会社に行くのがつらいから辞めたい!転職して逃げ出したい時に環境のせいにしてもしょうがない
「こんな人をコキ使うような上司と一緒に仕事したくない!」
「同僚と全然仕事がうまくいかないから転職したい!」
会社に行っても、上司や同僚、後輩と自分と全然ウマが合わなくなってしまい、会社に行くのさえしんどくなることがあると思います。
仕事自体は好きでも人間関係でうまくいかなくなると、仕事も何もかもが嫌いになってきてしまいます。
私の所にも「会社を辞めたい!」という相談が結構寄せられるのですが、圧倒的に今の会社の人間関係がイヤだからという理由がとても多いです。
私も人間関係がイヤだから辞めたことが何社もありますので、つらい気持ちがすごくよくわかります。
でも、会社がつらいから辞めたいと思った時、もう少しよく考えて欲しいことがあるのです。
転職時にネガティブなことをいう人は、成功する確率は低い
派遣社員時代にあまりにも社員の方の対応がひどすぎて、転職しようかと私も悩んでいたときに、転職コンサルタントの方に聞いたことがあります。
転職活動が成功するかしないかは、転職したいと思う動機で8〜9割が決まるそうです。
書類選考時は、ほとんどの人のレベルが似通っていたりするわけです。
「今の会社がブラック企業で、もうイヤで仕方がない・・。」
給料や労働条件に不満があった。
仕事がつらいから辞めたかった。
上司や同僚との人間関係がイヤで、雇用条件に不満があったなどのネガティブ理由は、人事の人は採用したくないワケですよ。
ブラック企業でも、労基法違反のような劣悪な労働環境・パワハラやマタハラ、悪質過ぎる嫌がらせや不可抗力で倒産してしまったなど、仕方がない事情もあることでしょう。
そういった仕方がない理由じゃない限り、ネガティブな転職動機は、あまりいい結果になりません。
今の現状がイヤで逃げ出したくて、将来への明確なビジョンやポリシーが感じられない、「現実逃避」になってしまうからなのです。
「こんな人が当社に来ても同じ結果になる、トラブルを起こしてまたイヤになって転職するだろうな。」
今の会社で仕事ができない人は、新しい会社に来ても仕事ができない。
一定の実績を残さないで転職する人は、悪循環に陥ってしまうのです。
仕事ができないから、環境のせいにして文句を言う
「自分が希望の部署にいけないのは、会社の制度が悪い。」
「仕事内容に対して、あまりにも給料が安すぎる。」
会社や周りの環境のせいにしてしまう人ほど、自分に自信がない人が多く、仕事ができない人が多いです。
仕事ができないから、自分のことを置いてほかの人や周りのせいにしたいんですよね。
仕事以外でも同じです。
お金がない、彼女や彼氏ができない、お前のせいでおれはいい会社に入れなかった、旦那のせいで買いたいものが買えないなど、何でもかんでも人のせいにする人がいます。
ハッキリ言って、見ていてとってもみっともないです。
確かに環境が悪くて失敗を誘発してしまったかもしれませんが、周りに文句を言った方が、自分が責任を追わなくて済みますからラクなのです。
でも対策を立てずに、行動もせずに文句を言う方にも非があると言えます。
環境が悪いことなんて、どこの世界にも同じようにあります。
プロのスポーツ選手なんて、悪条件でも結果をきちんと出す人はたくさんいます。
雨が降ろうが嵐になろうが、観客からつらいヤジやペットボトルが投げ飛ばされても、結果をきちんと出している人は周りのせいになんかしていません。
環境のせいにしてただ文句を言っている人なんて、すごいかっこ悪いです。
責任転嫁ばかりしているただのクレーマーと、何も変わらないのです。
どこを探しまわったって、理想の居場所なんてない
給料がよくて、楽にお金が稼げて、上司がイチローや天海祐希さんのようにかっこ良くて優しくて、残業もなくて、やりがいもある仕事ができて、みたいな会社なんて、、
どこ探したって、あるわけないでしょ!
