2015年5月24日 -PR-

自分のやりたい仕事がわからない人は、まずは目の前にあるどんな仕事でもベストを尽くせば道は開ける

「自分のやりたい仕事が、どんな仕事かわからない。」

「君が本当にやりた事って何?」って聞かれても、すぐに答えられません。なんとなく就活して受かった会社に、入っただけに過ぎないからです。

「私のやりたい仕事って、何ですか?」と聞いても、誰も教えてなんてくれません。

どうやったらやりたい仕事って、見つかるのでしょうか?

私は過去に色んな失敗を経験しながら、やりたいことを見つけてきました。

「どん底」を味わいながら、一体どうやって見つけてきたのでしょうか?

大学選びから一体何がしたいのかさっぱりわからなかった

今から思えば、大学選びから何をしたいのかさっぱりわかりませんでした。

子供の頃からのやりたい事を実現出来た人って、「神の子」のように思えます。

高校生でやりたい事が固まっていて、大学も専門分野に進んで生かせている人を見ると、心底からうらやましく思ってしまいます。

高校時代に文化祭と部活に明け暮れていた私は、現役合格に失敗しました。

友達が次々に進学していく中、浪人生活を泣く泣く強いられました。

予備校時代にも、自分が何をしたいかまで考える余裕なんて一切ありませんでした。

「とにかく大学に合格することだけを考えなければ。」

なりたいものがあるから大学を目指すのではなく、大学に進学したいから勉強しているという目的のない1年間を過ごしてしまいました。

とりあえず就職したけれど、自分が何をしたいのかわからない

正社員ではなく、新卒から派遣社員で働き始めた私です。

みんなが社会人になるからという当たり前の理由だけで、とりあえず働いていました。

文系を出たにも関わらず、今流行りの仕事だからとWeb系のプログラマーとして働き始めました。

この時代、未経験でも簡単にプログラマーになれたのです。

今考えると、何とも主体性のない職業選択をしてしまいました。

「一体何のために、こんなに残業してまで働いているのだろう?」

ものづくりに関してはとても大好きだった私でしたので、仕事時代はとてもおもしろかったです。

でも正直、真っ黒い画面を見つめながらソースコードをカタカタ打つことにワクワク感がまったく見つけられなかったのです。

人と会話せずただ画面を1日見ているだけで、温かい心が冷たくなっていくかのようでした。

やる気がないと見抜かれたのか、就職して半年で社会の外に放り出されてしまいました。

正しいとされるレールからはずされてどん底を経験した

生きるために何とかして働く必要がありました。
日雇いのアルバイトを転々として過ごしました。

成人向け雑誌をただ袋に詰める仕事。
缶ジュースの試供品マークを貼る仕事。

ひたすらそばを詰めていく仕事。
トイレや病院の床掃除をする仕事。

ファーストフードで食べている人にアンケートを取る仕事。

今思えば、大卒の20代半ばの女の子が何やっているんだと思えることばかりしてきました。

途中派遣社員に転職しても、うまくいかずに再度職を失うことに。

何も仕事がない「どん底」生活を送ることになりました。

「このまま仕事が見つからなかったら、どうしよう・・・。」

「無職」ほど心がつらいものはありません。
お金が入る糸が切れてしまっている状態です。

どこにも属していないことって、恐怖の毎日です。
精神的にも金銭的にもとってもつらかったです。

正社員で普通の会社に勤めるのが普通のレールだとしたら、その中に乗せてもらえないポンコツの役立たない列車になった気分でした。

「このままこんなどん底生活なんて送りたくない!」

1日中パソコンの前で引きこもっていた私が、がむしゃらに転職活動をしてようやく正社員の仕事に就くことが出来たのです。

いま与えられた仕事を一生懸命やっていたら、道が開けてきた

やっとありつけた仕事でしたから、もう必死で仕事をしておりました。

設計という仕事について何も知識がなかった私でした。

昼夜問わずにがむしゃらに本を読みあさりました。
知識を誰よりも貪欲に身につけていきました。

早朝出勤、お昼休みの細切れ時間を使って猛勉強です。設計の資格に短期間で合格することが出来ました。

