老後の生活が1人でもお金がなくても幸せになれる生き方。人生の満足度を上げるために必要なこと

老後の生活なんて、20代や30代前半の頃はほとんど意識していませんでした。

でももうすぐ40代を迎えるにあたって、すでに人生の半分を折り返してきたんだなと思うと、残りの人生ってどうやって過ごそうか気になってきてしまいます。

将来は年金が破綻するとか、会社をやめて稼げる所がなくて生活が貧しくなるとか、パートナーともいつかお別れするときがくるとか。

「1人暮らしのアパートで、誰にも気が付かれずに死んだらどうしよう。」

暗くて悲しいことを考えだしたら、もう生きていけないですよね。

独身でも既婚でも、いつか老後は1人ぼっちになる時が訪れますから、お金や自分の体や住居や墓まで、心のどこかでやっぱり不安になってしまいます。

老後1人暮らしでも幸せそうに生きている人って果たしているのかな?と、ふと考えていたら、とっても身近な所にいたのです。

ボロボロの家で貧乏暮らしなのに、とっても幸せそうな実母

母は20年前に父が亡くなってからずっと1人暮らしをして、すでに70代後半のおばあちゃんです。

40年近く何もメンテナンス出来ないほど、家の中はボロボロですし、専業主婦でずっと年金暮らしをしています。

父に全部お金を使われてしまって、貯金なんてほとんどないですから、家の建て替えはむずかしいのかもしれません。

父が亡くなってからは、父が作った負の遺産整理などで忙しかったものの、整理がついてから5年ぐらいは、介護が必要なんじゃないかと思うぐらい憔すいしきっていました。

ところが人生を楽しんでいるとは、こういうことでしょうか?

 

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「先週鎌倉に行ってお土産買ってきた。明日届くから楽しみにしていてね!」

また旅行に行ったのですね。

鎌倉名物の鳩サブレに、かわいいハンカチや鏡など、実に多くのお土産がゆうパックで届いたのです。

昔のさびしそうな暮らしはどこに行ってしまったの?と思うぐらい、最近はどんどん若返ってきていて、子供の私がびっくりです。

5年前ぐらいからガラケーを持つようになったのですが、毎月1〜2回は地元の老人会サークルの人と楽しそうに旅行に行っていて、「お土産買ったよ」とメールでよく送ってくるように。

老後はずっと1人暮らしだし、お金なんてほとんど持っていなくても、とっても幸せそうなのです。

これを見て、私はあぁやっぱりこういうことなのかと感じてしまったのです。

お金がいっぱいあれば、誰よりも幸せになれるわけではない

生きているうちにお金はやっぱり必要だと思いますし、お金や車、アクセサリーや宝石などのモノで得られる幸福ってあるかと思います。

確かに他の人よりいい収入で、いい家や車を持っていると優越感や満足感で幸せは感じることがありますが、段々その要素が薄れてきたなと。

私も年取ってきたのですかね?

20代や30代の前半ぐらいは「収入が増えれば、きっと幸せになれるはずだ。」とガムシャラに突っ走ってきました。

あの貧乏だった当時よりは収入は増えていますので、昔買えなかったモノが買えるようにはなってきたのですが、あまり満足度は変わっていないなぁと。

競争社会で上に立つことや、誰よりも結果で勝つことがいいことだという風潮に流されて生きてきましたが、地位や名誉を得るだけの生き方って、やっぱり疲れますよね。

ガムシャラに会社に尽くしてきても、「はて?何か残ったかな?」と考えていたら「疲れ」が残っているだけだったり(汗)

収入を多く得るためには長時間働かなくてはいけないし、家族とも会えないし、何が幸福なんだかわからなくなってしまう、それがどんなにお金を得ても幸せだと感じない原因なのではないかと思います。

あくまでも実体験ですよ、お金と幸せって比例しないなぁって。

今でもお金だ、お金が大事だって働き過ぎていて、私は何かを犠牲にしているなって反省ばかりしている日々です・・。

誰よりもお金持ちになりたいって思う反面、誰よりも幸せにはなれるわけではないと心の中では感じているのです。

お金や仕事ではなく、人生の満足度を上げるために必要なこと3つ

お金がなくても老後で1人でイキイキと生きている母を見て、やっぱり人生を幸せにするために大切なことってなんだろう?と、3つほど考えてみました。

1.自らこうしたい!と思う行動力

客観的に見ていて思うことは、自分から進んでやろうとしていることです。

旅行の計画も全部自分で立てているらしく、それがたまらなく楽しい時間なのだとか。

他の人からこうしようとか与えられてやるのではなく、自分から進んでやろうとする欲求を大切にしているのです。

自主的にやることが学びや成長につながり、それが喜びに変わって幸福度につながっているのです。

2.多様な人とのつながりを大切にしていること

同じ会社の人や同じママ友や、いつも同じ人達と毎日同じ行動を取って同じような会話をしているのって、何だか疲れ果てませんか?

