収入に見合わないお金の使い方をやめる。時間を浪費するのは、お金を捨てるのと同じ

ブランドバッグやアクセサリー！オシャレなランチやディナー！

街ナカを歩いていると、色んなものが気になってしまいますよね。SNSに投稿したい欲求に駆られてしまい、ついつい財布の紐がゆるんでしまっていませんか？

毎月きちんと収入は入っているのに、なぜかお金が貯まっていない。貯まっていないどころか、クレジットカードの請求額を見て青ざめてしまうかもしれません。

毎日働いているのにお金が全然貯まらないあなたは、ここであなた自身の「時間の価値」を知って欲しいのです。

自分の1時間分の稼ぎである「時給」を知っていますか？

アルバイトや派遣社員ではなく、月給制で働いていると、自分の1時間辺りの給料なんてほとんど考えたことがありませんよね。

しかし、自分の時給がわかることで、身の丈に合った生活が見えてきます。ここで、自分の時給を早速計算してみることにしましょう。

時給の計算方法は、とっても簡単です。

手取り月収 ÷ ひと月の労働時間 = 時給

手取り月収22万円の人が、1日8時間、ひと月160時間働いているとすると、

22万円 ÷ 160時間 = 1,375円

意外と多かったですか？少なかったですか？

イヤイヤながら働いていると、「早く仕事終わらないかな？」と考えてしまいがちですが、「1時間働くと、ランチ代が稼げるんだ。」と考え、お金だけではなく時間を意識していくことが大切です。

お金を使うとき、何時間働いたらその金額になるのを意識する

自分の時給がわかったところで、普段のお金の使い方を意識してみましょう。

例えば、15万円のブランドバッグを買うのに、一体どれぐらい働いたら買うことができるでしょうか？

15万円 ÷ 1,375円 = 109時間

109時間というと、1日8時間働くとなると、約13日間も働かなければなりません。約2週間頑張って働いて、ようやく手に入れることができます。

他のモノも、時間に変えてみましょう。

• 5万円の高級海外コスメ：36時間
• 18,000円のエステ： 13時間
• 8,000円のネイルケア：5.8時間
• 20万円の海外旅行：145時間

ブランドバッグや海外旅行のように、高額とわかれば「あぁ、身のために合わない生活しているな。」と意識するかと思いますが、毎日何気なく使っているお金も、1ヶ月分にしたらかなりの高額になります。

1日1回カフェ代に400円使うとなると、1ヶ月でなんと12,000円にもなります。手取り月収22万円のうち、1万円以上はなんとなく使ってしまっているのです。

なんとなく通っているカフェ代を稼ぐのに、約8.7時間も働かなければなりません。丸1日働いて残業するぐらいの覚悟が必要です。

カフェ代や毎週末に行くディナー代など、「使ってないようで使っている」ようなお金も、実は身の丈に合っているお金かどうか、真剣に考える必要があります。

身の丈に合わないお金の使い方は、単なる「見栄」である

時間とお金は言葉では別々の意味ですが、時間とはお金です。買い物ができるのも、旅行やディナーに行けるのも、時間のおかげです。

時間があるからこそ、人生を生きることができます。時間はお金と同じ価値を生む力があります。時間を浪費するのは、お金を捨てるのと同じだと自覚しましょう。

無理してでもお金を使いたくなってしまう気持ちは、愛されたい気持ちから発生します。

スゴいと認められたい
エラいと思われたい
さすがと称賛されたい

そうした気持ちから、無理をして身の丈に合わない高級ブランド品や高級コスメを買うことがあります。

無理なローンを組んで、一戸建てや車を購入して、大きな借金を背負うことがあります。

SNSで誰よりもステキな自分を演じたり、かっこつけたり、日々の暮らしの充実ぶりを自慢したりすることも同じです。

こうしたことは、自分らしい生き方や正しいお金の使い方ではありません。

単なる「見栄」です。

本当のあなた自身ではありません。

ストレスを背負いながらお金を使っている心のどこかでは「疲れた。何とかしたい」という本音があるはずです。本当に自分らしい生き方には「無理をする」という言葉はありません。

自分らしい生き方ができているかどうかの判断は「楽しいかどうか」「心が幸せかどうか」を基準に考えればいいのです。

自分に合っていることをしているのですから、ストレスはなく、楽しい感情しかありません。「見栄」の感情をなくしていくことで、ストレスは減っていくことでしょう。

なかなかお金が貯まらず悩んでいる人は、今すぐに時給を計算し、自分のお金の使い方を見直してみましょう。時間の無駄遣いをやめれば、自然とお金も貯まるのです。

心から楽しめるような、自分らしいお金の使い方を覚えていきましょう。

毎日の生活が暗くなるどころか、楽しくなるはずですよ。