2016年3月11日 -PR-

生きる気力がないほどつらくて苦しいあなたへ。つらい悲しい別れの経験こそ人間の器が深く変わる

「もう生きる気力が全然わかない。死にたい。」

人は生きていると、突如として思いがけない深い悲しみに襲われて、絶望の淵に立たされることがあります。

朝は元気よく手を振っていた人が、突然の事故でもう会えない人となってしまった。

突然家族が病に倒れてしまって、普通の生活が出来なくなってしまった。

心から愛する人から、突然裏切られて信用出来なくなってしまった。

つらくて悲しすぎて、泣きすぎて涙が体中からもう出なくなってしまうほどになってしまうと思います。

もう私は生きていけないんじゃないかと思ってしまうほど、つらい悲しみのどん底に突き落とされてしまった時、一体どうしていったらいいのでしょうか?

苦しくてつらいと思った時、運命を恨む気持ちは仕方がない

「自分がこんなにもひどい人生になったのは、親のせいだ。」

「お金がないのは、貧乏な家に育ったせいだからだ。」

自分が苦してつらい状況にあっている最中は、どうしても自分自身の運命を呪い、誰かのせいにして恨んだりするかもしれません。

私の父親は、私が19歳のときに大量の借金を作って車の中で自殺しました。

突然、目の前から消えていなくなりました。

この世に残って父の「汚点」まで背負うことになった私は、どれだけ身勝手な父親を恨んで生きてきたことでしょうか?

気持ちがつらすぎて、うつになって立てないほどつらかったため、大学に通うことも出来ず、涙で布団がグチャグチャになって死んだような生活を送っていました。

悲しい時に、人を恨んだり妬んだりすることって、親からダメと言われて育ってきたかもしれません。

でも私は、生きられないほどつらくて苦しい時は、感覚がなくなるほど自分の運命を呪うことは仕方がないことだと思っています。

だってその気持ちのやり場が、自分の中でどこにも吐き出せないんですから。

ただし、人に攻撃を加えたり、人が悲しむようなことをしてはいけません。

自分自身を傷めつけても、ただ痛いだけで苦しいだけです。

自分の中でその負のエネルギーをグッと感じ、ひたすら時が過ぎるのを耐えましょう。

苦しい渦中の時は本当にしんどくてつらいですが、涙が全部心のタンクから枯れ果てるまで、もがき苦しんでください。

痛みがスーッとなくなるまで、1日、3ヶ月、1年、3年以上かかるかもしれません。

一生忘れられないかもしれないけれど、ズキズキする痛みは時間と共にスーッと消えていくはずです。

「時間」という魔法の薬が、負のエネルギーを和らげてくれることがありますので、まずはその薬の効果を待ってみることにしましょう。

今とってもつらいと言うことは、これから幸せになっていくだけ

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人とのつらい別れで、今はとっても苦しいかと思います。

時間という薬が解決してくれる、神様は乗り越えられない悲しみは与えないはずだって思っていても、やっぱりつらいものはつらいです。

「こんな悩みなんてなくなれば、いい人生になるのに!」

そう思いたくなりますが、実は違います。

今のつらい出来事があったからこそ、今のあなたは幸せで、これからどんどんよくなっていくのです。

周りの人たちが幸せそうにしていると、悩みのない人がうらやましいと思っていた時期がありましたが、そうではないのです。

死にたいほどつらい悩みは、人生を大きく変えるチャンスなのです。

あのつらい時にたくさん悩み、働き方や生き方についてとことん考えたからこそ、私は自分の成長につなげることが出来たのだと思います。

不幸な道を歩いていくのかと思っていたのですが、実は大きく変えるチャンスがあったことで、幸せへの道を歩むことになったのです。

つらい時こそ、真っ黒い自分の心を真っ白い自分に変えていってやろうと思ってみてください。

「私は今つらいから、これからよくなっていくだけなんだ!」

これ以上の底がないぐらい落っこちてしまったら、後は底から少しずつ上ってくればいいだけなのです。

焦る必要なんて、まったくありません。

1歩ずつ、少しずつ登る時、空を見上げて目に入る光景は、キラキラと輝く光のはしごがあなたに向かって待っているだけなのです。

人とのつらい悲しい別れを経験すると、人間の器が深くなる

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私の父が突然いなくなって、自分自身で受け入れるまでに何年かかったことでしょうか?

もう20年近く前の事になりますが、時間という「魔法の薬」のおかげで、いつの間にか人に話せるまで立ち直ることが出来ました。

ほんとにいつの間にかです。
はっきりと覚えていません。

「つらかった思い出」が、私の人生にとって「印象に残るいい思い出」となって変わっていきました。

悲しい別れを1度経験して「つらい免疫」ができたのか、つらい出来事が日常的に起きても、すぐに感情的にならずに落ち着いて考えられるようになりました。

これはなぜでしょうか?

確かにつらい別れを経験した時は、人を恨むぐらいつらかったのですが、色んなことをもっと哲学的に考えられるようになってきたのです。

人との別れがあれば、再び新しい人とのいい出会いがある。
つらい経験をしたことで、人の痛みをわかってあげられる。

別れたら次があるさ!って、ネガティブな気持ちをポジティブな気持ちに変えていけるようになったのです。

胸がズキズキと痛むほどつらかったからこそ、同じ立場で悩む人の気持ちをわかってあげられるって、誰にでも出来ないステキな事ではないかと。

自分が同じように苦しんだ問題を解決してあげられることは、私にとって何とも言いがたい喜びとなっています。

つらい経験が、人としての器をとっても大きく変えてくれて、「漆塗りの器」ようにしっとりと深い味わいに変わっていったのです。

たくさん流した涙で濡れた心が、乾燥するまでとても長い時間がかかるのは、漆の「水分」が乾燥するのに時間がかかるのと同じことです。

1度固まったのに、また涙でふにゃふにゃになって剥がれ落ちてしまう出来事だって、この先に何度も出てくるかもしれません。

そんな時は、もう1度やり直せばいいのです。

色んな出来事を経験した後のあなたは、どんなにつらい事にも負けないほどに頑丈になって、ピカピカに光輝くようになっていくのです。

何層にも重ね塗りされた結果、人としての深みがどんどん増していくのです。

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