2014年10月6日 -PR-

転職を10回以上繰り返す人生を送ってきてわかったこと。幸せとは今そこに当たり前のことに気づくこと

「いまのあなたは、幸せですか?」

こんな唐突な質問されたら、すぐに即答なんて出来る人の方が、世の中の中では少ないかもしれません。

今の私が幸せかと考えるとしたら、以前の自分に比べたら現在は幸せであると言えるかもしれません。

借金だらけでお金がなくて、仕事を転々とする人生から、何とか周りの人と同じ土俵という「ゼロ」の状態にまで戻ってくることができました。

育児ストレス期を終えて、保育園の待機児童問題との戦いも終えて、小1の壁もクリアして、働くママとしての壁もなんとか乗り切ってきました。

夫の失業やリストラ問題による崖っぷちの人生も、一生懸命私が働くことで乗り切ってきました。

私の夫は、家のも子育てもきちんと行ってくれていますので、今の夫と結婚して本当に良かったと思っています。

私もずっと仕事がイヤだ!と言っておりましたが、何とかつらい荒波を乗り越えて、幸せを少しずつ手に入れながら生きてきました。

でも「幸せ」って、そんなに簡単に手に入れられるものなのでしょうか?

生きていく中で立ち止まって、ふと考えてしまうことがあります。

幸せは最初から身近にあったものなのだろうか?

私が子供の頃から大好きな有名な童話に、作家メーテルリンクの「青い鳥」という作品があります。

子供から大人まで、「青い鳥」は大人気の本ですね。

貧しいきこりの2人(チルチルとミチル)が、幸せの青い鳥を探すために旅に出ます。

青い鳥を見つけるために、いろいろな世界を見て回ります。

しかし、青い鳥は見つからずに家に帰ると、自分たちが飼っていた鳥が青い鳥だったというお話です。

幸せを求めてさまざまな場所を旅して戻ってきたら、最初から幸せは「家の中」にあったというお話です。

これは何を意味するのかというと、幸せというものは、すでに足元にあるということが多いということです。

しかし、最初から幸せなんて家にあるわがありません。

ここでのポイントは、家から1度出たことであるのです。

家から出て色んなものと比べて、別の生き方やあり方を知ることができたのです。

他の人の人生を知ることによって、自分の生き方や幸せを見直すきっかけになったのです。

自分自身の幸せはどれぐらいなのかということに、1度外の世界をのぞいてみたことではじめて気づくことになったのでしょう。

ずっと家の中にいたら、決して気がつかなかったことに違いありません。

転職を10回以上繰り返して、幸せを探す旅を続けた私

私はことごとく就職活動では内定をもらうことができず、新卒時は派遣社員として働いていたのですが、たった半年でリストラにあってしまいました。

超就職氷河期の大不況の中、何も経験がないまま放り出された私は、不安定なアルバイトや派遣社員という「イバラの道」を歩くことになりました。

最初に入った会社が、超有名な上場企業が独立して作った外資系ITメーカーでして、それはもう華やかなドラマに出てくるような会社でした。

ガラス張りの会議室にピカピカのデスク、イスはメッシュで座り心地は抜群にいい椅子でした。

そんな会社に最初に入ったものですから、日本のベッタベタな組織のタバコ臭い、ゴミゴミとした狭い机の仕事は、まったく受けつけなかったのです。

「こんなにせまくて汚い職場なんて、働くことなんてできない!」

やっとの思いで見つけた職場なのに、ずっと最初の職場と比較してさまよい続けた結果、転職を繰り返すハメになったのです。

その転職した数は、なんと10回以上です。

ほとんどが派遣社員歴ですが、様々な職場を渡り歩くことになったのです。

「もっといい職場が、きっとどこかにあるに違いない!」

青い鳥を探す旅を、私はずっと続けてしまっていたのです。

幸せに気づくためには、さまよう「旅」は必要だった

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それではどこにも転職せずに最初の会社にずっと居続けたら、私は幸せだったのでしょうか?

答えは、「ノー」です。

今の会社に10年近くも在籍していられるのは、今の会社が青い鳥であることに気がつくことが出来たからなのです。

ずっと転職しようかどうしようか、私は頭が締めつけられるほど迷いに迷っていました。

でも今の会社が「青い鳥」だと気がついたのも、旅をして壮絶に大変な職場の光景を見てきたからこそ、今の職場の良さに目覚めたからに間違いありません。

これこそ他との出会いがあって、初めて自分の身近にある幸せに気がつくことが出来るのです。

「もっと違った幸せが欲しいなぁ。」

今ある幸せに目を向けようとせず、他人をうらましく思って、他に幸せを求めようとしてしまいます。

手に入れてもさらに欲が出てきてしまい、また違うところへ幸せを求めにいきます。

この状態では、いつまで経っても幸せになれません。

もうすでに幸せを手に入れているはずなのに、その幸せを無視して別の幸せが気になって仕方がないのです。

今そこに当たり前のよう存在している幸せに、あなたが気づけるかどうかが大切なのです。

幸せが欲しい!と、必死になって得る努力をするくらいなら、

今そこに当たり前のようにある幸せを、感じ取るように努力をする!

その存在に気づくためには、「人生の旅」が必要です。

他人との出会いを大切にして、自分自身の幸せを見直してみませんか?

きっと今のあなたは、「今が幸せだ」ということに気がつくはずです。

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