2014年12月23日 -PR-

子供のあざ(扁平母斑)を必死でレーザー治療した日々。本人が気になり出したらどうするべきか?

長女には、生まれつき腕の裏に大きなあざがあります。

扁平母斑(へんぺいぼはん)という茶色いあざでして、遠目からでもよくわかるほど、とても大きくて目立ちます。

元気よく産まれてきてくれて無事に退院して、実家に帰ってから沐浴の時に初めて気がつきました。

「お母さん、この子の腕見て!これ何かしら?」

実母はあざであることは知っておりましたが、生まれてくると色々あるわよ、と教えてくれました。

わからないことだらけで、初めての育児です。おっぱいを飲ませている時も、腕のあざが気になってしかたがありません。

「もし変な病気だったら、どうしよう・・・。」

何かあってからでは遅いと思いとっても焦っていましたが、すでに生後半年が経過しておりました。

「思い切って、形成外科に行ってみようかな?」

ネットで調べた近くの形成外科に予約を取って、思い切って受診してみることにしたのです。

形成外科を受診して衝撃の事実が発覚!

「これは茶アザで扁平母斑と言われているアザです。取ることは難しいですね。」

へ、へんぺいぼはん?

盛り上がりのないアザ=扁平なので、そのように呼ばれており、色もミルクコーヒーに似ているから、カフェオレ斑とも呼ぶそうです。

多くは生まれつきで発症することが多いのですが、中には思春期になってから発症する場合もあるそうです。

扁平母斑自体は、悪化することはないそうです。これを治すには手術かレーザー治療が必要です。

でも、手術となると全身麻酔が必要なのですが、レーザーだったら傷がつく心配はないそうです。

レーザーの効果はほとんど実証されておらず、再発しやすいあざであることが判明しました。

「月齢が早いほど、再発率は低くなります。」

悩んだ、悩んだ、すごい悩みました。

「大人になってから、悩んでほしくない。」

高いレーザー治療費でしたが、医療証がまだ使えるうちがチャンスだとも思いました。

夫婦の思いは、だた1つです。

子供がいじめられないか、悩まないかという、将来のことを考えてのことでした。

治療はレーザー治療とのいたちごっこの日々でした

長女は1歳からレーザー治療の日々が続きました。

麻酔テープを貼ってから行いますので、本人はまったく痛みがないようでした。

レーザー治療をした後は、濃い紫色に変色し、余計に悪化したような跡になりました。

この後がすごいのです。

1度ペロっと茶色いのがむけて、むけた後はピンク色のキレイな肌になります。

「ねぇ、これってもう治るんじゃない?」

そういう期待とは裏腹に、1週間ぐらい経過すると元通りです。

「やっぱり再発しちゃうのか・・・。」

自分の妊娠中の行いをふり返りました。
何かいけないことでもしたのかしら?

こんなあざを作ってしまったことに、子供には申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまいました。

通い始めて1年半、一向に治ることはありませんでした。

「どこかで、治療をあきらめないといけないね。」

大事な長女の腕にレーザーをあてることに、罪悪感を感じてきてしまいました。

そして治療2年目に入るときに、いよいよ決断しました。

「もう治療、やめにしよう。」

長女の年齢が、2歳半の時でした。

こうして長女の扁平母斑を消すことへの戦いは、いったん幕を閉じたのでした。

本人はまったくもって気にしていなかった

「もし大きくなって気になりだしたら、どうしよう。」

長女は現在小学1年生です。自分の皮膚には本来ないものがあります。

他の子にはないのに、自分にはある。

そういう事は理解が出来る年齢です。でも、1度もあざの事を口に出したことがありません。

見るからにとっても大きいあざですが、心の中のあざはとても小さいのかもしれません。

実は腕の裏にあるので気づいていないのかもしれませんし、気がついているけれど気にしてないのかもしれません。

でもあざの事をわざとらしく聞くに聞けません。

「本人が気にするまで、そのままにしておこう。」

わざと言ったら余計に気にしてしまうでしょう。
そう思ってから6年が経過しようとしています。

もし突然聞かれたら、どうしよう。

親としてどう対処したらいいか?
どうとっさに答えたらいいか?

日々悶々としながら、答えを探している自分がいます。

生まれ持った特徴を活かして生きていこう

「アザは素敵なチャームポイントだと答えよう。」

これは、神様が与えてくれたチャームポイントです。

特性を生かす生き方が、最も自然でしょうか?人間という分類で生まれて来たことに、何も変わりはありません。

手もあり足もあり。
顔も耳も口もあり。

見た目は、人間という特徴に変わりはありません。

犬は犬に生まれ。
鳥は鳥に生まれ。
花は花に生まれ。

それを生まれた特徴として、活かして生きています。

人間という分類からしたら、生物学的には形も大した変わりはありませんが、大きな違いはなくても、小さな違いはたくさんあるはずです。

生まれつきの違いに従って生きることが、最も自分らしい特徴を生かした生き方となります。

外見上の違いはあって当然です。同じである方がおかしいことを、子供に教えてあげる必要があります。

「これがあなたの素敵な特徴よ。」

特徴は、その人を示す「ユニークID」です。

長女の腕にあるチャームポイントは、自分の存在を表現する大事なものなのです。チャームポイントを反対に活かした生き方を考えていきたいです。

私だって年齢が上がるにつれて、イヤになってきたところたくさんありますし、「シミ」という数えきれないほど、たくさんの特徴があります・・・。

男の子を意識して思春期を迎える前に、同じ女性としての思いを私は伝えていきたい。

大きくなってから長女に気にしているか聞いて衝撃を受けた出来事です

子どもがいじめにあっていた衝撃の事実が発覚。いじめられた経験はよき免疫となって人を強くしていく

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