どうしても禁煙が出来ない人必見!夫が10年前に禁煙に100%成功した方法
「どうしたら、ちゃんと禁煙が出来るのかな?」
禁煙を何度も頑張っても出来なくて悩んでいらっしゃる方は、とっても多いのではないでしょうか?
私の夫は以前は猛烈なヘビースモーカーでしたが、9年前に禁煙に成功することが出来ました。
成功した後、1本も吸っているのを見たことがありません。
100%成功したと言っても、過言ではありません。
ちなみに妻の私は、人生で1本も吸ったことがないため、禁煙がつらいという気持ちがまったくわかってあげることが出来ません。
「きっと夫の禁煙方法が、何か参考になるかもしれない。」
そう思った妻は、夫に禁煙方法について書いてもらうために、ブログ記事作成をお願いしてみました。
もう校正するのも面倒くさいので、そのまま載せることにしました。
「自分」は「妻の私」ではなく、「夫」ですのでご了承下さい。
禁煙でお悩みの方は、ぜひ夫自らの体験記を参考にしてみてください。
なぜ、自分はタバコを吸い始めたのか
自分はもともと、家の中にタバコを吸う人がいない家庭でした。
そのため普通に学校へ行って大学にでも行っていれば、タバコを吸うということにはならなかったのでしょう。
しかし、現実は金銭的に苦しく、16歳から働かなければなりませんでした。
中卒や高校中退の人が働いているとしたら、やはり工事現場です。
しかも20年前の工事現場といったら、働いている人の質も鑑みると、休憩時間=タバコなわけです。
要するに、タバコを吸わない人は、仕事仲間ではないわけです。
「俺がタバコをやるって言っているのに吸わねぇのか?」って、いう世界です。
ここで全部突っぱねて、自分は吸わないなんて言い始めたら、どんな仕打ちを受けるかわかったものじゃありません。
なにせ相手が相手ですからね。
そんなわけで、タバコなんぞ吸いたくもなかったのに、ニコチン中毒になってしまったのでした。
その後、大学入学資格検定(大検)に合格し、高卒の資格を取得したことで、とりあえず工事現場は脱出することができました。
その後、職業訓練学校に通って、システムエンジニアとして働く権利を得ました。
会社員としては、逆に喫煙者は煙たがられる存在になりつつも、禁煙ということもあまり意識していませんでした。
なんとなく「タバコも出来ることなら、止めたいなぁ」くらいにしか考えていませんでした。
タバコを止めるきっかけになったものとは
2005年に実際に止める気になったわけですが、この時夜中にタバコが手元になく、しかも外は寒いうえに、ザーザー降りの大雨で強風が吹いていたのです。
普通に考えたら、夜の23時に外が寒くて大雨の中、必要もないタバコを買いに行くなんて考えられないわけです。
さっさと寝て明日の朝にでも買えば良いじゃないか。
でも結局その時は、風邪を引きそうになりながらタバコを買ってきたわけです。
「こんな思いまでして、タバコを買いに行くなんて。」
「もともとタバコなんて吸いたくもなかったくせに。」
きっかけは、割と適当だったのです。
でもここで止めないと、一生あの忌ま忌ましい工事現場作業のタバコに引っ張られてしまう、ということで、止めることを決めました。
リセット禁煙のすすめ
タバコを止めると決めたことは決めたのですが、いきなり「いまから吸わない!」というのは失敗するのはなんとなくわかっています。
でなければ、工事現場を辞めた時点で止めているはずだから。
ちょうどその時に、人に勧められて購入した本がありました。
その本は「リセット禁煙のすすめ」という本でした。
本の内容は「タバコがどんなに体に悪いもので、だから止めましょう。」という内容ではありません。
そうではなくて、なぜ自分がタバコを吸いたくなるのか、吸ったらどうなるのか、吸わない人はどうなのか、ということを、自分で気が付かせてくれるものでした。
よくタバコを吸う理由として、「タバコを吸うとリラックスできる」と言います。
でもタバコを吸わない人は、吸わなくてもリラックスできます。
ではなぜ自分はタバコを吸わないとリラックスできないのでしょう?