与えられたことは1つも文句を言わずに、がむしゃらに仕事をしていていきました。

「MIKIさんって、ほんとうに勉強熱心ですよね。」

後輩からも同僚からも先輩からも、よく言われた言葉でした。

何でも必死に仕事をするので、上司からも信頼されてどんどん仕事を任されていきました。

そりゃそうです。

無職のつらいどん底の生活から、やっと地上に出て来た私でしたから。

それでも今考えたら、とても地味な仕事をしていました。

正直言って、生活のために入った会社でしたので、やりたい仕事ではなかったことは事実です。

でも入った会社で、唯一見つけられたことがあったのです。

「MIKIさんに色々と話すと、とても明るくなれます。」

なぜか会社内で、色んな人から人生相談を受けた私でした。
私に困っていることを素直に話してくれる人が多かったです。

「人の悩みを解決する仕事とか向いているんじゃない?」

後輩や女性同僚そして先輩から、退職前日には人事からもそのように言われました。

「自分では気がつかない良い所ってあるんだなぁ。」

設計の仕事とはまったく関係のない所で、自分の長所がわかったのです。

お金や不動産に失敗してきたことが、今になって活かせている

私のもう1つの強みとしては、お金や不動産にたくさん失敗してきていることです。

父の3,000万円の借金返済、新築一戸建て購入失敗したあとに、何度も不動産に失敗してきました。

借金返済後にめげずに、資産価値の高い住宅購入に成功しました。

こんな人生ストーリーを持っている人って、世の中に私ぐらいだと思っておりました。

しかし情報を発信して気がついたことは、世の中にたくさん同じ悩みを抱えている方が多いことがわかりました。

現実問題、私のところにお金や不動産の事で困った人から多くの相談が寄せられます。

人の相談が得意なこと、お金関係で失敗しているからこそ、これが今後の自分のやりたい仕事につながっていくのではないかと思ったのです。

やりたい事がわからなくなっている時、じっくりと何が「天職」になるかを考えることがとっても大切なのです。

どん底の時こそ目の前の仕事にベストを尽くしてみよう

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「人生なんて思い通りにいかない時の方が多い。」

20代の頃なんてまったく気が付きませんでした。
この歳になってからようやくわかってきました。

リストラ、病気、お金がなくなる、家がなくなる。
私は常に「どん底」と隣合わせと思って生きています。

どん底を身をもって経験しているからこそ、その時に備えて日々必死で生きています。

やりたい仕事、好きな仕事をしたい気持ちはとても大事です。

でもまずは、目の前に与えられた仕事にベストを尽くすことはとても大事です。

やりたいことなんて、やり始めてみないと見つかりません。

20代でやりたことなんてわからないのは、むしろ当たり前です。

そもそも、やりたいことがない、っていうのは、本当にそんなにダメなことなんだろうか。

私は、そう思わない。やりたいことなんてなくてもいい。

むしろないほうがいいとすら思っている。

あんまり自分のやりたいことに凝り固まってしまうと、自分もまだ知らない、本当の自分のやりたいことを、見のがしてしまう。

「ニート―フリーターでもなく失業者でもなく (幻冬舎文庫)」

自分が本当にやりたいことを見つけるためには、試行錯誤しながら見つけるしかありません。

ただ「やりたいことって何だろう?」って座って考えているだけでは、何も変わりません。

まずは何か行動してみましょう。

20代の最大の武器は若さなのです。
失敗してもやり直す時間があります。

カメレオンに負けないぐらい、何にでも変わることが出来ます。

順風満帆な人生なんて、ありえません。

やりたい事がわからず迷っていたら、プライドなんて捨てて今ある現実に全力で取り組んでみましょう。

そこから何かやりたいヒントが出てくるはずです。
「自分探し」は試行錯誤の中から見つかるものです。

人生の中で模索しながら、色々試してみる
そんな感じでいいのではないでしょうか?

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