2015年3月3日 -PR-

子育てとの両立を目指す働く女性たちへ。妊娠中はもっと不真面目になれ!無理して働くと一生後悔する

「もしかしてこの赤いライン。子供、出来た?」

新しい命にドキドキでメチャクチャに嬉しいはずなのに、なぜか同時に不安が襲ってくるのが、初めての妊娠です。

「結婚して子供を産んでも、仕事は続けたい。」

私もその1人でした。

妊娠検査薬を会社のトイレで測ったら、陽性反応です。

正直頭が大パニックです。どうしていいのか戸惑いました。

「このまま私、働き続けられるの?」

会社の上司に何とか妊娠初期に報告をし、もうびっくりした顔をしていました。

やはりまだ妊婦が働くことが理解しがたい社会ですし、常に解雇される心配がつきまといました。

「何とか普通に頑張って働かなくちゃ。」

いつも以上に気合いを入れて、仕事を頑張っていました。

しかし!

この気合いが、後でとんでもない事件に発展したのです。

外部の研修会に参加するかどうか悩む

「MIKIさん、今度研修会があるけれど、行けないよね?」

10万円もする外部の研修会です。行けば仕事にがんがん活用出来ます。

ここで行かなかったらどうなるの?
私は能力なしって査定ついちゃうの?

行けないって言えない怖さがありました。

「いや、行きます。もう大丈夫です!」

妊娠6ヶ月ならお腹もある程度大きいし大丈夫!私は張り切って、会社の研修に行くことを決めたのでした。

あまりにも暑い満員電車でもうろうに

お盆が近い真夏の暑い日のことでした。研修会場までは電車で1時間半かかり、早朝から満員電車で行く必要がありました。

妊娠6ヶ月と言っても、やはりちょっと太っちょぐらいです。周りは全然気がつきません。

ぎゅうぎゅうに押されてお腹は圧迫され、緊張と不安のあまりお腹が張ってきました。

息苦しくなってきて、お腹が痛くなってきました。

やっと出たと思ったらお腹に激痛です。
我慢が出来ずに駅長室へ駆け込みました。

そのまま意識もうろうで倒れました・・・。

気がついたら救急車で搬送先をたらい回しに

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ピーポーピーポー

気がついたら、救急車に乗っていました。

色んな病院に連絡を取っているようでした。しかしどこの病院も、妊婦を受け付けてくれる病院がありません。

10件ぐらいかけていたでしょうか?

最終的に受け入れたくれた病院が、JR信濃町駅前の「慶応義塾大学病院」でした

救急搬送先に到着し、内科、産婦人科の両方の先生に来ていただきました。赤ちゃんには問題がないことがわかり、ホッとしたのを覚えています。

3時間後にようやく夫が職場から慌てて駆けつけてくれました。

「本当に大変ご迷惑をおかけいたしました。」

病院に夫婦で敬礼してきました。
高い支払いをして車で帰宅です。

その後会社に連絡を入れました。

しかし!

会社の反応は、とっても冷たいものでした。

「研修のチケット、他の人にあげるから返して。」

なんと上司が、自宅までチケットを取りにきました。お腹の赤ちゃんは無事だった?とか、そういった温かい対応は、一切ありませんでした。

会社が見ていたのはお金だけです。お腹の赤ちゃんを一切心配することなく、ただ10万円の金券が無駄になってしまうことだけを心配していたのでした。

私は上司の対応で、さらなる精神的打撃を受けた日でした。

でも自分にも否があります。妊娠中に意地だけで研修に行った事です。

これは非常に反省したことでした。

でもそのあと3日ぐらいショックでショックで、出社不能になった事は言うまでもありませんでした。

真面目にならざるを得ないのは不当な扱いが怖いから

妊娠中の女性が無理矢理働き続けてしまう方が、現在はとっても多いです。

それは、会社側から不当な扱いを受けたくないからです。

切迫早産になっても、無理してしまう。体調不良でも、残業してしまう。

その結果、流産してしまう悲しい出来事がとっても多いのです。

これだけ仕事と育児の両立が叫ばれている社会なのに、現場では仕事がなくなるのが怖くて悲鳴をあげてまで頑張ってしまうのです。

今上司である方達は、赤ちゃんの叫び声が聞こえますか?奥さんに、ずっと子育て任せていませんでしたか?

