかりました。

1番困ったことは食べられるものが本当に少ないこと

退院してから1番困ったことは、何と言っても3度のご飯です。

入院中はずっと管理栄養士さんに食べやすいおかずを作っていただきましたが、退院後は自分で管理しないといけません。

ドロドロのおかゆを作ったり、レトルトのおかゆを活用したり、野菜はじゃがいもやさつまいもやかぼちゃなどの根菜類をふかしてみたり。

お肉の中で唯一食べられたのがひき肉でして、ハンバーグを作って崩して食べる日々を続けておりました。

ヨーグルトやスープ、アイスクリームなどの柔らかい食べ物ばかりしか食べられず、焼肉や生野菜のサラダが食べられないことがずっとストレスでした。

スーパーに行っても素通りばかりで、1番食べたいものが食べられないストレスでいっぱいになってしまいました。

歯磨きがとっても大変でストレスに!

いつもつけている矯正器具とは違い、アゴが動かないように輪ゴムを引っ掛けるフックがついた器具を手術前に入れ替えました。

フックがついているため、食べ物が通常の器具より入り込みやすく、器具にたくさんの食べ物が引っかかってしまい、歯間ブラシを駆使しないと大変な事態に。

固定する輪ゴムを引っ掛けるのにピンセットが必要で、歯を磨くのがとってもストレスでしんどい状態になっていました。

舌の位置に気をつけないといけない!

矯正歯科の先生に術後から何度も何度もしつこいぐらい言われているのが、舌の位置です。

普段から舌の位置なんてまったく気にしたことなんてなかったのですが、何も意識しないで過ごしていると、下の歯に舌がくっついていたりします。

まだ安定していない骨を前に押し出してしまうことになり、せっかく手術をしたのが台無しになってしまう可能性があるのです。

歯に舌をつけているのは絶対NGでして、舌を鳴らす時と同じく舌の先っぽを上アゴにつけている必要があります。

舌に力をグッと入れて、上アゴにしっかりと吸着させている必要があるのです。

つばを飲み込む時も舌を上アゴにつけっぱなしにする必要がありますので、常に舌の位置を気にしていないといけません。

口角がパックリと切れていることで、長期間ヒリヒリ痛い

口を思いっきり開けて手術をしたことで、口角がパックリと切れてしまいました。口角炎になるとなかなか治りづらいですが、今回も全然治る気配が感じられず・・。

毎食後にリンデロン軟膏を綿棒で塗り続け、見た目もビックリするような口元で過ごさないといけません。

1ヶ月経ってようやく傷口がふさがってきましたが、まだしばらく軟膏を塗る生活は続いていくと思われるでしょう。

会話をすることが大変なので引きこもりがちに

フックがいっぱいついている目立つワイヤーをつけて、前の歯に3つの輪ゴムをつけているため、なかなか思うように話せません。

口も1〜2cmしか開かないため、人と会話するにしてもモゴモゴとしか伝わらず、輪ゴムが思いっきり見えてしまうことで恥ずかしくて仕方がありません。

会話をすることが大変になってしまうことで、人と会うことが億劫になって引きこもりがちに・・。

接客業だったら仕事に思いっきり影響するはずです。1ヶ月はしっかりとお休みした方がいいかもしれません。

1ヶ月経ってみて、ようやくおかゆ生活に終わりを告げる

口が開かないため、最初の1〜2週間は五分がゆしか食べることができませんでした。

しかし3週目ぐらいからは、柔らかいご飯にスープをかけたら食べられるように。1ヶ月が経過したぐらいで、ようやく普通に炊いたご飯が食べられるようになりました。

おかゆ生活で飽き飽きしていたのですが、おかゆって胃腸にやさしくて腸をとってもキレイにしてくれます。

おかゆのおかげかは知りませんが、実は長年の便秘が解消されました!

おかゆ専門店も多数あることがわかり、色んな具材が入っているおかゆを楽しんで何とか乗り切ることができました。

ずっと食べたかったカツ丼は果たして食べられたのか?

入院中からずっと食べたかったのが、ケンタッキーフライドチキンやカツ丼や牛丼です。

カツ丼屋の甘い香りがする度に中に吸い込まれたくなっていましたが、1ヶ月間はひたすら我慢して素通りしていました。

でも普通のご飯が食べられるようになり、卵とじで柔らかめお肉のカツ丼だったらもう食べられるのではないかと・・。

思い切って「かつや」に入ってカツ丼を注文して食べてみたところ、なんと食べられるようになったではないですか。

食べた感想としては、

メチャクチャおいしすぎた!

食べながらこんなに感動したことなんて、今まで経験したことなかったです。

ステーキや焼肉丼などは無理ですが、恐らく豚丼は食べられると思っていますので、これから落ちた体重を取り戻すべく、ガッツリと食べたいと思います。

苦しいことを1つ経験したことで、大切なことにも1つ気づく

退院後の1〜2週間は体もしんどいですし、食べたいものも全然食べることができず、体重もメンタルも落ちてしまっていました。

入院生活だけでも2週間かかりますし、退院後もしばらく顔にしびれが残り、いまだにパンパンに膨れあがっています。鏡を見ることもしんどくなってきます。

輪ゴムでガッチリと口の中を固定しておく必要があるため、仕事をしていたら長期休暇は避けられない状況になるかもしれません。

私の場合は矯正生活もあと2年ぐらいかかりますし、金属プレート除去手術もあるし、乗り越えるための課題は山積みですが、いつか頑張ってよかったと思える日が来るでしょう。

苦しいことを1つ経験したことで、大切なことも1つ気づかされます。

辛いことも前向きに考えると、気力やモチベーションが高まっていき、困難を乗り越えやすくなります。私は何よりカツ丼を食べることがモチベーションでした(笑)

骨がしっかりと安定するまであと1ヶ月ぐらいはかかると思われますが、前を向いて楽しみながら立ち向かっていきたいです。

顎変形症の手術から3ヶ月経過。術後に困った食生活と次の入院・手術日が決まる

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