お金がないけれど家が欲しい。ココに気をつけろ！値段重視で家を選ぶと子供が悲劇に遭うことも
日本の家の値段は、バカ高いです！
なぜ何千万円もするのか、まったく理解出来ません。
家の値段なんて何万円でいいじゃん。ダメ？（無理）
家を買いたいと思う理由は、動物の本能なのでしょうか？
愛する家族を守るために、安心した家を手に入れたいために、マイホームを欲しい人はとても多いはずです。
「でも家を買うお金って、我が家にないよね？」
貯金なんてまったくないけれど、生きていく中で家を買わなければならない時がどうしても訪れます。
「よし！我が家でも買える価格で家探しだ！」
ちょっと待った！
その考えで家探しをすると後悔して、かわいいお子さんが泣くハメになるかもしれませんよ？
予算重視で家を建てた元同僚の話
私の派遣社員時代の派遣先の男性社員の方は、とても仲が良い方でしたので、何でも話し合えた方でした。
私より5歳年上の方で、お子さんは未就学児が2人いらっしゃいます。
仮の名前ですが、「田中さん」としておきましょう。
田中さんは、子供の小学校入学に合わせて、マイホームを建てる計画を立てました。
家は、子供の頃からの憧れである「注文住宅」を建てるのが夢だそうです。
「とにかく外観は立派な家が建てたいんだよ。」
3匹の子ぶたの話に憧れていたのでしょうか？
吹き飛ばされないような、頑丈なレンガ造りの家が夢なんだそうです。お金の詳細までは知りませんが、どう考えても高収入じゃないでしょ？
奥さんも専業主婦って事は、世帯年収400万円ぐらいでしょうか？（余計なお世話）
「上物にお金使いたいから、東京の郊外に家を建てるんだ。」
なんと東京郊外の駅から徒歩40分以上はかかる土地を選択しました。どう考えても東京郊外のその土地代なんて、相場を見たら1,000万円ぐらいでしょうか？
4,000万円の住宅ローンを組んだというから、すごい金額ですよね。
お金がないなんてウソでしょうよ！
我が家も頭金なんてなかったですが、頭金なしでよく住宅ローンを組めたなぁと思います。
建物に75%の費用をぶっこんだ田中さんは、東京郊外の周りは畑が1面に広がる世界のど真ん中に、ポツンと赤レンガの重厚な家が完成したのでした。
近所の住民層を調べたら、とんでもない家だった
「家の住み心地はどうなんですか？」
田中さんに、私が飲み会の席で聞いたときのことです。田中さんは、何だかまったく浮かない表情をしていました。
「それがさ。隣の家の人、背中に刺しゅうがあって・・・。」
隣に住んでいる20代の若いお父さんの背中には、でっかいトラの絵が描かれていたそうです。
引っ越しの挨拶に行った時に出てきたお父さんは、上半身裸だったそうで、後ろを向いたらガルゥゥーっていうトラがバッチリと見えたそうです。
「子供もさ、男の子金髪で後ろ髪だけヒョロッて長いの。」
よくヤンキーの小学生の男の子って、後ろ髪だけ長かったりしません？
あんな感じの子がウヨウヨと近所中にいるそうで、田中さんのお子さんはまったく輪に入れないそうです。
「すごい土地のくじ引きましたね・・・。」
うなだれながら話す元同僚に、私からこれ以上掛けられる言葉はありませんでした。
子供が学校に上がったらとんでもない学校だった
「学校もすごくてさ。授業にならずに学級崩壊なんだよ。」
学校に来ている子の70%は、なんと地主一族の子達ばかりだそうです。働かなくてもいいような家庭に育って、甘やかされて育ったのでしょうか？
小学生からまったく先生の話を聞かないし、机やイスはメチャクチャだそうです。
中学校なんて、もっとひどいそうです。
竹刀を持ったボンタン姿のヤンキーばかりで、先生に暴力を起こして事件になったこともあったそうです。
「子供もさ、もう学校行きたくないって・・・。」
なんとお子さんは、あまりにもひどい荒れた学校のせいで不登校児になってしまったそうです。
今、田中さんは、本気で引っ越ししようか悩んでいるそうです。
建てもの重視で建てた家は売りづらい
元同僚の方は、試しに家の価格を知りたくて査定をしてみたそうです。
値段を聞いてびっくりです。
建ててわずか1年ちょっとですが、なんと1,500万円ダウンだそうです。我が家を売った時に背負った借金額500万円より強者がいたなんて、正直不動産というものにショックを受けました。
理由は簡単です。
誰もが買いたい土地ではない。
人が欲しい仕様の家ではない。
上物ばっかりに目を奪われた結果、自己満足バリバリの家を立てたからです。
しかしいざ売ろうとしたら、売ることが出来ません。
「そんな駅から40分以上もかかる家なんかいらない。」
「そんなこだわりがありすぎる家なんて欲しくない。」
土地の値段を無視して自己満足の建物重視で建てた家は、一般的な評価額は限りなく低いのです。
家選びではここに気をつけろ！
不動産の価値って、一体何でしょうか？
「土地」です。
土地がすべてです。
今回土地の安さに惹かれて買ったことが、思わぬ悲惨な結果を生み出してしまいました。
それなりの土地の価格しか買えない人達だらけの街に、住むことになってしまったのです。
値段重視で土地選びをすると、住民層リスクがあることは覚えておいて下さい。
安い土地でも温厚で心優しい方はたくさんいます。むしろそっちの方が多いと思っておきましょう。
でも田舎でのんびりとしたイメージだけで買うと、自ら墓穴の穴を掘ることになります。
自分の足で学校に確かめに行く。
学校の雰囲気がどんなか評判を聞く。
そして売る時のことを考えて家を買う。
勝手に決めつけて、自己満足で買わないことが大事です。
今回のような実例は本当によく聞きます。恋と一緒で、家を建てるとき周りが見えなくなってしまうからです。
冷静沈着になって、本当にそこが自分たちにとってふさわしいかどうかしっかり考えてみてください。
私も一戸建て購入失敗していますから、買ってしまった後でも大丈夫ですよ。
家ごときで、人生あきらめないでください。
かわいいお子さんが悲しい目になんて、親としては遭わせたくないですね。
客観的な視点と自己満足のバランスをしっかりと意識して、素敵な家探しをしてみてくださいね。
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「家を買いたいけれど、どうやって選んだらいいかわからない。」
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