2015年5月27日 -PR-

育児休業明けの職場復帰後に会社に文句を言うのはやめよう。世の中思い通りならないことに気づこう

「また保育園から呼び出し。おととい休んだばかりなのに・・・。」

数ヶ月から1年ちょっとの育児休業を経て、ようやく張り切って復帰したのに、思うようにいきません。

ちゃんと仕事をしたいのに、思い通りに仕事が進みません。

「子供が熱を出したので、お先に失礼します。」

仕事を投げ出して帰る罪悪感って、心がえぐられるようにつらいですよね。

そんな時に決まって同僚からは、冷たい視線を投げかけられます。

つらい、この時の無言の視線ほどつらいものはありません。

自分のことなんて誰もわかってくれないし、誰よりも働いているし、頑張っています。

「子供がいないアイツになんて、私の気持ちがわかってたまるかー!」

ちょ、ちょっと待ってください。
怒る気持ちもよーくわかります。

でも怒りで爆発する前に、ちょっとだけ考えてみませんか?

職場復帰したばかりのワーママさんの行動が理解出来なかった

私は、かつて働いていた会社で24歳の若きワーママさんが、まったく理解出来ませんでした。

彼女は生後7ヶ月の子を預けて、職場復帰したばかりでした。

保育園に預けたばかりで子供が0〜1歳の時って、お熱は当たり前のように出るんですよね。

子供がいるから残業が出来ないことは、私もよくわかっていました。

しかし、会社の電話は1日に1度は保育園からの電話です。

「またお熱で呼び出しなのかなぁ・・・。」

予想通り的中で、バタバタと仕事を私に投げて帰っていく姿が正直理解出来なかったです。

子供がいれば、仕事は投げ出していいの?
子供がいれば、早く帰っていいものなの?

子供がいなかった当時の私には、彼女の残業分も変わりにやらなければならず、毎日22時ぐらいに帰宅が当たり前の生活になっていました。

仕事を押しつけて帰る彼女が、どうしても理解出来ませんでした。

フロアの中ではバチバチの目で彼女を見ていたことでしょう。

私、すごいイヤな人になっていたと思います。

彼女もイヤな視線は感じていたようでして、とても仲が悪かったです・・・。

反対の立場になってみて改めて彼女の大変さがわかった

その会社を辞めてから再就職してから3ヶ月後に、なんと妊娠が発覚しました。

まだ仕事なんて覚えたてです。
何やっているんだ私はと・・・。

育児休業後、3ヶ月でフルタイムで職場に復帰しましたが、生後3ヶ月の子ですから当然呼び出しラッシュです。

「みきさーん、保育園からまたお電話です。」

またって付けられることが、正直つらかったです。

今日中にやらなければならない仕事があるのに、一体どうしたらいいのよ。

子供が今頃熱でウンウンうなされているから帰らなきゃ!

もう頭の中がパニック状態です。

仕事に子供の呼び出しなんて、まったく関係ありません。
自分の代わりに、他の人が仕方なくやるしかありません。

「お願い!あとはやっておいて!ほんと申し訳ない。」

同期の子に無理やり仕事を押し付けて、急いで保育園にダッシュです。

「同期の子、メチャクチャ迷惑していただろうなぁ・・・。」

以前彼女が感じていたことが、ここでようやくわかったのです。

私やほかの人から、どれだけ冷たい視線を浴びていたことだろう。

彼女は帰る時に、どれだけつらい思いをして帰ったことだろう。

反対の立場になってから、初めて反対の立場の人の気持ちがわかるようになったのです。

育児休業を取らせてもらったことに「感謝」しよう

「お前に私の気持ちがわかるかー!」ってキレたくなる気持ちは、すごい良くわかります。

仕事だってやりがいもなくなるし、残業だって思いっきり出来ないからです。

呼び出しばかりで有給休暇もなくなるし、最後に評価が最悪になってイライラ爆発ですよ。

正直働いていられるかー!って、投げやりモードです。

でもそのイライラと不満ばかりで働いている姿勢って、周りにも伝わります。

イライラしながら働くワーママさんって、見ていて近づきがたくとても怖いものです。

だから文句を言うことを、今後やめてみませんか?

育児休業って実は、取れる女性の方が少ないのです。
復帰出来たことは、とてもありがたいことなのです。

ほとんどの人が条件が合わなくて続けられずに、泣く泣く働くことを断念していっています。

なりたくなくて専業主婦になった人も、世の中にはたくさんいます。

育児休業を取って無事に復帰出来たのも、会社が倒れずに頑張ってくれていたおかげだなぁと。

机もイスも片付けられずに、よく1年間保管していてくれたなぁと。

自分の分まで頑張ってくれた人達に感謝をすれば、文句を言いたくなる気持ちもスーッとどこかに行ってしまいます。

育児休業を取らせていただいたこと、代わりに仕事をしていただいたことに「感謝」の気持ちを持つことが大切です。

育児休業後に時短かフルタイムかで悩んでいたこともありましたが、復帰してから辞めずに働き続けてきて本当によかったと思っています。

育休復帰後は時短勤務かフルタイムか悩み疲れたとき、自分が大切にしたい役割のバランスを考えよう

世の中思い通りにいかないことに気づいていこう

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そもそも世の中なんて、思い通りにいかないことばかりです。

思ったとおりに出来ることの方が、実はとっても少ないです。

未婚者であるか既婚者か。
子供がいるのかいないのか。

専業主婦かワーキングマザーか。

無理やり分かり合おうとしても、やっぱり無理です。

これって、トマトのタネからきゅうりを実らせようと思うぐらい無理です。

上司や同僚など思い通りに変えることが出来ないと思っていた方が、とっても気楽ですよ。

思い通りにならないからイライラするのです。

世の中思い通りにいかないことに、気づいていきましょう。

人に感謝して懸命に働いていれば、「信頼」という預金残高もどんどん増えていきます。

「銀行」も信頼を預けてくれれば、「利子」までつけてくれます。

いまはほんと少なくて、泣きたくなるほどですけれどね。

復帰明けで思い通りにならなかったら、ありのままの状態を受け止めてみましょう。

「今日は信頼貯金崩してしまったけれど、また明日からコツコツ積み立てていこう。」

ちょっとポジティブに発想を変えるだけで、楽しくなってきませんか?

文句が言いたくなったら、誰にも見つからない「自分だけのノート」に殴り書きするのもおすすめですよ。

私はいっぱい書いていましたよ・・・。
まだ引き出しに大事に取ってあります。

読み返すと、何だこりゃ?って、吹き出してしまいますけれどね・・。

色々と工夫して楽しみながら、仕事と子育ての両立をほどほどに頑張ってくださいね。

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