人とのつながりを保ち、お互い感謝して助け合うことも大切ですが、同じ人だけではなく色んな人とのつながりが、更に人を成長させると感じます。

特に年を取ってくると、新しい人との関係って築きにくそうじゃないですか?

しかし母は、1つのサークルで同じ人に依存するのではなく、色んなサークルでつながりを持っていてとっても楽しそうなんですよね。

1人暮らしをしていてもさびしくない原因は、この多様性のつながりにあると思います。

友達の数は決して多くはないのですが、色んな人と深い信頼関係を作ることによって、色んな人と話して新鮮な空気を吸いながら幸福を感じているのです。

毎日同じ環境、同じ人、同じばかりは安心なのですが、やはり多様性を求めるってとっても大切な行動力であると感じます。

3.何でもポジティブシンキングで前向き思考!

ポジティブな人って、先天的で生まれつきの性格だとばかり思っていましたが、気持ちの切り替えでいくらでも変われるのだと思います。

20年間、死んでいるかと思うぐらいずっとふさぎ込んで生きてきた母ですが、こんなにも人間ってポジティブになれるのかと思えるぐらい人が変わりました。

やはり色んないい人に巡り会えたからだと思います。

人が人を変えられるのです。

「性格なんて変えられない。」って、ネガティブになることもありますが、人が積極的にポジティブに生まれ変わろうと思えば、自分で変えることは出来るのです。

これには本当に、周りの人達に感謝ですね。

私の兄も昔はいじめられて、ネガティブ人間そのものだったんです。

しかし、中学から1人暮らしをして、色んないい人に巡り会えて180度違う立派な人間に生まれ変わりましたし、母も周りのいい人によって生き返ったかのようになりました。

人に感謝し、他人に親切にし、それが相乗効果になって幸せにつながっていく。

他の人を蹴落としてまでお金や地位を得ようとしたって、何も幸せになんてなれないんだって、ものすごい勉強になったのです。

人生の満足度を上げるために必要な要因、それは見えない豊かさ

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今の自分の夫がいなくなった時、かわいい子供がいなくなった時。

お金がどんなにあっても、お金がなくても、お金基準で幸せの尺度を持ってる限りは幸せな気持ちになんてなれないんじゃないかなと、母を見て思ってしまいまいました。

家や車や収入や役職など、生活満足度は上げることはできますが、心の満足度は安定的に満たしてくれるものではありません。

友人との深いつながり。
愛する人がいる心地よさ。

今まで失敗やどん底にいても、すべてが自分の歩んできた人生と受け入れるポジティブな発想力。

こういったことは、お金では決して買えないかけがえのモノです。

家や車や持っているモノは他人とくらべて幸福感を得るモノですが、精神的な幸福度は他人とは比べることができない自分だけのモノです。

でもね、やっぱりある程度はお金はあった方がないよりは幸せになれることは間違いないですし、モノを持つことで心が満たされることも大いにあります。

でもだんだん年を取ってきて70代や80代になってくると、モノを持つことによる幸せではなく、精神的な豊かさに幸せ度がシフトしていくのかもしれません。

目にも見えずに買うこともできないモノが、心をジワジワっと温めてくれるのです。

私もまだ30代ですが、やはり多くの人に心配されたり、声をかけてくれたり、気にかけてくれたり、どんなささいなことでも助けてくれたり。

そういった目に見えないモノに今はとっても感謝し、心が熱くなるほど幸せを感じていますよ。

そう思うと、幸せになりたいってずっとモノを買うことを追い求めるのではなく、今ここに当たり前のようにある幸せを大切にして生きていきたいですね。

あ、でもお土産でもらった鳩サブレ、これも私をとっても幸せにしてくれました(笑)

鳩サブレ自体もとってもおいしかったのですが、きっとお土産自体よりも、自分のことを考えて買ってきてくれたことに幸せを感じるのでしょうね。

お金があってもなくても、今ある見えないモノを1つずつ大切にして、私はこれからもポジティブに人生を力強く歩いていきたい。

ABOUTこの記事をかいた人

橘 桃音

東京都在住小学校2人の娘を持つ母。機械メーカーで10年間勤務した後に独立。Webサイト運営、ブロガー、ライター。

このブログは家計管理や貯金などお金との向き合い方、自分らしい生き方や働き方を見つけて人生をプラスに変えていける方法を誰にでもわかりやすくお届けしていきます。