きっと自分に合ったステキな理想の居場所があると思って、今の居場所からフラフラ〜って自分探しの旅に出掛けても、永久に理想の「居場所」は見つかりません。
自分の最適な居場所が、すでにどこかに存在するわけじゃないんですよ。
自分の居場所は、自分で切り開いていくものだからです。
環境が悪い、人が悪いって周りのせいにして批判ばかりして、自分自身を批判せず課題を見つけて行動しない人は、単純に自分に甘い体質だからです。
どこの場所に旅だっても、「あいつが悪い」「会社が悪い」「政治家が悪い」「日本なんて死ね」って言っていると思います。
環境が悪いから自分は結果がでなくて、イライラしてむしゃくしゃして、人に甘えたことを言っている甘ったれなのです。
つらくてくじけそうな時の対処方法を見つけよう
自分の居場所を見つけるために転職活動をしたいけれど、なかなか見つからない。
会社を辞めたいのに、行き先がなかなか見つからずにつらくてくじけそうになってしまうことがあるかと思います。
よくサラリーマンが1人で、公園のベンチで肩を落としているシーンなどがありますが、1人でショボンとしていると余計に落ち込んでしまいます。
そんなときこそ、あえて普段できないような積極的な行動を取ってみましょう。
図書館に行って、今まで読めなかった本を読んでみる。
忙しくて行けなかった映画やコンサートに行ってみる。
普段行けない場所に行って、普段やらないことをしてみると気分転換となって、いつの間にかリラックスするものです。
「元気出さなきゃダメだ。」って、無理やり元気をださなくていいのです。
あまり強く気分転換だって意気込んでしまうと、返ってストレスになって自分を追い詰める結果になりかねません。
ある程度気分転換する方法を見つけて、自分の弱音をポロッと出せる相手を見つけておきましょう。
1番は何と言っても家族です。
恋人や本当に気の許せる友人でも構いません。
グチでも涙を流しながらでもいいので、今のつらい苦労やストレスを包み隠さず話すことで落ち着いてくることでしょう。
いざというときは、つらい時の対処方法を知っておいた方がいいことを、心の中で忘れないで下さい。
現状を変えていけるのは、変化に挑もうとするあなた自身
あいつが悪い、会社が悪い、バカ、アホ、死ね!
たしかに批判は、正しいこともあり、悪いところはズバリ指摘して改善していくべきです。
文句を言わないと、いつまで経ってもよくなっていかないからです。
しかし、文句に近い批判をする姿はとってもかっこ悪く、批判をする人の真の目的はストレス発散と優越感であることが多いです。
ストレスがたまってイライラしているから、暴力もふれないから口先ですっきりしたいために批判して優越感に浸るのです。
どうせ批判をするのなら、世の中や社会を批判するより自分を批判することです。
イライラして批判を言うのではなく、結局は自分が変わって自分の力で切り開いていかないと何も変わりません。
どこの会社に逃げようと、どこの自治体に逃げようと、外国に逃げようと、宇宙に逃げようと一緒です。
逃げるように行ったところで、むしろ日本にいた方が安全で暮らしやすかったと、後悔してただ戻ってくるはめになることでしょう。
自分の目の前にある現状から逃げられません。
目の前の課題をただクリアしていくしかないのです。
目の前のイヤな課題と向き合うことは、とってもしんどくて苦しいです。
「全力を尽くした」
「体当たりしてみた」
でもどこにも逃げずにまずはドン!とぶつかって、戦ってみてください。
相手を変えることも、自分そのものを変えていくのは難しいかもしれません。
でもその時々の環境や文化に合わせて、相手に自分の見せ方や出し方は、コントロールして変えていくことは可能です。
現状を変えていけるのは、あなた自身が変わることなのです。
人生を変えていくのはとっても大変かもしれませんが、変わるからこそ、挑む意味があるのです。
「不満解消」と「現実逃避」では転職はうまくいきません。
「外の世界を知って、別の仕事にチャレンジしてみたい!」
転職は素直な気持ちを自分に問いかけてみて、明確で前向きな理由が見つかったときに、はじめて1歩を踏み出していって欲しいです。
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