手作りバターの作り方。バター不足なら自分で作ってしまえ!材料2つあればたった10分で簡単に完成
「バターを海外から緊急輸入だって!?」
クリスマス頃にバターがなくなるのは、恒例行事になっています。
どこのスーパーに行っても売ってなかったため、バターなしでもルーなしでも作れる「バターなし節約シチュー」を作ってみました。
シチューの素&バターなしでも大丈夫!安いムネ肉で作る濃厚簡単節約クリームシチューレシピ
国内バターが減っている理由として、日本の酪農家の減少が指摘されています。
大変ですよね、牛さんをお世話して育てるって。
みんなキツイ仕事をしたくなくなっているのです。
暑いと色んなものが値上がりするし、デリケートなチーズや牛乳から作らないといけない事はとってもよくわかります。
でも主婦はバターがないと困るのです。
値段が高いバターなんて買えないわよ。
「バターがないなら、自分で作ってしまえ!」
バターって作るの難しいんじゃないって思っていたら、とっても簡単に出来ましたので、ご紹介したいと思います。
簡単手作りバターの材料はたった2つだけ
用意する材料は、たった2つです。
- 生クリーム(乳脂肪45%前後):200ml
- 塩:2g
生クリームは低脂肪のタイプではなく、乳脂肪が45%くらいの濃厚な純生クリームを用意して下さい。
冷えてなかったら、ちゃんと冷蔵庫で冷やしてくださいね。
冷やすことで、早くバターに変えることが出来ます。
私の近くの近所のスーパーでは40%のしかありませんでしたので、これで作ってみます。
あとはご家庭にある塩を2gだけです。
なんてシンプルな材料なんでしょう。
他にペットボトル、はさみ、スプーン、探究心があれば作れます。
全部準備が出来ましたか?それでは一気に作っていきましょう!
ペットボトルで簡単に出来るバターの作り方
まずはペットボトルに生クリーム、塩を入れましょう。
ロートを使わなくても、生クリームパックの開けた先を尖らせてしまえばそのまま入ります。
入れたてだと、こんなサラダラ状態です。ここから一気に強く5分頑張って振ってみます。
「お母さん、振るの疲れたぁ・・・。」
長女➜次女➜母へのフリフリペットボトルリレーが始まります。
「何だかぜんぜんバターになる気がしないんだけれど。」
5分経ってもまだドロドロの状態でしたので、本当に出来るか心配になってきました。
この後娘たちは疲れてダウンしましたので、母が懸命にダンスを踊りながら5分ほど振り続けました。
ここで諦めたらバターにならないのです。
なると信じてひたすら振ることが大事です。
そしたら、本当にいつの間にかですよ?
ふわっと固まったような感触がしたのです。
「お母さん、バターになってるよ!固まっている!すごい!」
長女の目がパッと開いて驚いていました。
たしかに、バターになっています。
これはすごいことが起こりました。
余分な水分(ホエー)をここで捨ててしまいます。
「お母さん、すごい。がんばったね!」
あなた達はほとんど見ていただけでしょ!
何とかバターが出来上がりました。
早速ペットボトルを切ってみましょう。
ペットボトルを切ってみて、中のバターの量を測ってみた
ペットボトルをカッターで切り取り、中をのぞいてみました。
市販で売っているバターより、ぜんぜん柔らかくて白っぽい色をしています。
計りではかってみたら、なんと200gあった生クリームが140gに減っていました。
60gほど水分(ホエー)で出ていったのですね。
それにしても、やわらかくって濃厚ですごいおいしそうなバターが出来上がりました。
お、おいしそうー!
でもなんでこうやってバターが簡単に作れてしまうのでしょうか?
なぜ生クリームと塩からバターが出来上がるの?
生クリームがなぜバターになるのでしょうか?
生クリームの脂肪分って分散している状態なのです。
この生クリームの脂肪球膜を振ることで壊してあげれば、脂肪をくっつけてあげることが出来ます。
これがバターが出来上がるしくみです。
バターは生クリームに入っている脂肪同士がくっついて出来上がるのですね。
私は塩が何か固まることに関係しているのかと思ったのですが、そうではないのですね・・・。
この手法を「チャーン製法」と呼びます。
チャーハンじゃないですよ?チャーン製法ですよ!
すごい事がペットボトルの中で起きていたのですね。
私も腰をフリフリすれば、脂肪が固まってくれるのかなぁ・・・。
手作りバターは、賞味期限が約3日と短いです。保存料なしですから早めに使いきりましょう。
子供と一緒に作ると、とっても楽しいですからぜひ試してみてくださいね。
自家製バターで作ったサクサククッキーの作り方はこちら
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