妊娠しながら働く事への理解度が、あまりにもなさ過ぎます。

これではまったく安心して働くことが出来ません。

不利益な解雇をされたら、今後の生活に困ります。査定を下げられて、給料がダウンしたらもっと悲しいです。

だからこそ、無理してまで頑張ってしまうのです。

長時間労働を強いられる。
過酷なノルマを課せられる。

こうやって妊娠期に乗り越えられずに辞めて行くつらさ、頑張りすぎて無理してしまう怖さがあります。

職場からの圧力にどう対応したらいいのか、頭が締め付けらながら働いているのが現実です。

働く女性たちよ、無理をすると一生後悔することに

日本の働く女性達は、本当に真面目すぎます。働くことを頑張りたい気持ちは、とってもよくわかります。

でも命が宿るお腹に手を当てて、じっと声を聞いてみてください。

お腹の赤ちゃんを守れるのは「自分自身だけ」です。

私みたいに意地で頑張ってしまうと、後から一生後悔します。

何かあってからでは遅いのです!

正社員だろうと派遣社員あろうと。
契約社員だろうとパートだろうと。

妊娠中の不当解雇は、法律で厳しく罰せられています!

すべての働く女性が法律の対象です。

勤務時間の変更や勤務時間の軽減が受けられることになっています。だから安心して休んでください。

でも解雇勧告とのプレッシャーって、相当答えます。自分から退職しますって言われるまで「辞めろ!」と言われ続けますから、相当な精神的ダメージを受けるはずです。

でも無理して働くことだけは絶対やめましょう。赤ちゃん、一緒に休みたいって言っていますよ?

妊娠期を乗り越えるために、もっと不真面目になれ!

実際イヤなのは、現場でののしられることです。

妊娠すると、とっても感情が弱くなります。何気ないひと言が、ひどく心を傷つけます。

頑張って働く女性達は、まともに受けてしまいます。

言葉って、何百倍も傷がつきます。

あなたは人の気持ちを考えて発言していますか?日本の企業は、もっとメンタルマネジメント教育を取り入れるべきです。

残念ながら人が変わらない限り、今の環境は変わりません。でもそう簡単には変えられません。

だったら、自分を変えちゃいましょう。

もっと不真面目になっていいと思います。

もう無理なものは無理!

今日は体調つらすぎるから、寝ている。

ちょっとぐらいいいじゃないですか!

「こっちの気持ちなんてわかってもらえなくて結構です。」

ちょっと不良になってみる。
公園のベンチでサボってみる。

ふてくされて3日ぐらい出社拒否する。自分自身
ダラダラして甘いものでも幸せに食べる。

「おーい、みき君、どーしたんだい?」

上司が心配して、私に電話をかけてきました。

日頃から信頼ある仕事をしていれば、不安になることはありません。ちょっとぐらいふてくされても、解雇なんてされません。

もし解雇通告なんてする会社に、また戻るなんて本当はイヤじゃないですか?

そうなったら、それが人生と笑えばいいじゃないですか。

いくらでも仕事人生なんて、やり直しが出来ます。

しかし赤ちゃんの身は、母親しか守れません。なかなか理解されない職場にいるのはとてもつらいですが、仕事はいつでも出来ます。

いまあるお腹の命だけを考えましょう。

私も数々の汚名を作ってきましたから、大丈夫です(汗)査定なんて今でも最低ランクですが、楽しく働いています!

無事に産んで楽しく復帰されることを、私は心より応援しています。

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