東京と田舎を移動する「二拠点生活」ってどうなの?メリットとデメリットを聞いてみた

森の中の景色

同じ場所を行ったり来たりするだけの時代も終わり、住む場所も働く場所も、実はもっともっと自由になれる時代に変わりつつあります。

毎日のように満員電車に揺られ、夜遅くまで光るビルの中で働いていると、大自然の中でのんびりと暮らす”田舎暮らし”に憧れを抱く人もいるのではないでしょうか?

しかし、仕事や学校のことを考えてしまうと、生活拠点を変えることは、なかなか容易ではありません。

いきなり移住してしまうのではなく、平日は都会で、週末は田舎で暮らすという「二拠点生活」という新しいライフスタイルがあるのをご存知でしょうか?

私も移住にとても興味があるのですが、最近、知り合いの友人が二拠点生活をしていることを知り、色々とお話しを聞いて参りました。

そこで、二拠点生活のメリットとデメリットをご紹介したいと思います。

週末だけ田舎で暮らす「二拠点生活」とは?

海を眺める人

二拠点生活とは、文字通り生活拠点が2つあるという状態のことです。「二つの」という意味の単語である「デュアル」を使い「デュアルライフ」とも呼ばれ、2つの地域に拠点を持ち生活することです。

大抵は「都心と田舎でそれぞれの拠点を持ち、行き来すること」を指します。平日は都心の家で過ごし、休日は田舎にある別の家に住むというパターンが多いです。

最近は二拠点だけではなく、生活拠点が多数ある、または頻繁に拠点を移動させる生活を送る方も多く、多拠点生活をするために家のサブスクリプション(定額サービス)を利用する人もいるとか。

月額の利用料がかかりますが、全国各地の空き家や別荘などの物件に住めるというメリットがあります。

二拠点生活が注目される理由とは?

なぜ、ここまで二拠点生活が注目されているのか?

最近では、共働き子育て世帯が多くなり、2人の職場に通いやすいように都会のマンションなどで暮らす核家族が増えてきています。

都心部ですと、子どもの教育に熱心な方が多く、学校の選択肢も広がるため、その傾向にも拍車をかけています。

とはいえ、都会の無機質な空間の中で、日々の忙しさに追われて過ごしていくうちに、刺激が欲しくなり、不安を感じることもあるのではないでしょうか。

わざわざ移住せずに旅行すればいいのではないかと思いますが、旅行は「観光」が目的。二拠点生活は、リフレッシュが目的になります。

海や山という大自然の中で、時間に追われることなくゆったりと過ごせる田舎生活に憧れ、二拠点生活に魅力を感じている方が増えているのではないかと思われます。

二拠点生活のメリット

二拠点生活にはメリットとデメリットがあります。まずはメリットから見ていきましょう。

非日常空間を味わえる

バーベキュー

普段、ビル街などの近代的な町と離れた場所で生活を送ることで、非日常を味わうことができます。

田舎のおうちの庭でバーベキューを楽しんだり、夜空の中に瞬く星をボーッと眺めたり。都会の中ではあまりできないことが、二拠点生活では楽しむことができます。

友人は「狩猟免許を取得し、イノシシや鹿などのジビエ料理を楽しんでいる」のだとか。自ら銃を持って狩りをするなんて、都会では決して味わえない醍醐味です。

平日と休日とでオンとオフを切り替えられる

平日は都会で仕事、土日は田舎でゆったりと過ごすことで、生活にメリハリが生まれます。

「週5日、仕事を頑張れば、週末はのんびり田舎でバーベキューができる」と思って仕事をすれば、5日間モチベーションがアップするかもしれません。

新しい交流関係ができる

都会の生活を続けていると、知り合う人はどうしても同じ会社や取引先などに偏ってしまいがち。毎日同じ人と会うばかりで、刺激も何も感じられなくなってしまいがちです。

しかし、田舎暮らしの友人は「知らない人はいないかも・・」と言う通り、町中が知り合いになるとか。

普段の生活では知り合えないような方々とも出会えることで、新しくて豊かな人間関係を築き上げることができるようになります。

二拠点生活のデメリット

家

住居費用が増える

完全な移住とは違い、週末移住は「家」をもう一つ増やすということ。住居をもう1つ構えることで、住居費だけではなく、家賃や光熱費の支払いも増えていきます。

移動が大変

二拠点目が自宅から離れているほど、移動に時間がかかってしまうため、週末に行くだけでも億劫になってしまう可能性もあります。

「行きたい!」と思えるほど気に入った街であれば良いのですが、「隣に住んでいる人が、ちょくちょく遊びに来て嫌だなぁ」と考えただけで、二拠点目に行くのさえ嫌になってしまうかもしれません。

掃除が大変

週末移住となると、持ち家を購入もしくは賃貸契約し、住居を持つことが必要になってきます。

建物内の清掃や庭の整備など、さまざまな管理が必要になってきますので、行くたびに掃除や手入れが必要に。掃除ばかりでのんびりできない可能性もでてくるかもしれません。

平日は窓の換気も兼ねて、他の人に貸すなどの工夫が必要になってきます。

人間関係で悩むことも

田舎暮らしは人と人との距離が密接であるため、誰がどこで何をしていたかまで把握していることが多いです。

知人も「今日、車なかったけれど、どこかにおでかけでも?」と、近所の方に聞かれることも度々あるとか。

良いウワサならいいのですが、人付き合いを怠っていると、悪いウワサをばら撒かれ、あっという間にその地域にいられなくなる可能性もでてきます。

二拠点生活のメリットとデメリットを考えながら移住を考えよう

景色を眺めている犬

週末だけ田舎暮らしと聞くと、非日常空間のなかでリフレッシュでき、メリハリがついて良さそうと思ってしまいますが、住居の維持や掃除をする時間も必要です。

完全移住のときとは違い、週末の家の維持・メンテナンスはどうしたらいいのかも考える必要があります。

現在は二拠点生活者向けの住宅メンテナンスをしてくださる業者の方も出てきていますので、そういったサービスを利用するのも一つの手です。

友人の場合、平日は近所の方に部屋を開放しているそうで、地域ぐるみで家の管理をしているみたいです。

それなりに住居費はかかるみたいですが、「週末の山登りやバーベキューが楽しすぎて、平日頑張ろうと思う!」と、笑顔で話していました。

二拠点移住のメリット、デメリット両方ありますが、メリットのほうが大きいと感じたら、ぜひ検討してみてくださいね。

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