お金を貯めることを目的にする人生になってはならない。お金はあなたの夢を自由に叶える手段
お金が足りない生活を送っていると、不安でいっぱいになってしまいます。
反対にお金をたくさん持っている生活をしていると、お金の管理や扱い方で悩むこともあります。
お金で不安になって心配しない人生を送るためには、お金の「正しい使い方」と「正しい知識」を付けていく必要があります。
お金はあらゆることを解決してくれますが、お金だけでは人は幸せにはなれません。
お金のことって誰も教えてくれないからこそ、お金についてここでじっくりと考えてみませんか?
お金だけを目当てに働くと人が離れていく
人間はお金がないと生きていけないため、お金を稼ぐために働く必要があります。
お金が欲しいために、給料が高くて稼げるような仕事に就きたいと思うのが人間の自然な欲求であることに間違いありません。
給料が高い仕事と言えば、医者や弁護士などが思い浮かぶことでしょう。
やっぱり給料が高くて稼げる仕事って、誰もが取れない難関の資格を持っていたり、誰にもマネできない高いスキルがあるから納得です。
この職業が好きでたまらなくて、世のため人のためにやっているのであればいいのですが、問題はお金が目的で働いている場合です。
お金を稼ぐことだけを目的にしていると、自由診療で高いお金を取り始めたり、弁護士は相談者のためじゃなくて、相談者からお金を取ることを目的に働き始めます。
一体誰のためになっているのかって、自分のためにしかなっていません。
こんなやり方で仕事をしていると、周りの人も誰も助けてくれなくなり、人がどんどん離れていって、いづれ廃れていくことになるでしょう。
お金に目がくらんだ働き方は、自分自身を滅ぼすことになるのです。
お金はどれだけあっても、人は満足できるものではない
毎日早朝から満員電車に揺られて通勤をして、深夜遅くまで働く毎日・・・。
もう心の奥底からヘトヘトになります。
帰ってきたら、ママと子供が暗い部屋でスヤスヤと寝ているのを見るだけの生活って楽しいですか?
お給料日にはたくさんお金が入ってくるかもしれませんが、休日出勤ばかりで家族とレジャーにも行けない生活って、さびしくないですか?
たくさんお金を稼いできても、ただお金を得るだけの生活では心が満足できないはずです。
1億円の貯金がある生活でも、使い切れずに死んでしまったら何のために働いているのでしょうか?
「パパ、お帰り〜!一緒にレゴで遊ぼうよ。」
子供と一緒にご飯を食べて。
お風呂にキャッキャと入って。
おもちゃで無邪気になって遊ぶ。
「海外旅行に行く余裕はないけれど、何だか幸せだなぁ。」
家計に余裕はないけれど、子供がダダダー!って玄関に走ってきてくれるような生活の方が、心の満足度が高いのではないでしょうか?
お金はどれだけたくさんあっても、満足できるものではありません。
お金がないと困るけれど、お金は幸せをもたらす1つの手段と割り切ることも大切です。
お金は不幸の要素を減らし、タネを開花させるパワーもある
お金だけを目的にしてはいけませんが、お金があることで、その人の不幸の要素を減らすことができます。
ボロボロな風呂なしアパートに住まなくても済むし、いい車も買うことが出来ます。
バーゲンなんて激混みに走ることなく、ネットショッピングで高くてもポチポチっと好きなだけ買うことが出来ます。
節約料理なんて作らず、毎日お惣菜やお取り寄せ食材でいいし、外食でもいいし家事代行なんてバンバン頼めます。
いやー、うらやましい話ですよね。
お金は「将来の不安」や「お金がない心配」という不幸の硬いタネを、ふんわりと開花させるパワーを持っているのです。
まるでお金って、土に栄養をたくさん与える「肥料」のような役目です。
お金という肥料がたくさんあることで、「欲求」という花を開花させることができます。
でも肥料を買うことが、目的ではないですよね?
タネを開花させ、花にすることが目的なはずです。
お金は願いや欲求を叶えたり、不幸を避けたりすることを最小限にするための手段ではありますが、お金そのものが目的ではないのです。
お金を貯めることばかりではなく、使う時は使うメリハリ家計に
私もお金にずっと苦しんできて、お金がなくなる不安と怖さと戦っていたのが20代後半でした。
残業ばかりしてお金をひたすら稼いでばかりいた生活は、血の気がまったく感じられない生活でした。
スーパーで見切り品ばかりを追い求め、部屋中の電気を消して、レジャーも外食も行かない生活は、硬いタネがまったく開花しない厳冬の中にいるような生活でした。
「お金を貯めているばかりじゃ、全然楽しくない。」
冷えきった心に手をそっと当てて、じっくりとお金について考えてきました。
よく考えた結果、お金は貯めるだけが目的ではないことに気が付き、お金は幸せを増やす手段であることに気がつきました。
私の中で、硬いタネがふわっと開花したのです。
残業ばかり強いられていた仕事を辞めて、給料は半分になったけれど定時で上がれるような仕事に転職しました。
おうちに早く帰れるようになった結果、温かいお風呂とホカホカの晩ごはんがとっても楽しみになりました。
家族のお楽しみになるようなことにはお金は節約しないと決めてから、家族の笑顔がどんどん増えていきました。
家族の笑顔という大輪が咲くためだったら、ムダな装飾がついた花瓶や飾りは買うのはやめようと、メリハリ家計が出来るようになりました。
お金をひたすら稼いで貯めるだけを考えていた私は、最近食費はケチらず、なるべくカラダにいい食材を選ぶようにしています。
我が家には肉が大好きな娘がいまして、もう「肉肉!」ってうるさいです。
最近はお肉はケチることなく、安い日にドドン!とまとめ買いをするようにしています。
貯めるだけがお金の手段ではないことに気が付いたことで、家族の中で幸せのタネが開花することがわかったのです。
お金を貯めることを目的にせず、お金を手段として使う時に使おう
「お金は目的ではなく、手段である。」
そんなこと私に言われなくても、誰もが何となくわかっていることです。
でも、日々流されるままに何となく生きていると、すーっと忘れられていってしまいます。
世間の中では立派で給料が高いと言われている仕事から、給料が低くて誰にでも出来るような仕事に変わっても、人間性なんてまったく変わりません。
「りこちゃんのママの旦那さん、今年から部長に昇格したんだって。うらやましい〜。」
女性に特にありがちなのが、旦那さんの会社名や給料や地位という「お金」だけで人の価値を判断し、上下で勝ち負けを判断しがちになってしまいます。
マンションの階層で判断したり、家の広さで判断したり、はっきり言ってほんとくだらないです。
お金を貯めてお金をいっぱい持っている方が勝ちとか、そんなことは一切ありません。
お金という現金をたくさん持っていることが、決していいことでもありません。
このお金は老後まで使ってはいけないお金だから、今は使ってはいけないわなんて理由をつけずに、使う時に使える自由な姿勢を持ちましょう。
お金をたくさん眠らせたまま、いつ死ぬかなんてわからないですよ?
お金は手段と割りきって、使い道を柔軟に持たせ、人生の使う用途で使い道を決めて使うことが大事です。
お金基準で物事を考えていると、どこかでおかしくなってきます。
幸せに生きるためにお金を稼いで貯めるのであって、お金を稼いで貯めることが人生の目的になってはいけないのです。
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