「タバコは有害だから、我慢して止める。」のではなくて、自分でタバコの真実をよく知ることで、自分はどうあれば良いのかを考えさせてくれます。
それでもやはり禁断症状は出ます
頭の中では、今後生きていく上でタバコは不要なものであることはわかっています。
でも禁煙を始めてから1日~3日はそれなりに禁断症状が出ます。
それがニコチンの正体だからです。
こればっかりは仕方ないので、ひたすら我慢することも考えましたが、仕事もしていますし、「ニコレット」という禁煙ガムを1箱だけ買いました。
ニコレット自体は30日間、ニコチンの血中濃度を減らしていくと書いてありましたが、自分の場合はタバコを我慢しているわけではないので、ニコレットを使っていた日数はたったの3日でした。
便利なものは、利用した方がいいですね。
ニコレットを使っていた3日間は、特にタバコを吸いたいとはほとんど思いませんでした。
禁煙4日目も過ぎると、ニコチンが減ってくることで発生するイライラもかなりなくなってきます。
この辺りになってくると「なんとか我慢できそう。」という感覚になってきて、ここまで来たのだったら最後まで禁煙を成功させよう、という意識が硬くなってきます。
1本お化けは必ず出ます
1~3ヶ月もすると、タバコのことはほとんど考えなくても生活できるようになってきます。
いままでタバコを買いに行っていた時間とか、吸っていた時間を別の時間に充てることが慣れてきます。
でも、この時に出るのが「1本お化け」です。
「今まで成功してきたし、1本だけ吸っても、また元に戻れるだろう。」
でも、タバコに「1本だけ」というのは存在しません。
タバコを吸っていた脳は「ニコチン」が入り込む隙間がすでに出来ているからです。
1本吸った瞬間、元の喫煙者に戻ってしまいますし、特に飲み会などには注意が必要です。
上の工事現場じゃないですが、「まぁ1本くらい吸っても大丈夫じゃないの?」なんて言ってくる人もいますし。
飲み会の席を避けられる方は、この時期はできるだけ避けましょう。
タバコを止めたことのメリット・デメリット?
タバコを止めてから、そろそろ10年近く経ちました。
でも、自分の場合は「タバコは体に悪い、だから止めなければいけない」という我慢の禁煙をしたわけではありません。
そのため、「禁煙して体調が良くなった。」という感覚は、実はありません。
それよりも・・・。
タバコを買いに行かなくて良くなった。
タバコを吸いに行かなくても良くなった。
手や口が臭くならなくなった。
ニコチンが束縛してきた時間のメリットのほうが多く感じられるようになりました。
タバコを吸う人って口の臭さが半端じゃないですから、それがなくなった点も大きなメリットでした。
でも、禁煙した分浮いたはずのお金は、どこかへと消えていってしまいました。
禁煙貯金なんて言葉もあるのに、これは不思議ですね。
少なくとも、タバコの煙となって消えていくお金よりは有意義なのでしょう、と思っておきます。
でも、やはり弊害も出ています。
タバコの煙が全く受け付けられなくなったという弊害です。
禁煙した元喫煙者は、脳内にニコチンを許容する回路が残ってしまっているため、タバコの煙がとんでもなく苦手になります。
少量でもニコチンが脳に入ってくるため、禁断症状である頭痛や吐き気が出ます。
タバコ臭い飲み会なんか近づけません。
もともと非喫煙者だった人は、ニコチンを受け付ける回路がまだできていないので、多少の煙も平気な場合があります。(もちろん、まったく受け付けない人もいますけどね)
禁煙生活をしてみたまとめ
- タバコが最も奪っていくのは、あなた自身が本来使える時間
- タバコを我慢して止めると、うまくいかない場合もある
タバコを止めたいと考えている人は、「健康のために止めなければいけない」ということではなく、
本来、自分が使える時間を取り戻す。
という意識を持ってみてはいかがでしょうか。
禁煙によって、色んなことに使える時間が生まれてきますよ。
禁酒3ヶ月をしてみた私のダイエット効果はこちら!
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